- ヒノキ科に属する日本固有種。英語では「Japanese Ceder」、学名は「 Cryptomeria japonica 」。
日本で言うヒノキ科の杉ではなく、マツ科に属する場合が多い。
(ただし、外見がヒマラヤスギに近い種をCederと呼ぶケースも多く、必ずしも種の分類に沿った名前ではないとのこと)
- 特徴の一つとして、セスキテルペン、クリプトメリジオール、クリプトメリオールなどの
精油が材中に約1%含まれる点がある。
この精油は香りを放つほか、防腐、防虫、防水、動物に対する忌避効果などを持つ。
そのため、舟の材料として優れる。
種々の資材に用いる木を生み出したのち、
「杉及び櫲楠、此の両(ふたつ)の樹は、以て浮宝とすべし」という言葉を残しており、
この時代から杉と楠が舟用の資材として有用であった事が知られていた事が分かる。
参考文献
『古代日本の超技術』志村忠夫
Wikipediaなど
最終更新:2016年06月11日 04:54