グリフォン


  • ドイツ語では「グライフ」

  • 『グリム童話集』「なきながらぴょんぴょん跳ぶひばり」〈KHM88〉に、
   このグライフが登場し、娘と王子を紅海から故郷へ連れ帰る役を果たしている。


  • プリニウス『博物誌』第七巻に、グリフィンについて「羽のある野獣であって」、金鉱山を守備しており、
   鉱山から金を探掘する一つ目のアリマスピ族と争っているのだ、としている。
  • また同書第十巻には、グリフィンはエチオピアにいるとされている事を記している。
(が、プリニウス自身はこの鳥の実在を否定している)


  • トンプソン『民間説話』によれば、旧約聖書ノアの箱舟が民間で様々な話を付け加えて伝承されており、
   その中に、グリフォンは箱舟に乗るのを拒んだため溺れ死に、それゆえ今はいなくなった、などと語られる事があるという。


      参考文献
『完訳グリム童話集(3)』
『プリニウスの博物誌 Ⅱ』
『民間説話』トンプソン



最終更新:2016年05月22日 04:45