八幡神

  • 『将門記』において、平将門の新皇即位のきっかけである託宣を下している。
   またその際、菅原道真に間を取り次がせ、「位記」を授与したという。





        言及した文献

  • 『枕草子』下巻「神は」の段に言及がある。
「八幡、この国の帝にておはしましけんこそ、めでたけれ。行幸などに、水葱の花の御輿に奉る、いとめでたし」


  • 『梁塵秘抄』に、
「天魔が八幡に申すこと 頭の髪こそ前世の報にて生ひざらめ
 そは生ひずとも 絹蓋長幣(きぬがさながぬさ)なども奉らん
 呪師のまつりぬとただ秘せよ しないたまへ」
がある。
第六天魔王が八幡神の僧形を揶揄している?
 そして天蓋と幣(神への捧げもの)を献上し、民間祈祷者から献上されたことにして
 その坊主頭を隠せ、と言っている模様。むむむ?)



      参考文献

  • 『戦争の日本史4 平将門の乱』川尻秋生
  • 『枕草子 下』 講談社学術文庫
  • 『新編日本古典文学全集 神楽歌・催馬楽・梁塵秘抄・閑吟集』


最終更新:2015年06月20日 00:39