キリシア王国は
ルシリア東北部に密集する各国のほぼ中央に位置し、恵まれた環境から大きな力を有している。
ルシリア東北部の三雄の一角を占めるが、文化文芸、芸術にも他国には見られない優美さが顕著に表れる。
長い歴史を有し、国家構成が作られた当初からその存在が歴史上に見受けられるが、建国当初の物語はこの本の中では語られていない。
南に長く伸びるキリリア大河、北には短い距離だがミーシャル大河があり、この大河の治水に成功した事がキリシアを大国に伸し上げた所以である。
ミーシャン大河に接する、サストス平原、キシトン平原では良質の麦が収穫され、南のキシリア大河に接する、ダフェン大地、サトリス大草原に置いても年々大きな収穫が上げられている。
他国に繋がる道を多く有し、交易面でも大きな力を発揮している。
中央部に位置している事から各国が交易を行う場合、どうしてもキリシアを経由せねばならず、この関税だけでも他国では類がない程の莫大な収益を得ている。
最大の難点は沿岸部が少ない為、今後発展が予想される海洋運搬や、海に対する利が少ない事が上げられる。
国民性は国家が歴史を持っている事を自負し、そこをやや鼻に掛けていると他国からは見られている。
温和であり、社交性が高い、衛生概念が類を見ないほど高い、飢えている貧しい者が少ない国家である所以であるが、民度の高さは他国を圧倒していると言って良いだろう。
しかし国家に依存する姿勢よりも、コミニュティを独自のスタイルと取る地域色を持ち、共存共栄寄り合い意識も高い。
文化素養が高い為か、これから外れる者を馬鹿にする傾向があると見られている。
「良き隣人の地」「求者の楽園」と持ち上げられる反面、「歴史で飯が食える唯一の地」と蔑まわれる場合も多い。
識字率は85%以上、国民の大半が文字を読む事が可能であり、自国の歴史と共に知識の高さを誇っている。
特産と言われる物は無く、敢えて上げれば良質の麦が生産されており、これを生かして小麦食品及び麦酒(ビール)を毎年大量に輸出している
現時点においてキリシアと戦闘状態の国は無い、三雄の一角
サガト王国とは反目する場合もあるが、交易面から今現在事を荒げる様子は伺えない。
またキリシアも前宰相
グリシスが虎視眈々と狙って居る為、他国と事を起こす事は控えるべきだと考えられていた。
接する他国とは良好な関係だが、
テリニア王国とだけは現在国交が断絶している。 *理由は
テリニア王国を参照。
最終更新:2012年09月25日 03:45