ただし、前方部は後世の河川反乱で攪乱されており、不確実であるとのこと。
- 箸墓古墳の東、約250メートルほどのところにある。
幅2.7m、長さ7mの大きな板囲いがあり、その中にU字形木棺を納める構造という。
また周囲の板囲いを支えるための柱以外にも何本かの柱が見つかっており、
墳丘内部に切妻造りの建物が、棺を覆うようにして作られていたのではないかとのこと。
また、共伴して出土している土器も、一般に
三角縁神獣鏡に共伴して出る土器よりも
古い年代のものとみられる。
- 他、副葬品として銅鏃80本余、鉄鏃100本余、刀剣類があった。
- くびれ部の葺石を壊して埋葬されていた箱型木棺に、伊予もしくは讃岐でつくられたと思しい
大壺が副葬されていたという。
(『シリーズ「遺跡を学ぶ」051 纏向遺跡』石野博信)
最終更新:2012年04月29日 01:53