『ニューディサイズ』
小惑星基地ペズンに駐留する地球連邦軍教導団の中で、
地球至上主義(アースノイド主義)の思想を持つ一部青年将校が結成した組織である。
ティターンズは一年戦争終結後に発生した
デラーズ・フリートの叛乱を契機に
地球連邦軍准将ジャミトフ・ハイマンのもと結成され、その後実質的に地球連邦軍を支配していたが、
ハマーン・カーン率いるネオ・ジオンと反地球連邦政府組織
エゥーゴとの三つ巴の戦いの際、
シャア・アズナブルによるダカール演説により世論はエゥーゴ支持に傾き、最終決戦時に戦力の過半を喪失すると共に
ジャミトフ・ハイマンら指導部が全員死亡し事実上崩壊。
以後、地球連邦軍はエゥーゴ主導の元で再編成される運びとなった。
スペースノイドが主流であるエゥーゴが連邦軍の主導権を握ったことに反発して離反した
地球連邦軍教導団の青年将校らが結成したのが、ニューディサイズである。
教導隊とは戦闘技術を研究・開発し、その成果をもとに一般部隊を訓練する仮想敵部隊のことである。
連邦軍ではモビルスーツ(MS)の基本動作プログラム「IMPC(インプ)」(Integrated Maneuver Propulsion Control)
(統合軌道推進制御の略)用の動作パターンデータ供給を行うことも任務の一つとなっている。
隊員は全員が教官パイロットの資格を持つ精鋭中の精鋭で、ティターンズとは違う意味で連邦軍の選良だった。
ティターンズが謳っていた地球至上主義にも賛意を示していた将校達にとって、
スペースノイドの権益を代表するエゥーゴが主導する形となった連邦政府は恭順の意を示すべき存在ではなかったのである。
彼らは武力蜂起してペズンを掌握し、ニューディサイズを名乗って連邦政府への徹底抗戦を表明した(ペズンの反乱)。
最終更新:2015年02月01日 17:45