伊勢神宮の神饌

   → 阿漕ヶ浦

  • 『古今著聞集』巻二十に、伊勢神宮の神饌に関する記事が見える。
   東大寺上人の春豪房が伊勢神宮の別宮近くで、海人からを買い取って海へ放生したところ、
   その夜の夢枕に蛤が現れ、神宮の神域で出離する縁を得たにも関わらず、上人の放生により
   その縁を失った、と責めたという。
(zsphereコメント:神に捧げる贄を得る神域、普段は禁漁区で破った者は捕まるというほどの
          神道側の神聖観念と、生き物を救う放生の仏教的な神聖観念がバッティングした、
          という辺りがちょっと面白い話)



      参考文献
『日本伝奇伝説大事典』
最終更新:2014年02月25日 04:56