解説:translate

  • translate
 ZRF内の単語の翻訳を定義します。

  • (translate <translation1>...<translationN>) ・・・version 1.1.1よりで導入
 翻訳1<translation1>・・・翻訳N<translationN>を適用します。

 各<translation>の内容は以下の通りです。

  • (<original-string> <translated-string>)

 元の文字列<original-string>、翻訳された文字列<translated-string>の順に並べます。
 翻訳のペアを必要分だけ羅列します。

 翻訳ブロック(translation XXX)は、ゲームブロック(game XXX)やバリアントブロック(variant XXX)のように、ZRFの最も外側のレベルに配置します。

 ZRF内の全てのバリアントに影響を与える既存のZRFファイルに一連の音声言語翻訳を追加できます。
 翻訳は、ユーザーに表示されるテキストにのみ影響します。
 保存されたゲームは、未翻訳の文字列を使用して保存されるため、翻訳の異なるユーザーが保存されたゲームを共有する場合があります。
 同様に、翻訳が異なるユーザーも、ネットワークを介して互いに対局できます。
 Authoring Mode:オーサリング(編集)モードで「Verbose notation in moves list:ムーブリストの詳細表記」オプションを選択すると、翻訳前のムーブを表示できます。
オプション設定ダイアログ

 バリアント、プレーヤー、駒、位置の名前のみが翻訳されます。
 駒の説明、ゲームの説明・歴史・戦略は、翻訳の影響を受けません。

 翻訳は常に行われます。
 英語のZRFを取得して、ドイツ語の翻訳を最初に置くと、ドイツ語のZRFになります。
 したがって、言語ごとに個別のファイルを保守する必要がありますが、ファイルの保守は簡単です。
(以下の例を参照してください。)

(game
 ・・・・
)
(variant
 ・・・・
)
(translate
 ("Chess" "Schach")
 ("Pawn" "Bauer")
 ("Knight" "Springer")
 ("Rook" "Turm")
 ("Queen" "Dame")
)

※英語をドイツ語に翻訳します。

<BritishVersion.zrf>

(translate ("Color" "Colour"))
(include "AmericanVersion.zrf")

※イギリス版ZRFでは、アメリカ版のZRFの「Color」を「Colour」に翻訳して表示します。
 それ以外は、「AmericanVersion.zrf」と同じです。


最終更新:2020年09月01日 00:19