注意書き
初作品です
ゆっくりのすっきり描写があります
虐められないゆっくりがでます
無駄に長めなうえ、虐め描写は薄めです
「いい天気だぁ…」
空は雲も無く晴れ渡り、良い感じの日差しが木々の間から差し込んでくる。
鳥の鳴き声や草木のざわめきなどについつい耳を傾けてしまう。
遠くで「ゅっ………て………ね…」と聞こえるところ、このあたりにもゆっくりがいるんだなぁと思いつつも俺は足を進めた。
今日はゆっくりではなくただのキノコ狩りに来ているので、あまり相手にはしないでおきたいからだ。
昨日久しぶりに酒を飲んだしまったせいか、備蓄としていたキノコの塩漬けを綺麗に平らげてしまったので今日またキノコ採取に赴いている。
塩漬け以外には何にして食おうかな、何て考えてたら早速お目当ての物を発見。
少々小振りだが構わない。
目の届く範囲に物がなくなったら移動開始。
〜数十分後〜
「ん〜」
思ったより取れ高が悪い。
以前は数分間隔で見つけられていたのだが、今回はなかなか見つからない。
そういえば、さっきゆっくりの声を聞いたのを思い出した。
あいつらも採っているのかね。
まぁ誰のものでもないし生きるために必要なのは分かるが、正直悔しいな。
草の根をかき分け、木の根付近を真剣に凝視しながら物を探していると…
「あったあった」
久し振りの獲物であり、しかも複数生えている。
1本頂き、2本目も頂こうと思った時、正面の茂みがガサっと動いた。
俺はとっさに一歩下がり、茂みの様子を窺う。
この山に野犬や熊が出没するとは聞いてはいないので、おそらくあの茂みからでてくるのは…
「ゆっぱー」
予想通りゆっくりである。
大きな黒い帽子をかぶった成体とおもわれるゆっくりまりさだ。
「ゆっくりしていってね」
俺はまりさより先におなじみの挨拶をしてやり、
「ゆっくりしていってね!!」
まりさは俺に気づくと挨拶を返したが、俺の手に持っているものを見ると叫び始めた。
「ゆ! それはまりささまのきのこなんだぜ! ゆっくりしてないではやくわたすんだぜ!!」
何と失礼なやつだ。生えているやつならともかく、俺が刈り取ったものをいきなり寄こせと言ってきやがった。、
だぜ口調に自分に様づけ、この物言いからしてゲスであるのは間違いない。
ダメ元だが一応聞いてみるか。
「まりさ、これは俺が先に見つけたものだから俺のものじゃないのかい?」
「ゆゆ! このへんのきのこはぜんぶまりささまのものなんだぜ! ゆっくりりかいするんだぜ! いまならいのちまではとらないでやるから、さっさとそれをおいてきえるんだぜ!!」
まりさ種はキノコ好きが多いと聞いたが…
このまりさ相当テングになってやがるな。
何不自由無く生きてきたのか、回りもゲスだらけだったのかは知らないが、かなりのゲスっぷりだ。
人間にも勝てると思いこんでるし面倒なやつだ。
今も俺を見上げて勝ち誇った顔してるし…
どうしたもんかね…
「はやくするんだぜ!!」
潰すのは簡単だが、それでは何か治まりきらない感がある。
ボスっ
と足に何かがぶつかる感触があり見てみると、まりさが体当たりしていた。
3回ほど体当たりして、こちらの顔を窺っている。
「きのこをわたさないじじぃはゆっくりしないでしぬんだぜ! そのやせがまんもいつまでもつづかないんだぜ!!」
これはもう相手にしてられない。
今日は狩る気分ではなかったが仕方ないな。
まりさを蹴ろうと足を振り上げた時、再び近くの茂みがざわついた。
足を上げたまま茂みを見ると、茂みの間から金色の髪がのぞいている。
「ゆふっ」
今度茂みから現れたのはそこのまりさより若干大きめのゆっくりありすであった。
「ゆゆ! まりささまほどじゃないけど、なかなかきれいなありすなんだぜ! 」
このまりさ、挨拶もなしにいきなり相手のありすを口説き(?)はじめた。
たしかにこのありすは野生にしては髪質や表面のツヤが良く、いわゆる美ゆっくりというやつに当てはまるが、まりさはどこまで自信家なんだ。
まりさの話し方からすると、このありすは番や知り合いではないのようだな。
「ゆっくりしていってね」
「ゆっへっへ、ありすはうんがいいんだぜ。ありすはきれいだからあとでまりささまがすっきりさせてやるんだぜ!!」
何このまりさ。出会ってすぐに一発やらせろ宣言とか…、
後でってことは、まずゆっくりできないじじぃ(俺)を倒した後にゆっくりとすっきりするつもりなのだろうが、
まぁ俺がいまだ上げているこの足を振りおろせば、それを阻止出来るんだがね。
「まりさ、いますぐすっきりしましょう」
あれ、このありすも満更じゃないのか。
「きがはやいんだぜ、まりささまはこのじじぃをせいさいするからすこしまt ゆげぇ!!!」
まりさが喋っている途中でありすがいきなりまりさにのしかかった。
俺も驚いたが一番驚いているのは、ありすにのしかかられて目を白黒させているまりさである。
「あ、ありす。いきなりなんなんだぜ!? おもいからゆっくりしないでどくんだぜえ え ええええええええ!?」
「すっきりしましょう。すっきりしましょう」
「なんでなんだぜええええええええぇぇぇぇ!!?」
ありすはまりさの上で体を震わしながら、徐々に愛液を出しながら体(頭?)を擦り付けていく。
すっきりしてやろうと思った相手に逆にすっきりさせられそうになっているまりさはたまったもんじゃ無いだろう。
抵抗してどうにか逃れようとしているがありすの方が体格が良く一向に抜け出せないでもがいて、それがさらに肌の感度を敏感にしていく。
「すっきりしましょう」
「やめるんだぜぇぇ!!! ずっぎりざぜないでぇぇ!!! あがじゃんなんがいらないんだぜぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
赤ちゅんがいらないというのは、赤ゆがいると自分がゆっくりできないからというゲス魂か。
それにしてもこのありす、レイパーのようだが何か違うな。
普通レイパー化したありすは眼は血走り、髪は乱れて、息は荒く、変な口で「んほおおおお」とか鳴くんだが、こいつはそんな様子もなく先ほどの美ゆっくりのまま笑顔で体を動かしている。
ありすを分析しているとどうやら絶頂が近づいてきたらしい、動きが大きくなってきた。
「すっきりするわよ。すっきりするわよ」
「ゆあ、ゆあ、ゆがあ、やめろおおおおおお!!! ずっぎりするなあああああぁぁあああ!!! んほおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「「すっきりー」」
絶頂を迎えまりさはその場にへたれこんだ。
「ゆ…あ…、あか……ん、い…」
そんなに赤ゆができるのがいやなのか、母性が出れば変わるんじゃないのかと思いつつ様子を見てたら、何やらありすがまりさの正面に立ち、そして
もさっもさっ
まりさの頭から生えてきている赤ゆすら形成されていない茎を食べ始めた。
驚いた。たいていは赤ゆが出来ても放置か食べる・潰すなどをするが、赤ゆが出来る前に茎を食べるとは…
これならゆっくりの同族殺しにはならないし、母体も餡を吸われることはない。
まりさはこの状況に気づいていない様だ。
しきりに赤ちゃんいらないと嘆いているところを見ると、赤ゆが形成されなければ母性は全くでないのだろうか。
「ゆ…?あか…ちゃんいないぜ…? よかったん…だぜ」
まさかこのありす、まりさが赤ちゃんが欲しくないと言ったから茎を食べたのか?
すっきりする相手に、しかもゲスにそこまで気遣いをするとは。
まさかな…
「まだまだたりないわね。もういちどすっきりしましょう、まりさ」
まだやるのかこいつ。
「ゆげぇぇ、もうやめるんだぜぇ…」
「ありすはまんぞくできてないの」
そう言って第2ラウンド突入した2匹。
片足を振り上げているとはいえ、よく人間の前で恥ずかしげもなくすっきりするなぁこのありす。
「そういえばずっと足あげっぱなしだった」
色々驚いてて足を下ろすのを忘れていた俺は、はたから見たらどんなに変な人だったのだろうか。
足を下ろして、ついでに疲れたので腰も下ろして2匹の光景を見守ることにした。
まりさは死んだ……
訳ではないが当分動けないだろう。
合計6回ほどまりさはすっきりさせられた。
最初は必死に抵抗していたが3回目あたりですっきりの快感に身を任せるようになり、5回目あたりではすっきりを通り越して"ゆへーゆへー"唸ってるだけになっていた。
ありすは1回ごとに生えてくる茎を食べてやっている。
これがありすの栄養にもなっているのか、あれだけすっきりした後にもかかわらずありすは笑顔を絶やさずツヤツヤしていた。
俺はこいつが気になって仕方がない。
いったいこいつは何なのか?レイパー?それとも新種?
「ありす、ゆっくりしていってね」
「ゆ、おにいさんもゆっくりしていってね」
聞いてみよう。
「ありす、君はレイパーなのかい?」
そう質問するとありすはじっと俺の目を見つめてきた。
直球すぎたか。
ありすにレイパーは禁句であ…
「そうね、ありすはれいぱーよ」
「え…?」
予想外、いや予想していたが想定外っていうか、そうであったら良いなと考えてたが、
予想外の返事であった。
ありすが自らをレイパーと呼ぶなど予想できるか。
普通ありすはレイパーと呼ばれるのを極端に嫌う。(まぁありすでなくても他人からそんな風に言われれば否定したいが)
奴らはレイパーだがそれを否定して、とかいはの愛を与えているなどと訴えている。
しかしこのありすは否定どころか自称しやがったよ。
「どうしてありすはそんな事をするんだい?」
「とてもきもちよくてゆっくりできるからよ」
目的としては根本的なレイパーと同じらしいが、
「なぜレイパーであることを否定したりしないんだい?」
「むりやりしてるいじょう、それをひていするのはみにくいことよ。おにいさん」
まるで自分のしていることに誇りを持っているような物言いであるが、少なくともそれほどおバカな個体でもないようだ。
「へ〜、でもありすは他のレイパーに比べると優しいな。」
「ゆ…?」
「すっきりしたがそのまりさは死んでいないし、赤ちゃんも作らせてない。まりさが赤ちゃん欲しくないって言ったから茎を食べてたんだろ?」
「べ、べつにそのまりさのためにたべてあげたわけじゃないのよ。ただ、ありすはおなかがすいていただけよ」
何を照れているのかは知らないが、すっきりする相手を気遣うとは。
大抵犯り逃げが多いんだが。
「でも無理矢理すっきりするのはいけないことじゃないの?」
「ゆ、ありすはべつにだれこれかまわずすっきりしたりはしないわよ」
レイプーする相手も選んでるのかこいつは。
こいつに多大な興味が湧いてきたのでとことんこいつを調べたくなってきた。
こんな珍しい考えの個体はあまりお目にかかれないからな。
「じゃあ、もし良ければ君のすっきり行動を観察してもいいかな」
「い、いいわよ」
頬がかすかに赤くなっているところ、少し恥ずかしのかもな。
だがさっきも目の前ですっきり行為をしていたのだから、行為を見られていてもあまり気にはしないのだろう。
「ありがとう」
「かんちがいしないでね。ありすはおにいさんのことなんて、べつにすきでもなんでもないんだから」
今までの会話の流れで何故そのようなツンになる。
とりあえずスルーしよう。
ありすがぽよんと茂みに入って行ったので、俺はそれを少し離れて追うことにした。
人間がすぐそばににいたのでは他のゆっくりに警戒されてしまうからな。
木に身を隠しながら、少しずつありすを追っていく。
すると1匹の子れいむと遭遇した模様。
あれがターゲットか、と思いきや
"ゆっくりしていってね"と挨拶して2,3会話しただけで別れてしまった。
子ゆっくりは対象外なのか?
また少し進むと今度は成体と思われるぱちゅりー種と遭遇した。しかしこれも先ほどと同様に直ぐ別れた。
病弱体質はお気に召さないのかね?
またまた進むと次は成体サイズのまりさ、先ほどのまりさとほぼ同じくらいであろう。
これは期待できるかなと思ったら、こいつもスルーした。
どんな基準で選んでるのかよく分からないな。本当に観察させる気があるのか?
そんな疑問を抱きつつもありすの後をつけていく。
すると前方から
「んほおおおおおお」
という鳴き声が聞こえてきた。
急いでありすを確認したがありすはまだ何もしていない、ということは他のゆっくりがすっきり行為を行っているのか。
するとありすは突如駈け出した。
俺もその後を早足で追いかける。
ありすが向かった先にはゆっくりちぇんと別のありすがおり、ちぇんに覆いかぶさるようにありすはうねうね動いていて、見るからにちぇんはありすにレイプされているのが理解できる。
「わがらないよおおぉぉぉ!? わがらないよおおおぉぉぉ!?」
「だいじょうぶよぉ! そのうちありすのあいがわかるようになるわぁぁ!!」
下品な顔で汚らしい声を上げながらうねうね動くそのありすの姿は、とても汚らわしい。
なぜ汚らわしいと感じるのかは、先ほどのあのありすの行為とは気品が違うからだろう。
レイプに気品も何も無いだろうと思うかもしれないが、少なくとも同じ行為には思えない。
その気品のあるありすはどうしたのかというと、レイプしているありすの真横まで行っている。
まさかとは思うが…
「すっきりしましょう」
やっぱり。
仲間のありす種と一緒にレイープするつもりなのか。
やはりレイパーはレイパーか…
「あら、なかなかとかいはなありすね。いいけどまずはありすがすっきりするからそれまでまっt ゆぐっしゅ!!!」
あれ、デジャブ…?
見るとありすがレイプ中ありす(今後,レありす)を突き飛ばし、
「すっきりしましょう。すっきりしましょう」
のしかかった。
ちぇんには目もくれずレありすに向かってすっきり行為をしようとしている。
当のレありすは状況がつかめないのと高揚を遮られたことにより、目を見開いたまま固まっている。
ありすが体をゆすり始めると再びレありすの感度が増し始め、意識が戻ってくる。
しかし、状況はちぇんを襲ってた時とは逆。
「すっきりしましょう」
「なんでありずがありずでずっぎりしようとしでるのおおぉぉ!?」
「すっきりしましょう。すっきりしましょう」
「やべでぇ! どいでぇぇ! ごんなのぜんぜんどがいはじゃないわああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」
先ほど自分がしていた行為を棚上げしてる発言だな。
それにしてもこのありす、すっきりの最中は無駄なこと言わないな。
「すっきりするわよ」
「やべでええええぇぇ!! ずっぎりしないでええええぇぇ!! ごめんなざいい、ごめんなざいいいい!! もうむりやりすっぎりじまぜんがらああああ!!」
あのレありす、とうとう謝りだしちゃったよ。
レイパーがレイプされるとすぐ崩れちゃうのか。
「すっきりするわよ」
「んほおおお!! んほおおおおおお!! んほおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
「「すっきりー」」
何だかんだで絶頂を迎えてしまったようだ。
もさっもさっ
先ほどのまりさの時と同様に茎に食いつくありす。
レありすはというと、絶頂と自分がレイプされたことにより意識が飛んでおり、「ゆ…ゅぷ…」と痙攣しているばかりである。
レイプされていたちぇんはいまいち状況が飲み込めないようで「わからないよー?」と呟いていが、徐々に体力も回復していきありすに感謝の気持ちを述べると木々の向こうへ消えていき、ありすはちぇんの駆けていく後ろ姿をじっと見つめていた。
その後も観察を続けてみたところ、やはり子供や平常のゆっくりにはすっきり行為はしなく、弱者を蔑むゆっくりや先ほどのようにレイプしているゆっくりに対して行為をしていた。
救われたものには感謝するゆっくりもいたが、すっきり行為であったためか次は自分が犯られると思い逃げていくゆっくりもいた。
ありすはそれらを追おうとはせず見送るだけである。
ここまで見れば分かるようにありすはゆっくり助けをしているのだろう。
すっきりで…
十分観察させてもらったのでもういいだろうと思い、俺はありすに近づいて告げた。
「ありがとう、ありす。とても興味深かったよ」
「べつに、ありすにとってはこれがふつよ」
「でも、何故こんなことを続けているんだ? 君くらいの個体ならすっきりでなくても大抵のゆっくりなら勝てると思うが…」
ありすが押し黙る。
木々の間から差し込んだ紅い日差しで照らされたありすの顔にはあの笑顔がなく、少し物憂げな表情であった。
そしてありすの口が開く。
「ありすがレイパーだからよ…」
ありすが言うにこのありすの本質はレイパーらしくその欲求の衝動には耐えられないようだ。
その他にもありすの身の上話を聞かせてもらった。
ありすはレイプされて生まれた望まれぬ子だった。
しかし親のれいむはありすを間引くことはせず大切に育ててくれていたが、ありすが子ゆっくりほどになる前に狩りに出かけたっきり帰ってこなくなったという。
おそらく捕食種か何かの餌食になってしまったのだろう。
小さい頃であったのであまり記憶に残ってない親れいむとの生活で、ありすが最も覚えていたことは親れいむに
「えがおがきれいだね」
と言われたことであった。
そのことを思ってか、ありすは常に笑顔でいるように心が得ているらしい。
親がいなくなってありすは近所に住んでいたちぇんの一家に引き取られ、そこで生活を始めるようになった。
そこにはほぼ同時期に生まれた子ちぇんがおり、2匹はとても仲が良かったが、
異変は突然起きた。
いつものようにちぇんと遊んでいた時、ちぇんと頬ずりをしていた。
それはただのじゃれ合いで良くしていることであったが、この日ありすは体の中から湧き出てくる高揚に気づいた。
それが良く分からず、ありすは頬ずりすればするほどその感情が高ぶってくることに気づき、その先にあるものを求めようとしきりに頬を擦りつけた。
ありすが気がつくと目の前には先ほどまで遊んでいた親友の亡骸だけがあった。
ありすは住んでいた村から追い出された。
同族殺しをしたとはいえ、まだ幼く意図的ではないと理解していたドスの判断で。
しかし、他のゆっくりからは罵声を浴びせられ続けていた。
"レイパー"と
その後ありすは1匹で山の中をさまよい続けた。
運にも恵まれてか、それほど危険な状況には陥ることはなく無事成体サイズにまでなれ、その間にも様々なことを理解していった。
狩りの仕方やすっきり行為、そしてレイパーについても。
同じありす種がレイプしている光景を目撃したありすはそのレイプしているありす以上に自分に対して嫌悪感を覚えた。
自分はあれと同類なのだと…
しかしレイパー資質をもつありすのすっきり欲求を抑えることは難しく、自慰などで辛うじて抑えるのがやっとであった。
ありすは目の前にれいむが寝ていても、ぱちゅりーが歩いてても襲うことはできないでいた。
恐怖がある。あの時のちぇんを思い出してしまう。
罪のないものを死なせたくないという理性がありすを押しとどめていた。
そんなある日、ありすは1匹のまりさと遭遇する。
そのまりさはれいむの上で跳ね続けているという、いわゆる同族殺しをおかしている最中であった。
まりさはそれを見られたためにありすに向かって襲いかかる。
ありすは衝撃と共にふとあることを考えた。
"このまりさならすっきりをしてもよいかも"
同族殺しの罪とありす自身への攻撃、これなら正当防衛にもなりえる。
ありすは一瞬の隙をついて形成を逆転させ、そのまますっきり行為を行った。
それが意識をもっての初めてのすっきりであった。
ありすはまりさから生えてきた茎を直ぐに食した。
子ができたら情が移るし、それより茎自体をあまり見たくなかったからである。
ちぇんの亡骸を思い出してしまうからだ。
これを教訓にありすは悪いことをしたゆっくり相手にすっきりをするようになった。
しかし相手を茎を食べることで餡を吸われず、命は奪わないようにしている。
そして今に至るわけだ。
「そんな事情が…」
ゆっくりにしては珍しいエピソードをお持ちで…
語り終えたありすは少し"すっきり"した表情をしている。
誰かに聞いてもらいたかったのかもな。
「だ、だからべつにたすけてるわけじゃないのよ」
こいつの話がどこまで本当か嘘かわからないが、少なくとも俺はこいつが"悪い"ゆっくりとは思わないね。
「もうたのみごとはないのかしら」
「そうだなぁ、俺の家に来ないか。」
「ゆ!?」
「なにぶん、一人身は何となく寂しいからね、ありす」
「ど、どうしてもっていうのならおにいさんのいえにいってあげてもいいわよ」
「ありがとう、 よろしく、ありす」
「///」
頬を赤らめてうつむいているが、ありすは確かに笑っていた。
そして俺とありすは帰路に就く。
ゆっくり1匹分の食糧なら何とかなるだろう。
1人で静かに飯を食うよりも、話し相手がいる方が良いだろう。
こいつはキノコも食うかななど考えていたら、思い出してしまった。
「そういえば、キノコ狩るの忘れてた…」
一日の大半をこのありすの観察で費やしてしまって、当初の目的のキノコが頭から離れてしまっていた。
流石にもう日が暮れかけているので今日はもう諦めよう。
今日採れた分なら1人と1匹には十分だからな。
すっきり好きで優しいレイパーか…
斜め下を見るとそこには満面の笑顔が微かな夕日に照らされて輝いていた。
あとがき
初作品であり、上手くできたかどうかはわかりません。
読みにくかった・誤字があったと思われる方、虐め描写が少ないと思われた方、申し訳ありませんでした。
自分でレイパーを認める個体っていないなぁと思い、勢いで書いてしまった結果
何かあまり虐めのない作品になってしまいました。
次があればもっと虐める作品を作りたいなと思います。
"すっきり好きで優しいレイパーか…"
サーセン、これ書きたかったからです。
最終更新:2022年05月18日 22:37