【種別】セリフ
【登場】26話

現実世界で、リザレクションシステムの完成を待ち続けるキョウが、いまだ幻体のカミナギに対してかけたセリフ。

##以下、個人的解釈
いつ完成するかわからないリザレクションシステムを、寿命という制限つきで待つのは、キョウの方である。
キョウの死という、永遠の別れが訪れるかもしれないということを理解しているカミナギに対し、その不安や辛さを想いやって、『システム完成』ではなく『卒業式まで2年』だけ待てと、より短く現実的に耐えることが可能な言葉をかける。
しかし舞浜サーバはこの時点では一年でループする世界である。
つまり実際にはその卒業式すら訪れないわけであるから、永遠に待つのと同じことなのだが、舞浜サーバから出て実体になるその日を卒業式ということにすれば、カミナギがキョウと現実世界で会うことができるまで待つ時間は、舞浜サーバ内の時間では二年ということになる。
お互いの生きる時間が違うのがわかりきっていたとしても、より短い二年という定められた期間を口にし音にすることで、カミナギの精神的負担を減らしたいというキョウのやさしさがセリフから垣間見れる。
カミナギにはもちろんのこと、カミナギと同じ時間を生きようとするキョウが、自分自身に対しても投げかけた言葉なのかもしれない。

コメント

  • キョウの実年齢で言うところの卒業式だと思ってたけど -- &new{2009-09-03 (木) 23:18:56};
  • 前のコメントの補足:最終話のキョウがリザレクションして1年後だとすれば17歳、高校2年にあたり、2年経てば卒業式を迎える歳になるので、そういう意味で言った言葉だと思ってた -- &new{2009-09-03 (木) 23:26:44};

名前:
コメント:

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2010年03月25日 22:55