- ヘロドトス『歴史』巻二に、パンはペネロペとヘルメスの子だという古伝承を示唆する一文がある。
- ヘロドトス『歴史』巻六に、ペルシア戦争においてアテネがスパルタに救援を求めるため
ピリッピデスという男を伝令に走らせた際、
パルテニオン山のあたりに差し掛かったところで
牧神パンに遭遇したという。パンはピリッピデスに声をかけて、自分はアテナイ人に好意を持っており、
これまでも尽くしてやったし今後もそのつもりであるが、アテナイ人が自分をかまってくれぬのは
どういう事かと述べ、アテナイへ帰ったならそう伝えよと言われたという。
これを受け、アテナイのアクロポリスの麓にパンの社が建立されたとのこと。
参考文献
『歴史(上)』ヘロドトス
『歴史(中)』ヘロドトス
最終更新:2016年10月08日 23:08