朝鮮人参

  • ウコギ科の多年草。

  • 朝鮮または中国東北部の山林樹下に自生する。

  • 薬理作用として、この朝鮮人参に含まれるサポニンと呼ばれる物質が糖代謝を促進する事が知られている。
   ちなみにサポニンとは、人参やジギタリスなどを水中で振り混ぜた際に泡立つ(シャボン)事から。

  • 日本国内に流通していた朝鮮人参は、ほとんどが朝鮮の開城産のものだった由。

  • 日本で、最初に薬用人参の栽培・国内生産を企てたのは徳川吉宗
   対馬藩を通して種を取り寄せ、田村元雄に命じてこれを日光近くの今市で試験栽培させたという。

  • 平賀源内『物類品隲』では朝鮮人参の項目に多く紙面が割かれており、
   さらにその巻末には「人参培養法」が付録として掲載されていたという。


      参考文献
『平賀源内を歩く』奥村正二


最終更新:2013年10月31日 03:22