(編注:3ファイルのものをスレッド内で示された作者の意向により統合)

1.


「ゆ〜♪ゆ〜♪」

ゆっくりまりさは、上機嫌に餌を狩っていた。
愛する妻・ゆっくりれいむの為に。
昨日、ゆっくりまりさの告白によって夫婦となったのだ。
愛する妻は、巣作り中だ。


「ゆ!ただいまだぜ、れいむ!!」

「ゆゆ!おかえり!!れいむたちのおうちができたよ!!」

「ごはんをたくさんとってきたんだぜ!!」

「「ゆっくりしていってね!!」」

会話がちぐはぐな気がするが、スルーしておこう。
ゆっくり夫婦は、楽しく笑い合っていた。




そして、この夫婦の幸せを壊そうとしている者がいた。

「うっはw滅茶苦茶楽しそうw虐待してーw」

口調の最後にwをつけるほど、ニヤけている男。
そう、彼はゆっくり虐待が趣味の男なのだ。

「やるか」

男はそう言い、たった今完成したゆっくり夫婦の巣へと向かった。


「ねぇ、君達」

「ゆゆ!れいむはなれるんだぜ!!にんげんはあぶないんだぜ!」

「大丈夫、僕は何もしないよ。」

嘘だ。何もしないで普通巣に来るやつなんかいない。
だが、夫婦は簡単に騙された。


「ゆゆ!おじさんゆっくりできるひと?」

「うん。ほら、おかしあげるよ」

そう言って、巣の入り口にお菓子を置いてやった。

「ありがとうだぜ!もっともってくるんだぜ!!」

「ゆっくりもってきてね!!」


「うーん。僕の家にならあるよ?
広いし、ゆっくりできるからおいでよ!」

「ゆゆ!いこうよ、まりさ!」

「ちょっとこわいけど、おかしをくれるんならいくんだぜ!!」


「じゃあ行こうか」
(ククク、準備完了かな?)

そう言って俺は、ゆっくり夫婦を腕に抱え自宅に向かった。





俺は自宅に着いた途端、ゆっくり夫婦を虐待専用部屋に放り投げた。
二匹は勢いよく飛び、床で顔全体を擦ってしまった。

「ゆゆ!いたいよおじさん!」

「あやまるんだぜ!あとおかs・・・」

バタン

俺は、虐待専用部屋のドアを閉めた。
防音加工の部屋なので、耳に入っていたゆっくりまりさの声も途切れた。


「うははははは、準備完了だ!!」




俺は作戦成功を喜んだ。
そして、虐待専用部屋のコントロールルームへ向かった。
エアコン温度の調節、スピーカーから音を出したり、証明のオン・オフなど
すべての操作ができる部屋だ。


俺は、困惑しているゆっくり夫婦へスピーカー越しに話しかけた

『やぁ、元気かい?』

「ゆゆ!お兄さんどこにいるんだぜ?!」

「ゆっくりしないであやまってね!!」

『おお、恐い恐い(笑)
これから君達には地獄を味わってもらうよ。』

「なにいってるんだぜ!!」

『ま、明日から始まるからゆっくり休んでね。』

そう言って俺は、「ホラー」と書かれたスイッチを押した。


虐待専用部屋の照明が突然消えた。

「ゆ!くらくてみえないよ!!」

「れいむ!どこにいるんだぜ!?」

『キャアアアアアアアアアアアアアアアアアア』

「「ゆゆゆゆゆゆゆゆゆ!?!?!?!?」」


突然何処からか聞こえた女性の悲鳴に、ゆっくり夫婦は驚いた。


『ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア』

今度は、虐待専用部屋の壁にグロ画像(ホラー系の。)が映しだされ
男の悲鳴が聞こえるのだ。


「ゆゆ!こわいよ!まりさたすけて!!」

「おれもこわいんだぜ!!」


そう。男が押したスイッチは、ホラーで精神を痛めつける仕掛けを発動するスイッチだったのだ。
仕掛けは単純。女性や男性の悲鳴が様々な方向から聞こえ、
そして壁全体に、さまざまなグロ画像(ドッキリ系の画像、同族ゆっくりの殺された画像など。)が映るのだ。
これは、普通の人間でも精神が病んだり痛んだりしまうであろう。
ゆっくりにとっては、人間よりも苦痛だろう。

「「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」」
二匹とも、泣きながら絶望に浸るしかない。

「ゆゆゆゆゆっ、ゆっくりさせてね!!!」

「ゆっくりしていってね?!?!?!?!?!?」

壁に映るグロ画像に向かって、ゆっくりしていってね、と呼びかける。
機械に話しかけても無理だ。

「あ”あ”あ”あ”あ”、ゆ”っぐり”ざぜでえ”え”え”え”え”」

「ゆ”う”う”う”う”う”う”う”う”う”」



しばらく経ってから、音と画像の嵐が去ったかに見えた。
照明も付いて最初と同じ状態だ。

ゆっくり夫婦も、嵐が去ったことに気づき
お互いに心配をしあった。


「…………
ゆ・・・?まりさ!!こわかったよ!!
だいじょうぶだった?」

「…………
だいじょうぶだぜ!!れいむは?」

「れいむはだいじょうぶだよ!!」

「くそじじいはさっさとしね!!」

「ゆっくりしないであやまってね!!」

どうやら、俺からの謝罪を求めているようだ。
四方八方へ謝罪しろ、死ね、と叫んでいる。
あー、その部屋のどっかに俺がいると思ってるのか。はずれ。

俺は、ゆっくりのコールがウザったく思ったので
催眠ガスを撒いてやった。

「ゆぅ・・・、なんだかねむくなってきたよ・・・!」

「おれはねるんだぜ・・・」

「「ゆっくりねてね」」


Zzzz...Zzzz....


これから、この夫婦の愛が壊れるとは
ゆっくり二匹は知らなかった。



2.


二匹は眠りについてしまった。
よぅし、と俺は思い次の作戦へと移った。


二匹は、数時間後、深い眠りから覚めた。
今が朝なのか、それとも夜なのか、
この部屋に窓が無い為、それがわからない。

「ゆ!まりさおはよう!」

「おはようだぜ!」

二匹は顔を向かい合って寝ていたため、
部屋の変化が分らない。

ゆっくりれいむが、周囲を見渡すと地獄が広がっていた。

「ゆ”う”う”う”う”う”
な”ん”でい”る”の”お”お”お”お”」

「どっがい”ぐん”だぜ!!」

そう、ゆっくり夫婦の周りには
数十匹のれみりゃがいたのだ。


「うー♪たべちゃうどー♪」

同族の仲間がいるためか、れみりゃ達はご機嫌だった。

「うー♪」

一匹のれみりゃが、ゆっくりれいむへと手を伸ばした。

「ゆ”う”う”う”う”う”う”う”
ゆ”っ”ぐり”ざぜでえ”え”え”え”え”
                  • ゆ?」

「う”ー!なんでれみりゃたべられないのー!」


れみりゃがもう一度手を伸ばしたが、れいむがつかめない。
何故なら、ゆっくり夫婦が寝ている隙に男が
「ビックサイズ・透明な箱」にれいむとまりさをいれたのだ。

透明なため、その場所にいるかに見えたが、
実際には箱の中である。

「ゆ・・・?れみりゃはばかなんだぜ!!」

「そこでゆっくりおびえてね!!」

昨日のホラーをれいむが覚えていたのか、
ざまあみろと、勝ち誇ったように言う。
お前だって同じ部屋にいるんだから、ホラーを味わうことになるんだぞ。
まぁいい、と俺は思い、エアコンの温度を上昇させた。
今は夏であり、エアコンをかけなければとても暑い。
なおかつ、虐待専用部屋は窓が無い為、換気をしたり出来ない。
結論、虐待専用部屋はとても暑い。

「ゆ!なんだかあついよ!」

「れみりゃあづい”い”い”い”い”」

「ゆっくりしないですずしくしてね!おにいさん!」

ゆっくりまりさは、媚を売るように発言した。
この野郎。さっきまではくそじじいとか言いやがって。
おいおいおじさんはないだろ、これでもまだ二十歳なんだぜ?



数分経つと、れみりゃ達は一か所に集まった。
集まると余計暑いのに。


「れ”み”り”ゃ”・・あ”づい”の”い”や”ぁ”・・・」

「う”ー」

れみりゃたちも熱で滅入ってるのか
呻きながら喋っている。
中には、倒れている奴もいる。

室内の温度は、42度。
冬場に入るとちょうどいいお風呂の温度ぐらいだ。
だが、ゆっくり達には耐えられない。
だんだん、体が乾いてくるのだ。

「ゆ”・・・れ”い”む”の”か”ら”だがあ”・・・」

「ま”り”さ”も”だぜ・・・」

ふはははは、と思い、最後の仕上げをすることにした。
今さっきまで、ゆっくり夫婦を囲んでいた透明な箱を外すことにした。
俺は室内に入りたくないので、機械が自動的に取ってくれる。

「ゆ”!な”ん”がどれ”だよ”!!」

「う”・・・!う”ぅ”・・・・・」


れみりゃは、れいむ達を食べようとしたが
いつもの狩りを実行するほどの元気がない。
室内のゆっくり達が、暑さでぐったりとしていた。

俺は、放水スイッチを押した。
なんと、天井から水が降ってくるではないか。

「ゆ!おみずおいしいよ!」

「うー♪」

「れみ・りあ・うー♪」

「だけど、溶けそうなんだぜ!!」


突然の水に戸惑ったが、すぐさまゆっくり達は水を飲み始めた。
だが、体にも水がかかる為、体が解け始めた。

「ゆぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

「れみりゃのぷりちーなからだがぁぁぁぁぁ」


ドロドロである。
アイスを砂漠に置いたみたいに、どろどろと溶けている。
そろそろか?と、思い俺は放水を止めた。

ゆっくり達は、元気を取り戻したものの、体がどろどろな為
さっきと同様、動けなくなってしまった。

とどめだ!と思い、俺は室内に入室した。

「ゆ!おにいさん!まりさをたすけてね!」

まりさは助かりたいのか、気持ち悪い笑みで助けを求めた。
そんな偽りの笑顔にだれがだまされるか。
どろどろのからだを粉砕しないようにデコピンをした。

「ゆ”ぅ”っ”!」


そして俺は、ゆっくり達全匹を中心に集めた。
れみりゃの一匹がゆっきりましたを食べようとしたから
羽をもぎ取ってやった。

「あ”あ”あ”あ”あ”あ”
れ”み”り”ゃ”の”ぶり”ぢーな”お”ばね”があ”あ”あ”」
(れみりゃのぷりちーなおはねがあああ)

ざまあみろ。
もぎ取った羽の根の部分を、羽なしれみりゃの目に突っ込んでやった。

「ぶり”ぢーな”お”め”め”があ”あ”あ”あ”」

うわすっげ。
俺は任天堂64のスティックを動かす様に、ぐりぐりと動かした。

「う”う”う”う”う”ざぐや”ー!!だずげでぇ”ぇ”ぇ”」


目的を忘れるところだった。
ゆっくり達の溶けた体を、もう一度、一か所に集め、
小麦粉を降り注いでやった。
体が解けているためか、小麦粉はスムーズに付着した。
全体が小麦粉で覆われると、オレンジジュースをかけてやった。

「じゃあな」

そう言い残し、おれは部屋を出た。


数時間後。

部屋を開けると、すごかった。
これまでいた数十匹のれみりゃと、ゆっくり夫婦が合体していたのだ。
塊魂で出てくる玉の様だった。
 読者の方は、ゲームソフト「塊魂」をご存じだろうか?
 ご存じない方は、yahooやgoogleなどで調べてもらいたい。


「う”ー!う”ー!!」

一匹のれみりゃが、背中にくっついたゆっくりまりさを食べようとした。
だが、他のれみりゃの頬とくっついてしまい、腕を動かすことができない。

「う”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”ぅ”」

今さっき、暑さのせいで倒れていたれみりゃは、ゆっくりの塊の玉の一番下にいた。
ちょうど、うつ伏せに寝ていたため、顔や体などに、ゆっくり全体の重さがかかっていた。
声も十分に出せず、呻いている。きもちわるい。





俺は、どうしよう・・・。と思い、食べてみることにした。
ゆっくりゃは、肉まん、ゆっくりれいむとゆっくりまりさは、餡子
二つの食材が合体しているのだ。
      • 正直ミスマッチな気がする。
そう思い合体している、れみりゃの足の部分とゆっくりれいむの頬を食べてみることにした。
ちなみに、このゆっくりゃは今さっき目を潰したやつだ。

「ゆぎゅっ!」

「う”ー!いだいんだどぅぅぅぅ!!」


二匹にとっては苦痛だったのか、とても辛そうな顔をしていた。

食べてみると、ミスマッチだった。

れいむは、昨日のホラーと今日の虐待が原因で
あんこが、とても甘くなっていた。

ゆっくりゃは、餌も食べられず目を潰され羽をもぎ取られた所為か
肉汁がしたたり、内部の肉がぎっしりしていて
まるで高級ステーキを食べているようだった。

      • まずい。
俺の味覚ではそう感知していた。

だが、頬だけ。足だけ。の場合はとてもおいしかった。


他にも面白いことはないかな?と思い見渡してみると
俺は重大な事を発見した。
今さっき食べられそうだったゆっくりまりさの目の前にゆっくりゃの顔があるのだ。


いいことを思いついた!



3.



いいことを思いついた!
そう思った俺は、すかさず実行した。


「ゆっ?!くそじじい!!」

今さっきまで虐待されていた事を覚えていたのか
ゆっくりまりさは怯えた。

俺はゆっくりまりさの両頬に、両手の両指を付けた。

「はなせ!!くそじじい!!ゆっくりしないでたすけろ!!」

ゆっくりまりさは、助かる為には仲間を見放したり
媚を売ったりするのだが、そんな事をしなかった。
珍しいな、と思いながら指で頬を啜ってやった。

「ゆ!ゆ!ゆ!ゆ!ゆゆゆゆゆゆゆゆゆゆ」

発情し始めた。

続いて、れみりゃにも同じことをしてやる。

「うー!うー!すっきりさせるんだどぉぉぉぉぉぉ!!」

発情し始めた。


      • 作戦成功。

案の定、ゆっくりまりさとゆっくりゃは交尾を始めた。
普通ではありえない。
だが、この状況では気が狂ってしまったのか
お互いの性欲を解消すべく交尾をし始めた。

それを眺めながら、片方頬が千切れたゆっくりれいむに話しかける。

「おい。お前の夫、浮気してるぜ?」

「ゆ!そんなことないよ!!
まりさはれいむのことだいじにしてるっていったもん!!」

「じゃああれを見てみろよ」

俺は、交尾し合ってる光景を見るようにれいむに言った。

「ゆ・・・」

れいむは黙ってしまった。
愛しの夫が、天敵であるれみりゃと交尾しているのだ。
しかも、妻の目の前で。
れいむは口を開けっ放しに交尾を見ていた。
交尾の光景を移す目は「ありえない」と言っている気がした。
ちょっとだけ、千切れた頬の部分から餡子をすくいだして食べてみた。
うん、さっきより甘い。こんなの毎日食ったら、体脂肪率が一気に上がりそうだ。



「「すっきりー!」」

二匹が交尾を終えた。
まりさの頭から、茎が出てきた。
まりさやれみりゃの、赤ちゃんが見える。

「おいみろよ。茎はやしてるぜ。しかもあいつ夫だろ」

「・・・」

れいむは、黙ってしまった。
あんなに仲良かったのに・・・。
一緒に遊んだのに・・・。
同じ餌を分け合って食べたのに・・・。



「ゆ・・・。こどもができたんだぜ・・・。」

「うー♪」

一方、まりさとれみりゃはご機嫌に話し合っていた。
天敵との会話、交尾、そして友好関係を築くこと
どう考えてもありあえない。

「ゅ・・・ゅ・・・ゅゅゅぅぅぅぅぅぅ!!!
まりさ!!どういうこと!!」

「ゆ!どうしたんだぜれいむ!?」

「あたまのうえになんであかちゃんがいるの!!」

「ゆ・・・これは・・・」

「うー♪れみりあとのこもどだどぅー♪」

「そうだぜ!」

「いっしょにくらそうっていったじゃない!!」

「・・・」

まりさは戸惑った。
れいむのことをすっかり忘れて、すっきりしてしまったのだ。
だが、まりさ種の悪い癖が出た。

「ゆ?・・・れいむだれ?
まりさはしらないんだぜ!!」

「うー♪」

「そんな・・・」


れいむは唖然とした。口を開いたままだ。

俺はまた頬をほじくり、餡子をなめてみた。
おえぇ、と吐きそうなぐらい甘い。
ちょっとー。これお茶ないとくどいよー。

「わけわからないこというれいむはそこでゆっくりしぬんだぜ!!」

「ゆゆ!」

れいむは、精神をズタボロにされた為か
最後の言葉を発して失神してしまった。

またまた餡子を舐めてみると、これまで味わったことが無いぐらい甘かった。
すげえ!


「うー♪たべちゃうどー!」

れいむの隣にいたれみりゃが脅かすように言った。
だが、体が動かず食べることができない。
ああ、こいつもストレスたまってるんだろうなぁ。
しかし、れいむの反応はない。



俺は、よし。と思い、加工場へ持っていくことにした。
ここまで美味しいゆっくりはないだろう、と判断したからだ。
加工場にとっても、
新種のストレスを溜める方法、とても美味しいゆっくりと言う事で
大変うれしいだろう。

そう思い、俺はゆっくりの塊を蹴りながら加工場へ向かった。
サッカーの練習みたいだ。
ああ、これもストレスが溜ってるんだろうなぁ。

時折、塊が回転して塊の一番下にいたれみりゃの顔が見えた。
すごかった。
顔がつぶれてるし、発せられる声も潰れた「う”」ぐらいしか出ない。



これを渡したら、多額の金額が貰えそうだ!!







あとがき

ごめんなさい。ゆるして。

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最終更新:2022年05月21日 22:59