同国最大の古代墳墓。
2014年に考古学者による報告があって知られるようになった。
- 入口の大理石の柱には2体の女神像が、さらに墓の入り口を守るようにスフィンクスの石像が鎮座していたという。
- 墳墓の床はモザイクになっており、13.5平方メートルほどの範囲に、
女神
ペルセポネが
ハデスによって冥界へと連れ去られる場面が描かれていたという。
ハデスは馬車を駆っており、またその馬車の前を深紅のマントと帽子、翼のあるサンダルを履く
ヘルメスが先導している姿も描かれていたという。
また、このモザイク画に描かれたペルセポネの像が、
ベルギナにあるアレクサンダー大王の父の墓にある
同モチーフの図像と酷似している事も指摘されている。
大王の母
オリュンピアスであるとする説などがある。
(アレクサンダー大王本人は、記録によれば遺体が
エジプトに運ばれそこで葬られたとされているため、
この墓の主ではないとする見方が現在主流とのこと)
参考文献
ナショナルジオグラフィック2014年9月11日記事
ナショナルジオグラフィック2014年10月2日記事
最終更新:2014年10月23日 01:27