つくった毒汁の材料
→
ケルベロスの口の泡、
エキドナの毒、「妄想」、「忘却」、「罪業」、「落涙」、「狂暴」、「殺戮欲」などを
すり合わせ、新しい血であえた上、青い毒人参でかきまわしつつ煮詰めたもの。
- シェイクスピア『マクベス』、三人の魔女が鍋で煮込むもの。
→潰した
ヒキガエル、沼蛇のぶつ切り、いもりの目玉、蛙の指先、
コウモリの羽、犬の舌、
マムシの舌、盲蛇の牙、
トカゲの足、
フクロウの翼、龍のうろこ、
オオカミの牙、
魔女のミイラ、人食い鮫のノドと胃袋、毒にんじんの根、イエスを罵ったユダヤ人の肝臓、
ヤギの肝、
月食の夜に手折った
イチイの小枝、トルコ人の鼻、韃靼人の唇、赤ん坊の指。
これらを煮込み、
ヒヒの血で冷やすとか。
(なお、こうして作られた魔女のシチュー(?)だが、その後これを誰かが口にするシーンはなく、
やって来たマクベスはこの釜のある洞窟内で死者たちの亡霊を見ることになる)
(zsphereコメント:釜で煮込んだのならシンプルに考えれば料理か薬の類かと思うのだが、
口に入れるわけではないのが面白い。煮込む事で発散される臭いが目的、とかだろうか)
参考文献
『変身物語(上)』オウィディウス
『マクベス』シェイクスピア
最終更新:2014年11月29日 00:05