「大きなゆっくりを捕まえた」
実のところ捕まえたわけではない。帰途で大きなゆっくりれいむを見つけたので、
『俺の家、お菓子あまっちゃって大変なんだけど、食べてくれないかな?』と言ったら、
「ゆっっっ!!!ゆっっっ!!!」と騒ぎながら俺の身長よりも高く飛び跳ねてついてきた。
『もう着くぞ』と言ったら、「ゆーっくり!ゆーっくり!」と、さらに高く跳んで喜びだした。
家に着いたらとりあえずテーブルの上にクッションを置いて、そこでゆっくりさせてやる。
抱いてみたら改めて大きいと感じた。大きめのスイカのようだ。
『今お菓子を持ってくるから、そこでゆっくり待っててね』。
「ゆっくりまってるね!」と言い、よくわからない鼻歌を歌いだした。
俺は多くのゆ虐愛好家と違ってご飯だって食べさせる。
幸せそうにご飯を食べるゆっくりも、泣き叫ぶボロ雑巾も同じように愛せるからだ。
1匹のゆっくりをその両面で愛でるとしたら、楽しむ順序は必然的に決まってしまうが。
『はい、お待たせ。全部食べていいんだよ。まだあるからゆっくり食べててね!』
といい、段ボール箱いっぱいのお菓子を皿に全て盛った。最初の一箱目は早かった。
俺が盛るよりも速いスピードでパクパクパクパクと食べていくので、
「ゆっ!ゆっ!」と笑顔で急かされた続けた。
二箱目では俺が盛るほうが圧倒的に速かったが、こっちを見ながらも口は止まってない。
よく食べるなと思いつつ三箱目を持ってきたのに、そのときにはもう寝てしまっていた。
完食して次を待っているうちに寝てしまったのだろう。
そしてこの寝顔といったら本当にかわいい。「すー、すー」と寝息を立て、それに合わせて
やわらかそうな頬が膨れたりしぼんだりしている。
しばらく堪能した後、れいむを抱いて奥の部屋へと運ぶ。
薄暗い作業部屋だ。逃げられたら困るので出入り口は厳重にしめる。
大きな鉄板に油をたらしよく温め、れいむをそこに乗せる。これは一瞬でいい。
れいむの足(?)が軽く溶けたのを確認してから金属製の作業台に乗せる。
これで冷えて固まれば、れいむは作業台から逃げられなくなる。
今日は特に上手くいった。大きいにもかかわらず、足がまんべんなく溶けたし、
何より起こさずに済んだ。まだ幸せそうな可愛い顔で寝息を立てて寝ている。
とりあえずやわらかい頬をつまんでみるが、うなるだけで起きない。
次に細い針でその頬にぐりぐり穴を開けてみる。
すると今度は「いたい゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙!!!!」と言いながら起きた。
動こうとするが、そうすると頬が引っ張られるだけで結局動けない。
「ゆっ?うごけないよ!おもくてうごけないよ!ゆっくりたすけてね!」
この一瞬見せる焦った顔と、俺をみて安心したように助けを求める顔も本当にいい。
『わかった。ゆっくりまっててね!』といいつつ、れいむの後ろに立つ。
もちろんれいむは振り向けない。そういえば頬の痛みは忘れたのだろうか。
ここで木の棒に布を巻いたものを手に取る。まずは頭の真上から思いっきり。
「い゙だい゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙!!!!!!!!!!」と、いきなりの衝撃にれいむは叫んだ。
さらに右から、左からとそれぞれ2,3発ずつ思いっきり振る。
この、何かを詰まらせた掃除機のような絶叫が大好きだ。
改めて正面かられいむの顔をのぞいてみると、痛みで目が潤んでいる。
この濡れた目の可愛さは殺人的だ。だが何発も衝撃を加えたため右目のあたりが歪んでいた。
失敗したともいえるが、このアンバランスさもおもしろい。
「どぼぢでこんなことするのぉぉおおおお!」と潤んだ目で叫びだした。
まだ俺を恨みきれていないこの顔。
せっかくだから髪を燃やしてみた。無理に引っ張ると皮が破れるので燃やす方がいい。
髪に火をつけても最初のうちは気づかないので、こげた髪を払いながられいむが熱さで叫ぶのを待つ。
「どぼぢでぇぇぇええ!!あづい゙お゙お゙お゙!!!」と叫びだした。
熱さのあまり口が勝手に叫んでるといった感じだ。
絶叫を楽しんだ後に消化すると頭皮の一部が焦げてた。
髪の毛がなくなってジャガイモのようになったれいむを見て和んでいると、突然大声で泣き出した。
「こわいよぉぉおぉお!!!おうぢがえるぅううぅぅぅぅうう!!!!」
さすがにこれは苦手だ。なので熱して真っ赤になった鉄の棒を取り出し、れいむの口に近づける。
それを見てれいむは必死に体を振ろうとするが、
作業台にくっついてる部分の一部が破れそうで、動かすたびに激痛を伴う。
そして「ゆぅ、ううゔゔゔぎゃぁぁぁあぁああぁああぁああ!!!!!!!」と叫び声を上げた後、
れいむの口はくっついて閉じてしまったしまった。これでゆっくり可愛がれる。
「(ゆっくりさせてよ!ゆっくりしたいよ!)」と訴える目からは涙が溢れている。
その涙で皮がふやけているが、それを知っていても涙が止まらないようだ。
さて、次は何をしようか。ゆっくりボロ雑巾にしてあげるからな。
終わり
最終更新:2022年05月18日 22:38