スフィンクス

   エキドナ(あるいはキマイラ?)の子とされ、「テバイ人らの破滅の因」とされている。
(岩波文庫『神統記』巻末の系譜図を見るに、これの訳者の人はキマイラとオルトスの子であると
   解釈している模様。)

  • 一方、アポロドーロス『ギリシア神話』では、エキドナとテュポンの子であるとしている。

  • 女面にして胸と足と尾は獅子、鳥の羽を持つ。

  • 有名な四足、二足、三足の謎は、詩歌の女神ムーサから教わったものだとか。



  • 一般に、ギリシャでは女性の顔であるとされるが、一方エジプトでは上体が男であるとされる。
   ヘロドトスは『歴史』の中で、エジプトに関する記事の中で「男スフィンクス」という語を用いている。

  • プリニウス『博物誌』第八巻では、エチオピアに産する珍しい動物としてスフィンクスの名が挙がっている。
(zsphereコメント:この項目、ヤマネコ、スフィンクス、ペガサスハイエナオナガザル
          といった順番で並んでるのでなかなか味わい深いw)


      参考文献
『神統記』ヘシオドス
『ギリシア神話』アポロドーロス
『歴史(上)』ヘロドトス



最終更新:2016年03月30日 04:07