神託を得る際に釜を用いる

  • 古代ギリシャ、エペイロス地方のドドナにある著名なゼウス神殿では、
   神託で予言を得る際に、懸けられた青銅の大釜を打って音を鳴らす神事で著名だったという。
   また、そのためか「ドドナの大釜」はゼウスの加護を示すアイテムとしても認識されていたらしく、
   ウェルギリウス『アエネイス』第三巻で、予言者ヘレノスがアイネイアスに、
   多量の宝物と共にドドナの大釜を餞として贈っている。



      参考文献
『アエネーイス(上)』ウェルギリウス



最終更新:2016年01月25日 00:44