瞬速のアタカマイトβ

登録日:2016/01/31 Sun 21:23:00
更新日:2023/11/12 Sun 17:25:21
所要時間:約 7 分で読めます







O.V.E.R.Evoによって暴走した進化を果たしたサバイバーは、世のあらゆる能力を取り込み始めた。




瞬速のアタカマイトβ》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DMX-22「超ブラック・ボックス・パック」にて収録。

サバイバーが復活を果たしたDMD-26をさらに強化させるために、超BBPが送り出した新規サバイバー。


スペック

瞬速のアタカマイトβ P 光/水/自然文明 (6)
クリーチャー:ロスト・クルセイダー/[サバイバー] 3000
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。
SV-S・トリガー(このクリーチャーをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい)
超サバイバー(すべてのゾーンにある自分のサバイバーは、このクリーチャーのSV能力を得る)

能力を共有させあうサバイバー能力……アタカマイトはその共有能力をさらに強化させた力を持つ。

アタカマイトのサバイバー能力は『超サバイバー』という新能力である。
この超サバイバーは、バトルゾーン以外のサバイバーにも能力を共有させられる。
そう、シールドだろうが墓地だろうが山札だろうが能力を共有できるという、とんでもない力なのだ。

そしてこのアタカマイトはS・トリガーをサバイバー能力として持つため、
アタカマイトの能力は『自分のサバイバーは全てS・トリガーを持つ』という物になる。

どんなサバイバーでもS・トリガーに出来るため、サバイバーの数を並べる戦略を大きく補助できる。
cipやブロッカーを所持するサバイバーをガンガン並べていく運用法が理想的だろう。
自身のコストはやや重めなのは辛いが、アタカマイト自身もS・トリガーなので踏み倒しは可能。

一方で、アタカマイトはコストの割にはパワーが3000とシステムクリーチャーとしても貧弱。
せっかくの超サバイバーも、バトルゾーンに長い期間保てねば意味が無い。
そのため、アタカマイトの運用には除去対策が絶対必要となるだろう。

もう一つの問題点としては自身が三色であること。

アタカマイトの持つ文明色は、自然
DMD-26での運用を想定した文明設定だと考えられ、実際にDMD-26にそのまま突っ込んでも問題は出にくい。

だが、を取り入れたサバイバーデッキでは少々扱いにくい。
特に闇は《死縛虫グレイブ・ワームγ》一体だけの為に採用されることもある。
火に関しても《シグマ・トゥレイト》をフィニッシャーとするサバイバーデッキも今なお多い。

しかし、アタカマイトをも採用して四色以上となると色事故の可能性もある。
序盤からとにかく展開することが重視されるサバイバーデッキ、色事故による動きの遅延は避けたい。
幸いにもアタカマイトはS・トリガー持ちなので、いっそのこと色があってなくてもとりあえず採用して踏み倒しに託す手段も考えられるのは救いか。

ゲーム上以外の問題点も存在し、それはアタカマイトのカード枠がエピソード1以降の新枠デザインであること。

アタカマイト以前に登場したサバイバーは、例外である《究極男》を除くと殆どがエピソード1以前のカード枠である旧枠デザイン。
もちろん普通に使う分には混ぜても問題は無いし、新枠・旧枠こだわりのない人もいるだろう。
だが、見た目的な問題点でカード枠を統一したという人も多く、そういう拘りを持つ人には少し複雑かもしれない。
ネタカードが多い超BBP収録のカードなので、旧枠デザインを採用する遊び心があっても良かったか。

とりあえず結論を言うと、サバイバーデッキには高確率でこれから採用されるであろうカード。
上記のように問題点も記載したが、ぶっちゃけ超サバイバーの魅力の前には気にならないレベル。
サバイバーデッキ、特にDMD-26を用いたサバイバーデッキには投入したい。

新規サバイバーが続いて出ない状況ではあるが、今後のサバイバーの発展にも期待してはいきたいか。


相性の良いカード

キング・ムーγ P 水文明 (6)
クリーチャー:リヴァイアサン[サバイバー] 6000
W・ブレイカー
SV-このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを1体選び、手札に戻す。
サバイバー

雲上の精霊オービスγ P 光文明 (7)
クリーチャー:エンジェル・コマンド[サバイバー] 7500
ブロッカー
W・ブレイカー
SV-このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のアンタップしているクリーチャーを1体選び、タップする。そのクリーチャーは、次の相手のターンのはじめにアンタップしない。
サバイバー
cipによる除去や疑似フリーズを持つ、サバイバーでは貴重な相手への妨害手段。

アタカマイトの超サバイバーによって、これらのカードもS・トリガーと化す。
S・トリガーでの踏み倒しに成功すれば、相手への強烈なカウンター手段となる。

この二枚はサバイバーデッキでは攻撃要員としても使えるので、踏み倒しを是非とも狙いたい。

鉄壁の守護者ガリア・ゾールα C 光文明 (5)
クリーチャー:ガーディアン[サバイバー] 2000
SV-ブロッカー
サバイバー(このクリーチャーがバトルゾーンにある間、自分の他のサバイバーも上のSV能力を得る)
ブロッカーを共有させるサバイバー。

このカードもS・トリガー化すれば、攻め込まれたときの緊急の防衛手段として機能する。
ガリア・ゾールαの相棒とも呼ばれる《ギガリングα》によって、スレイヤー持ちブロッカー化に成功すれば、
相手にさらなるプレッシャーを与えることが期待できる。

宣凶師ラッセルズβ P 光文明 (4)
クリーチャー:グラディエーター[サバイバー] 3000
SV-ウルトラ・セイバー:サバイバー
サバイバー
サバイバーデッキの防衛手段として必須とも言われる、ウルトラ・セイバーを共有するサバイバー。

コストの重さに対して貧弱なパワー設定で、場持ちが悪いアタカマイト
そんなアタカマイトなので、このラッセルズで除去耐性を強化させたい。

もちろん、アタカマイトの超サバイバーでラッセルズもS・トリガー化が可能に。


補足

名前になっているアタカマイトは、美しい外見を持つ緑塩銅鉱である。

……ここで種族に詳しいデュエリストは違和感を抱くだろう。
そう、名前的に見ればこのクリーチャーはスピリット・クォーツの特徴を持つのである。
イラストもしっかりとみると、人型の鉱石というような姿になっている。

恐らく、開発側が種族設定をミスしてロスト・クルセイダーと誤植してしまった可能性が高い。
ミラフォース・ドラゴン》や《光牙王機ゼロカゲ》の悲劇よ再び。
多分、同じDMX-22でロスト・クルセイダーを持つ《超越男》が登場したので、そこら辺で誤植が起きてしまったのかもしれない。

ゲーム的にあまり影響はないが、久々の出番を奪われたと思われるスピリット・クォーツは……。

また、よくよく見ると種族の区切り表記もおかしい。
サバイバーの種族区切り的には『ロスト・クルセイダー[サバイバー]』という表記になるはずなのだが、
このアタカマイトは余分に『/』を入れて二重で区切ってしまっている。

フレーバーテキストは、エピソード3後に復活した事が示唆されたサバイバーのその後が記載されている。

電磁星樹アマリンα》の起動したプログラム『O.V.E.R.Evo』の影響で進化し、
他種族を取り込む力を持つようになったサバイバーだったが、その力がさらに進化したようだ。
世の中のあらゆる能力を取り込むようになったとさり気なくやばい進化を果たしていることが判明している。

果たして超獣世界の平和は大丈夫なのだろうか……?
怒り狂っているサバイバー達によって既存のクリーチャー達が進化を止められず取り込まれているらしいのに……。

ちなみに上述した種族を誤植した疑惑だが、この背景ストーリーを反映すれば一応説明出来たりする。

何らかのサバイバーが取り込む能力でスピリット・クォーツもロスト・クルセイダーも一緒に取り込んだとすれば、
一応、スピリット・クォーツの姿をしながらロスト・クルセイダーである理由は説明がつく。
(じゃあ両方の種族持ってないとおかしいだろという点は置いといて。)

スピリット・クォーツが再登場を果たせずにガッカリしている人は、そういう解釈をしておいておこう。



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最終更新:2023年11月12日 17:25