101413版
古代の神官階級の一員であるドルイドは、自然の精霊と心を通わし、土地と調和して生きる一般の人々を守護している。神秘的な儀式を行った後、ドルイドは神に対して、月、太陽、嵐、森、そして獣の魔法の力を与えてくれるよう呼びかける。
表:ドルイド |
レベル |
習熟ボーナス |
特徴 |
一日の呪文数 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
1 |
+1 |
ドルイド語、呪文発動能力 |
2 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
2 |
+1 |
ドルイドのサークル、自然の化身 |
3 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
3 |
+2 |
― |
3 |
2 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
4 |
+2 |
能力値上昇 |
4 |
3 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
5 |
+2 |
― |
4 |
3 |
2 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
6 |
+2 |
サークルの特徴 |
4 |
3 |
3 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
7 |
+3 |
獣の言葉 |
4 |
3 |
3 |
1 |
― |
― |
― |
― |
― |
8 |
+3 |
自然の化身強化 |
4 |
3 |
3 |
2 |
― |
― |
― |
― |
― |
9 |
+3 |
― |
4 |
3 |
3 |
3 |
1 |
― |
― |
― |
― |
10 |
+3 |
サークルの特徴 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
― |
― |
― |
― |
11 |
+4 |
― |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
― |
― |
― |
12 |
+4 |
能力値上昇 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
― |
― |
― |
13 |
+4 |
― |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
― |
― |
14 |
+4 |
千の顔 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
― |
― |
15 |
+5 |
― |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
― |
16 |
+5 |
能力値上昇 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
― |
17 |
+5 |
― |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
1 |
18 |
+5 |
永遠の緑 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
1 |
19 |
+6 |
能力値上昇 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
1 |
20 |
+6 |
獣の呪文 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
1 |
ドルイドの作成
下記の提案に従って素早くドルイドを作成することができる。
背景:
神官
装備:レザー・アーマー、シールド、スピア、ロッド、冒険者キット、ヤドリギの若木、55gp
クラスの特徴
ドルイドとして、君は下記の
クラスの特徴を得る。
ヒット・ポイント
ヒット・ダイス:ドルイド・レベルあたり1d8
1レベル時のヒット・ポイント:8+【耐久力】修正値
より高いレベルでのヒット・ポイント:1レベルより後のドルイド・レベル毎に1d8(あるいは5)+【耐久力】修正値
習熟
鎧の習熟:パデッド・アーマー、レザー・アーマー、ドラゴン・レザー、ハイド・アーマー、木製のシールド
武器の習熟:クラブ、ダガー、ダート、ジャヴェリン、メイス、クオータースタッフ、シミター、シックル、スリング、スピア
道具:薬草師キット
セーヴィング・スロー:【判断力】
技能:〈動物使い〉、〈自然〉、〈宗教〉、そして〈生存〉から1つを選択すること。
ドルイド語
Druidic
君はドルイドたちの秘密の言語、ドルイド語を修得している。君はこの言語を用いて会話することや、それを使って秘密のメッセージを残すことができる。君とこの言語を知る他の者は、そうしたメッセージを自動的に見つける。それ以外の者は、難易度15の【判断力】(知覚)判定に成功することでメッセージの存在に気付くが、魔法なしではその意味を解読することはできない。
呪文発動能力
Spellcasting
自然そのものの神聖なる精髄を引き出す君は、回数無制限で発動することができる初級魔法と、1日に一定の回数だけしか発動できないその他の呪文の組み合わせを有する。呪文発動に関する一般的なルールについては、『
プレイ方法』のファイルの“魔法”の項目参照。
初級魔法
Cantrips
君はドルイドの呪文リストから選択した2つの初級魔法を獲得する。
一日の呪文数
Spells per Day
君は「表:ドルイド」に記載されている通り、君のドルイド・レベルによって、1レベル以上の君が発動できるドルイド呪文の数が決定される。使用済みの発動能力―呪文スロットとも呼ばれる―を回復するには、大休憩を取らなければならない。
呪文の準備。発動するには、どのドルイド呪文を利用できるようにするか決定する。大休憩を取ったときにはいつでも、すべてのドルイドが利用できる呪文のリストから選択して、1レベル以上の発動することができるドルイド呪文のリストを準備する(『呪文』のファイル参照)。
君のリストには1+ドルイド・レベルに等しい数のドルイド呪文が含まれ、その呪文は「表:ドルイド」に示されている通り、君が利用できるあらゆる呪文レベルのものから選ぶことができる。
呪文を準備するには祈りと瞑想に時間を費やす必要がある:君が準備する各ドルイド呪文について、呪文レベル毎に最低でも1分を要する。一度にすべての呪文を準備しなければならない訳ではない。もし望むなら、君はその日のもっと後に準備することもできる。
準備した呪文の発動。準備した呪文を発動するとき、君がその呪文のレベルと同じかそれ以上の発動回数を消費する。その呪文そのものは消費されない。たとえば、君が1レベル呪文のキュア・ウーンズを準備しており、まだ1レベル呪文1回と2レベル呪文1回を発動できるなら、君はどちらかのレベルで1回ないし2回、キュア・ウーンズを発動できる。
魔法能力値
Magic Ability
【判断力】が君のドルイド呪文に関する魔法能力値である。
セーヴィング・スロー難易度。君の呪文に抵抗するための難易度は8+君の【判断力】修正値に等しい。
呪文発動ボーナス。もし呪文を発動するときに魔法の焦点具―木製のロッド、スタッフ、あるいはワンド―をはっきりと見せたなら、呪文のセーヴィング・スロー難易度に呪文発動ボーナスを加えることができる。このボーナスは「表:ドルイド」に示されている攻撃ボーナスに等しい。
儀式発動
Ritual Casting
君がその呪文を準備しており、その呪文に儀式版が存在しているなら、あらゆるドルイド呪文を儀式として発動することができる。呪文を儀式として発動するには、その呪文の発動時間に10分を加えなければならず、その間、魔法の焦点具、すなわち木製のロッド、スタッフ、あるいはワンドを用いる規定された儀式を執り行わなければならない。
自然の化身
Wild Shape
2レベル以降、君はアクションを使って魔法的に野獣の姿を取ることができるようになる。一度この特徴を使うと、小休憩か大休憩を取るまでは再び使用することはできない。8レベルになると、君は休憩を取るまでの間に2回“自然の化身”を使うことができるようになる。
姿を変えるとき、利用可能な姿から1つを選択する。君はバット、キャット、ディア、ドッグ、フィッシュ、ホーク、ホース、アウル、レイヴン、スネーク、トード、あるいはウィーゼルの姿を取ることができる。
君はドルイド・レベルの半分に等しい時間の間、特定の姿を取り続けることができ、その後、君がこの特徴の使用回数を追加で1回分消費しない限り、通常の姿に戻る。君は呪文の発動や
魔法のアイテムの起動に関わらない任意のアクションの一部として、それよりも早い段階で通常のつがたに戻ることができる。そして、もし君が気絶状態になるか、0
ヒット・ポイントになるか、あるいは死亡するかしたなら、自動的に通常の姿に戻る。
姿を変えている間、下記のルールが適用される:
- 君のゲーム・データは、そのクリーチャーのデータと置き換わるが、属性と、【知力】、【判断力】、【魅力】の値は君のもののまま維持される。また君の技能とセーヴィング・スローの習熟のすべては維持され、加えてそのクリーチャーのものを獲得する。もし君とそのクリーチャーのどちらも同じ習熟を有しているなら、より高いボーナスだけが適用される。
- 姿を変えるとき、君はそのクリーチャーのヒット・ポイントを持つものと見なされる。通常の姿に戻ったとき、君は姿を変える前に有していたヒット・ポイントの数値に戻る。しかしながら、0ヒット・ポイントにまで減少した結果として戻ったなら、超過した分のダメージは通常の姿へ持ちこされて適用される。たとえば、君が動物の姿で10ダメージを受け、1ヒット・ポイントしか持たない状態であったなら、通常の姿に戻った上で9ダメージを受ける。
- 君は話すことも、呪文を発動することも、手や言葉を必要とする他のいかなるアクションも取ることはできない。
- 君の装備は新しい姿に飲み込まれてしまうため、それらの装備を起動したり、使用したり、振るったり、その他それから何らかの利益を得たりすることはできなくなる。(そのため、君が所持するいかなる魔法のアイテム、鎧、武器、あるいは盾も君に何の利益も与えない)。
ドルイドのサークル
Druid Circle
2レベルになると、君はドルイドのサークルの1つを選ぶ:大地のサークルか月のサークルだ。
君のサークルは「表:ドルイド」で示されているように、特定のドルイド・レベルにおいて君に特徴を付与してくれる。それぞれのサークルはこのドルイドの項目の最後に詳述されている。
ドルイドのサークル
彼らの組織は、ドルイドたちを孤独な世捨て人と見なしているほとんどのよそ者からは見えないが、実際にはドルイドは広大な土地に、政治的境界線も無視して広がる社会的組織の一員である。すべてのドルイドが名目上はこのドルイド社会の一員であるが、中にはあまりに孤立し過ぎていてこの社会組織の高位メンバーには一切出会ったことがないという者もいるし、ドルイドの集会には一切参加したことがないという者もいる。すべてのドルイドはお互いを兄弟姉妹であると認識している。しかしながら、荒野の真のクリーチャーたちと同様、ドルイドたちもときにお互いに競合したり、餌食にしたりすることすらある。
地方レベルでは、ドルイドは自然の特定の観点、バランス、そしてドルイドの在り方を共有するサークルを組織している。
能力値上昇
Ability Score Improvement
「表:ドルイド」に示されている特定のレベルに達したとき、君は自ら選択した能力値1つを2上昇させるか、あるいは自ら選択した能力値2つをそれぞれ1上昇させることができる。この特徴を使って能力値を20より高く上昇させることはできない。
あるいは、記載されたレベルの1つに到達したときに、能力値を上昇させることを諦める代わりに、1つの特技を修得することもできる。
獣の言葉
Beast Speech
7レベル以降、君は野獣の姿で会話することができ、呪文発動以外の、言葉を必要とするアクションを取ることができるようになる。
千の顔
Thousand Faces
14レベルになると、君は“自然の化身”を使って、君と同じサイズ、同じクリーチャー種別の別のクリーチャーの肉体的外見を取る術を学ぶ。別の種族や別の性別の不特定の人物の姿を取ることもできるし、君が見たことがある特定の個人に似せた外見を取ることもできる。また君の肉体的外見にちょっとした変化を加えることもでき、髪の毛の色や目の色を変えたり、身長や体格を変えたり、皮膚の色や質感を変えたりできる。君のゲーム・データは変化しないし、着用している衣類や装備品も変化しない。
この形質変化は肉体的な接触を含めた詳細な検査にも耐えうるものであるが、他のクリーチャーは君のしぐさや話し方によって、君が似せている人物(あるいは何か)とは違うと見破られるかもしれない。
永遠の緑
Evergreen
18レベルになると、今や、ある種の植物の持つ長寿の秘密は君のものとなる。10年経過するごとに、君の肉体は1年分老化するだけになる。
獣の呪文
Beast Spells
20レベルになると、君は“自然の化身”を使用して何らかの姿を取っているときにも呪文を発動できるようになる。もし形質変化するときに魔法の焦点具を所持していたなら、あたかもその焦点具を持っているかのように、呪文発動に習熟ボーナスを適用できる。
古代の神官階級の一員であるドルイドは、自然の精霊と心を通わし、土地と調和して生きる一般の人々を守護している。神秘的な儀式を行った後、ドルイドは神に対して、月、太陽、嵐、森、そして獣の魔法の力を与えてくれるよう呼びかける。
ドルイドの作成
最初のクラスをドルイドとするキャラクターを作成するとき、これらの利益を得る。
レベル |
攻撃ボーナス |
呪文発動ボーナス |
自然の化身 |
クラスの特徴 |
1 |
+0 |
+1 |
1日1回 |
サークルの入門者、ドルイドの知識、呪文発動、自然の化身(ハウンド) |
2 |
+0 |
+1 |
1日2回 |
自然の化身(ローデント) |
3 |
+0 |
+1 |
1日2回 |
森渡り |
4 |
+0 |
+2 |
1日2回 |
自然の化身(スティード、フィッシュ) |
5 |
+0 |
+2 |
1日3回 |
― |
6 |
+1 |
+2 |
1日3回 |
自然の化身(バード・オヴ・プレイ)、武器攻撃ボーナス |
7 |
+1 |
+2 |
1日3回 |
自然の持久力 |
8 |
+1 |
+2 |
1日4回 |
― |
9 |
+1 |
+3 |
1日4回 |
自然の守護 |
10 |
+1 |
+3 |
1日4回 |
治癒のトランス |
11 |
+1 |
+3 |
1日4回 |
線の顔 |
12 |
+2 |
+3 |
1日4回 |
― |
13 |
+2 |
+3 |
1日4回 |
永遠の緑 |
14 |
+2 |
+4 |
1日5回 |
― |
15 |
+2 |
+4 |
1日5回 |
― |
16 |
+2 |
+4 |
1日5回 |
― |
17 |
+2 |
+4 |
1日5回 |
― |
18 |
+2 |
+4 |
1日5回 |
― |
19 |
+2 |
+5 |
1日5回 |
― |
20 |
+2 |
+5 |
1日5回 |
― |
ドルイドの一日当たりの呪文数
呪文レベル毎の呪文スロット数
レベル |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
6 |
7 |
8 |
9 |
1 |
2 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
2 |
3 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
3 |
4 |
2 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
4 |
4 |
3 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
5 |
4 |
3 |
2 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
6 |
4 |
3 |
3 |
― |
― |
― |
― |
― |
― |
7 |
4 |
3 |
3 |
1 |
― |
― |
― |
― |
― |
8 |
4 |
3 3 |
|
2 |
― |
― |
― |
― |
― |
9 |
4 |
3 |
3 |
3 |
1 |
― |
― |
― |
― |
10 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
― |
― |
― |
― |
11 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
― |
― |
― |
12 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
― |
― |
― |
13 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
― |
― |
14 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
― |
― |
15 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
― |
16 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
― |
17 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
1 |
18 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
1 |
19 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
1 |
20 |
4 |
3 |
3 |
3 |
2 |
1 |
1 |
1 |
1 |
能力値調整:【判断力】あるいは【耐久力】の値に+1。君は呪文を発動する際に【判断力】を使い、【耐久力】はさまざまなクリーチャーに形質変化する能力を増強してくれる。
開始時のヒット・ポイント:8+【耐久力】修正値
鎧と盾の習熟:パデッド・アーマー、レザー・アーマー、ドラゴン・レザー、ハイド・アーマー、木製シールド
武器の習熟:クラブ、ダガー、ダーツ、グレートクラブ、ジャヴェリン、メイス、シミター、シックル、スリング、スピア、クオータースタッフ
下記の提示に従って素早くドルイドを作成することもできる。
お勧めの背景:神官
お勧めの専門:危険回避魔術師
開始時の装備:レザー・アーマー、シールド、スピア、冒険者キット、ヤドリギの若枝、55gp
クラスの特徴
ドルイドは下記のクラスの特徴を得る。
ヒット・ダイス:ドルイド・レベルあたり1d8
ヒット・ポイント:ドルイド・レベルを獲得するごとに1d8(あるいは5)+君の【耐久力】修正値
レベル1:呪文発動
Spellcasting
ドルイドとして、君は祈りと古代の儀式を通じて信仰魔法を学び、自然そのものの持つ始原の力を引き出す。君はこのパワーを使って未開の地を守護し、それを汚染しようとする者を追放し、それを守護する者たちを増強する。
利益:君は“ドルイドの一日あたりの呪文数”の表に記載されている通り、ドルイド・レベルに応じて受け取る呪文スロットの数をベースとして、1日あたりいくつかのドルイド呪文を発動することができる。また君は初級魔法を発動することもできる。【判断力】が君の魔法能力値である。
初級魔法:君のドルイド・サークルの選択によって、使用することができる初級魔法が決定される。
呪文の準備:呪文を発動する前に、君は呪文を準備しなければならない。大休憩を取った後、君はすべての呪文スロットを回復し、1+ドルイド・レベルに等しい数の呪文を準備することができる。そのレベルのドルイド呪文を発動することができるのであれば、君はドルイド呪文リストから任意の呪文を選択することができる。通常は発動することができる各レベルの呪文を最低でも1つずつは準備したいと思うだろう。
呪文を準備するには祈りと瞑想の時間を過ごす必要がある:準備する各呪文につき、呪文レベルあたり最低でも1分かかる。
呪文の発動:呪文を発動するとき、準備した呪文の1つを選択し、その呪文のレベルと同じかそれより高いレベルの呪文スロット1つを使用する。いくつかの呪文はより高いレベルで発動するときにその効果を向上させる。呪文を発動した後、君は再び呪文を準備するまで使用した呪文スロットを失うが、準備した呪文は準備した状態のままである。
特定のレベルの君が発動できる呪文の制限を守っている限り、君は準備した呪文を任意の組み合わせで発動するために呪文スロットを使うことができる。たとえば、もし君がエンタングルとバークスキンを準備しており、1レベル呪文スロットを2つ利用可能であるなら、それぞれの呪文を1回ずつ発動することもできるし、これらの呪文のうちどちらか1つを2回発動することもできる。
儀式:その呪文に儀式版が存在するのであれば、君は準備してあるあらゆるドルイド呪文を儀式として発動することができる。
セーヴィング・スロー難易度:君が発動するドルイド呪文にセーヴィング・スローが要求されるとき、そのセーヴ難易度は10+【判断力】修正値+呪文発動ボーナスに等しい。呪文発動ボーナスは、“ドルイド”の表に記載されている通り、レベルによって獲得される。
レベル1:ドルイドの知識
Druid Lore
未開の荒野は君の故郷である。君はこの土地で生存するのに必要とされる技能を獲得している。
利益:自然知識を思い出すためのすべての【知力】判定に“優位”を得る
加えて、君はドルイドの秘密の言語を知っている。君はこの言語を使って会話し、それを使って他のドルイドにあてた秘密のサインを残すことができる。秘密のサインは20単語までの書き言葉のメッセージである。君とこの言語を知っている他の者は自動的にこのようなメッセージを見つけることができる。他の者たちは、このメッセージの存在に気づくには難易度15の【判断力】判定を成功させねばならないが、魔法なしにはそれを解読することができない。
レベル1:自然の化身
Wild Shape
ドルイドは、生命とはすべてのクリーチャーを互いに結び付けているエネルギーの精巧な蜘蛛の巣であることを学んだ。この知識によって、君は自らの生命エネルギーを新たな方法で表現するべく、魔法を使うことで単純に新しい形態を取ることができるようになる。
利益:1日1回、君はアクションを使って魔法的に別のクリーチャーの形態を取ることができる。あるいはまた、君はそのアクションが呪文の発動や魔法のアイテムの起動と関連するものでない限り、別のアクションの一部として形質変化することができる。君がレベルを獲得するに従い、君は“ドルイド”の表に示されている通りに、この特徴の1日の使用回数を追加で獲得する。
1レベル時、君はハウンドの形態を取ることができる。レベルを獲得するに従って、“ドルイド”の表に示されている通りに、君が変身することができる形態が追加されていく。
形質変化するとき、君は君が可能なクリーチャーの選択肢から選択し、【耐久力】修正値+ドルイド・レベルに等しい時間(最低でも2時間)だけそのクリーチャーの形態を取り、その時間が経過した後、通常の形態に戻る(この計算の際には、そのクリーチャーの【耐久力】修正値ではなく、自分自身の【耐久力】修正値を使う)。
君はアクションを使ってそれよりも早い段階で通常の形態に戻ることができる。もし0ヒット・ポイント以下になるか、死ぬかしたなら、自動的に通常の形態に戻る。
クリーチャーの形態を取っている間、下記のルールが適用される。
- 君のゲーム・データはそのクリーチャーのデータと置き換わる。君は自分自身の【知力】、【判断力】、そして【魅力】の値を維持する。
- クリーチャーの形態への形質変化や、そこから元に戻ることは、たとえ【耐久力】の値が君本来のものと異なっていたとしても、ヒット・ポイントには影響を及ぼさない。
- 君は呪文を発動することも、手を使ったり、話したりする必要がある他のいかなるアクションも取ることができない。しかしながら、形質変化はそれ以前に発動していた呪文に対する君の精神集中を破らない。
- 装備はクリーチャーの形態の中に溶け込んでしまい、それゆえにそれを使用することはできない。君は体の上で魔法のアイテムを起動することはできないが、リング・オヴ・プロテクションのような、受動的な効果を与える魔法のアイテムはその効果を与え続ける。
レベル1:サークルの入門者
Circle Initiate
ドルイドはその土地とその精霊たちと神秘的な絆を持っている。この絆はドルイドのサークルという、同様の伝統に従うドルイド集団によって形成されている。サークル内で、ドルイドは彼または彼女の魔法の使用を導いてくれる秘伝の儀式を学ぶ。
利益:ドルイド・サークルを1つ選択すること。この選択によってさまざまな特殊能力が与えられる。
君に与えられたサークルの選択肢は、幅広い哲学的使命である。君のDMのキャンペーンに応じて、これらのサークルは異なる名称を持つかもしれない。
レベル3:森渡り
Woodland Stride
ドルイドは、他の経験浅い者ではひっかき傷を受け、足を取られてしまうような未開の荒野をどのように移動したら良いのかを知っている。
利益:非魔法の灌木や他の下生えは、君の移動を妨害することはなく、君のダメージを与えることもない。
また、エンタングル呪文によって作り出された蔦のように、移動を阻害するために君は魔法的に作り出されたり、操られたりしている植物に対するセーヴィング・スローに“優位”を得る。
レベル6:攻撃ボーナス
Attack Bonus
広範な訓練によって君は戦場において大きな脅威を持つ存在となっている。また君は他の多くの戦闘参加者よりもはるかに的確かつ致命的である。
利益:君が習熟している武器を使用しているとき、攻撃ロールに+1のボーナスを得る。このボーナスはレベルを獲得するに従って、“ドルイド”の表に記載されている通り、向上していく。
レベル7:自然の持久力
Nature’s Endurance
君は自然の驚異、すなわち毒と病気に対する神秘的な守護を確立している。
利益:君は毒と病気に対する完全耐性を有する。
レベル9:自然の守護
Nature’s Ward
森のクリーチャーと元素界の住人は、君の下す命令のパワーに気づき、君を欺くことはできない。
利益:エレメンタルとフェイ・クリーチャーは君を魅惑状態にしたり、恐怖状態にしたりできない。
レベル10:治癒のトランス
Healing Trance
君は冬眠する動物たちと会話をし、おそらくは彼らの姿を取ってもいる。君は自分の休憩に、こうした動物たちの休息の眠りを模倣した治癒の魔法の力を込める術を学んでいる。
利益:休憩の間にヒット・ダイスを消費してヒット・ポイントを回復するとき、ロールしたヒット・ダイス1つにつき追加で1ヒット・ポイントを回復する。
レベル11:千の顔
Thousand Faces
君の魔法は動物の姿に変身することを可能にしているが、それでは、人型生物とは文明化された動物ではないとしたらいったい何者であろうか? 君は今や自分自身の姿を他の人型生物の姿に外見を変身させることができる。
利益:君は“自然の化身”の能力を使って任意の中型サイズの人型生物の外見を取ることができ、その外見は君が創作したものでも良いし、以前君が見たことがある個人のものであっても良い。この変装に気づくにはクリーチャーは難易度20の【判断力】判定に成功しなければならない。
レベル13:永遠の緑
Evergreen
君は、針葉樹がその心材を保つ長命の秘密を発見する。寿命が来る前に切り倒されない限り、松やトウヒは非常に長い命を生きることができる。今やこれと同じことが君にとっても実現されている。
利益:10年経過するごとに、君の肉体は1年分だけしか加齢しない。
最終更新:2014年06月07日 22:22