女装した・娘に間違えられた英雄

  • パウサニアス『ギリシア案内記』第1巻19章
   →アテネの伝承によると、まだテセウスが無名だった頃に、建設中のアポロン神殿の前を通りかかった。
    その時のテセウスは足首まである外衣を羽織っていた上、髪を可愛らしく編んであったため、
    神殿工事の作業員たちがからかって「結婚前の娘がなぜこんなところに一人で迷い出た」と尋ねたところ、
    テセウスは近くにつないであった牛を解き放ち、それを建設途中の神殿の屋根より高く放って見せたという。






      参考文献

『ギリシア案内記(上)』パウサニアス



最終更新:2015年08月23日 03:13