鬼レクスターズ(デュエル・マスターズ)

登録日:2022/04/16 Sat 00:18:30
更新日:2023/01/13 Fri 10:36:02
所要時間:約 4 分で読めます






凶悪なデモニオが英雄の力を鬼化してパワーアップした存在。

それが鬼レクスターズだ!




鬼レクスターズとは、TCGデュエル・マスターズ」の種族


概要


DMSD-21「キングマスタースタートデッキ アバクの鬼レクスターズ」から登場。王来MAXのメイン種族の一つとしてフィーチャーされる。

王来MAXのメイン種族であると同時に背景ストーリーにおける敵対勢力。
王来篇から引き続き主人公勢力として続投するレクスターズとは対立関係にある…が、ゲーム上は同じ種族カテゴリに所属する。

所属しているクリーチャーは、レクスターズ同様に過去のクリーチャーを元ネタにした外観を持つ者が多い(《終来王鬼 ジャオウガ》などの例外もあり)。
過去のクリーチャーの容姿にデモニオや和風の要素が入れ、禍々しくリブートしたという印象を受ける。
進化レクスターズは「過去のクリーチャーを元ネタにした鎧を被っている」という外見だったが、鬼レクスターズは「過去のクリーチャーに鬼の鎧を被せている」と言える。
鬼レクスターズのタマシードは、巻物に歴代のクリーチャーが浮世絵風に描かれているというイラストが描かれている。

スター進化を持つ鬼レクスターズの名称は、レクスターズと同様に「英雄の力を受け継いだデモニオの名前+過去の英雄名を短縮した名前」となる。
しかし、名前の最後の部分が<.Star>ではなくて<.(オーガ)>となっていることも特徴。
「英雄の力を受け継いだデモニオ」に関しては、レクスターズとは異なって今までカード化していない謎のデモニオという形になっている。

既存クリーチャーのオマージュ種族でもあるが、元になったクリーチャーの能力の再現度に関してはバラバラ。
再現度に一貫性のないという点はレクスターズやディスペクターと同じ。

伏せ持っている種族は、元ネタの種族すべて継承するかもしくはデモニオのみ所持して元ネタの種族は持たないかの二択になりやすい。
設定的には本質はデモニオのはずなのだが、デモニオが消えている者と消えていない者が分かれている理由は謎。
背景ストーリー的に考察してみるならば、力を受け継いだデモニオで鬼としての性質が特に強い者は英雄の種族に上書きされない…的なところだろうか。

上述したようにレクスターズの種族カテゴリであるため、スター進化などからレクスターズと種族的な戦略・性質は大差がない。
鬼レクスターズのスター進化はレクスターズも対象にしているし、逆に既存のレクスターズの進化元に鬼レクスターズを使うことも可能である。
背景ストーリー的には敵対関係ではあるが、ゲーム的には同じデッキで共存して使う機会も少なくないと見られる。

背景ストーリー


十王大戦の最終決戦で敗北して以来、龍頭星雲の向こう側に逃亡して力を蓄えていた《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》だったが、こちらの世界でもディスペクターの襲撃があったようである。
その際、武器として携えていた《一王二命三眼槍》が実は邪鬼王来烈伝でもあった事を知り、そこに封じられるべき12の王*1の魂を取り込んだ事で、英雄の力を取り込んでパワーアップする鬼レクスターズへと覚醒。
王来大戦後の十王世界及びモモキングへのリベンジマッチを挑むために部下を引き連れてきた。

凶悪なデモニオが英雄の力を鬼化してパワーアップした存在であり、レクスターズの亜種と考えられる存在。
「ジャオウガ版王来篇」とも呼べる戦い「鬼の王の歴史」におけるレクスターズとも言える。
もしかしたら、モモキングの王来篇の歴史が「龍の王の歴史」とジャオウガに呼称されていたことを考えると、ジャオウガが歩んだ「鬼の王の歴史」側から見れば従来のレクスターズは「龍レクスターズ」とでも呼ぶべきなのかもしれない。

レクスターズと決定的に異なる点としては、英雄との共鳴ではなく「鬼の歴史」に英雄の魂を取り込んで誕生しているという点。
英雄と共闘として肩を並べたのではなく、鬼レクスターズと化した英雄はジャオウガの「配下」へと下っているのである。
鬼レクスターズのタマシードは鬼レクスターズを巻物に封印することで、より力を凝縮することに成功した存在とされている。

やってることはディスペクター以上にアナザーライダー

主なカード


◇クリーチャー

終来王鬼 ジャオウガ KGM 火文明 (5)
スター進化クリーチャー:デモニオ/鬼レクスターズ 8000
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
W・ブレイカー(このクリーチャーはシールドを2つブレイクする)
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から5枚を見る。その中から進化クリーチャー1体またはタマシードを1枚相手に見せ、手札に加えてもよい。残りを好きな順序で山札の下に置く。その後、相手に見せたカードのコスト以下の、相手のクリーチャー1体またはタマシードを1枚破壊する。

鬼札王国のトップから今度は鬼レクスターズのトップと化したジャオウガ。名前も《未来 モモキング》と対になっている。
スター進化を持ち(受け継いだクリーチャーは不明)、cipで山札の上から手札に1枚だけ進化クリーチャーかレクスターズの補充を任意で行い、見せたカードのコスト以下のクリーチャーかタマシードを破壊する。

サーチをしながらの除去は、ド派手な能力の傾向があるジャオウガとしては堅実で強力という1枚。
《キャンベロ <レッゾ.Star>》とは相性が良く、キャンベロをサーチして5コスト以下のカードを排除しながら侵略元にするという流れが可能。
因みにデュエチューブの解説によるとデモニオは元々闇文明の種族らしいのだが、このジャオウガは闇文明を失い火文明単色となっている。

バクエン変怪 <シグマ.鬼> P 火文明 (2)
スター進化クリーチャー:鬼レクスターズ[サバイバー] 3000+
スター進化:レクスターズまたは火のクリーチャー1体の上に置く。(このクリーチャーが離れる時、かわりに一番上のカードが離れる)
パワード・ブレイカー(このクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
攻撃中、このクリーチャーのパワーを、自分のタマシード1枚につき+3000する。

シグマ・トゥレイト》の力を得た、まさかのサバイバーの鬼レクスターズ。レクスターズというカテゴリ全体で見ても異質的な存在である。
小型進化クリーチャーであり、タマシードの数に応じたパンプアップとパワード・ブレイカーを持つ。
サバイバーであるために他のサバイバーからの共有効果を受けられるが、こちらは他のサバイバーに与えるような共有能力は持たない。

パワード・ブレイカーとしてはかなり軽いため、何らかの方法で一気にパワーを上げられるならば軽量で強力なフィニッシャーを作れる。
サバイバーには属しているが、共有能力を持たない軽量進化という性質から既存のサバイバーデッキと共存させるには高い構築力を求められる。

タマシード

シラズ死鬼の封 UC 闇文明 (4)
タマシード:デモニオ/鬼レクスターズ
S・トリガー(このタマシードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
このタマシードが出た時、コストの合計が4以下になるよう、クリーチャーを好きな数自分の墓地から選んで出す。

タマシードと化した《魔壊王 デスシラズ》。cipによる一定コスト以下のリアニメイト効果を持つS・トリガータマシード。

リアニメイトするクリーチャーの種類に指定がないため、進化クリーチャーなども出すことできる。
タマシードのシンカライズを活かせば、このカードにリアニメイトした進化クリーチャーを乗せるコンボも使える。
S・トリガー故に相手ターンにリアニメイトしたクリーチャーで何らかのカウンターをする戦略もシンプルながら強い。

ヨウガン竜鬼の封 P 火文明 (5)
タマシード:デモニオ/鬼レクスターズ
S・トリガー(このタマシードをシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ使ってもよい)
シンカライズ:このタマシードがクリーチャーであるかのように、この上に進化クリーチャーを置いてもよい。
このタマシードが出た時、相手のパワー3000以下のクリーチャーをすべて破壊する。

鬼の王の歴史における《メガ・マグマ・ドラゴン》の姿と思われるタマシード。S・トリガーを持ち、cipで3000以下の相手クリーチャーに火力除去を仕掛ける。
《ミラクル・バーストショット》のタマシード版とも言えるが、こちらはタマシード故にシンカライズを持つやコスト設定から実質的な上位互換版*2でもある。


小型が多いGRクリーチャー中心のデッキや小型クリーチャーを並べる【鬼羅.Star】【赤単速攻】などのデッキに対しては刺さる1枚。




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最終更新:2023年01月13日 10:36

*1 ただし、内訳は龍の世界の12の王と対になる相手(「天聖王」アルファディオスであれば「悪魔王」ドルバロムといった具合)になっている

*2 まあ既に《鳳翔竜騎ソウルピアレイジ/高貴なる魂炎》という限りなく完全上位互換に近いカードが存在していたのだが