ALSの症状

初発症状としては、
1、上肢遠位部の筋萎縮
2、球麻痺
3、下肢の筋萎縮
で始まるものに分けられる。上肢遠位部の筋萎縮で始まるタイプが多い。

具体的には
・ハシが持ちにくい
・腕や足が上がらない
・重いものが持てない
・歩きにくい、よく転ぶようになる
などが初期症状として起こることが多い。球麻痺で始まるタイプでは話しにくい、食べ物がのみ込みにくいという症状からくることが多い。進行すると、起きるのも困難となって寝たきりになる。さらに、呼吸筋の筋力低下が起こると呼吸困難、水や食べ物の摂取も不可能となる。

他の症状としては、
・強制笑い,強制泣き
・流涎(よだれ)
が見られる。これらが患者のQOLの低下を招く場合も多い。

また、ALSでは以下の症状が「ほとんど出ない」のも特徴となっており、これらは陰性4徴候と呼ばれる。
・感覚障害
・眼球運動障害
・膀胱直腸障害
・褥瘡

病気に対する不安やストレスから不眠やうつになる患者もいる。ALSには直接関係しない症状だが、注意が必要である。
最終更新:2009年11月22日 03:45