ギルド/ネオギルド(特捜ロボ ジャンパーソン)

登録日:2014/05/21 (水) 12:56:51
更新日:2024/02/16 Fri 19:41:36
所要時間:約 4 分で読めます






我がギルドのロボット達が
密かに、そして巧みに人間社会に侵入し、
この国を…世界を乗っ取る日は近い。

ジャンパーソンの正体が何であれ、我々の敵である事は間違いない!

消せ!

消せ!!

消せぇぇぇぇっ!!!



ギルドとは『特捜ロボ ジャンパーソン』に登場する敵組織。


【概要】

サイボーグ・ベン藤波が人間への復讐を目的に結成したロボットマフィア。

戦闘には普通車と同程度の速度で走り、全身に火炎放射器ミサイルなどの武器を内蔵した暗殺ロボットや護衛の戦闘ロボットを用いる。
スキンヘッドやオールバックなどのバリエーションがあり、車を軽々と投げるほどの怪力を持つ。耐久力にも優れ、胴体が壊れても頭部が残っていれば動きだして攻撃することが可能。


【主なメンバー】

ベン藤波

我がギルドの敵、ジャンパーソン!貴様は死なねばならぬ!
正体が何であれ、我がギルドに敵対した時点で、その生命は果てたのだ!!

演:市山登(現:市山貴章)
ギルドの首領。大きく逆立てた金髪など、ビジュアル系のような外見が特徴。
ロボットを既存の人間とすり替え、社会を内部から支配しようと企む。
普段は基地内で指揮を執っており、市民ロボットや特殊合金製の鎖を駆使してジャンパーソンを始末しようとした。
また自らの肉体を改造しており、戦闘時にはレーザー装置や両腕から放つ怪光線で攻撃する。

◇暗殺ロボット
世紀末チックな黒いプロテクターを着用した戦闘用ロボット。
第1話で裏切り者の蛭田(演:山下伸二)を始末すべく、スキンヘッド、短髪、オールバックの3体が街で暴れ回った。
やマシンガンなどの手持ち武器に加え、腕のレーザーバルカンや目から放つミサイルなど内蔵武器も豊富。
耐久力も高く、頭部だけになってもジャンパーソンに噛み付いたりするなど非常にタフである。

◇護衛ロボット
ベンの護衛を務める戦闘用ロボット。装備は暗殺ロボットと共通。
基地に誘い込まれたジャンパーソンと戦うが、スカイジェイカーのバルカン砲でまとめて倒された。

◇市民ロボット
人間社会に送り込まれ、既存の人間とすり替えられたロボット。
劇中では一般市民のみならず、新幹線の車掌や旅客機のパイロット、政治家や警官までになりすましていた。
人工皮膚による外見は完全に人間そっくりであり、腕時計型の識別機がなければ、ギルドの構成員でも見分けがつかない程。


【顛末】

第2話で市民ロボットによる内部からの支配を暴かれた後、子供を人質にジャンパーソンを基地に誘い込む。
しかし、護衛ロボットとの戦闘の余波で市民ロボットを統率するコンピュータが破壊されてしまい、計画は完全に破綻。
子供も救出され、ジャンパーソンに敗れたベンは最後のあがきとして基地を自爆させる。

地獄で会おう!ジャンパーソン!!ハハハハハ……!!!

そう言って基地と運命を共にするが、2人は間一髪ダークジェイカーで脱出しており、機能停止したロボットも全員ロボット刑務所に運び込まれた。
人間社会を支配せんとしたロボットマフィア・ギルドは、わずか2話にして壊滅させられたのだ。

こうして街に平和が訪れ、物語は幕を閉じた。



待っていたぞWiki篭り!
我が追記・修正集団ギルドの恐ろしさを思い知るがいい!…たっぷりと!!

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……なんてことはなかった。


ジャンパーソンか…
どうやら我々の野望達成のためには邪魔な存在となりそうだな。

待っていろジャンパーソン。貴様の息の根は必ずこの俺が止めてやる。

母親は違うが、ロボットマフィア・ギルドのボス
ベン藤波の兄であるこの俺がな…!


ギルドは「ネオギルド」と名を変え、新たな指導者の下、再びジャンパーソンを苦しめることとなる。


【概要】

ネオギルドはベンの腹違いの兄、ジョージ真壁が率いるロボットマフィア。第4話から登場。
ジャンパーソン達と戦った回数が最も多い組織で、放送当時『東映ヒーローフェア』で公開された劇場版にも登場した。

基本的に戦闘や工作要員にはロボットが充てられているが、人間の科学者も何名か在籍している。

ロボットの性能はギルドのそれを上回り、人間の姿からロボットへ変身できる者もいる。
社会に多数のロボットを潜入させる戦略はギルドと同じだが、ロボット刑務所を始めとする様々な施設を掌握するなど活動は幅広い。

組織を抜けて平和に暮らしているロボットも存在するが、使用するパーツは一般に流通している物ではないため壊れても修理ができず、回復にはリハビリが必要。


【主なメンバー】


心に刻み込め!このジョージ真壁に背く者には見せしめの血の粛清あるのみと!
我らは鉄の結束……ネオギルドだ!!

演:高橋和興
ネオギルド首領にして、ベン藤波の腹違いの兄。昔はグリフォンの力で戦っていた
普段は手の中で二個の金属球を転がし、ネオギルド本部から部下のロボットへ指令を下す。
冷静沈着だが、作戦が不利に動くと怒りを露わにし、小物臭を漂わせる。
武器としてビームガンを所持。

40話には彼そっくりのサラリーマンが登場した。

ガンギブソン
ネオギルドの戦闘ロボット。詳しくは該当項目参照。

キャロル
ガンギブソンのパートナーだった女性型ロボット。が武器。
ガンギブソンの命令違反に伴い、真壁の指示で破壊された。

◇近衛兵ロボット
戦闘員の立場にあるロボット。識別機越しの市民ロボットと外見は同じで、顔色は金色や銀色など。
黒いジャンパーを着用している。

◇暗殺ロボット/武官ロボット
人間と遜色のない外見を持つ、真壁の側近を務める幹部ロボット。
男性型や女性型などいくつかのバリエーションがあり、劇場版にのみ登場するタイプも。
演者はスーツアクターが顔出しで務める事が多い。

  • ギルブラッカー 演:横山一敏、高岩成二など
黒のプロテクターを装備する男性型武官ロボット。
ギルドの戦闘ロボットと見た目は変わらないが量産性を重視したためか耐久力及び攻撃力は大きく劣る。
内心で組織に不満を持つ者もいたが、だいたい暗殺されてしまう。
戦闘では柳葉刀の二刀流や自動小銃、ロケットランチャーなどを装備している。

  • ギルゴードン 演:高橋利道、関根大学など
金のプロテクターを装備する男性型ロボット。二人一組で行動することが多い。
全身に腕部ビーム、腰部ミサイル、携行火器を装備している動く火薬庫。
キルやM3、マチェックといったバリエーションもある。
重甲ビーファイター』でジャマールの魔導師ジャグールの力で復活した時も二体一組で登場するが、一体は銀色になっており、内蔵されている武器もギルブラッカーと同じものに変わっていた。

  • マヤシルバレラ 演:今井喜美子、小高誓子
と口からの冷凍ガスで武装する女性型ロボット。ハイレグ。
大抵はジャンブレーダーで破壊される。

  • ブランボット 演:清家利一、竹内康博
劇場版に登場した男性型ロボット。電撃ネットワークを思わせるパフォーマンスとハゲ頭が特徴。
胴体が破壊されても頭部だけで稼動する。
ロボットだがサボテンの針は痛がっていた。

◇オメガDX
5話に登場したネオギルドのトップバッター。一つ目の戦闘ロボットで、真壁曰く『最新最強』。
事前に脱走させた四名の囚人ロボットと戦わせて得たジャンパーソンのデータを元に攻撃を行う。
左腕のバズーカと目からの閃光が武器。またキックなど格闘能力も高い。
最後は新兵器アークファイヤーとジャンブレーダーの前に敗れ去った。

◇ファルコン13 (声:堀田眞三)
9話に登場。木滑総合病院の医師の木滑剛(演:堀田眞三)に化け、瀕死の患者の中から作戦に必要な者の意識をロボットスリーパーに移植していた。
両手についた鉤爪と銃が武器。
ちなみにそのロボットスリーパーを演じたのは元スーパーライダー

◇カルーラ高島(演:川俣しのぶ)
12話に登場。シープレンタルカンパニーの社長としてお手伝いロボットSEEP A型(声:高坂真琴)100体を政財界など日本の中枢にレンタルし、本人たちも全く気付かずに内蔵されたネオギルドに直接つながっているアイカメラを使い密かにスパイ活動をさせていた。
社長という事なのか女性型ロボットだがスーツを着用している*1
感情的な性格で喜怒哀楽が激しく、計画がジャンパーソンにばれて中止されると自暴自棄になってSEEP A型を暴走させ破壊活動を行わせた。護身用に拳銃を所持。
暴走を止めようとシープレンタルカンパニーに乗り込んだジャンパーソンを超音波発生装置とギルブラッカーで攻撃するも失敗し、最後は自身に埋め込んでいたSEEP A型の自爆装置を作動させるもジャンブレーダーで斬られて倒され装置も停止した。

◇ドールマン(演:カルロス東郷神威狂児)
14話に登場。組織を裏切ったU2の抹殺が任務の最新型暗殺ロボット。人間への擬態が可能。
戦闘時には顔が銀色になりギルブラッカーと酷似した姿になる(おそらく強化型と思われる)。
両手の鉤爪と右腕の銃を武器にジャンパーソンと戦い、ジャンデジックとジャンバルカンで破壊されるも、左腕の残骸が動き出し指からレーザー光線を発射して攻撃した。

◇U2(演:軍司真人)
14話に登場。特殊工作用ロボットで国際会議場への時限爆弾の設置が任務だったが、ジャンパーソンに発見され戦闘となりその最中にビルから落下して記憶喪失になる。
その後正彦少年(演:青木海)と出会い良心に目覚め時限爆弾のありかをジャンパーソンにハッキングさせるも、その後ドールマンのレーザーから正彦をかばって機能を停止した。
特に武装はなく、武器として銃を所持していた。
後にカブトムシの未確認生命体に転生したらしい。

◇R3号(演:丹古母鬼馬二)
16話に登場した人間の姿をしたロボット。
武器はバズーカを所持していたが途中でジャンパーソンに取り上げられ、その後は頓田博士が開発した(演:上田忠好)「ネオギルド精神注入棒」により精神力のみで戦う「ど根性ロボ」。ロボットなのに精神論である
副作用で何度もナイチンゲールやドラキュラなどの人格変化を起こした。愛称はサンちゃん。
あまりのカオスさからその回がニコニコ動画で配信されて以降、何か棒状の物や何かを注入する場面が出てくると「精神注入」「精神注入棒」などとコメントが出るのがお約束になってしまった。

◇氷室(演:志村要)
21、22話に登場。軍服が特徴のロボット刑務所の所長だが、その正体はネオギルドのロボット。
ネオギルドのコントロール下に置くために囚人ロボットたちに密かにネオギルド回路を埋め込んでいた。
電磁警棒で囚人ロボットに制裁を加え、戦闘時には顔が銀色、体がギルゴードンと同じ形状になり、口からミサイル、左腕から光線を発射する。

◇影武者ロボット(演:高橋和興)
ジョージ真壁そっくりに作られたロボットで影武者を務めている。
右手の指から青い光線を発射するほかライダーキックを繰り出せるほどの高い格闘能力を誇る。またブローソンが直撃しても耐えるほどの強靭なボディを持つ。
27話で永遠の命を与える生命の樹(声:横田ひろみ)を狙い行動する。

◇カーマン(演:秋間登)
29.30話に登場。特殊な電磁波でヒューマノイド型ロボットの生命チップを破壊するジーザスエンドを狙い、東都大学のロボット工学の権威・細川博士(演:秋間登)そっくりに作られた潜伏用ロボット。
戦闘時には右腕を鉤爪に変形させビームを発射する。

ヘラクレスオオカブト型のメカ
29,30話に登場。ジョージ真壁が使った銀色のメカで、飛行し偵察を行い人間に幻覚剤を注入する。

◇トコちゃん (演:愛賀あいり)
35話に登場。ネオギルドで修理屋として働いていた山上信一郎(演:篠田薫)と共に脱走した女子高生型ロボット。
処刑の直前にジャンパーソンとガンギブソンに助けられるも山上を助けるべく再びネオギルドに乗り込むが、助ける条件として真壁特製のチップを埋め込まれその後ロケットランチャーとトレンチナイフを武器に使う戦闘ロボットとして立ちはだかる。

◇M3(演:栗原敏)
36話に登場。ギルゴードンと同型のロボットで、竹内丈太郎博士(演:岩城力也)が作った人間と全く見分けがつかないシャドウロボットを狙いギルブラッカーと共に人間に化けて行動。
左腕から光線、右胸からベーターレーザーを発射して攻撃する。

◇銀色のロボット(仮称)
36話に登場。スコルピオンの顔にエンジェルの身体のものとジャイロの顔にスコルピオンの身体のものの二体が登場。
口から発砲して攻撃する。また格闘能力も高い。

◇十人の殺し屋ロボット
38話で登場。ガンギブソンを抹殺するために真壁が招集した。

1.銀色の装甲のロボット 短機関銃が武器。
2.迷彩ギルゴードン   ロケットランチャーとナイフ二本が武器。
3.水色のギルブラッカー ロケットランチャーで攻撃する。
4.銀色のスコルピオン 力強い声を発し、怪力で締め上げる。口からは発砲。
5.ギルゴードン 腕からレーザーバルカンを発射する。
6.赤い装甲のロボット 両手からビームを発射する。
7.化忍パルチス 口から発砲。
8.シルバレラ ゴーグル着用。
9.重装甲ロボット ジャンバルカンも通用しない装甲を持ち、両手からビームを発射する。ソルドーザーの体と鉄人モンス(星雲仮面マシンマン)の頭部を持つ。
10.ギルブラッカー 銃が武器。

◇純(演:佐野茂)
38話で登場。少年型の全身爆弾ロボットで、ガンギブソンに致命的なダメージを与えた。

◇キル(演:益田哲夫)
41話に登場したネオギルド・サイボーグ隊長で迷彩のギルゴードン。三名の迷彩ギルブラッカーを率い、トレンチナイフや手からの光線で攻撃する。
ビルゴルディの策略で魔神島におびき出され赤龍と戦わされる。

◇暗殺ロボ・マチェック(演:矢島俊作)
42話に登場。ギルゴードンのバリエーションの一つで、タイツ部分が黒になっている。
人間に変装し街中で無差別銃撃を行いガンギブソンを逮捕させ、更にロボット刑務所の所長に変装して処刑しようとした。
左腕や胸から光線を発射する。

◇ロイド(演:舟田走)
45,46話に登場。人間とロボットが共存する街・ブラボータウンの教師ロボット。
真壁により人工知能を入れ替えられ、人間への反乱を扇動させられる。

かつての教え子の呼びかけにより自我を取り戻した。

◇スコルピオン
劇場版に登場し、ピエロを装って子ども達を拉致していた暗殺ロボット軍団の軍団長。
両腕に内蔵されたニードルと腹部から砲弾を発射する機能を持つ。
ジャンバルカンで跡形もなく破壊された。



以下、ネタバレ注意











































真壁はネオギルド最強のロボットを装っていたが、それは影武者ロボットで本人は人間。
彼はかつて弟であるベン、ロボット工学の権威である父・慎一郎、執事ロボットのボニーらとブラボータウンで生活していた。

しかし、ある日警官に追われるロボットを止めようとしたボニーが警官の銃を奪い、それを警官とベンに向けてしまう。
ボニーは警官に返り討ちに遭い、責任を問われた父は心労でこの世を去ってしまった。

やがて真壁とベンは人間を憎むようになり、ロボットを差別する人間を駆逐し、ロボットによる社会の樹立を目指して組織を結成するに至った。


46話でネオギルド本拠地であるブラボータウンのロボット達を操り人間に反乱を企てるも、ジャンパーソンらに阻止される。
真壁はボニーとベンの名をつぶやきつつ、自爆し崩壊する本拠地と運命を共にしたのであった……。




なんという事だ。これでは密かに、あくまで密かに追記・修正を進めていた私の項目が、メチャメチャに……!

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最終更新:2024年02月16日 19:41

*1 マニキュアなどをしているので男装というわけではない