■薬剤
※ネギハモグリバエの薬剤は非常に多いため、種類毎に分けて書きます。
●主要苗箱潅注
評価 |
系統 |
薬剤 |
収穫前日数 |
回数 |
倍率,量 |
◎ |
E1 |
ベリマークSC[外] |
育苗期後半~定植当日 |
1回 |
400倍,0.5L/苗箱 |
○ |
A5 |
アルバリン顆粒水溶剤[外] |
定植前日~定植時 |
1回 |
50倍,0.5L/苗箱 |
○ |
A5 |
スタークル顆粒水溶剤[外] |
定植前日~定植時 |
1回 |
50倍,0.5L/苗箱 |
●主要粒剤
評価 |
系統 |
薬剤 |
収穫前日数 |
回数 |
10a量 |
◎ |
A5 |
ベストガード粒剤[外] |
前日 |
3回 |
6kg |
○ |
A5 |
ダントツ粒剤[外] |
3日 |
4回 |
3~6kg |
●主要希釈薬剤
その他、ディアナSC、アグロスリン乳剤、アドマイヤーフロアブル、アルバリン粒剤、スタークル粒剤、ベストガード水溶剤、ダントツ水溶剤、アグリメック、アクタラ粒剤5、アクタラ顆粒水溶剤、キックオフ顆粒水和剤
※赤字の
◎○△は当病害虫に農薬登録あり
※ネギハモグリバエはローテーション防除が基本なので、系統を[A5]というように書いておきます。この番号が同じものは同じ系統になりますが、同じ系統でも成分が違えば耐性も違ってたりするんで、同じ系統だから効果がないとは必ずしも言えません。この番号が具体的に何という系統かは以下のリンク先参照。
→農薬系統
■基本情報
[写真A]上に居るのがハモグリバエ、その下の白い点々が産卵跡
[写真B]ハモグリバエの幼虫が葉の中を這いずり回った跡
【多発時期】
5~6月(20~25℃)
【多発条件】
高温、乾燥
【被害の特徴】
- 葉に直径1mmの丸い産卵痕が一列に並ぶ[写真A]
- あるいは、幼虫が葉の内部を食害した白い跡が付く[写真B]
【予防と治療】
- 薬剤はネギアザミウマとほぼ同様。同時防除を心がける。
- 苗が小さいときに食害されると葉が曲がるため、生育初期の防除に特に気を付ける。
【コメント】
- 薬剤はネギアザミウマとほぼ同様だが、微妙に異なる。とりあえず下のリストにはハモグリバエの登録薬剤を並べたが、ネギアザミウマのみ登録の薬剤でも効くものがあるかも。要調査。(by MT)
最終更新:2017年11月13日 06:00