ストア・ポイキレ

  • アテネ市街の北端に位置する列柱館(ストア)。
  • ポイキレとは、「多彩、彩画」といった意味で、この施設内に飾られていた4枚の絵に由来する。「彩画館」とも。

   当初は創建者の名をとって「ストア・ペイシアナクテイオス」と呼ばれていたが、
   その後まもなく、当時の著名な画家たちが筆を揮ったために、この名で呼ばれるようになったとのこと。

  • また、哲学の学派「ストア派」という呼び名は、ゼノンクリュシポスたちがこの列柱館(ストア)で
   哲学を論じた事に由来する。

  • 飾られていた絵は四枚で、それぞれ「オイノエの戦い」「アマゾン族との合戦」(以上二つはミコン筆)、
   「トロイア陥落」(ポリュグノトス筆)、「マラトン合戦」(パナイノス筆)。



      参考文献

『ギリシア案内記(下)』パウサニアス


最終更新:2015年08月21日 03:23