Ultra Violet Irradiating Experiment;UVIE
- 本実験は海洋細菌の紫外線耐性を評価する研究の一部である。
- 種による紫外線耐性の違いが細菌群集の紫外線耐性を特徴づけていると考え、単一種レベルでの紫外線耐性を評価することを目的とする。
室内実験
- 環境中から単離した細菌を用いることで、本実験の結果が現場の海洋環境をある程度、反映するものになる。
- 環境要因を制御した実験を行うことで、特定の環境要因に対する応答を計測することができる。
Introduction
- 海洋表層域の細菌は有害紫外線領域B(UVB;290-320nm)により活性とバクテリア生産が低下する(Herndl et al 1993;0.4 Wm^2 x 4h)ことが報告されて以来、同様の結果が多数報告されている。
- UVBにより細胞中のDNAに構造変化が起き(DNA損傷)、これが蓄積すると細胞死となる。DNA損傷はUVBが照射される昼間に蓄積し、夜間に修復されることがDNA損傷の計測から知られている(Jeffrey et al 1996)。(他に紫外線領域A(UVA;320-400nm)による光修復もある。)
- 海洋表層域の微生物は有害な紫外線放射に対して、UVBを防ぐ戦略とDNA損傷を修復する戦略を持っている(??Hanelt 1998??)が、細菌(bacteria)はUVBを遮蔽する色素が無いのでUVBを防御する能力は低いと考えられている(ref->Worrest et al 1989,Marchant et al 1991)。
- DNA修復についてのこれまでの研究から、分かっていること&課題 -> 1)損傷はdoseかradiationか?
目的
- 種によってUVBに対する戦略が異なることを示す。
- 種による戦略の違いを数値化して種を特徴づける。
- 弱UVRで長時間暴露と、強UVRで同等のUV doseではDNA損傷の蓄積とどの程度の違いがあるか?
- 修復に要する時間を、1)UVB照射レベル間で2)種間で比較し、結果に基づいて分類する。
方法
- 細胞数の時間変化から細胞分裂速度(V)を算出し、条件とそのVを、紫外線照射無し(Va)、紫外線照射中(Vb)、紫外線照射後暗所(Vc)として、各条件で種ごとに比較する。