「人がオオカミになる」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
人がオオカミになる - (2016/03/31 (木) 22:22:59) の編集履歴(バックアップ)
→ヨーロッパから見て北方にすむ民族
ネウロイ人について
スキタイ人やスキタイ在住のギリシア人の語るところでは、
ネウロイ人はみな年に一度だけ、数日にわたって狼に身を変じ、それからまた元の姿に戻るのだという。
→ギリシアの著述家エウァンテスが記している、
アルカディア人の伝説として、以下の話を記す。
アントゥスという氏族から、家族間で投票で選ばれた男が、その地域のとある沼地へ連れてゆかれ、
着物を
カシワの木にかけ、水を泳ぎ渡って荒涼たる場所へ行く。そして
オオカミに変えられて、
九年間他のオオカミの群れの中で暮らすといい、その期間中、自制して人間と接触せずにいれば
やがて同じ沼地に戻ってきて元の姿を取り戻すのだという。さらに、元の着物も取り戻すのだとか。
(プリニウス自身は、信じるに値しない話としてこれを記している)
参考文献
『歴史(中)』ヘロドトス
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』