春日神社

春日神社(かすがじんじゃ)

#ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (添付ファイル名)
ラオスお寺で撮影したピーの祠
善昌寺の鎮守。永平寺は白山権現、總持寺は三宝荒神、比叡山は山王権現、高野山は丹生明神というように、浄土真宗以外の宗派ではお寺でも神道の神々を祀り、守護を願うのが一般的です。逆に神社でも神宮寺を建てます。現存していない所は明治時代の神仏分離のために撤去されたと思われます。また、例えばタイの仏教寺院でもピー(精霊)の社を祀るように、海外でも珍しいことではありません。多神教は異教にたいして寛容な傾向にあります。

日本人にとっては普通の光景ですが、石造文化の欧米の人たちの中には、木漏れ日がさし、枝葉がサラサラと音をたてる森の神殿というのはとてもエキゾチックに感じられる方が少なくないようです。

善昌寺では1325年に丹下城主(たんがのじょうしゅ)藤原朝臣景宗(ふじわらのあそんかげむね)公が開基大旦那として善昌寺を建立した際、藤原氏の氏神である春日明神を鎮守として奉請したことに始まります。
奈良の春日大社が総本社です。武甕槌命(タケミカヅチノミコト)、経津主神(フツヌシノカミ)、天児屋命(アメノコヤネノミコト)、比売神(ヒメガミ)の四柱の神をまとめて春日神と呼びます。

タケミカヅチノミコト

雷神、剣の神であり、「出雲の国譲り」で活躍しました。タケミカヅチノミコトが国譲り反対派の神と相撲をとって一捻りにし、国譲りが成ります。そのため相撲の起源とされます。

フツヌシノカミ

タケミカヅチノミコトと共に国譲りの交渉を行いました

アメノコヤネノミコト

「岩戸隠れ」の際に祝詞を唱え、天照大神が岩戸が少し開いた時に太玉命と共に鏡を差し出しました。

ヒメガミ(姫神とも)

春日神の場合、アメノコヤネノミコトの妻です。

また、四柱の神はそれぞれ不空羂索観音・薬師如来・地蔵菩薩・十一面観音が本地仏とされます。本地仏とは神の正体のこと。
最終更新:2016年09月10日 11:55
添付ファイル