インダス印章




  • また、この印象はペルシア湾岸地域や、メソポタミア文明の分布域からも出土しており、
   インダス文明を担った人々の活動がかなり広範囲にわたっていた事を示す。


  • これら印章のうち、約60%が一角獣を描いたもの。
   また、インダス文明の印章は特大型(50~70mm)、大型(35~49mm)、中型(20~34mm)、小型(10~19mm)
   といった形におおよそ分けられるが、このうち特大型の印章の図柄はすべて一角獣であるという。
   この一角獣については、二本の角をデザイン上一本に描いたとする説もある。

  • インダス印章の押印する面は多く四角形だが、これが円形のものも存在する。
   湾岸式印章と呼ばれ、主にペルシア湾岸の遺跡で出土。
   ドーラーヴィーラー遺跡ロータル遺跡でも見つかっている。


      参考文献

『インダスの考古学』近藤英夫
『インダス文明の謎』長田俊樹


最終更新:2014年08月01日 15:59