磯鷲早矢

登録日:2018/10/09 (火) 17:54:51
更新日:2024/02/02 Fri 05:17:38
所要時間:約 6 分で読めます





競技者が何人いようと戦う相手は自分なんです
だから大好きなんです 自分を見つめる弓が!


磯鷲早矢とは、漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の登場人物である。


プロフィール


生年月日:1月3日
年齢:21歳
身長:163cm
体重:49kg
血液型:A型
出身地:京都市西京区(嵐山)


人物


警視庁葛飾警察署交通課に所属する婦警。階級は巡査。
京都の武道家の名門・磯鷲家の長女であり、弓道と薙刀の名手である。
アニメが放送されていた作品中期に登場したキャラクターだが、アニメ版には登場していない。

長い黒髪の和風美人で、髪を後ろで結っている。
勤務中は制服を着用しているが、自宅では基本和服を着ている。
ゲーム「梅大戦」のヒロイン「橘弥生」に似ているらしく、このゲームにはまっていた左近寺は彼女を見た途端一目惚れし弓道部へ入部してしまった。
「大和撫子」という言葉が良く似合うとても清楚な人物で、署内の男性警官からの人気は高い。
女性警官の憧れの的でもあり、彼女に憧れて婦警になりたいと思う人が続出し、新卒婦警や現役婦警にも葛飾署配属を希望する者が多くなった。
普段から何ともいえない色香を出しているので彼女にときめく男性が続出。大原もその1人であり、よく彼女との妄想にふけっている。

以前から婦警に憧れていたので、短大卒業後に警察官となる。
弓道界の新星である彼女が葛飾署に配属となった事で、葛飾署は日本一有名な警察署となった。
彼女の葛飾署配属を期に署に弓道部と薙刀部、立派な弓道場が出来る。また彼女に憧れた婦警が大勢配属となった事で一時期葛飾署が女子校のようになってしまった事もある。
同じ交通課に勤務すると組む事が多い。

父親に声が似ているという事で、両津に恋心を抱く。
両津に一目惚れした後はマリアの強力な恋のライバルとなり、これがきっかけでマリアは完全な女性となった。

現在は女子寮に住んでおり、住まいは実家にある純和風の自室を再現してもらっている。
嵐山にある自宅は名のある寺社を思わせるような豪華絢爛な屋敷であり、民間空港まで存存在するなど「中川邸の和風版」と称されるなど敷地もとても広い。
観光名所としても有名で国内外から多くの客が訪れるが、屋敷のあちこちで拝観料を取るシステムとなっている。
父・母・3人の兄の6人家族で、父の剣之介は京都の武道派・磯鷲流の総帥として有名。
他の家族も全員武道の道を極めた猛者である。


性格


幼い頃から華道等で礼儀作法を学んでいるので、とても物静かで物腰も柔らかい。
勤務態度も真面目で心優しく、若者を毛嫌いしている大原に「部下だったらよかったのに」と思わせるほど。
一時女子高のようになった葛飾署の風紀も彼女自身は至って真面目なこともありやがて改善されていった。
人間のいい面を引き出す事が自分の仕事だと考えており、自分とタイプが真逆の若者も邪険にする事なく優しく接する。
その一方で自分や仲間に危害を加えようとするものには容赦はせず、凛とした態度で得意の弓道や薙刀等で悪人を撃退する。

勝負に拘らない性分で、弓道等の武道は自分を磨くためのものだと考えている。
嘘を何よりも嫌う父の下で育ったので、生まれてから嘘を一度もついた事がない。
笑いの沸点が低く、大原のオヤジギャグを聞いただけで大笑いしてしまう。
しばらく後にはこのセンスも婦警に感染させてしまい、それに伴ってギャグセンスのないキャラだった大原がオヤジギャグキャラになった。
酒を少し飲むだけで酔っ払い、笑い上戸になる。酔うと行動が大胆になり、人前で急に服を脱いだり酔っ払い同士の喧嘩に首を突っ込んだりして周囲をハラハラさせる事もよくある。


能力・特技


実家が武道家の名門であるので幼少の頃から弓道等の様々な武道に慣れ親しんでいる。
最も得意なのは弓道であり、その腕は全国大会で常に優勝を果たし、天才美人弓士として期待されるほどである。
矢を射る技術、射形、佇まいとどれを取っても美しいため、彼女に憧れて弓道を始める者は後を絶たない。
命中率が良いのは勿論の事、竹矢の外径とリボルバーの口径が同じである事を利用し、銃口を狙って矢を射てリボルバーの空薬莢に矢を差し込み撃てなくするという神業も見せている。
その技術は神がかっているので、両津から「女ゴルゴ」と言われた事もある。

薙刀や剣道も並以上の実力を持つ。
暴走族に絡まれた時には民家の物干し竿を使い、武器を持って襲い掛かってくる男6人を避けながら一瞬で倒している。
剣道は日本有数の大剣豪である父親から直々に教わっており、それに薙刀の技術を取り入れている。
その腕は有段者以上であり、剣道大会の優勝常連であるマリアをも破っている。
武道以外にも華道や茶道等も嗜んでおり、雅楽にも精通している。ちなみに錦織部流の三代目家元。
時代小説や盆栽も好きなので、同じ趣味を持つ大原と話が合う。
将棋はやった事がなかったが、やり方を教えてもらううちに両津より強くなった。

弓道の達人だが、それ故に片目で照準を合わせる事に慣れていないため拳銃射撃は苦手。
最新の流行やデジタル機器等も苦手であり、芸能界に関する知識もほとんどない。
国民的アイドルグループ「SMAP」を外国人の名前だと思い、「キンキキッズ」も新しい殺虫剤の名前だと勘違いしていた。

母方の祖父が陰陽師の家系なので霊感が強く、占いの的中率も高い。
京料理が得意であり、それを両津達に振舞った際には「まるで料亭のようだ!」等と賞賛の声があがった。


家族構成



両親と3人の兄を持つ6人家族。

  • 父・剣之介
京都の武道の流派・磯鷲流の長にして剣道十段の段位を持つ大剣豪。*1
武道と言うより極道の大親分を思わせる強面で両津曰く「眉がデビルマンみたい」「爆竜大佐の和風版」。
見た目に違わぬ峻厳な人物であり、賭博と嘘を何より嫌い門下の嘘には鉄拳制裁も厭わない。*2
勢いで自分の経歴を偽ってしまった両津は、彼に会う度に嘘がばれないかと怯えている。
尚、彼自身は両津との初対面の際その面構えを「武骨で良い」と褒めており、
早矢曰く「父が人を褒めたのは初めて」との事らしい。
また、上記の通り声質が両津に似ているとの事なので仮にアニメ版に登場していれば
CVは両津役のラサール石井氏が1人2役で務めていた可能性がある。

  • 母・穂之華
弓道磯鷲流範士。凛とした態度が印象的な和風美人。
弓道範士七段の段位を持つ実力者で、早矢が幼い頃から弓道を教えている。
実家の錦織部(にしきおりべ)家は京都四条で呉服屋を営んでいる。
また、彼女の父は陰陽師の末裔でありその血は娘に霊感の強さとして伝わっている。

  • 長兄・蘆嵐(せいらん)
口元に髭を生やしている。日本武道会会長・格闘奥義道総帥の肩書きを持つ大武道家。

  • 次兄・蘿虎(かげとら)
兄同様口元に髭を生やし、サングラスをかけている。古武道総大将・撃破拳王位の肩書きを持つ大武道家。

  • 三兄・飛竜
スキンヘッドで額に「卍」のマークを入れている。剣道八段の有段者で合気道極意の肩書きも持つ。
*3


両津との関係


当初は両津の声のみが好きであったが、段々と父とは別人格として両津に惚れ込み、東京に父がやって来た時には両津を紹介し交際を認めてもらおうとした。
両津に交際を申し込んだ事もあるが、両津を賭けたマリアとの勝負の後で両津の金に汚い面を見てしまい、すっかり冷めてしまった。
それからしばらく経ち両津と纏が結婚するかもしれないとなった時には動揺する様子を見せていたものの、末期に入ってからは両津に恋心を抱いているような描写はあまり見られなくなった。





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最終更新:2024年02月02日 05:17

*1 現代の剣道では最高位は八段とされているが、九・十段の昇段試験が実質廃止されたのは2000年の事であり、彼の初登場は1998年だったので一応ギリギリセーフである

*2 かつて自分を謀った弟子への折檻で全治一ヶ月の重傷を負わせた事がある。

*3 現実では剣道八段の昇段試験は七段昇段から10年以上修行した満46歳以上の者でないと受けられない。こち亀世界の剣道界には昇段試験に年齢の下限がないのだろう。