ドドネ

  • イオニア地方(現トルコ)の古代都市。ドドナとも。
   遺跡名としてはドドニ遺跡と表記されることが多い。


  • 同地域最古の神託所を持つことで著名。

  • プリニウス『博物誌』第四巻にも「託宣で有名なドドナのゼウス神殿」と言及される。


  • ヘロドトス『歴史』巻二に、ドドネの巫女たちの話として以下のような逸話を載せる。
   二羽の黒鳩がエジプトテーベを飛び立ち、一羽はリビアへ、もう一羽は自分たちのところ、
   つまりドドネへ来たと言い、鳩は樫の梢にとまると人間の言葉で、この地にゼウスの神託所を
   開くように言ったという。これを神託ととらえ、ドドネに人々は神託所を開いたのだとか。



      参考文献

『歴史(上)』ヘロドトス
『プリニウスの博物誌 Ⅰ』


最終更新:2016年02月22日 22:20