自分の道を捨てる時に拾う未来

統一紀元前1409年、ダリューが腕を失った一夜の出来事。

妻ゼジュをカウマ法国に残して戦場を歩き回って居たダリューはその日、カウマ法国に向かう中で追手の気配を感じ森の中へと入って行った。
追われるダリュー、これまで恨みを買う覚えは数多、賞金稼ぎをしていた時代の事を思えば、誰なのか知るのも億劫になる程だ。
これまでもこの様な事は多かった、だからこそ治安の良いカウマ法国セジュを残して来たのだから。
しかし今回の追手はいつもと違う、かなりの使い手が数人ダリューを逃すまいと迫ってくる。
並では無い、体術もそうであったが、暗殺に慣れた者達の動きと知ったダリューは 此の儘ではただでは帰れそうもないと悟る。
この上は、死なない程度に叩き伏せるしか無いと手合わせし、まんまと追手の手から逃げだせたと思ったのだが。










最終更新:2012年09月14日 10:13
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