私は前からゆっくりに疑問があった。
そこで今回は都合のいいことに帰宅したとたんおうち宣言をかましてきたゆっくりの家族がいたのでその疑問をぶつけてみようと思う。
「なぁれいむ、お前らは人間に会うとお菓子を持って来いだの勝手に家に入ってきてはおうち宣言をしたりと人間をまるで怖がっていない。
それどころかまるで下に見たような発言をする。なんでだい?」
「そんなことはどうでもいいよ!さっさとれいむのおうちからでていってね!!ぷんぷん!!」
「つかえないにんげんさんだね!!まりさにはやくおいしいおかしをもってきてね!!ぷんぷん!!」
「でていっちぇにぇ!!」
「ぴゅんぴゅん!!」
「・・・ふ〜んそうかい。」
〜しばらくお待ちください〜
「さあれいむ、教えておくれ。なんでお前たちはそんなに人間に舐めた口ばかり聞くんだい?」
「ぞ、ぞれはにんげんざんがゆっぐりじでないがらでずぅぅぅぅぅ!!ごだえだがらもうおうぢがえじでぇぇぇぇぇ!!」
ふむ、どうやら錯乱しているな。なにかいいことでもあったのだろうか?
これだけでは要領を得ないので少し時間をかけて喋って貰った。
長くなるので省略するがこいつらはゆっくりである。
つまりゆっくりすることが至上の命題でありゆっくりしていないものに価値は無いのだ。
私は最近こいつらのことをただの喋る五月蝿い饅頭という意識しかなかったのでそこをすっかり失念していた。
そこにいくとゆっくり視点から見て人間は実にゆっくりできていない存在なのだと言う。
大きなおうちやとてもゆっくりできる食べ物を食べ物を持っているのにそれを独り占めし、
朝は早くから夜は遅くまで昼夜問わずせわしなく動いていてちっともゆっくりできていない。
つまりゆっくりからすると人間はゆっくりできるのにそれをしない馬鹿だと思っているらしい。
それなら自分たちがおいしい餌を食べ大きいおうちですごしてあげたほうが言いに決まっている。
なるほど、合点が言ったね。ついに疑問が氷解した。
そうか〜やつらは人間をゆっくりできない生き物だと馬鹿にしてたのね〜。なるほど、なるほど・・・。
〜しばらくお待ちください〜
「なんでぇぇぇぇぇぇぇ!!でいぶはぢゃんどごだえだでじょぉぉぉぉぉ!!」
ん〜れいむったらなんだろう?まるで散々いたぶられた後子ゆっくりを潰されたような声を上げちゃって・・・
まあいい、ところでせっかくれいむたちに僕の疑問を答えてもらったんだからこちらもあちらの勘違いを正してあげるべきではなかろうか?
そうだそれがいい。
「なあれいむ、君は人間がゆっくりできてないっていったけど君たちはいつもゆっくりできているのかい?」
「あだりまえでしょぉぉぉぉぉ!!れいむたちはいづもゆっくりじでるよぉぉぉぉぉ!!」
「ホントにそうかい?」
「ゆ?」
「君たちもたべものは食べるだろう?」
「ゆ、あたりまえだよ!!たべものがないとゆっくりできないよ!」
「じゃあたべものを取る時も君はゆっくりしているのかい?」
「ゆ、それは・・・」
「してないだろう?それと同じだよ。人間が外に出てゆっくりしていないのはそうしているとあとで君達が想像もできないような
ゆっくりとした食べ物が手に入るからなのさ。」
「ゆ!ゆゆーー!!」
ついでに本当は人間はゆっくりたちのみていないところでものすごくゆっくりした食べ物を食べ
ゆっくりが見たことも無いような宝物を愛で、外敵の心配の無いおうちでゆっくりしているのだ。
つまり人間はどんな生物よりもゆっくりしているのだ。
ということを懇切丁寧に教えてやった。
多少誇張したがこいつらには少し大げさなくらいのほうが受けがいい。
「ゆゆー!!すごいよ!!にんげんさんもゆっくりしてたんだね!!」
「だったらかわいいれいむたちもゆっくりさせてね!!」
「「「させちぇにぇ!!!」」」
私はにっこり微笑みこう言ってやった。
「やだよ、お前ら糞饅頭は糞饅頭らしく泥にまみれて死んでいってね!」
「「「「「どぼじでぞんなごどいうのぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」
「れいむたちもゆっくりしたいよぉぉぉぉぉぉ!!」
「まりさをゆっくりさせないにんげんさんはしねっ!!」
「「「れいみゅ(まりしゃも)おおきいおうちしゃんとたくさんのあまあましゃんでゆっくちしたいぃぃぃぃぃぃ!!!」」」
「そんなに大きいおうちとたくさんのあまあまのあるところに行きたいのかい?」
「そうだよ!!はやくまりさたちをつれていってね!!」
「どうしてもかい?」
「そういってるでしょ!そんなこともわからないの?ばかなの?しぬの?」
う〜ん本日三度目のしばらくお待ちくださいタイムに入りたいところだが・・・
これ以上天丼してもあれなので今回は我慢するとしよう。
「・・・まあいいや、じゃあ大きいおうちとあまあまのあるところに連れて行ってあげよう。」
「ゆ!はやくそういえばいいんだよばかなおじさん!」
「ゆっへっへ・・・ばかなじじぃはさっさとまりささまをゆっくりできるところにゆれていけばいいんだ・・・ゆぅぅぅぅ!!」
五月蝿いのでさっさと透明な箱にうつす。
中でまだギャーギャー言ってるがしったこっちゃない。
さっさと連れて行ってしまおう。
「ええと、成体れいむ、まりさの番と赤れいむ2、赤まりさで・・・占めてコレだけになりますね」
「どれどれ・・・うわっ安っ!!これだけですか。」
「「「「「「どぼじでこうなるのぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」」」」
ここはゆっくり加工場の換金所。
「こちらとしても心苦しいんですが最近は餡子市場も安定してますし、なによりこいつら野生のゆっくりでしょう?
ほら飾りも肌もこんなに小汚いですし・・・よっぽどひどいもの食べてたんでしょうね。
いまだ天然物は需要がありますがこれではお客様に出せませんのでやはりお安くなってしまいます。」
「ハハハ、まあたしかにこいつら小汚いですからね。」
「「「「「「れいむ(まりさ)はきたなぐないよぉぉぉぉ!!はやくここからだじでぇぇぇぇ!!」」」」」」
「さっきから五月蝿いな、せっかく大きくてあまあまのたくさんあるところに連れてきてやったのに。」
「だっでかこうじょうはゆっぐりでぎないよぉぉぉぉぉ!!」
「ハイハイ、ゆっくりゆっくり。・・・ところでこいつらどう処理されるんですか?」
「そうですねぇ・・・良くて繁殖用、まあでも多分ミンチにして家畜飼料でしょうね。」
「だってさ。」
「「「「「「やだぁぁぁああああああ!!!!」」」」」」
「あ、お客様。ご希望ならこれから見学コースが出るんですがご一緒にどうでしょうか?きっとこのゆっくり達の阿鼻叫喚の姿をお目にできますよ。」
「う〜んそうですねぇ・・・いえやっぱりやめておきます。」
正直迷ったが今回は自粛することにした。これから
ゆっくり虐待の仲間との約束があるからだ。
最近いい虐待が思いつかず難儀していたがコレをネタにいくつか思いついた。
例えば・・・いやそれはまた今度。
機会があったらお話しすることにしよう。
「じゃあこれでお別れだな、すこし為になったよ。ありがとうな。だからここで永遠にゆっくりしていってね!!」
すでに透明な箱には蓋がされてしまっていて私が言ったこともあちらがなんと言っているのかもわからないがもうどうでもいい。
私は二束三文の代金を受け取った後、久々にハイな気分で約束の場所に向かっていった。
最終更新:2009年01月19日 20:05