ドルイド(クラス)

101413版
古代の神官階級の一員であるドルイドは、自然の精霊と心を通わし、土地と調和して生きる一般の人々を守護している。神秘的な儀式を行った後、ドルイドは神に対して、月、太陽、嵐、森、そして獣の魔法の力を与えてくれるよう呼びかける。
表:ドルイド
レベル 習熟ボーナス 特徴 一日の呪文数
1 2 3 4 5 6 7 8 9
1 +1 ドルイド語、呪文発動能力 2
2 +1 ドルイドのサークル、自然の化身 3
3 +2 3 2
4 +2 能力値上昇 4 3
5 +2 4 3 2
6 +2 サークルの特徴 4 3 3
7 +3 獣の言葉 4 3 3 1
8 +3 自然の化身強化 4 3 3 2
9 +3 4 3 3 3 1
10 +3 サークルの特徴 4 3 3 3 2
11 +4 4 3 3 3 2 1
12 +4 能力値上昇 4 3 3 3 2 1
13 +4 4 3 3 3 2 1 1
14 +4 千の顔 4 3 3 3 2 1 1
15 +5 4 3 3 3 2 1 1 1
16 +5 能力値上昇 4 3 3 3 2 1 1 1
17 +5 4 3 3 3 2 1 1 1 1
18 +5 永遠の緑 4 3 3 3 2 1 1 1 1
19 +6 能力値上昇 4 3 3 3 2 1 1 1 1
20 +6 獣の呪文 4 3 3 3 2 1 1 1 1

ドルイドの作成

下記の提案に従って素早くドルイドを作成することができる。
背景神官
装備:レザー・アーマー、シールド、スピア、ロッド、冒険者キット、ヤドリギの若木、55gp

クラスの特徴

ドルイドとして、君は下記のクラスの特徴を得る。
ヒット・ポイント
ヒット・ダイス:ドルイド・レベルあたり1d8
1レベル時のヒット・ポイント:8+【耐久力】修正値
より高いレベルでのヒット・ポイント:1レベルより後のドルイド・レベル毎に1d8(あるいは5)+【耐久力】修正値

習熟
鎧の習熟:パデッド・アーマー、レザー・アーマー、ドラゴン・レザー、ハイド・アーマー、木製のシールド
武器の習熟:クラブ、ダガー、ダート、ジャヴェリン、メイス、クオータースタッフ、シミター、シックル、スリング、スピア
道具:薬草師キット

セーヴィング・スロー:【判断力】
技能:〈動物使い〉、〈自然〉、〈宗教〉、そして〈生存〉から1つを選択すること。

ドルイド語

Druidic
君はドルイドたちの秘密の言語、ドルイド語を修得している。君はこの言語を用いて会話することや、それを使って秘密のメッセージを残すことができる。君とこの言語を知る他の者は、そうしたメッセージを自動的に見つける。それ以外の者は、難易度15の【判断力】(知覚)判定に成功することでメッセージの存在に気付くが、魔法なしではその意味を解読することはできない。

呪文発動能力

Spellcasting
自然そのものの神聖なる精髄を引き出す君は、回数無制限で発動することができる初級魔法と、1日に一定の回数だけしか発動できないその他の呪文の組み合わせを有する。呪文発動に関する一般的なルールについては、『プレイ方法』のファイルの“魔法”の項目参照。

初級魔法

Cantrips
君はドルイドの呪文リストから選択した2つの初級魔法を獲得する。

一日の呪文数

Spells per Day
君は「表:ドルイド」に記載されている通り、君のドルイド・レベルによって、1レベル以上の君が発動できるドルイド呪文の数が決定される。使用済みの発動能力―呪文スロットとも呼ばれる―を回復するには、大休憩を取らなければならない。
呪文の準備。発動するには、どのドルイド呪文を利用できるようにするか決定する。大休憩を取ったときにはいつでも、すべてのドルイドが利用できる呪文のリストから選択して、1レベル以上の発動することができるドルイド呪文のリストを準備する(『呪文』のファイル参照)。
君のリストには1+ドルイド・レベルに等しい数のドルイド呪文が含まれ、その呪文は「表:ドルイド」に示されている通り、君が利用できるあらゆる呪文レベルのものから選ぶことができる。
呪文を準備するには祈りと瞑想に時間を費やす必要がある:君が準備する各ドルイド呪文について、呪文レベル毎に最低でも1分を要する。一度にすべての呪文を準備しなければならない訳ではない。もし望むなら、君はその日のもっと後に準備することもできる。
準備した呪文の発動。準備した呪文を発動するとき、君がその呪文のレベルと同じかそれ以上の発動回数を消費する。その呪文そのものは消費されない。たとえば、君が1レベル呪文のキュア・ウーンズを準備しており、まだ1レベル呪文1回と2レベル呪文1回を発動できるなら、君はどちらかのレベルで1回ないし2回、キュア・ウーンズを発動できる。

魔法能力値

Magic Ability
【判断力】が君のドルイド呪文に関する魔法能力値である。
セーヴィング・スロー難易度。君の呪文に抵抗するための難易度は8+君の【判断力】修正値に等しい。
呪文発動ボーナス。もし呪文を発動するときに魔法の焦点具―木製のロッド、スタッフ、あるいはワンド―をはっきりと見せたなら、呪文のセーヴィング・スロー難易度に呪文発動ボーナスを加えることができる。このボーナスは「表:ドルイド」に示されている攻撃ボーナスに等しい。

儀式発動

Ritual Casting
君がその呪文を準備しており、その呪文に儀式版が存在しているなら、あらゆるドルイド呪文を儀式として発動することができる。呪文を儀式として発動するには、その呪文の発動時間に10分を加えなければならず、その間、魔法の焦点具、すなわち木製のロッド、スタッフ、あるいはワンドを用いる規定された儀式を執り行わなければならない。

自然の化身

Wild Shape
2レベル以降、君はアクションを使って魔法的に野獣の姿を取ることができるようになる。一度この特徴を使うと、小休憩か大休憩を取るまでは再び使用することはできない。8レベルになると、君は休憩を取るまでの間に2回“自然の化身”を使うことができるようになる。
姿を変えるとき、利用可能な姿から1つを選択する。君はバット、キャット、ディア、ドッグ、フィッシュ、ホーク、ホース、アウル、レイヴン、スネーク、トード、あるいはウィーゼルの姿を取ることができる。
君はドルイド・レベルの半分に等しい時間の間、特定の姿を取り続けることができ、その後、君がこの特徴の使用回数を追加で1回分消費しない限り、通常の姿に戻る。君は呪文の発動や魔法のアイテムの起動に関わらない任意のアクションの一部として、それよりも早い段階で通常のつがたに戻ることができる。そして、もし君が気絶状態になるか、0ヒット・ポイントになるか、あるいは死亡するかしたなら、自動的に通常の姿に戻る。
姿を変えている間、下記のルールが適用される:
  • 君のゲーム・データは、そのクリーチャーのデータと置き換わるが、属性と、【知力】、【判断力】、【魅力】の値は君のもののまま維持される。また君の技能とセーヴィング・スローの習熟のすべては維持され、加えてそのクリーチャーのものを獲得する。もし君とそのクリーチャーのどちらも同じ習熟を有しているなら、より高いボーナスだけが適用される。
  • 姿を変えるとき、君はそのクリーチャーのヒット・ポイントを持つものと見なされる。通常の姿に戻ったとき、君は姿を変える前に有していたヒット・ポイントの数値に戻る。しかしながら、0ヒット・ポイントにまで減少した結果として戻ったなら、超過した分のダメージは通常の姿へ持ちこされて適用される。たとえば、君が動物の姿で10ダメージを受け、1ヒット・ポイントしか持たない状態であったなら、通常の姿に戻った上で9ダメージを受ける。
  • 君は話すことも、呪文を発動することも、手や言葉を必要とする他のいかなるアクションも取ることはできない。
  • 君の装備は新しい姿に飲み込まれてしまうため、それらの装備を起動したり、使用したり、振るったり、その他それから何らかの利益を得たりすることはできなくなる。(そのため、君が所持するいかなる魔法のアイテム、鎧、武器、あるいは盾も君に何の利益も与えない)。


ドルイドのサークル

Druid Circle
2レベルになると、君はドルイドのサークルの1つを選ぶ:大地のサークルか月のサークルだ。
君のサークルは「表:ドルイド」で示されているように、特定のドルイド・レベルにおいて君に特徴を付与してくれる。それぞれのサークルはこのドルイドの項目の最後に詳述されている。

ドルイドのサークル

彼らの組織は、ドルイドたちを孤独な世捨て人と見なしているほとんどのよそ者からは見えないが、実際にはドルイドは広大な土地に、政治的境界線も無視して広がる社会的組織の一員である。すべてのドルイドが名目上はこのドルイド社会の一員であるが、中にはあまりに孤立し過ぎていてこの社会組織の高位メンバーには一切出会ったことがないという者もいるし、ドルイドの集会には一切参加したことがないという者もいる。すべてのドルイドはお互いを兄弟姉妹であると認識している。しかしながら、荒野の真のクリーチャーたちと同様、ドルイドたちもときにお互いに競合したり、餌食にしたりすることすらある。
地方レベルでは、ドルイドは自然の特定の観点、バランス、そしてドルイドの在り方を共有するサークルを組織している。


能力値上昇

Ability Score Improvement
「表:ドルイド」に示されている特定のレベルに達したとき、君は自ら選択した能力値1つを2上昇させるか、あるいは自ら選択した能力値2つをそれぞれ1上昇させることができる。この特徴を使って能力値を20より高く上昇させることはできない。
あるいは、記載されたレベルの1つに到達したときに、能力値を上昇させることを諦める代わりに、1つの特技を修得することもできる。

獣の言葉

Beast Speech
7レベル以降、君は野獣の姿で会話することができ、呪文発動以外の、言葉を必要とするアクションを取ることができるようになる。

千の顔

Thousand Faces
14レベルになると、君は“自然の化身”を使って、君と同じサイズ、同じクリーチャー種別の別のクリーチャーの肉体的外見を取る術を学ぶ。別の種族や別の性別の不特定の人物の姿を取ることもできるし、君が見たことがある特定の個人に似せた外見を取ることもできる。また君の肉体的外見にちょっとした変化を加えることもでき、髪の毛の色や目の色を変えたり、身長や体格を変えたり、皮膚の色や質感を変えたりできる。君のゲーム・データは変化しないし、着用している衣類や装備品も変化しない。
この形質変化は肉体的な接触を含めた詳細な検査にも耐えうるものであるが、他のクリーチャーは君のしぐさや話し方によって、君が似せている人物(あるいは何か)とは違うと見破られるかもしれない。

永遠の緑

Evergreen
18レベルになると、今や、ある種の植物の持つ長寿の秘密は君のものとなる。10年経過するごとに、君の肉体は1年分老化するだけになる。

獣の呪文

Beast Spells
20レベルになると、君は“自然の化身”を使用して何らかの姿を取っているときにも呪文を発動できるようになる。もし形質変化するときに魔法の焦点具を所持していたなら、あたかもその焦点具を持っているかのように、呪文発動に習熟ボーナスを適用できる。

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最終更新:2014年06月07日 22:22