怪人協会(ワンパンマン)

登録日:2021/03/12 Fri 07:36:00
更新日:2024/04/15 Mon 00:55:25
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怪人協会は漫画『ワンパンマン』に登場する架空の組織。

●目次

【概要】

怪人達によって設立されたヒーロー協会の対立組織。
ヒーロー協会とそれに与するヒーロー達を撲滅し、怪人主体の新世界を作り上げることを目的としている。


Z市の地下に怪人協会のアジトがあり、リメイク版によると先住民の地底族を皆殺しにして拠点にした*1とのこと。

◆組織構成

原作では災害レベル「鬼」以上だけの怪人のみ入ることができ、構成員は17名のみ。

リメイク版ではどんな怪人でも本人の意思で入ることができるようになっている。
原作では幹部も合わせて17名とかなりの少数精鋭だったが、リメイク版では500名以上の怪人が所属している。
災害レベル「狼」(あるいはそれ以下)程度のザコもおり、これらは地下の鉱物資源の発掘作業などにあたっている。ヒーロー協会でいえばC級ヒーロー相当。
彼らが協会に従っている専らの理由は、ヒーローに簡単に狩られるザコであるがゆえに庇護を求めてだが、協会からはエサ 兼 労働力としか見られていない。

災害レベル至上主義のため幹部クラスは全員が災害レベル「竜」以上。
「鬼」以上の強さを持つ怪人は、せいぜい30名程度だが、災害レベルが低い場合でも相性次第では上位のヒーローにも勝利できるので災害レベルだけで考えるのは危険。

基本的に怪人達は人間を捕食する性質らしく、人質などであっても人間を見つけると食べたくて仕方が無くなるらしい。

◆怪人細胞

村田版のみ登場した、人を怪人化させるアイテム。
怪人協会は、怪人王オロチの細胞から培養した怪人細胞を用いて人間を怪人化することで戦力を増強している。
サイズはおはぎ・ぼた餅程度。大き目の肉まんサイズとでもいおうか。常に脈動しており非常に気持ち悪く、生で食うのは勇気が必要。
怪人化した面子が逆らった場合に対処できるように配布は幹部格である程度の知性を持つ災害レベル竜の怪人達が担当している。
幹部のゴウケツ曰く「自分の意思で受け入れないと怪人化できない」との事で、無理矢理食べさせても効果は出無い。脅迫はOKらしい。
また生で直接食べなければならず、調理して食べたソニックは腹を壊しただけで怪人化はしなかった。
食べるとモラルや良心といった感情がとりはらわれ、人間性を失い精神も怪人化する。身体能力は強化され、特殊体質は更に強力なものになる。
凶悪だったり強靭な精神を持つ者は怪人化しても精神性はあまり変わらないようだが、善良であったり精神が脆弱だったりした者は自我を失うケースもある。
大量に食べた場合は肉体が適応しきれず死亡のリスクがあるが、適応するとより凶悪な怪人になるケースも見られた。
もっともまず成功する事はないらしく、ゴウケツも一人一個と言っており、適合したバクザンを見て驚いていた。*2
またフレイム曰く、常人は元の姿に戻れず気性が荒くなったり知性を失うこともあるが、身体操作法に長けた達人は怪人になっても人間の姿に戻れる。
これはウィンドやフレイム、ハラギリなどが当てはまる。また人間形態は元の人間時と怪人態の中間ぐらいの力になる。

後に怪人協会アジトに潜入したイケメン仮面アマイマスクが怪人細胞の培養施設をとりあえず破壊している。

【メンバー】

◆ボス

  • 怪人王オロチ

望み通り恐怖を与えてやる

災害レベル:竜
CV:斧アツシ

村田版のみ登場する怪人協会のリーダー。
その巨躯は人間が掌サイズだった幹部ゴウケツ以上で、身長はおよそ数十〜100m級。
角を操作し敵を貫き、怪人を喰らう事で自分の養分にすることができる。
攻撃速度は覚醒ゴキブリですら躱せないほど早く、ゴウケツをして「地球上にあれより強い生物はいない」と評するのに恥じない怪物。

実は元々はただの人間だったが、下記のサイコスによる人体実験によって何度も死を乗り越えた事で怪人化した人造怪人である。
あまりに巨大な為か、普段は地下にある協会アジトの玉座に座りっぱなしで角を動かす以外では動かない。


  • サイコス(原作版)/ギョロギョロ(村田版)
災害レベル:竜
CV:子安武人

村田版と原作では名前も肩書も違う。原作では首領だったが村田版では参謀になった。
外見は巨大な体格の一つ目の怪人で、頭から何本も腕のようなものが生え胸には小さな顔のようなものがある。
自らの分身を使うことで千里眼のような能力を持っており、これを使って配下の怪人たちの動向を把握している。
ヒーローの特徴に合わせて一番相性の良い怪人をぶつけるなど、本能むき出しな怪人らしくなく理性的で慎重な性格。
特に怪人の中でもトップクラスの超能力の使い手であり、本気を出すと全身に目が開く。重力を自在に操る能力を持つ。

怪人への仲間意識などは一切持ち合わせておらず、怖気づいた怪人達に戦って死ぬかオロチの餌になるか迫ることもある。
実は怪人王オロチを作り出した人物でもあり、オロチの自我を希薄にして傀儡としており、事実上のトップ。


◆幹部

ギョロギョロにより災害レベル「竜」と認定された者は幹部扱い。ただし知能などは考慮されない災害レベル至上主義。
また、怪人になる意思を持った人間を怪人化させる怪人細胞の配布と勧誘は、敵対者への対処のためか知性のある災害レベル竜が担当している。*3

  • ハグキ
災害レベル:竜

目も鼻も耳もない口だけの怪人。短い手足が生えている。
無限の食欲の持ち主で標的にしたモノを胃袋に収めるまで止まらない。そして重機をも噛砕く咬筋力でなんでも食べることができる。
また、生物の肉体を取り込むことで自身の体を再生させることもできる。
ヒーロー協会との戦いでは豚神をそのまま丸呑みしてしまうという脅威の実力を見せつけた。
原作版では本気を出したバングの攻撃を受け、上顎から上を吹っ飛ばされて死亡。村田版では後述のブサイク大統領に殺された。
なお原作者ONEの描く別作品「魔界のオッサン」にまったく同じ容姿のキャラ「タベル」が出てくるのだがそちらは女子中学生である。


  • 育ち過ぎたポチ
推定災害レベル:竜

六つ目の巨大な黒犬のような化物
怪人協会アジト内で放し飼いにされている番犬。協会は実力主義なのでこれでも一応幹部である。
知性はなく行動含め普通の犬のようだが非常に凶暴。驚異的なパワーとスピード、口から放つ破壊光線で暴れまわる。
ガロウに一撃、サイタマに一撃、シルバーファングとボンブの連携攻撃を受けても耐えるタフネスを持つとんでもない犬。
なお、犬好きなサイタマには怪人ではなく「大きな犬」と認識されており、最初は大きな骨で気を惹こうとしていた。
しかし破壊光線を吐いたのでサイタマに「おすわり」と軽く一発入れられKOされる。(ただし一応人間相手と同じく殺さないよう手加減された)
現在では散々痛めつけられた上、ガロウとサイタマにしつけられたのか「おすわり」と聞くと素直におすわりしておとなしくなるなど脅威度が激減した。((ちなみにガロウの「おすわり」は本人も会心の一撃と思っていたのに全然効いていなかった))

村田版では意識を取り戻し、オロチからサイタマを殺すように命令されるが「おすわり」のトラウマで一目散に逃げ出している。
怪人協会壊滅後も生き残り、サイタマに拾われペット(犬)として扱われ黒い精子と一緒に飼われることになった。
なぜかは不明だが小型犬レベルまでサイズダウンし弱体化したものの、真っ黒な見た目と六つ目はそのまま。破壊光線も放てる。
しかしサイタマを始め世話をしている面々からは特に違和感は持たれておらず、サイタマの隣人のA級ヒーロー達は普通に散歩させている。
村田版では高級牛肉と引き換えにフブキ組の最強戦力として数えられている(ただしポチの気分次第)


  • エビル天然水
推定災害レベル:竜

血走った目玉が二つ浮いたスライムのような液状生命体。
協会は実力主義なのでこいつも一応幹部である。
創造主であるギョロギョロすら制御不能の怪物で、自我や意識らしいものはない。
他者の感情に反応して攻撃を仕掛けるが、逆に敵意がない相手には攻撃を仕掛けないという欠点を持つ。
ウォーターカッターのような超高圧超高速の水鉄砲を放ち標的を撃ち抜く。その威力は鋼鉄にさえ易々と風穴を開けるほど。
おまけに液状生物故に生半可な物理攻撃を無効化し、攻撃で消費した分の水分は大気中から吸収して補充する凶悪怪人。
大気中の水分量で賄えないほど一気に消耗した場合は、手近な生物(怪人含む)を捕まえ体液を根こそぎ吸い取る。

村田版の改訂ではギョロギョロの実験により偶発的に生まれたと言及された。
体内?には多数の人食い魚の怪人「マッドドクターフィッシュ」が生息しており、外敵に攻撃を仕掛けたりと戦闘能力も強化。
劇中では多量の水分を吸収して成長し凄まじい巨体を得ただけでなく、海と接触すれば海水と同化してシャレにならない事態になるとも予測されている。
原作ではサイタマに、村田版ではガロウに一撃で消滅させられた…と思われたが小さくなったがぴんぴんしていた。
だが、生存を察していた豚神に捕食され体内から水鉄砲を乱射したがまったく通じずそのまま消化され今度こそ倒された。


  • ホームレス帝
推定災害レベル:竜

ホームレスらしいみすぼらしいボロボロのジャージにボサボサの長髪、安っぽい布のマントと王冠を身に着けた中年男性。
強大な神通力を操り、強力なエネルギー弾を無尽蔵に生み出し攻撃する広範囲攻撃を得意とする。逆に身体能力は普通の成人男性。
以前は普通のサラリーマンだったが、新人歓迎会で上司から裸踊りを強要された挙げ句、次の日にセクハラで退職に追い込まれ、住居からも追い出されてホームレスに転落。
その後公園でたそがれている際に「人類こそが地球という名の家を汚す真の害悪」という思想に辿り着き絶望。
首吊り自殺をしようとしたところを「何者か」に神通力を与えられ怪人と化した。(ただ「怪人」と言うよりは超能力者に近い)
S級ヒーロー全員を「私独りで充分に殲滅できる」と豪語するが村田版では自惚れとナルシスト気質が強くなっており、交響曲を好んでいる言動を見せて交響曲になぞらえてエネルギー弾を操っていた。
ゾンビマンとの戦いに負けた後に自身に力を与えた存在のことを告げようとしたが、逆にその存在に己の力と命を『没収』された事により急速に老化、燃え上がって消滅した。

  • ブサイク大総統
推定災害レベル:竜

ただ不細工に生まれてしまったがためにモテず、愛されず馬鹿にされ続けた人間が負の感情を爆発させ怪人と化した怪人種「ブサイクモンスター」の一種。
その中でも飛びぬけて強い固体で、加えて自身の細胞組織を組み替えて肉体を変化させる能力も持つ最強のブサモン。
ビジュアルは不気味な禿頭で小太りかつブサイク極まりないおっさんの顔をした小男。なぜかよくよだれを垂らしている。
イケメンに対する嫉妬や劣等感といった負の感情を己の力に変換するため、イケメン相手の身体能力は非常に高い。
その名前や怪人としての由来どおり男女問わず美形に対し凄まじい残虐性を見せ、美形を痛めつけて醜い姿に変えることを好む鬱屈したサディズムを抱える。
ブサモンに対して極度の拒絶反応を示し、ブサモンの前ではまともに戦えなくなるアマイマスクへの特攻を持ち、一時はアマイマスクを追い詰めた。
しかし途中参戦したバングに腹をぶち抜かれてあっさり死亡するなど、特にいい活躍もなく退場する。

一方村田版では悪魔の所業としか思えない強さと残虐ぶりでヒーロー達を窮地に追い詰めている。攻撃は基本パンチのみ。
あっさりやられた原作とは違い、ゾンビマンばりの不死身性を持ち合わせており、ハグキに喰われても中から真っ二つに引き裂き脱出。
ハグキの溶解液まみれで溶け腐ったような(ゲロ)ブサイク大統領」となり、触れるものを無差別に溶かすようになる。
不死身の再生力で溶けた端から再生を繰り返しており、アトミック斬で細切れにされても即溶着してしまうどころか、切った刀が溶けて無くなる。
その能力で剣聖会の重鎮達(S級相当)を皆殺しにした。
ただし無限に再生できるわけではなく、身体を保つ為に溶かした相手を啜って肉を補給する必要がある。
ガロウとの戦いで倒れたバングを喰おうとしたところを、真の力に覚醒したガロウに腹をぶち抜かれて自分の溶解液で溶け死んだ。

  • 黒い精子
推定災害レベル:竜
CV:梅原裕一郎

全身黒タイツに不気味な人面が付いた小男という手抜きにしか見えない雑魚みたいなビジュアル。
その正体は11兆4491億71万2554体の「黒い精子」からなる群体生物。この11兆以上の個体全てに自我がある。
その特性を生かして肉体を自由に変形・巨大化させたり、細胞のストックがある限りいくら倒しても分裂できる。
万が一ストックが尽きてもタンパク質を摂取すればまた殖えることができる模様。
こと斬撃に対してはめっぽう強く、斬られれば斬られるほど増殖していく、反則レベルに倒しにくい怪人。
黒い精子単体の戦闘能力こそ低い*4が、複数体の精子達のパワーを上乗せすることで見かけ以上のパワーを発揮する。
加えて合体能力も持ち、自身を構成する黒い精子達が1つの個体として完全に融合することでパワーアップ可能。
劇中では1兆2931億4226万1072体が融合した「多細胞精子」、10兆の黒い精子が合体した「黄金精子」が登場した。
村田版では元の細胞数が更に増加して54兆の精子が合体した白金精子(プラティナムせいし)が誕生し、刀が折れて素手での戦闘だったとは言え、S級閃光のフラッシュをも一方的に叩き潰している。
ただし合体した場合、再分離は不可能となるため合体した分の細胞ストックが減少=残機が減る。
合体後はやられても元のように分裂できないため不死性はなくなり、ただ強いだけの個の怪人と化す。
さらに自我も唯一残った精子を除いた全精子の自我が消滅するなど比較的リスクも大きく、よっぽどのことがない限り合体能力は使いたがらない。
加えて、本人も合体するまで気がつかなかったが、黄金精子レベルまで合体すると個としての我が強くなりすぎて群体としての意識が消えてしまうらしく、「最強の自分一人だけがいればよい」と“黒い精子”本来のあり方を無視して行動するようになってしまう。

リメイク版(村田版)のみ

  • ニャーン
災害レベル:竜

首輪をつけた元猫の怪人。
強い相手からは逃げ、弱い相手を玩具にしてズタボロに嬲り殺す事を好む凶悪かつ残忍な性格の持ち主。
元は普通の飼い猫だったが、一方的な愛情を押し付けてくる飼い主の事は嫌っていた
身体能力は常軌を逸しており、まつ毛のウィンクでポイズンの毒ナイフを圧し折った。
3ミリあればどんな隙間でも出入りができ、地面のひび割れや瓦礫の亀裂にすら入れる。同時にこの特性の為か瓦礫をぶつけられても傷一つつかない。
怪人協会の命令でぷりぷりプリズナーの拠点である臭蓋獄に侵入して、多数の凶悪犯罪人を怪人細胞で怪人化させた。
怪人協会アジトでの戦いでは怪人化した囚人達と共にぷりぷりプリズナーと交戦したが、交戦中にプリズナーに生理的な嫌悪感を抱き撤退。
さらに育ち過ぎたポチを殴り飛ばしたサイタマを危険視し不意打ちするも、爪による攻撃が全く効かない事にビビり、怪人協会を脱退して逃亡。
サイタマはただの猫かと勘違いして追わなかった。(まあ実際猫は猫なんだが)
地上に脱出した後は地上に待機していたヒーロー達と交戦し、たまったストレスから嗜虐心を全開にしていたぶり全滅寸前に追い込む。
そして人質の子供を殺そうとするも、様子を窺いニャーンの能力を把握した駆動騎士に挑まれ慢心もあって敗北。
全身を焼かれつつもかろうじて生きているが、駆動騎士の研究のため串刺しで生捕りにされた。

  • 大怪蟲 ムカデ長老
災害レベル:竜
CV:坂東尚樹

巨大なムカデの怪人で、その大きさと暴れぶりは怪人を通り越してもはや怪獣・天災の域。
他のムカデ型怪人と同じくムカデの額部分に付いている人型の顔を介して会話が可能。
また、脱皮するたびに額の口から新しい顔がせり出す(顔は全て老人の姿をしている)という特性を持っている。
かつてS級1位のブラストと交戦し瀕死の重傷を負った過去があり、ブラストへの復讐が出来ると言われて怪人協会に与した。
大きいだけでなく村田版ではシルバーファングと兄ボンブの合体奥義『旋風流水轟気空烈拳』を受けても脱皮でノーダメージ*5
外殻のとてつもない堅さに加え、体内に侵入したジェノスの最終兵器『超螺旋焼却砲』の一撃をもってしても倒しきれなかった。
しかも瀕死の重傷を負うごとに脱皮による回復を繰り返し、そのたびに以前よりも大きく強くなっていくという厄介な特性も持つ。
ムカデ長老を撃破できる可能性のあるヒーローはブラスト・キングタツマキメタルナイトぐらいしかいないと目される。
アニメ二期の実質的なラスボスでもあり、バング、ボンブ、ジェノスを同時に相手取り、彼らの最強技を全て受け切って圧倒。
彼らを追い詰めるもキングの作戦でブラストの遺恨を煽られ挑発に乗り、キングにゲームでボコボコにされストレスを抱えていたサイタマのマジ殴りで粉砕された。*6

  • ゴウケツ
災害レベル:竜
CV:乃村健次

村田版のみ登場。
黒い空手着を着た四つ目の鬼のような姿の怪人。十数m以上ある巨体が特徴で、人間は彼にとって掌サイズ。
元々は高名な武術家で、最多の出場者が集まった第一回スーパーファイトの初代王者だったが、数年前にとある怪人に惨敗した後、怪人の巣に連れて行かれる。
そして『望むモノすべてを暴力によって手中に収める』という自身の野望を叶えるために怪人細胞を食べて怪人化した。
スーパーファイトの出場者を怪人としてスカウトする為に会場に現れ、イナズマックスとスネックを瞬殺、デコピンだけでスイリューをズタボロにした。
何人かを怪人化した後、仕事を終えて怪人協会に戻って行ったが、バクザンを倒したサイタマの追撃を食らい倒された。当然ワンパン。
ちなみに数々の怪人と戦って満身創痍だったジェノスを、不意打ちとは言え一撃で倒している。
このことからジェノスからはS級ヒーローを結集させサイタマと共に戦わなければ倒せないと考えていた。
もっともサイタマ曰く「他の怪人とどう違うのかよく分からなかった」とのこと。


◆その他構成員

  • キリサキング
災害レベル:鬼

全身を包帯でぐるぐる巻きにした不気味な猟奇殺戮怪人。
長い髪の毛でワンピースを着用しており、両腕が刃物になっている。胸っぽい感じもあるが肩幅もあり、性別は不明。
かなり好戦的な怪人で、怪人協会の怪人さえ気まぐれに殺害することから、怪人協会のメンバーからは嫌われている。
民間では都市伝説の存在と化しており、特に怯えた子供を切り殺す事を好んでいる。
中身は肉体ではなく、大量の長く気持ちの悪い髪の毛が包帯に包まれていた。

  • 蟲神
災害レベル:鬼

虫の怪人。
甲殻はキリサキングの刃や、まだ怪人の兆候を見せていない頃のガロウの拳をも一切通さない強度を誇る。
キリサキングと共にガロウの監視役を命じられるも、ガロウが誰一人殺そうとしない事からガロウを見限りキリサキングと共にガロウを殺害しようとした。
ガロウに瀕死の重傷を負わせた後は怪人協会のアジトに戻る。通常形態から更に異形化した第二形態を持つ。
ヒーロー協会との戦闘では超合金クロビカリと戦うも全く歯が立たず、失望された上に一撃で上半身を消し飛ばされた。

  • ムカデ先輩
推定災害レベル:鬼

原作版と村田版で末路が異なる珍しい怪人。
突然変異で発生したと思われるムカデの怪人で、怪人協会に所属している。地中から敵を串刺しにする攻撃が得意なよう。
原作版では不意打ちでボンブの足を貫いたり、ブサイクな子供を串刺しにしようとした。
キリサキングらとともにガロウを抹殺しようとするが、返り討ちにされて自分だけ抹殺された。
村田版ではヒーロー協会の幹部をさらうためにラフレシドンと共に登場。
ラフレシドンの催眠香で一度は金属バットを追い詰めるものの、金属バットが気合を入れ直したとたん形成が逆転。
ラフレシドンを一発で叩き潰され、自身も一撃をもらって殉職した。

  • フェニックス男→転生フェニックス男
推定災害レベル:鬼→竜

元は人間で作中のコメディ番組『アニマル帝国』のマスコット『ドンカンバード』のスーツアクターだった。
しかし番組が打ち切りになり解雇された怒りから着ぐるみと同化し、怪人フェニックス男へと生まれ変わった。
原作版ではほぼかませ犬的な役回りで、登場して3コマと立たないうちに童帝にミンチにされてしまった哀れな存在。
しかしリメイク版では、死んでも来週には復活しているドンカンバードの特性を引き継ぎ、「転生フェニックス男」に進化。
転生フェニックス男は形態変化を備えており、
  • 黒い鷹のような風貌に変化したスピード特化形態『フェニックス・ファイアーファルコンモード』
  • 全身に炎を纏い1万度の熱と怪力を誇るパワー形態『フェニックス・プロミネンスホークモード』
  • 単行本収録となった改訂版では全身がつるつるして捕らえにくく氷塊攻撃をする『フェニックス・ペンギンモード』
というものも出た。
童帝を着ぐるみ精神空間『フェニックス空間』に誘い込み懐柔を目論むも、サイタマが力技で割り込んできて失敗。
命の光を照射し、死体をゾンビとして蘇らせる能力で地底人と某忍者二名を復活させて追い詰める。
最後はサイタマの加勢もあって形勢逆転し、童帝に笑い死に寸前まで追い込まれ爆発。
“転生”したのか災害レベル狼未満の『ヒヨコ男』になってしまった。サイズも大きめのヒヨコ程度で、ワガンマに踏み潰されそうになって逃走。
事件の終息後、もう一度フェニックス男になろうと力を蓄えていたそうだが、なんとヒヨコのまま成人男性サイズになった。
流石にかつての強さは得られず、色々と諦めた結果慈善活動を行うただの不審者(?)となった。
皮肉な事に地域の人々に愛され、子供たちからは「ヒヨコのおじさん」と呼ばれて慕われている。本人も今の生活の方がいいと納得している模様。

2018年11月の最初の原稿版ではもともと形態変化能力はなかった。
その後12月の改訂(単行本未収録)140話で形態変化能力が加わる。
『フェニックス・プロミネンスホークモード』にエネルギー吸収能力が追加。
その他、死にかける度に強くなって蘇ることができるという、どこぞの戦闘種族のような特性が追加。
最後は全身が煌き圧倒的にパワーアップした強化形態『フェニックス・金剛(ブリリアント)イーグルモード』に進化。
ゾンビ化能力にも『新王 目覚めの光』と名付け、童帝を追い詰めた。

  • バンパイア(血統書付)
災害レベル:鬼

大古から続く吸血鬼の一族の出身で、自称「由緒正しい本物の怪人」
先祖代々から怪人だった為か怪人協会の有象無象の突然変異や怪人細胞により人間から怪人化した怪人達を苦々しく思っている。
弾丸キャッチができる身体能力のほか、吸血能力によって再生を可能とする。ゾンビマンの血は異常なほど不味いらしい。
他の怪人を餌にして回復する為、仲間達からは嫌われている。ヒーロー協会との戦いではゾンビマンと対戦するも二百勝一敗で敗れた。
ゾンビマンからも「こんなに強い怪人は久しぶりだ」と実力を評価された。

  • 魔ロン毛
災害レベル:鬼

名前の通りの非常に長く自由自在に動かせる髪を持った美形の怪人。
元は人間だったが自慢のロン毛を手入れしていたら怪人化した。
アトミック侍の弟子三人とナリンキ救出のために雇われた傭兵部隊を床下から強襲した。
このロン毛は刃物よりも薄く自在に動く為、鎧の隙間からでも入り込み対象を切り裂ける。
そうでなくともコンクリらしき床を容易く切り刻み、バトルスーツを着用したナリンキ私設部隊も負傷させるほど。
「井の中の蛙大海を知らず A級ヒーロー毛髪の恐怖を知らず」「青菜に塩 お前らにロン毛」など上手いことを言っているような言っていないような言い回しを使う。
ちなみにオカマイタチのタイプで惚れられたが、怪人という事でなんか勝手に即フラれた。
弟子三人と傭兵部隊の分断に成功するが、自慢のロン毛を全て刈られて敗北。
明確な死亡描写はないが、アイディンティティのロン毛が丸坊主にされたショックで死んだのかもしれない。

  • ダイショッカン
災害レベル:鬼

全てを食い尽くす大食い怪人で、敵を丸飲みにする。
原作ではイノシシの様な鼻と牙を持つ人間型怪人だったが、リメイク版ではデザインが大幅に変更されて巨大なトカゲの様な外見になった。


原作(ONE版)のみ

村田版では存在を抹消されており、似たような能力を持った別の怪人に差し替えられている。

  • 爆走兄弟レップウとゴウカ
閃光のフラッシュと交戦した怪人。
機械の部品みたいなビジュアルでスピードだけならだれにも負けないと豪語したがあっさりと瞬殺された。

村田版では疾風のウィンド&業火のフレイムに差し替えられている。
名前の元ネタはおそらく爆走兄弟レッツ&ゴー!!

  • 怪人姫メガミメガネ
アマイマスクと交戦したハート形の眼鏡とハート形の頭をした女の怪人。
地球の女王様になることを目論んでおり、999人の人間を奴隷に変えてきた。
1000人目にアマイマスクを選ぼうとしたが能力が一切通用せずそのまま瞬殺。
村田版では同じ異名と能力を持つ怪人姫 弩Sに差し替えられている。


リメイク版(村田版)のみ

  • ジャガン
災害レベル:不明

全身のいたる所に目があるボロ布を纏った怪人。サイズ的にも深海王に匹敵する結構な巨躯を誇る。
元々は貧弱な超能力者だったが、ギョロギョロの実験により全身にヒーローに倒された怪人の眼を埋め込まれた結果、怨念によって超能力を増幅させパワーアップした。
高層マンション数本を浮かして投げ飛ばすなど高い実力を誇り、タツマキをして瞬殺できないほど。
これまでの怪人とは一線を画した化け物であり、その場にいたA級以下のヒーロー達を震撼させた。
もっともS級ヒーロー達にはそんな脅しは効かず、特に同じ超能力者で態度のデカいタツマキに目を付ける。
そしてタツマキとフブキの目を抉り取り自分の体に移植すると言った事がタツマキの逆鱗に触れ、タツマキにゴミ袋のごとく纏められ滅ぼされた。
残念ながらタツマキとの戦闘シーンは一部のみ。本編では大物感を出す為か災害レベル『不明』と記されていた。
ギョロギョロから災害レベル鬼の集団を引き連れタツマキの迎撃に向かい、タツマキに瞬殺されないなど災害レベルにして竜相当と思われる。

  • ラフレシドン
推定災害レベル:鬼
ラフレシアをモチーフとした怪植物。花粉には強力な催眠効果がある。
催眠粉で金属バットを苦しめるも、気合いをいれなおした彼に倒された。

  • ムカデ後輩
災害レベル:不明

大きなムカデの怪物。災害レベルは不明だが先輩が鬼なので多分虎レベルと思われる。
元は洞窟に住む普通のムカデだったが、ムカデとしては規格外のサイズまで成長し自我が芽生えた。
怪人協会の命令でワガンマを誘拐しようとするも、金属バットに下半身を潰され、瞬殺された。

  • ヒトトリ草
災害レベル:不明

ハエトリソウをモチーフとした怪植物。ムカデ後輩ともども金属バットに瞬殺された。

  • 百々目蛸
災害レベル:鬼

全身のいたる所に目がある巨大な蛸。
皮膚も眼以外は銃弾を通さないほど強固で、周囲の建物を喰らうことで巨大化する。
A級ヒーロー達の猛攻も効かず、S級『閃光のフラッシュ』の攻撃でも倒れなかった。
フラッシュに全ての目を潰されて痛みで暴れ回るが、タツマキに丸く潰されて死亡した。

  • 怪人姫・弩S
災害レベル:鬼

ほぼ全裸に近いボンデージに身を包んだ女怪人。スタイル抜群の巨乳。エロイ。
トゲ付きの鞭で相手を打つことで洗脳する事ができる。エロイ。アマイマスクのファン。
作中ではフブキに対して使用した洗脳打撃を無効にされた際に「なんて自意識の強さ」と考えているため、この洗脳は精神力で抵抗が可能なタイプのよう。
尚、マスクで口元が隠れているが、その顔は爬虫類のように長い舌と口裂け女のように避けた口がある。体も蛇のように自在に巻き付けられる。
アマイマスクに殺されるが、都合上殺され方が2パターンある。アマイマスクの正体に最初に気付いたキャラ。
異名や洗脳能力、洗脳された対象を「恋奴隷」と呼称するなどの設定の共通から見て、原作版の「怪人姫メガミメガネ」に相当するキャラと思われる。

  • ガンリキ
災害レベル:鬼

ギリシャ神話ゴルゴンのような巨大な女怪人。
髪と下半身が蛇になっており、相手を麻痺させる神経毒をはじめ様々な毒を用いる。
相手をすぐ殺さないのは新鮮な状態で巣に持ち帰って美味しく食べる為。そこそこエロイがダメージを受けると結構キモイ。
下級ヒーローを複数麻痺させた後、童帝が操るイヌマンと戦い、童帝の背後を取るも豚神に丸呑みにされた。

  • 拳闘魔人
災害レベル:鬼

4本の腕を持つアマチュアキックボクサー風の怪人。大きな目のようなヘッドギアを付けている。
元は人間で格闘技を極めたが、試合だけでは物足りず、その力で思う存分暴れたいという衝動に駆られたことで怪人化した。
A級ヒーローの『スマイルマン』に殴りかかったが、ガロウを探していたシルバーファングに瞬殺された。
強さを求めて怪人化した存在として、バングに改めてガロウがこうなってしまう前に止めなければと思わせた怪人でもある。

  • カオハギ
災害レベル:鬼

全身に人間の顔の皮を縫い付けた非常に不気味な怪人。両手に持った巨大な包丁で戦う。
その包丁さばきはジェノスをして躱しきれず、腕をズタボロにするほどの威力とスピードを持つ。
顔の皮を剥ぐために頭を狙う戦法を取るが、それを逆手に取られて一番硬い頭を打って包丁を壊され、ジェノスに倒された。

  • 覚醒ゴキブリ
災害レベル:鬼

見た目はゴキブリのコスプレをした男。超スピードで相手の背後を取るのが得意。
人間を殺すよりもゴキブリが嫌いかどうかたずね、圧倒的な速度で相手の攻撃をあえて打たせて避け、心身ともにいたぶるのを好む。
単純なスピードのみならず、相手の殺気を読み取る察知能力と巧みに身を隠す隠密性にも優れ、攻撃は反射的に自動で躱す。
ジェノスを翻弄するがソニック対策に用意した強力な接着剤で足を固定され、焼却砲で焼き払われそうになったため足を自切して逃亡。
怪人協会のアジトに逃げ帰るも、敗北したことを咎められ怪人王オロチに捕食された。

  • フリーハガー
災害レベル:鬼

両手に「FREE HUG」と書かれた札を持った巨大なハリネズミ。自分からは襲いかからない。
全身に備えた鋭いトゲでぷりぷりプリズナーを苦しめたが、愛を以て痛みを受け入れた彼に鯖折にされ倒された。

  • 機神G5
災害レベル:鬼

鎧武者型のロボット。
機神G4が所属していた「組織」から怪人協会に派遣された。
ナリンキの私兵を捕虜にし、人質を連れた童帝を追い掛けていたが、アトミック侍に木っ端微塵に切り刻まれた。
しかしボロボロの状態で後に地上班のA級ヒーロー達と駆動騎士の前に現れ、彼らを殺そうと本体が飛び出すも、ジェノスの飛び蹴りの一撃で粉砕される。

  • サイレスラー
災害レベル:虎→鬼

プロレスラーの格好をしたサイの怪人。
相手の攻撃をあえて受け点数を付けるクセがある。おかげでちょっとしたスカウター扱い
最初は災害レベル『虎』相当だったが『鬼』レベルに成長し、頑丈な体でA級ヒーローを次々と圧倒した。
ギョロギョロにはS級ヒーローでも倒せると推されていたが、実際はS級との壁は厚く、アトミック侍の斬撃で瞬殺。
すでに斬られていた事に気付き、自分を騙して鉄砲玉にしたギョロギョロを恨みながらバラバラになって散った。

  • シャワーヘッド
災害レベル:鬼
シャワーヘッド状の頭部を持つ怪人。
体内に貯めた水を変質させることで、シャワーヘッド状の頭から様々な液体を放出する。
ポチの破壊光線を水流で相殺しようとするも無駄死にに終わる。
ガロウの攻撃が顔面を直撃しても即死せず戦意も喪失しないなど、鬼らしい強さを誇る。

  • 超マウス
災害レベル:鬼

ネズミの怪人。
様々な過酷な実験を生き抜いたことで怪人化した元・実験用マウス。
優れた知性と筋力に加え、並外れた再生能力を有し、ガロウの一撃にも持ちこたえることが出来た。
上下の怪人仲間と三位一体で放つ「三鬼一体・爆速刺し」が必殺技。
しかし育ち過ぎたポチの破壊光線の前にシャワーヘッド共々消滅した。

  • イッカク
災害レベル:鬼

金属質で鋭角な身体を持ち、全身にいくつもの目がある細長いドリルのような姿の怪人。
頭の角で相手を串刺しにすることを得意とし、上記2体との連携技でガロウを殺そうとする。
しかしあっさり躱された上に勢い余って育ち過ぎたポチに突撃してしまった。
当然ポチの逆鱗に触れ、自慢のツノごと全身をねじ切り粉砕されて惨殺された。

  • バキューマ
災害レベル:鬼

ゾウの怪人。連載時と単行本時でデザインがかなり変更された怪人。
鼻から他の怪人を吸い込む事でその怪人が消化・排泄されるまで怪人の能力が使用可能になる。
味方の怪人達を吸収してぷりぷりプリズナーに挑むが、「バイブレーション☆ダーク☆エンジェル☆ラッシュ」の前に敗れた。

  • ビルブッパ
災害レベル:鬼

発破の起爆スイッチのような姿の怪人。高いテンションと高飛車な性格が特徴で、笑い声は「ハッパッパッ」。
爆破した廃ビルでヒーローたちの退路を塞いで一網打尽を狙うが、ちょうど地上に出ようとしたサイタマの真上にいたためビルごと殴り飛ばされた。

  • ヘドロクラゲ
災害レベル:虎

人のような二足歩行をするドロドロとしたクラゲのような怪人。地味に登場シーンが多い。
金属バットがガロウとの戦いで倒れた際、そばにいた妹を人質にしようとしたところ、ガロウに見つかり叩き潰された。
それを恨んで復讐の機会をうかがっており、ガロウが身を挺して逃したタレオを捕まえ、注意がそれたガロウはキリサキングに八つ裂きにされた。
液体のように柔軟な身体を持ち、切り刻まれても潰れても即修復できるため物理攻撃が全く効かないという特性を持つ。
毒ガスにも耐性があり、アジト内の牢屋でワガンマを救出にきた童帝を襲撃するも、燃料油を注入され炎上。
その後もしぶとく生き延びエビル天然水と交戦中の童帝への復讐に現れるが、天然水に体中の水分と油分を吸収され干乾びてしまった。

  • マッドドクターフィッシュ
災害レベル:虎

エビル天然水の体内に生息する人食い魚。
戦闘時にはエビル天然水の体内から跳び出し敵を攻撃する。

  • ギョフリー
災害レベル:不明

太った魚人のような姿の怪人。浦島太郎のような古い釣り師のような格好をしている。
ヒーロー協会が運営する病院に出現し、ガロウのヒーロー狩りで負傷したヒーローたちを狙った。
無免ライダーを苦戦させるもタンクトップマスターのタンクトップタックルで吹き飛んだ。
他にも病院を襲った怪人がいたが入院中のヒーローに悉く倒された。

  • デストロクロリディウ厶
災害レベル:虎

寄生型の怪人。モデルはおそらくロイコクロリディウム
両腕の触覚ドリルで宿主の体内に侵入し、肉体を操る事ができる。
ヒーロー協会の職員の体を乗っ取りヒーロー協会の本部に侵入し、怪人協会からの宣戦布告を伝えた。
その後クロビカリの肉体を乗っ取ろうとするが、鋼鉄をも穿つ両腕のドリルもクロビカリの肉体には歯が立たず叩き潰された。

  • マーシャルゴリラ
災害レベル:虎

軍服に身を包んだゴリラの怪人。バナナ型の葉巻を常に身につけている。
災害レベル虎でありながらA級ヒーローであるヘビィコングを無傷で倒すほどの実力者。
しかし他のヒーローを探す途中で見つけた買い出し中のアーマードゴリラに絡み、ワンパンで倒された。

  • 舞妓プラズマ
災害レベル:虎

雷神のような太鼓を背負い稲妻型の簪を着けた舞妓姿の怪人。
電気を操る女怪人で、太鼓を叩いて電撃のビームを放つ。
一時的に能力を解放すると着物を着崩し太鼓をドラムに置き換えた、和風ロックな姿「ハイボルテージモード」にもなれる。エロイ。
怪人協会の構成員達が宣戦布告代わりに街で暴れていた際には、A級ヒーローの雷光ゲンジと対戦。
電気に高い耐性を持っていた事から、夫である電気ナマズ男と共に雷光ゲンジに圧勝した。
怪人協会アジトでの戦いでは、毒や冷気などの能力を持つ怪人たちと共にぷりぷりプリズナーを攻撃するが通用せず。
逃げようとした所をバキューマに食べられてしまったが、後にバキューマが倒され吐き出され事なきを得た。

  • 電気ナマズ男
災害レベル:虎

ナマズに人の手足が生えた怪人。
電気を操る怪人でヒゲが稲妻の形をしている。「プレート・テクトニクスモード」という強化形態に変身できる。
変身後はナマズの鎧を着たやや人間寄りの姿になる。実は舞妓プラズマの夫で夫婦仲は良好。
怪人協会の構成員達が宣戦布告代わりに街で暴れていた際には、舞妓プラズマと共にA級ヒーローの雷光ゲンジと対戦。
電気に高い耐性を持っていた事から雷光ゲンジに圧勝した。
舞妓プラズマとの合体技「愛のライトニングセッション」を放つが、ぷりぷりプリズナーには通用しなかった。
バキューマが倒された際に妻の舞妓プラズマを救助すると、脅威を察知し夫婦で怪人協会から脱走した。

  • マスター・ジョー
災害レベル:虎

顔が鍵穴状の怪人で、手が鍵として変形し錠前を開けることができる。
その能力からか災害レベルは低いにも関わらず『怪人協会金庫番』と固有の役職がついている怪人。
アトミック侍の弟子である三剣士たちに追われたが、非常事態としてエビル天然水を独断で開放した。
しかし直後に三剣士に同行していた傭兵部隊のリーダーの手で射殺された。

  • 剣鬼ブッタギリー
災害レベル:不明

刃に魂を捧げたと豪語する怪人。
怪人数体を一度に真っ二つにするアトミック侍の一閃を防ぎ、そのまま斬りかかるが
連撃を全て片手で防がれ逆に一瞬で細切れになり敗北。
最期の言葉は「ぬウ… 互角」全然互角じゃなかった

  • 毒トカゲ姉妹 姉レプテラ&妹ラプトラ
災害レベル:不明

138話で人質の監視をしていた2本の曲がった角と長い尻尾を持った爬虫類のような女怪人。
後に単行本23巻にて、ラプトラという名前であることが明らかになった。エロイ。
更にレプテラという姉がいることも判明し、彼女はぷりぷりプリズナーとの戦いで毒液の滴るナイフの二刀流で戦っている。
その後バキューマに喰われたが、プリズナーがバキューマを粉砕した際に解放された。

災害レベル:不明

ゆで卵のような丸っこい体に、大きな一つ目と短い2本の角、そして細い手足がついたシンプルな見た目の怪人。
怪人協会の下っ端の一人で、S級ヒーローの突入に対しトイレに籠もってやり過ごそうとした。
だが壁を壊して直進していたサイタマと閃光のフラッシュにバッタリ遭遇してしまい、道案内として引っ張り回されることになった。
上述二人と同じく女の子のモブ怪人だが、妙に読者から愛されつつあり出番も非常に多い。
ちなみに登場当初の一人称は『俺』だった。トイレ中にヒーローに拉致られるなどエロ…くはない。
戦闘力はほぼ一般人レベルで、その辺の石でサイタマを殴ろうかと思っていた。特殊能力として目が良く、目玉が光る。
頭に生えた2本の角がスイッチになっており、操作によって『サーチライト』『サーモスタット』『X線』など多彩に光る。
何だかんだで怪人協会壊滅後まで生き残った。

  • 怪人スナイパー(仮称)
災害レベル:不明

138話で登場。巨大な一つ目に後頭部から触手のような物が伸びており、狙撃手をしている。
タツマキとジャガンの戦いの隙を突いて、ビルの屋上でヒーロー達を安全圏からの狙撃で殺そうとした。
しかしA級ヒーローの「一発屋(ワンショッター)」の狙撃弾に、自身が狙撃した弾丸ごと頭部を撃ち抜かれて死亡。

  • 女獣人(仮称)
災害レベル:不明

そして170話で登場した女怪人。首輪以外の一切の衣服を着用していない。猫っぽいが脚が蹄。どエロイ。
しかし登場シーンはわずか2コマで、登場した次のコマでオロチに吸収された。むごい。

  • スライム男(仮称)
災害レベル:不明

キングを騙し討ちしようと人質のワガンマに変身して現れた怪人。
しかしキングがエンジンを鳴らし臨戦態勢に入った為、焦って過呼吸になり、形成した子供の骨が急所に刺さって勝手に死んだ。


◆怪人細胞で怪人化した者

怪人細胞を取り込み怪人化した者達。全員村田版のみ登場。

  • 疾風のウィンド業火のフレイム
推定災害レベル:鬼(人型)→竜(怪人態)

音速のソニックと同郷の忍者二人組。
『黄金の37期』と呼ばれる世代の忍者でその中でも2トップだった。
普段は人間の姿をしているが怪人細胞で既に怪人化しており、そのスピードはソニックを遥かに上回る。
忍者の里の後輩で『終わりの44期事件』を引き起こした閃光のフラッシュの殺害を目論んでいる。
同じく忍者の里の後輩で『終わりの44期』で唯一の生き残りであるソニックを怪人協会に勧誘した。
名前やスピード勝負を得意とする事など、原作版に登場した兄弟のロボット怪人「爆走兄弟レップウ&ゴウカ」の差し替えで登場した。
ただし平行世界の同一存在という訳では無く、ちゃんと後に原作版のネオヒーロー編にも忍天党の一員として登場している。
村田版では最初フラッシュに切り殺されて終わったが、改訂版では転生フェニックス男の能力で復活。
全裸で協会から退避する際にサイタマに遭遇、攻撃が全く通じなかった事でフラッシュ同様に殺害を決めた。
ちなみにサイタマからは露出狂の変態不審者としか思われていない。脱出後の行方は不明。

  • ハラギリ
災害レベル:不明(竜相当)

剣の道を究めた屈指の大剣豪が参加する「剣聖会」の一員でアトミック侍の旧友。
音速を超える程の抜刀術の使い手で、更なる力を求め怪人協会の勧誘に応じて怪人化した。
一流の剣士らしく肉体操作に優れ、疾風のウィンドや業火のフレイムと同じく人間態と怪人態を自由に行き来できる。
怪人協会からアトミック侍の殺害と剣聖会の他のメンバーの怪人化を命じられ、
ガロウ討伐の協力をアトミック侍が相談した会議にて、他の剣聖会のメンバーを怪人協会に勧誘した。
しかし脅されても彼らは応じず、抜刀術勝負でアトミック侍によって一瞬で切り刻まれて死亡した。
アトミック侍に瞬殺されたものの、元々人間の時点でアトミック侍が認めたS級ヒーロークラスの実力者であり、
怪人細胞の配布を担当したことや、アトミック侍の抹殺を任されたことから、ゴウケツ同様災害レベル『竜』クラスと思われる。
ウィンド達と同じく人間形態になることができ、本性を表すまで達人達でさえ誰一人気付かなかった。

  • 三羽カラス
災害レベル:鬼

人間の腕を付けたカラスのような姿の怪人。
元は人間でゴウケツの弟子だったが怪人細胞によって怪人化した。
怪人化したものの意志が弱かったため怪人化した後に自我を失った。
…ベンパッツやロジーでも適応できたのに…(ハムキチさんは似たような状態になっていた)
一体一体は災害レベル「虎」相当だが、連携して戦う際は災害レベル「鬼」相当の実力となる。
スイリュー、イナズマックス、スネックの同時攻撃により全滅した。

  • バクザン
災害レベル:竜

スーパーファイトの参加者の一人で、「闇地獄殺人術」の使い手。
過去に二度の優勝経験があり、優勝候補の一角と目されていたが、サイタマのかつらに触った為に一撃で敗北した。
怪人が現れても問題ないと称し、レジェンドと評されるスイリューに興味を持ち、彼を殺せば自分が現役最強と考えていた。
しかしそのスイリューがゴウケツに手も足も出せずにいたぶられている姿を見た事で、人間のままでは最強になれないと実感。
そして強さを求めるあまり、自ら怪人細胞を食って怪人化しようとしたが、一度に大量摂取して自滅してしまう。
その後、怪人細胞に無事適合して人間の頃を遥かに超える力を得て増長したが、ゴウケツとの圧倒的な力の差を理解した事で最強になる事をあっさり諦める。
さらに自分が強くなろうとした理由は弱い奴をいたぶる為だった事を実感し、ゴウケツにやられて満身創痍のスイリューをいたぶった。
そこに駆け付けたサイタマに、試合での恨みを晴らす為に全力で攻撃するが通用せず、ワンパンで上半身のほとんどが消滅した。
ちなみにスーパーファイトでサイタマと戦っていたが、怪人化していたからかサイタマは誰だか分かっていなかった。


  • チョゼ
災害レベル:不明(鬼相当)

スーパーファイトの参加者の一人で、「選民血脈格闘術」の使い手。
A級ヒーロー相当の実力者で、スーパーファイトでは準決勝まで勝ち進むもサイタマに一撃で敗北した。
チョゼの一族は先祖代々優秀な遺伝子のみを掛け合わせて作られており、中でもチョゼは過去最高傑作とされている
ロジーが怪人細胞を食べ怪人化した事で飛躍的に実力を向上させた事から怪人化に興味を持ち、自ら怪人細胞を取り込み怪人化した。
もともと他者を愚民呼ばわりするなど、選民意識の高さがうかがえる悪人気質だった為か、怪人細胞との相性も良かった模様。
怪人化した後はゴウケツの命令でスイリューを殺しにかかり、先に倒されたボルテーン・ハムキチ・ベンパッツら3人とは違い互角に渡り合うが、激闘の末にスイリューに敗北する。
スイリューからも「危なかった」と実力を高く評価されていた。
その後は明確な描写は無いものの、戦闘でスイリューに腹をぶち抜かれており、怪人化した人間を戻す実験にも参加していないのであのまま死亡したと思われる。

  • ロジー
災害レベル:不明

スーパーファイトの参加者の一人。
相手の心理を分析し誘導し試合を有利に運ぶ『心理分析格闘術』の使い手。
一回戦で開始早々に心理分析する間もなくデーブの必殺ボディプレスで押し潰され敗退。
病院に送られたものの三羽カラスに拉致され会場に連れ戻された。
選手の中で最初に怪人細胞を食べ全身の筋肉が肥大した怪人に変異。心理分析を捨て腕力のみで暴れようとする。
しかし様子見でまだ怪人化していなかったチョゼに、どれだけ強くなったのかの確認で背後から首を圧し折られて死亡した。

  • ボルテーン
災害レベル:不明

スーパーファイトの参加者の一人。
幼少期の落雷事故によって帯電体質になり、この電気ショックと打撃を融合させた『雷々拳』の使い手。
一回戦でパズズを即座に失神させ、二回戦でガトリンとの打ち合いを制するなど準決勝まで勝ち進むも、準決勝でスイリューに一撃で敗れた。
スイリューとの試合で感じた力の差を埋めるために怪人化し、自身の帯電体質が更に強化され『スーパー雷々拳』を会得。
頭部が常に雷を帯びたような怪人になり、他の怪人化した者達と共にスイリューに襲い掛かるもあっさりと敗れた。

その後はヒーロー協会に捕縛されたらしく、193撃目で怪人細胞で怪人化した人間を元に戻す実験の被検体として再登場した。

  • ハムキチ
災害レベル:不明

スーパーファイトの参加者の一人。
女性や子供でも扱える技を教えると評判の『ひまわり道場の優しい護身術』の使い手。
スーパーファイトでは一回戦で数撃当流術のガトリンに善戦するも敗れてしまっている。
ゴウケツに脅されたのと、儲けの少ない道場経営に飽き飽きしていた事から、欲望のままに生きようと怪人化。
ハムスターの怪物のように変化したが、三羽カラス同様自我を失った様子。スイリューにワンパンで敗れた。

その後、ボルテーンと同じく193撃目で再登場。誤植か表記揺れなのか、名前が「ハム吉」と漢字表記になっている。
自我を取り戻しており、欲に負けて教え子達の前で怪人化してしまった事を深く後悔していた。
他の実験参加者が次々と倒れて脱落していく中、一人懸命に立ち上がり実験の負荷による消耗を押して自主的に実験の継続を要請。
成功とはいかないまでも数値の安定という成果を挙げた事で、実験に同席したブラストに人間に戻るカギが「精神性」であるという確信を抱かせるに至っている。

  • ベンパッツ
災害レベル:不明

スーパーファイトの参加者一人で『酷道流』の使い手。ちょびヒゲの弁髪で卑怯な手で勝ち上がる。
道場荒らしで名を挙げたがスーパーファイトでは一回戦でA級ヒーローのスネックに敗れた。
ゴウケツの脅しに屈して怪人化したものの、なんか額に第三の目が出ただけだった。意外な事に自我はそのまま。
スイリューにあっさり返り討ちにされた挙句、ボルテーンを倒す為の武器に使われた。
その後は上記の二人と同じく193撃目で被検体として再登場している。

  • 臭蓋獄の囚人
災害レベル:不明

ニャーンによる臭蓋獄襲撃の際、ぷりぷりプリズナーに恨みを持っていた十数名。
怪人細胞を食べたことにより怪人化した。自我はほぼ人間の頃据え置き。
脱獄後はZ市地下のアジトで復讐のためにプリズナーを迎え撃ち袋叩きにした。
だが攻撃は一切通用せず、逃げ回るニャーンを追うプリズナーが起こした天井の崩落で全員死亡。


【メンバーではない類似怪人】


  • 大怪蟲ムカデ仙人&エビル海洋水
災害レベル:不明
神に仇なす忌むべき拳を滅すべく遣わされた、父なる大地の化身と母なる海の化身。
それぞれ幹部のムカデ長老とエビル天然水の巨大版のようだが、怪人協会とは全く関係がない。


追記・修正は怪人化してからお願いします。


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最終更新:2024年04月15日 00:55

*1 リーダーの地底王は寝起きのサイタマが瞬殺した種族

*2 恐らく初めて見たのか相当レアなのだろう。そうでなければカスみたいな怪人にイチかバチかで喰わせているはず。

*3 ハラギリ、ゴウケツ、ニャーン、疾風のウィンド&業火のフレイムなど

*4 内包した細胞の数に応じて戦闘力は上下する様子。十分な細胞ストックがあるのならば分裂状態でもS級にダメージを与える鬼レベルの強さを誇るが、細胞ひとつの状態では「子犬にも勝てねぇ」とのこと。

*5 ONE氏のネーム版では合体奥義を使わず、シルバーファングも流水岩砕拳でも受け流せず歯が立たなかった。

*6 尚、マジ殴りを使った理由はキングにゲームで負けた鬱憤晴らしもあるが、被害を最小限にするために慎重なパワーコントロールも求められたためと思われる。