ナリタブライアン(ウマ娘 プリティーダービー)

登録日:2021/09/05 Mon 02:10:46
更新日:2024/03/30 Sat 17:50:20
所要時間:約 39 分でブッちぎる…!


タグ一覧
BLAZE BLAZING WOLF Maverick Narita Brian Shadow Break へそ へそ出し ウマさんぽ実家連れ込み勢 ウマ娘 ウマ娘 プリティーダービー ウマ娘界の空条承太郎 クソボ拳 クラシック宝塚チャレンジ クール シャドーロールの怪物 シャドーロールの誓い シャドーロールの誓い(The Solid Revision) シリウス スケバン スターブロッサム ステイヤー トレセン学園高等部 ナリタ ナリタブライアン ナリタ軍団 ナリタ軍団代表 ハダル バンカラ ブライアン ヘソ出し ポニーテール リギル ルート分岐あり ローレルホイホイ 一刀両断 一匹狼 三冠バ 俺より強い奴に会いに行く 偏食 先行バ 副会長 南井克巳 天賦の怪物 妹ムーブ 尊厳破壊滑り台被害者の会 差しウマ 影をも恐れぬ怪物 所要時間30分以上の項目 春天の壁 栗東寮 求道者 渇望する怪物 滾り、渇望す 灰色の臨界点 無愛想 無頼 焼肉奉行 狩人 甘え上手 画伯 皐月賞3 1/2馬身、ダービー5馬身、菊花賞7馬身。 相坂優歌 私の野菜もくれてやろう 童顔 肉を重ねるな 肉食系女子 衣川里佳 酒屋 野菜嫌い 餓狼 餓狼牙


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー メインストーリー第4章「滾り、渇望す」
© Cygames・JRA

──走って、斬り捨てるのみ。
この"渇き"が癒える日まで



ナリタブライアン(Narita Brian)とは、『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクターである。
CV:相坂優歌(初代)→衣川里佳(二代目)*1

モチーフ元である競走馬『ナリタブライアン』は当該項目を参照。

+ 目次

◆プロフィール

キャッチコピー:背中で語れ!硬派で頑固な一匹狼
誕生日:5月3日
身長:160cm
体重:レースに支障なし
スリーサイズ:B91・W58・H85
靴のサイズ:左右ともに24.5cm
学年:高等部
所属寮:栗東寮
得意なこと:クルミを割ること
苦手なこと:小さな生き物を触ること
耳のこと:ファンファーレを聴くと血が滾る
尻尾のこと:手入れしたことも気にかけたこともない
家族のこと:両親と姉いわく『寡黙なのは、優しい証拠』
ヒミツ:①咥えている枝は自家栽培。/②たまに猛禽カフェに通っている。
自己紹介:…ナリタブライアンだ。わざわざ語って聞かせるような話はない。ただ走り、ブッちぎって勝つだけだ

キャラクターソング:(相坂優歌)
          シャドーロールの誓い
          (衣川里佳)
          BLAZE
          シャドーロールの誓い(The Solid Revision)*2
なお「シャドーロールの誓い」及び、姉貴ことビワハヤヒデのキャラソン「手綱と絆」はイントロのメロディーが同じというニクい演出が…
担当トレーナーの呼び方:トレーナー、アンタ

「影を超えて行け」

自分の影にすらひるむ心の弱さは もう過去の話。
偉大な姉の影を追う挑戦者にも とどまってはいない。
無頼なる闘士よ 真の姿を見せろ!
あまた敵どもの 影を踏み越えて行け!

2018年URA「名ウマ娘の肖像」ナリタブライアンより

◆概要

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「GENERATIONS」第2弾「最強を競った時代」篇
© Cygames・JRA

天賦の怪物

【ウマ娘 プリティーダービー】CM
「GENERATIONS」第2弾「最強を競った時代」篇より

1994年に圧倒的な着差とレコードで日本競馬史上五頭目の牡馬クラシック三冠制覇を成し遂げた「シャドーロールの怪物」の異名を持つ競走馬「ナリタブライアン」がモチーフのウマ娘
金色の瞳、黒髪をポニーテールに結んだ注連縄、シャドーロールを模した鼻腔テープ、口にくわえた枝*3がトレードマークの美少女。
ちなみに鼻腔テープがないとなんか調子が出ないらしい。

ぶっきらぼうで孤高を好む一匹狼なウマ娘。誰が呼んだかウマ娘界の空条承太郎
クールかつ硬派な性格で、トレセン学園生徒会の副会長だが素行はお世辞にも良好とは言えず、生徒会活動をちょくちょくサボったり、常日頃から寮の門限を破ったりする。
また、大の肉好きで野菜嫌い*4であり、その偏食家ぶりを見かねて姉のビワハヤヒデが野菜の形が分からなくなるくらいに煮込む妹専用のカレーを作ったり、
美浦寮長のヒシアマゾンがキャラ弁を作ったりと涙ぐましい努力をしている。
ちなみに一番好きな食べ物は「姉貴の作ったカレー」らしい*5
一応本人曰く肉以外も食うそうだが、「肉を食った時ほど力が出ない。よって肉を食う。文句あるか」と食生活を改めるつもりはさらさら無さそうである*6ナリタ理論
いや野菜も食べなよ
すごく…すごい胃もたれしそうです…

一方でレースに対しては非常にストイックで、闘争心が強い傾向にあるウマ娘の中でも勝利への渇望は特にずば抜けている。
その強すぎる闘争心はレースにおけるブライアンの強さに直結しており、極端な前傾姿勢による獰猛な猛禽類を彷彿とさせる走りは「狩り」と形容され、見る者を畏怖させ、魅了してやまない。

以上のような武骨で誰に対しても着飾らない立ち振る舞いとレースに対するストイックな姿勢から、トレセン学園の内外を問わずファンは多いが、
ブライアン本人はそんな自分の魅力に無自覚なため、なぜファンが多いのか分からず困惑気味である。


◆アニメ版での活躍

Season1

第1話から登場。
トレセン学園最強として名高いチーム「リギル」の一員。

BNWの誓い

4人目の主人公と言える程出番が多く、春のファン感謝祭では『BNW駅伝』開催のため奮闘する。
またブライアンが経験した怪我からの復帰劇として、マヤノトップガンに勝った阪神大賞典*7の回想が描かれている。

まだ設定が固まっていなかったのか、今作まではぶっきらぼうなアプリ版に比べて性格は穏やかで表情豊か。
ヒシアマゾンと一緒にファン感謝祭で子供たちと楽しそうに遊んだり、ビワハヤヒデを「姉さん」と呼んで素直に慕っていたりする。
先輩であるタイシンに対して敬語で接するなど、副生徒会長らしい面も多少垣間見えたり。
また、絵が下手くそだったり私服がダサかったりと意外な一面もある。

Season2

声優が相坂優歌氏から衣川里佳氏に代わり、ハヤヒデを「姉貴」と呼ぶようになった。
一期に比べてストイックな面が押し出されるようになり、アプリ版でもこちらの口調や性格で定着している。
一期ではよく絡んでいたヒシアマゾンの方が素行不良気質に描かれていたので、声優変更に際してポジションを入れ替えたようにも取れる。

ハヤヒデがトウカイテイオーに親しげに炭酸抜きコーラの解説をしているのを見て、「流石姉貴、顔が広いな」と感心していた。誰の頭がデカいって!?

◆ぱかチューブっ!

2024年3月18日「シンデレラグレイ」「スターブロッサム」の単行本最新刊の発売に合わせる形で、オグリキャップスーパークリークサクラローレルと共にゲーム実況企画に出演。
お題は「焼肉シミュレーター」。
肉好きな彼女には正にうってつけお題であったが、サクラローレルから焦げた肉を押し付けられたり、肉を重ねて焼く事に苦言を呈したりと苦労役っぷりを見せた。

◆漫画版での活躍

STARTING GATE!

今作ではビワハヤヒデがほぼ登場しない*8ので、もっぱら絡むのはヒシアマゾンや後輩ウマ娘となる。
ウオッカダイワスカーレットの喧嘩を止めようとした所、誤ってスカーレットがウオッカにかけようとした水が直撃、何の非もないのに水浸しにされるという割と酷い目にも遭っている。

また今作独自の特徴として前髪がやや姫カット風になっており、それに合わせてか会長に敬語を使う、口元に手を当てて笑う、上記の水浸し事件で「スカーレットは葉っぱに水をやってくれた」と優しくフォローする……など柔和な印象を受ける描写が多い。
単行本のオマケ漫画ではアマさんに意図的にイケメンムーブをカマしてダウンさせるなど自分の顔の良さを自覚しているらしきシーンも。

◆アプリ版での活躍

性能

バ場 芝:A ダート:G
距離 短距離:F マイル:B 中距離:A 長距離:A
脚質 逃げ:G 先行:A 差し:A 追込:D

2021年5月17日、まず自身の勝ち鞍である日本ダービーに合わせる形で☆3「Maverick」が、
2022年12月20日、今度は自身の五冠達成時のクラシック期有馬記念に因んでか*9☆3「餓狼」としてそれぞれ実装された。
「餓狼」の方はメインストーリー4章でモデリングがお披露目されており、満を持しての実装となる。

どちらも距離は中・長距離、脚質は先行と差しに素で高い適性を有しており、マイル適性もBと因子で容易に補うことができる範囲であり、幅広い距離での活躍が期待できる。
史実でのラストランが高松宮記念だったことを反映してか短距離にも最低限の適性があるが、スプリンターへの改造はかなり厳しい。

[Maverick(マーヴェリック)]

闘志が沸き立つ…!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Maverick]ナリタブライアン」勝負服
© Cygames・JRA

成長率補正はスピードに+10%、スタミナに+20%。

勝負服は裾がボロボロになった白い学ラン*10を基調として和のテイストを盛り込んだバンカラスケバン風の衣装。
「ナリタ」冠名で知られる山路秀則氏*11の勝負服「紫山形一文字」は色合いがメインで、山形模様に関してはそこまで目立たない。
襟元には史実のナリタブライアンが着けていた白いシャドーロールを思わせる飾りが付けられ、両手首には金属製と思われるチョーカーを装着。ブーツに関しても両足首に蹄鉄型のゴツい装飾が目を引くが、非対称の左脚だけめっちゃ重たそうである。
史実で右股関節炎を発症したことに由来するのか、右太ももには包帯あるいはテーピングがされている。
また、最初期の原案ではサラシを巻いておらず、胸のあたりが際どいことになっていた
「Maverick」は「一匹狼、はぐれ者」という意味でまさに彼女の気質そのもの。映画『トップガン』の主人公のコールサインでも知られる。

覚醒レベルを上げることでレアスキル「ハヤテ一文字(「直線巧者」上位スキル)」と「全身全霊(「末脚」上位スキル)」を習得可能。発動タイミングが噛み合えば史実さながらの驚異的な末脚を再現することができる。
育成完了時に条件を満たすと「ハヤテ一文字」が「一刀両断」に、「全身全霊」が「餓狼牙」にそれぞれ進化可能。いずれも効果量が「すごく」に引き上げられる。
レア以外のスキルは「一匹狼」、「好位追走」、「中距離直線○」。先行向けのスキルが揃っている。
育成攻略なら一匹狼を真っ先に取得すると少し楽になる。


フゥ……


…ふっ!ぬんっ!


散れッ!!


画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[Maverick]ナリタブライアン 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「Shadow Break」。
効果は「最終コーナー以降で外から追い抜くと怪物的な力で速度が上がる(調整前)」→
「最終コーナー以降で外から追い抜くと怪物的な力で速度が上がる。中盤競り合っていた場合はすごく上げる(調整後)」というもの。
2022年2月24日の大規模なバランス調整により、「競り合った際にすごく上がる」条件が追加され、更に強力なスキルになった。勿論、差しや追込をメインとするウマ娘に継承させても有用。
発動条件が比較的ゆるく優秀な性能を誇る。安定した発動を狙うなら差しがベストだが、差し育成は難易度が上がるほかブロックによる事故も起きやすいため先行育成が比較的安定する。
演出は史実で恐れていた影を拳で地面ごと打ち砕くというシンプルかつ秀逸なもの。誰が言ったかパワーゲイザー。ただしそれでもパワートレーニングの瓦割りは失敗する。

フッ……! 面白いレースだった。

[餓狼]

無心に、貪欲に。勝利を貪ってやるさ。

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[餓狼]ナリタブライアン」勝負服
© Cygames・JRA

成長率補正はスピード・スタミナ・根性にそれぞれ+10%。
メインストーリー4章でお披露目された勝負服で、ファンからの通称は「BLAZE衣装」。
4章公開時から実に1年と4ヶ月の時を経て実装された。
右耳のみの耳カバーや胸元、そして両脚のタイツに施された妖しく光る紫のトライバルパターンが特徴的だが
通常ブルボンと同じく黒影シルエットに反映されることからガチャではゲート前の時点でバレバレ

覚醒レベルを上げることでレアスキル「猛追(「食らいつき」上位スキル)」と「怪物(「本領発揮」上位スキル)」を習得可能。
レア以外のスキルでは「春ウマ娘○」、「深呼吸」、「抜かりなし」と天皇賞(春)を意識したであろうスキルがずらり。ローレル大歓喜不可避
だんだん実ってく…♪

育成完了時に条件を満たすと「猛追」が「BLAZING WOLF」に、「怪物」が「渇望する怪物」にそれぞれ進化可能。
渇望する怪物は純粋な「すごく」強化だが、BLAZING WOLFにすごく加速+持続時間が延びる効果が追加されたことで長距離における終盤接続が狙いやすくなった。
[Maverick]からスキルは長距離向けに差し替えられており、メインストーリーでの
「故障によってかつての怪物的な走りはできなくなったが、仲間達との特訓の末に新しい走りを編み出した」という展開を反映したような構成になっている。
「一匹狼」が無いのもそういうイメージだろう。
元々メインストーリー由来な衣装というのもあって、チーム〈シリウス〉のブライアンという印象が強いものに仕上がっている。


影……闇……
暗闇を彷徨い往こうと……


渇きを闘志に……!


薙ぎ払うッ!!

画像出典:ウマ娘 プリティーダービー「[餓狼]ナリタブライアン 固有スキル発動」
© Cygames・JRA

固有スキルは「灰色の臨界点」。
効果は「終盤の最終コーナー後半に先団にいると 速度が上がる。長距離レースかつ中盤に競り合っていた場合はものすごく上がる」というもの。

総大将スペと同じくレース環境に影響されるタイプの固有スキルだが、こちらは長距離レースでさえあれば真価を発揮できるチャンスがあるので、完全発動のハードルはスペより緩い。
特筆すべきは初のものすごく上がる効果である事。
最終コーナーまでに先団に居れば発動条件を満たすのは容易なため、先行でも差しでも安定した発動が望める。
自前の覚醒スキル「怪物」の条件も加味すると、先行運用がベストだろう。
なお通常版と違い、継承固有にすると「ものすごく上がる」の部分は丸々消滅してしまい、バランス調整前の継承黒マックよりも弱くなるため、実質本人専用スキルである。

さあ……次のレースは、まだか!

どちらも固有二つ名は「影をも恐れぬ怪物」。
取得条件は「皐月賞を3 1/2バ身差以上で勝利し、日本ダービーを5バ身差以上で勝利し、菊花賞を7バ身差以上で勝利し、有馬記念を二連覇する」。
クラシック三冠レースの史実再現を求められる形となる。
スタミナや回復スキルが揃っていれば大差勝ちも十分可能な菊花賞はともかく、難関は大きな差をつけにくい皐月賞や日本ダービーか。

固有スキル、成長補正、覚醒スキル全てが強力な最強クラスのウマ娘だが、育成難易度がトップクラスに高い。キングヘイローやライスシャワーをも凌ぐほど難しい。
まずメイクデビューと朝日杯FSで適性Bのマイルを2連続で走らされる。マルゼンスキーやビワハヤヒデと同じく、適性を無礼(なめ)ると事故りやすい。また、グランドマスターズではグロウアップレースもマイルになってしまう*12
そしてシニア級においては全レースで一着を取ることが求められる。当然、天皇賞(春)も一着でなければならない。

加えて、クラシック三冠を制覇orシニア級までにG1レース5勝を達成すると、シニア級1月に年度代表ウマ娘に選ばれるイベントが発生する。
強豪たちとの戦いを望み『出席する』を選んだ場合、ライバルの能力が大幅に上がるが、その代わりに通常より多めのステータス上昇とスキルポイント獲得量が上がり、スキルのヒントを入手することができる。
要するにハードモードである。
これまでに「どちらのレースに挑むか」という小規模な分岐はダイワスカーレットという前例があったが、2024年の現在でもシニア級のほぼ全てが対象という大規模な分岐が存在するのは依然ブライアンだけである*13

ハードモードにおけるライバルのステータスは情け容赦のないものであり、
例えば天皇賞(春)におけるメジロマックイーンは、難関として名高いライスシャワー育成時のものから全ステータスが100増加しており、特にスタミナに至っては600に到達している
生半可な育成では手も足も出ずにパクパク足切りされてしまうだろう。
そして天皇賞(秋)では他の育成ウマ娘のシナリオでもバ場・距離お構いなしに野良で出走する悪名高きオグリキャップが強化された状態で固定で出走、「勝ったな」と思って油断していると爆発的な末脚で差し切ってくる。パワーと賢さも高く、ブロックは期待できない。
ジャパンカップではシンボリルドルフが固定で出走、「絶対」を見せつけてくる。
ちなみに、どちらもこの時点でステータスはURAファイナルズ決勝を僅かに上回る。更にどちらも中距離であるため、スタミナを鍛えるのに夢中になっててスピードが疎かになっていると躓きやすい。
そして有馬記念のライバルであるマヤノトップガンスピードとスタミナが700を越えており、URAファイナルズ決勝よりも難易度が遙かに高い
そのためハードモード後のURAファイナルズがウィニングラン扱いされることも。

しかしこれらを乗り越えれば、他の育成ウマ娘から頭一つ抜けたステータスと大量のスキルポイントを獲得できるため、
それまでの育成に自信のあるトレーナーはぜひ挑戦してもらいたい。と言うかハードモードを選ばないこと自体が下振れである

またクラシック三冠がメインとなるウマ娘、特にスペシャルウィークナイスネイチャなどの先行や差しを得意とするウマ娘との相性が非常に良く、
また継承元としても相性の良いウマ娘がかなり多い*14ため、因子周回のお供としても優秀。
素のマイル適性もBと高く、そのままでも勝てる場合もあるためマイル重賞への出走も十分可能。野良のウオッカやパール、ヘリオスは死ぬほど怖いけどな!
URAファイナルズや、時間はかかるがやり直しも効き、重賞レースにバンバン出てもステータスを盛りやすいクライマックスシナリオでの周回がベストだろう。

サポートカード

メインストーリー第4章を完走するとSSRサポートカード【Two Pieces】を入手可能。同時期にガチャの方にもRのカードが追加され、2021年10月28日にはSSR【天嗤う鏑矢】が、2022年11月28日にはSSR【GLAD TIDINGS】が追加された。
Rの背景はレース場と、ヤマニンゼファーのRサポカが実装されるまで長らく唯一のものだった。
何処までも走りに貪欲で一匹狼なブライアンらしい一枚。

SSR【Two Pieces】

得意練習はスピード。
配布サポートカードの例に漏れず性能はガチャ産と比較すると控えめ、固有ボーナスもレベル40からだが、
「中距離直線〇」「栄養補給」といった中距離・先行向けのスキルが豊富に、かつヒントレベルも3凸時にレベル3、完凸時にはレベル4の状態で入手できる。
レベルアップによる能力解放と固有ボーナスでスピードボーナスが+2されるため、スピードを上げやすい。
レースボーナスやファン数ボーナスも最低限揃っているが、初期絆が0なのが数少ない弱点か。

イベントを完走するとレアスキル「くじけぬ精神(「まき直し」上位スキル)」を入手可能。…なのだが、このスキル、ハッキリ言って非常に使い勝手が悪い
ストーリーを見てきたトレーナーなら名前には十分納得できるスキルなのだが、先行で後ろの方にいるということ自体負けパターンに近い…と言うか、
そもそも中盤での加速は完全な無効スキルなわけで…。その実用性は推して知るべし。
強引に活路を見出すとするなら、スキルポイントが120と軽めな点を活かしてチームレースで逃げ2、先行1としてスコア稼ぎに使うくらいか。

なお連続イベントは合計すると体力マイナス20に対しスピードが+45と体力最大値+4とそれなりにおいしい。
またやる気アップや「一匹狼」のスキルヒントが得られるイベントもあるため、レアスキル以外では非常に優秀なサポートと言える。
しかし、2周年の調整でも問題のくじけぬ精神のテコ入れが全く行われなかったため、最近では後述するパワー版の存在でどうにもお鉢が回ってこなくなっている。7cmさんがこちらを見ている。

SSR【天嗤う鏑矢】

得意練習はスタミナ。
イベントを完走するとレアスキル「ハヤテ一文字(「直線巧者」上位スキル)」を確定で入手可能。
こちらにはスピードの方にはなかった初期絆アップもあり、早い段階から友情トレーニングができるが、
スピードの方と比較するとヒントレベルがレベル2まで下がっていること、アオハル杯シナリオ実装から中距離育成だとスタミナ枠を削る傾向もあるため、
使い方に工夫を凝らす必要がある一枚となっていた…が、現在ではSSRサウンズオブアースという、単純な練習性能で上回られているのみならず、あろうことかハヤテ一文字まで被ってしまっているサポカが登場してしまっており、こちらもお鉢が回ってこなくなってしまった。最強の2勝バ(G1未勝利)に負ける三冠バって一体…。

SSR【GLAD TIDINGS】

得意練習はパワー。
固有ボーナスは「参加したトレーニングのトレーニングLvが高いほどトレーニング効果アップ」というもので、【おセンチ注意報♪】マルゼンスキーと同様の効果。
スキルが変更されており、「確かな足取り」や新スキル「食らいつき」「本領発揮」が追加。一方で「中距離直線〇」や「中距離コーナー〇」など汎用中距離スキルが削除されているため、こちらは長距離に寄る。
得意率も高めで、スタミナボーナス+2にスキルptボーナス+1も所持しており、かつ最低限のレースボーナス・ファン数ボーナスも備えている。
連続イベントを進めると確定でレアスキル「猛追(「食らいつき」上位スキル)」のスキルヒントを入手可能。
先行と差しで発動するスキルで、レース後半で追い抜こうとすると速度が上がるスキル。
また、連続イベント2回目でも「本領発揮」のヒントを貰えるため、メジロマックイーン等の長距離先行ウマ娘にも需要が高かった。
現在はSSRテイエムオペラオーが「怪物」を持っているため、「猛追」目当てで採用することになるか。

個別ストーリー


ある日、熱気漂うトレーニングコースの中心に二人のウマ娘がいた。
かたやナリタブライアン、かたやG1級の実力を持つ先輩ウマ娘。

レースは貴方の得意な距離に合わせましょう。
そうね、2000mがいいかしら?

それはアンタが本気を出せる距離なのか?

ええ、貴方相手なら。私は先輩だもの、ハンデをあげて当然だわ。
これは譲れない条件よ。このレースを引き受けるうえでのね。

……ならそれでいい。

ブライアンはデビュー前の身でありながら重賞を勝ったウマ娘に野良レースを挑んでいたのだ。
デビュー前とはいえ、獰猛さと風格を兼ね備えたブライアンのレースとあって、ギャラリーの中にはハヤヒデとその友人のチケットの姿もあった。
デビューすらしていないブライアンと重賞を勝つほどの経験を積んでいる先輩ウマ娘…一見無謀な挑戦に見えた。
しかし、いざレースが始まると…

あわわわわ……ハ、ハヤヒデぇ~~!!
もう第4コーナー過ぎたのに差がっ、差がぁ~~……!

ああ、広がっているな。
普通のウマ娘ならば届かずに終わる距離かもしれない。
……普通のウマ娘だったならば。

最初こそ差をつけられていたものの、ゴールが近づくたび、ぐんぐんバ身差を縮めていくブライアン。
一気に先輩ウマ娘を射程圏内に捕らえる。

……っ!……うそ……完全に私のペース……だったのに……!
未デビューの子に……そんな……追いつかれる、わけ……っ!

(……そう、アンタは強い。)
(だから、どうかこのまま追わせてくれ。どうかまだ私に追い抜かれないでくれ。)

獲物を狩る猛禽の如く、ブライアンの速度が上がる。

(最後までアンタの闘志を見せてくれ。
そして、どうか──!!)

──結果、ゴール直前でブライアンが失速。周りのトレーナーやウマ娘はブライアンのスタミナ切れと判定した。
しかし勝利したはずの先輩ウマ娘は「全然勝ててなんかいない」「あんな怪物、私が競っていい相手じゃなかった」と、荒く息をつきながら打ちのめされた様子で吐き出した。

そんな先輩ウマ娘との併走を見たトレーナーはブライアンの走りに光る物と違和感を感じ、根気強くブライアンにアプローチを続ける。
当人からはそっけなくあしらわれる日々が続くも、いく度目かの時、同期であるヒシアマゾンと勝負しているブライアンに遭遇した。
追い抜かんと食らいつくヒシアマゾン。しかしそんな粘りすらも、ブライアンは難なく抜き去って行く。

待ちな!……アンタ、どこ行くつもりだい。まだ勝負は終わってないよ。
今回、アタシが挑んだタイマンは3本勝負だ。
次こそアタシは勝つよ!だから、もう一回──

……すでに勝敗は決した。アンタだって、これから何度走ろうと、結果が変わらないことをわかってるんだろう?
もう目の前で灯が消えるのは見たくない。
自ら消すのも……ごめんだ。

そういって立ち去るブライアンに向けて「自分が敵わない事ぐらい分かってる」と吐き捨てるヒシアマゾン。

……でも、1度負けたくらいで諦めきれるわけねえだろ……ッ!
アタシのことなんでも……わかったふりすんじゃねえよ……!

…強い渇きに対する渇望は、もはやブライアンの中に「諦め」という悪癖を生んでしまっていた。
このままでは良くないと感じたトレーナーはブライアンを追いかけ、「彼女はまた君に挑むと思うよ」と声をかける。
すると彼女はトレーナーに対してうっとおしそうに言葉を返してきた。

なら言ってやる。ああいう手合いは、1度は強がってみせるが、闘志は既に冷え切っているんだ。
同じような輩を私は、何十と見てきた。そんな奴らと競っても無駄なこと。
……なにも満たされないだけだ。

…そんなブライアンを見送った帰り道、姉・ビワハヤヒデから呼び止められ、トレーニングを依頼される。
トレーナーから一通りのトレーニングを受けたハヤヒデは「君を試させてもらった」と詫びつつ、確信を込めてある頼み事をしてきた。

実は先日、気にかかる噂を聞いてね。その前に本物のレースを見せたいんだ。
……彼女が退学する決意を固める前に。

ブライアンが学園を去る事を決意する前に、自身のメイクデビューにブライアンを連れてきてほしいと頼んできたハヤヒデ。
妹を気にかける姉の想いに打たれたトレーナーはブライアンにコンタクトを取るも、彼女はつっけんどんに返してきた。

チッ……本当にしつこいな!!
私がオマエについていく義理がどこにある!

でも絶対に来て欲しいんだ!

では行けば、今後一切関わらないと約束するか?
いや、それだけでは足りん。オマエのトレーナーバッジも返上しろ!

あまりにも無体な要求だが、反射的に了承し若干後悔しつつも職を辞する覚悟でブライアンをハヤヒデのメイクデビューに連れてきたトレーナー。
そこでブライアンが目にしたのは、圧倒的バ身差でメイクデビューの1着を飾る姉の姿だった。

(……見ているか、ブライアン。
お前は誰よりも走り、そして追うことが好きだったな。
だからこそ自分と闘える相手を自然と欲したのだろう。
だがお前は強すぎた。その期待は破られるのが常だった。
その経験が……見切りをつけるという悪い癖を生んでしまった。
だがな、ブライアン。お前は知る必要がある。
闘う相手はお前が目を背けた者──敗者からも生まれるという事を!)

なんだ、あれは……!いつからそんな走りができるように……!?
まるで狩るような目で、ゴールだけを見据えて──

姉の走りを目の当たりにし、居ても立ってもいられなくなったブライアンは、レースを終えたハヤヒデに詰め寄った。

姉貴!どうして今まで、あんな面白い走りができると伏せていた!
なぜ、私に競おうと誘ってくれなかったんだ!!

しかしハヤヒデは涼しい顔のまま、メイクデビューの時とは比べ物にならない一際大きいメインレースの歓声の中、客席へ戻る。
ブライアンの目に入ってきた光景は、一度並走した事で心が折れた先輩ウマ娘が1着を取る姿だった。

……まさか、アレがあの時の相手だと言うのか……?
しかし以前はあんな粘りは、いや、勝ちへの執念すら……!

彼女、言っていたよ……『今は届かずとも、お前を倒す』とね。
自らを鍛え直し、いつかはお前と同じ舞台で相まみえてみせる、と。

「お前は未だスタート地点にすら立っていない。だからこそトゥインクルの舞台まで来い」と発破を掛けるハヤヒデ。
更にハヤヒデは「私はG1の舞台でお前を迎え撃ってみせる」と宣戦布告。
その言葉を受けたブライアンは、ついに決意する。

……君もあの場所で走りたいか?

ったりまえだ……!……チッ!!

……今朝の約束の内容を変更したい。
アンタはトレーナーでいろ。ただその代わり──

私のトレーナーになれ。
そして私をトゥインクル・シリーズへと連れて行け……っ!!

──そして数日後、トレセン学園のグラウンド。
トレーニングに訪れたブライアンに、ヒシアマゾンが「次はどんなレースに出るんだい」と聞いてきた。

……話してもアンタには関係ないと思うが。

大アリだよ、バカ。アタシはその日まで特訓してやる。アンタをブッ潰すためにね。
タイマンっつーのはね、どっちかが倒れるまでするもんだ。
アタシはまだ倒れてない……勝手に終わらすんじゃないよ。

宣戦布告して走り去っていくヒシアマゾンの様子にトレーナーは「これから彼女も強くなるだろうな」と感想を漏らす。
それを聞いたブライアンは、満足げに笑った。

……ははっ!なるほど確かに私は侮っていた。これがトレセン学園か。
十分だ。全員ブッちぎってやる。いくぞ、トレーナー……!

こうして、ナリタブライアンは再び走り出した。
トゥインクル・シリーズの舞台で、心の渇きを満たすために。

育成シナリオ

ともあれ、ブライアンの闘志に火が灯ったことでトゥインクル戦線を歩む事に。
前半はクラシック三冠を狙い、後半は春天→秋シニア三冠を目指す流れになる。
ジュニア級において、闘争心が強すぎるあまり競りかけられるたびに勝負に乗っかってしまい、自分のペースで走れなくなってしまうという弱点が発覚したものの、
闘争心を溜め込んでラストスパートで爆発させるという走り方をトレーナーに教わったことで弱点を克服することが出来た。

ははっ……そうか。これが溜めるということか。
無茶苦茶なことをしろと言いやがる……!

ぶっちぎりのスパートをものにし、興奮冷めやらぬと言った様子でブライアンは笑う。

これが君の走りだったんだな

……ふっ、はははっ!
バカ言うな。こんなの今まで味わったことがない感覚だ。
こんなものを教えてどうする。病みつきになるじゃないか……!

クラシック級ではその獰猛な走りで注目を集めていき、無敗の三冠ウマ娘「皇帝」シンボリルドルフと「怪物」ナリタブライアンどちらが上か語られるようになる。
そして夏合宿の際についにルドルフと模擬レースで競う機会を得たが、レース前日に熱中症と夏バテで倒れてしまい、勝負が流されてしまうことになる。

その後悔から重要な菊花賞前のトレーニング中においても上の空になってしまうことが日に日に多くなってしまう。
そこでトレーナーはルドルフを説得して模擬レースを設けた。
菊花賞前に負けて悪影響を及ぼしてしまうリスクが存在することも承知の上で、悔いを残さぬように配慮したトレーナーにブライアンは感謝し、全身全霊でルドルフに挑む。

結果は──ハナ差の敗北。

心のどこかでどんな相手でもどんな状況でも勝てると思っていたブライアン。
この敗北で決定的な差を見せつけられたことで自分を体調管理もできず、己の能力を過信してしまう弱いウマ娘だと恥じ、それに気づいていたからトレーナーは模擬レースを設けたのだろうと語る。
だがトレーナーは「ブライアンならルドルフに勝てる」と信じていた。

ふっ……ははっ! バカか!
アンタも私と同じバカ者じゃないか!

こうして悔いを晴らしたブライアンはルドルフに宣戦布告し、自らをより高めるべく一層励むようになる。

同期のライバル・ヒシアマゾンとの有馬記念を終えてのシニア級。
ここで上述したようにクラシック三冠制覇ないしG1五勝を達成していると年度代表ウマ娘に選ばれ、授賞式に参加するか否かでストーリーが分岐する。

……捨て難い選択ということか。わかった。では──
私を強くするのはアンタの役目だ。どう舵取りするかはアンタに委ねる。
私はそう選択すると決めた。文句は言わない。私に必要な進路を取れ。



どちらのルートを通っても、天皇賞(春)→天皇賞(秋)→ジャパンC→有馬記念というルートになる。
最終目標である有馬記念では姉・ビワハヤヒデとマヤノトップガンがライバルとして立ちはだかる。

特殊実況は阪神大賞典に設定されているが、後続とある程度差をつけていないと発生しない。
+ 特殊実況 ※ネタバレ注意
ブライアンに陰りなし! ブライアンに陰りなし!
大一番に向けて独走で逃げ切りました!

(元ネタ:1995年阪神大賞典 関西テレビ 杉本清アナ)

メインストーリー

メインストーリーでは第4章「滾り、渇望す」の主人公としてチーム「シリウス」に加入。
クラシック三冠とその後のケガによる低迷を乗り越え、勝利への渇望を満たそうとする姿が描かれる。

期間限定イベント

「晩秋、囃子響きたる」

シンボリルドルフと共に駿大祭の祭事の一つである流鏑馬を奉納することになる。
ハヤヒデと一緒に弓道を習っていたことが明かされるほか、生徒会に加入するまでの過程も明かされている。

「Ilminate the Heart」

エアグルーヴやサクラローレルと共にハロンタワーでのクリスマスイベントの開催をサポートするため奔走する姿が描かれる。
こちらでは史実通り故障が起こった後らしく、レースから一時的に身を引いている様子が語られている。

◆関連キャラクター

ブライアンにとっては実の姉にして、越えるべきものとして見据えている存在。
面倒見の良さが高じてお節介気味になりがちなハヤヒデに時折辟易することはあるが、ひたむきに努力を重ね、結果を残している姉のことをずっと尊敬している。
幼い頃に互いに誓いあった、「トゥインクルシリーズで姉と共に走り、超えたことの無い背中を追い越す」のが最大の目標でもある。
目標がそこであるが故に三冠を達成し周囲に称賛されても当人にしたらただの通過点に過ぎず常に満たされずにいる。
サポートカード【Two Pieces】では聖蹄祭の一環ではあるが、念願叶い姉妹で走ることが出来ている。

上記にあるようにかなり過保護だが、ブライアン以外にも面倒見の良さを発揮している事も多いことから元々そういう気質であることが窺える。
ブライアンの誕生日には日が変わると同時に祝うくらいにはシスコン良き姉である。
普段は誰が相手でもぶっきらぼうなブライアンも姉には弱いところも多いのか、意外と素直に対応する事が多い。
前半の人物評で語った通り、一番好きな食べ物は肉ではなく「姉貴の作ったカレー」であるところからも姉妹の仲は良好。

ちなみにブライアンの鼻腔テープを最初に貼ったのはハヤヒデである。
幼い頃、転んで泣いてるブライアンに絆創膏を貼り「これでお前は無敵のブライアンだ」と慰められたのが最初。
以来鼻の上に何かを貼らないと「なんか調子が出ない」との事。

目標レース外だが、クラシック級の宝塚記念に出走すると一足早く彼女とレースが可能。
しかしステータスはURAファイナルズ相当の水準であり*16勝利は困難


姉の友人で、先輩。
お互い一匹狼気質で寡黙なので見てるだけで肝が冷えそうなやりとりになりがちだが、
片や姉として、片や友人として二人ともに世話を焼きたがるハヤヒデの話題で盛り上がったり、同調したり、OVAでは重要な役割を果たしたりと割と絡みは多い。
うまよんではハヤヒデのめんどくささが繋いだという、中々にハヤヒデに酷い言い草をされている
お互いの育成シナリオでもビワハヤヒデという共通の話題があるからかお互いに出演が多い存在。
タイシンの育成シナリオでは彼女が自分のトレーナーに懐いていることを指摘し、否定できなかったタイシンがトレーナーに殊更つっけんどんになるイベントがあるが、
後述するトレーナーとの関係性を考えると正直ブライアンも人のことは言えなかったりする。

同期。
育成シナリオでも登場し、「ブライアンがクラシック三冠路線を取るなら、アタシはトリプルティアラ路線を取る」と対抗心を燃やす。
シナリオ上ではクラシック級の有馬記念で戦い、その後はノーマルルートのシニア級ジャパンカップで再戦する機会がある。
「ブライアン」「アマさん」と呼び合うなど関係は深い。
よく弁当を渡されるらしいのだが、ブライアン曰く「味は悪くないが、時折キャラ弁なのがな…」と思うところがある模様。
ちなみにフジキセキの育成シナリオでは、ブライアンを注意する際にトレーナーの選択肢次第でフジキセキがアマさんの声真似で注意し、
咄嗟の事であること、顔が見えていなかったことで本人と誤解したブライアンが慌てるというイベントがある*17

天才肌気質の後輩。ちなみに史実では父親が同じブライアンズタイムでもある。
「日常に物足りなさを感じている」という共通点があり、レースでワクワクさせてくれたブライアンに懐いているが、ブライアン側は塩対応気味。
だが、ライバルの一人としてその実力をちゃんと評価している様子で、実際育成シナリオでは阪神大賞典や有馬記念などで強敵として登場する。
マヤノ側の育成シナリオにも登場し、初対決時は特に強いが、その後は史実通りケガによる不調により低迷している時期が描かれ、
そんなブライアンのためにも出走するレースを決め、ブライアンの引退式に割り込むなどブライアンのレース人生にマヤノが大きく切り込むシナリオとなっている。
グッドエンドではマヤノとの並走を心待ちにしているブライアンの姿も見られる。

ナリタブライアンを慕う後輩。史実では遺伝子的な意味でのブライアンの姪にあたる*18
ウオッカの育成シナリオ中には、桜花賞の次のレースをオークスか日本ダービーかで迷う彼女にアドバイスを送っていた。
また、彼女のライバルのダイワスカーレットが、史実では父親にあたるアグネスタキオンを些か過剰ともいえるほど尊敬し、慕っているように、
平時からウオッカも、ブライアンの武骨な言動に「カッケー!」と目を輝かせたり、真似しようとしている様子。
といっても、ウオッカの場合はブライアンに限らずそういう対象が他にも山ほどいるのだが

史実では先輩に当たり、クラシック級有馬記念で対戦経験あり。
アプリ版では事あるごとにブライアンに対して併走を挑んでは撃沈している。
しかしブライアンも彼女の全力全開な走りに対しては一目置いており*19、敬意を表している。

……オマエ、リミッターがぶっ壊れてるな。

ぶっこわ……?ど、どーゆーこと?
ターボ、どこか悪いの?思いっきり走れてるよ!?

……だろうな。限界をブッちぎった、いいイカレ方だ。
ふっ、面白い。……ありがとよ。

2022年2月22日のぱかライブTVで初公開された新たなウマ娘で、同期。
史実では同期ながら互いの故障やピークのズレから中々対戦出来ず、1996年天皇賞(春)での最初にして最後の対決でブライアン(とマヤノ)を撃破しており、公式ホームページで「ナリタブライアンに特別な感情がある」という情報が明らかになっている。
アプリでは12月の期間限定イベント「Ilminate the Heart」に主要キャラクターとして登場。面倒見の良さとポジティブさでウオッカダイワスカーレットコンビのサポートに回ると同時に、
ケガ後の時期でレースから一時的に身を引き燻っているブライアンに再び火を灯すべく奔走している…が、
そのイベント内で見せたブライアンへの激重感情がトレーナー間に衝撃を与え、新コミカライズの主役を張ることが決定していた事もあって「どんな主人公像になるんだ」等と様々な話題を呼んだ。
1.5周年の記念ストーリー内では正統派お姉さんしてたのに

桜が咲いて、散っていくように……もしすべてに終わりが来るのだとすれば
──貴方の光を塗り替えるのは、私がいい!
そして貴方より煌めいて、先の未来に進んでみせる!

……は。止めを刺しに来たってわけか。

うん!でもね、今のナリタブライアンを、じゃないよ?
私が止めを刺したいのは、ギラギラとした獰猛な貴方……。

後にローレルが実装された際もシナリオ内で強大な壁として立ちはだかる。
クラシック期の怪物的強さを誇るブライアンに挑戦しに行くかは…トレーナー次第。
なおこちらはローレルの主な相手にトレーナーが存在することもあってか、上記のイベントに比べるとブライアンへの感情の向け方は幾分無難になっている。

栗東寮の同室。
ブライアンの同室は長らく不明であったが、【GLAD TIDING】のサポートカードで判明。ウオッカが大喜びしそうな部屋割りである
関係性としては決して険悪なものではない(少なくともギムレットからは普段から好意的)のだが、
ブライアンはギムレットが用いる厨二語独特な言い回しがほとんど解読できないらしく、普段は適当な相槌で流している。
ただ「熱に対する渇望」という点では似た者同士であり、そこに関しては通じ合うものを感じてもいる模様。

(……こいつの言っていることはよくわからない。
恐らく、これから先も理解できないままだろう)

ユグドラシルの歌、か。
相容れぬ光が、この片翼を穿つ。
……だが、ラグナロクは変わらない。

……ああ。
(だから、返事はこれでいい。本人からの文句もないしな)

史実ではどちらもブライアンズタイム産駒のダービー馬であるため、そこの繋がりと思われる。

  • サムソンビッグ
2023年11月20日の「スターブロッサム」16話内で初登場した新たなウマ娘で、同期。
名前に反して小柄。普段からニット帽と耳カバーをつけており、その配色は馬主の勝負服のデザイン(緑、桃縦縞、白袖桃二本輪)を反映している。
ブライアンのことは「ブーちゃん」と呼んでいる。史実でも厩務員からそう呼ばれていたためか。

史実ではブライアンと共に1994年のクラシック三冠競走全てに出走し、共に完走した競走馬という点で繋がりがある。

割と情熱的で、スカウトの際も何度もブライアンに「しつこい」と避けられながらも根気強くアプローチを続けるほど粘り強い。
個別ストーリーの項でもいくらか触れているが、(衝動的とは言え)ブライアンを姉のメイクデビューに引っ張り出すためにトレーナーバッジの返上=自身の離職を呑むあたり度胸の強さも相当。
…とはいえ、トレーナーの項目で取り沙汰される程かっとんでいる訳でもない。
会って間もないウマ娘のためにトレーナーバッジの返上さえ躊躇なく賭けられる時点で十分ヤバい筈なのに、相対的に「そこまででもない」となってしまう他の担当トレーナーがよりイカれているとも言う。

そんなトレーナーとブライアンの関係性は意外にも良好……というかかなり早い段階で*20トレーナーに懐いている節がある
一例をあげると、
  • クラシック開始時点の正月にトレーナー室にコタツを持ち込んで寝正月
  • ハードモードのジャパンC突破後のとある要求
  • クリスマスでの会話
  • ウマさんぽで「屋内」を選んだ際の行き先
など、口数が少ない彼女からの純粋な信頼をイベントの節々から感じ取れる。
またバレンタインではブライアンにファンからの大量のチョコが届くのだが、そのチョコはブライアンだけでなくトレーナー宛にもなっており、
二人の関係性に憧れるアグネスデジタルみたいなファンも少なくないと言うことが分かる。
彼女たちの信頼関係が非常に固いことが他者から見て取れるほどに分かると言う証左とも言えよう。

◆余談

初期設定

マンハッタンカフェほどでは無いが、彼女もリニューアル前と今では設定が異なる箇所が多い。
  • 感情を全く表に出さない
  • 可愛いもの好き
  • オバケや怖い話が大嫌い
  • お気に入りのぬいぐるみを抱かないと眠れない
特に三つ目は繊細で臆病な面があるとされた実馬のブライアンの要素も垣間見える。

これらの要素はアプリ内でのサポートカードイベントや、ハヤヒデやブライアンのエピソード内で
ちょくちょくハヤヒデが暴露する「幼少期のブライアン」の方に集約された様子。

実は、ブライアンは泣き虫だった。

なっ……!?何を言い出す!?

今はどうかわからないが、ぬいぐるみと一緒でないと夜は眠れなかった。
ぬいぐるみの名前はなんだったかな……。

二つ名

作中での固有二つ名「影をも恐れぬ怪物」は実馬ナリタブライアン号の異名「シャドーロールの怪物」を元にしたものと思われるが、
本来シャドーロールは「馬に足元を見えなくさせることで怯えなくさせる」ためのアイテムであり、
その用途を考えると、「影をも恐れぬ」という形容詞とシャドーロールは一見真逆に見える。

しかし、若駒のころは自分の影に怯え臆病だったナリタブライアン号も、古馬になるころには怯えなくなっており、
陣営コメントにも「なくても走ると思う」「マスコットのようなもの」「識別しやすいからつけてる」といった言葉が出ていた他、
調教ではシャドーロール無しで走っていたが、レースでは若い頃同様にシャドーロールを付け、多くの勝利をもぎ取っていった。
故に、成熟した「シャドーロールの怪物」はまさしく「影をも恐れぬ怪物」でもあり、
「シャドーロール」をその用途やイメージから真逆に見える「影をも恐れぬ」と置き換えたこの二つ名も、実際には史実準拠のものなのである。

なお史実でのラストランはヒシアケボノ・ビコーペガサス等と競った短距離GⅠ高松宮杯(勝者フラワーパーク)だが、アプリ版ではナリタブライアン号現役時代からの日程変更と2週間1サイクルの仕様から阪神大賞典と被るため育成・メインストーリー共に再現されていなかった。
2024年の2月14日にビコーペガサスが実装された際、その育成シナリオ内で初めて再現されている。

追記と修正もする。…が、肉を食った時ほど筆が乗らん。
よって肉を食う。文句あるか。

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最終更新:2024年03月30日 17:50

*1 相坂氏が喉の療養のため短期休業に入った影響

*2 2024年3月23日に行われた5thライブの2日目にて初披露。29日にはゲーム内のジュークボックスに収録されている。

*3 ちなみにその枝は自家栽培しているもの

*4 にんじんだけは好きなようだ

*5 ヒシアマゾンの誕生日祝いの台詞で言っている

*6 【餓狼】限定の昼時のホーム会話

*7 元ネタは1996年阪神大賞典。後続を9馬身離した2頭の壮絶なマッチレースで、今なお名勝負の1つに挙げられている

*8 『ウマ娘』におけるビワハヤヒデが公式発表されたのは本作がスタートした後。

*9 初GⅠ勝利の朝日杯FS合わせという説もあり

*10 ブライアン曰く「長くて邪魔だったから自分で破いた」とのこと

*11 「ナリタ」のほか「オースミ」冠名を使用している

*12 京都ジュニアSとホープフルSだけではマイルと中距離が2-2なため、中距離にならない。かといって中距離にしようとすると旨味のないOP以下に出走する必要が出るため、結果的に下振れするという本末転倒な事態になる

*13 のちに実装されたフジキセキもクラシック級4月からの目標選択型の分岐があるが、三冠路線は10月後半まで、マイル路線は11月後半までとブライアンより期間が短い

*14 スプリンターやダートが主戦場のウマ娘までいくと流石に厳しくなるが、マイル~長距離を主戦場とするウマ娘であればだいたいカバーできる

*15 このシナリオイベント自体はどちらのルートでも共通

*16 全てのステータスがC+~C。他のウマ娘がD~Fのステータスの中で突出している

*17 ちなみにもう一つの選択肢は、「女傑」ことヒシアマゾンに対して「女帝」ことエアグルーヴである。

*18 ブライアンはブライアンズタイムの子、ウオッカがブライアンズタイムの子タニノギムレットの娘にあたる

*19 併走の際、ターボの最初から全力の走りを見て「怖くないのか」と心中で驚いている。実馬の「股関節炎以降はケガの再発を恐れてしまっている」と言われていたことから来たものだろう

*20 最初期はさすがに「レース以外のことで話すつもりはない」など塩対応気味だが