猪野琢真(呪術廻戦)

登録日:2022/09/16 Fri 23:48:12
更新日:2024/04/30 Tue 17:03:40
所要時間:約 8 分で読めます






迷った時こう考えるんです 「七海サンならどうするか」

それで七海サンに認められずに1級ってのは嘘でしょ


猪野(いの)琢真(たくま)は漫画「呪術廻戦」の登場人物。

●目次

【プロフィール】

年齢:21歳
趣味・特技:飲み会
好きな食べ物:アジフライ
苦手な食べ物:酢の物
ストレス:無し

CV:林勇

【概要】

呪術高専東京校に所属する2級呪術師。

黒いニット帽を被り、服装は上下共に黒いスウェットというラフな出で立ちの青年。
このニット帽はトレードマークであると同時に、後述の術式発動に必要なためいつ何時も手放せない大切なアイテム。
普段は帽子の下に隠れているが、額に大きな傷跡がある。

名前の由来は作者の高校時代の同級生「イトウタクマ」さんから。


【人物像】

一人称は「俺」。ノリが軽く、くだけた口調で話す。
人懐っこく、誰にでもすぐ話しかける明るい性格をしており、作者曰く「後輩力が高い奴」。

先輩である1級術師・七海建人の任務を1度手伝って以来彼の人柄に惚れ込み、とにかく尊敬している。
呪術師として生きる上でも七海の生き様を手本にしており、「事実に即し己を律する」という彼の信条を自身の行動基準に置いている。
自身も1級への昇進を目指しているが、そのための推薦は他の誰でもなく七海から受けることに決めているらしく、七海に実力を認めてもらうために奮闘している。あと50万円する腕時計をお下がりで貰えないか虎視眈々と狙っている。
他人とあまり馴れ合わない七海も猪野には一目置いているらしく、焼肉を食べに行ったり任務を任せたりするなど、関係は良好な様子。

一方、後輩相手には先輩風を吹かせたがる調子の良い一面もある。
渋谷事変では同行する伏黒に知識をひけらかそうと積極的に話しかけていたが、伏黒の方が優秀であったため塩対応を受けてしまっていた。


【戦闘能力】


ここいらで活躍して ボチボチ俺も1級術師になっちゃうぞ


等級こそ2級だが、七海からは 「君の術式なら準1級くらいすぐなれる」と評されており、十分な実力の持ち主といえる。*1
基本的な戦闘スタイルは術式を駆使した遠中距離戦。
近接戦闘は得意ではないのか、相手と間合いを取りつつ攻撃する。黒閃は未経験。
七海の教えを受け継ぎ、戦闘では慢心しない慎重派。


来訪瑞獣(らいほうずいじゅう)

猪野の生得術式。
自らを霊媒とし、4種類の瑞獣の能力を使用可能にする降霊術
ちなみに瑞獣とは古代中国で「この世の動物達の長」だと考えられた特別な霊獣のこと。

顔を隠すことが発動条件で、猪野の場合はニット帽をアゴの下まで伸ばして顔面を覆い、目出し帽のような覆面姿で戦う。ぶっちゃけ不審者にしか見えない。
ただし顔を隠すものを奪われると発動できなくなる。

  • 一番「獬豸(カイチ)
相手を追尾する円錐形の1本の角を顕現させ撃ち出すシンプルな遠距離攻撃技。
掠めただけで人間の肉体を抉る攻撃力を誇る。

  • 二番「霊亀(レイキ)
呪力の水を顕現し、手足に纏う能力。
クッションとして防御に使ったり、足に纏わせて滑るように歩く独特の歩法が可能になる。

  • 三番「麒麟(キリン)
脳内麻薬を過剰分泌させ痛みや疲労を一時的に飛ばす。
使用後は反動で動けなくなる諸刃の剣。

  • 四番「(リュウ)
「『竜』を目にして生き延びた者はいない」と語る切り札。
257話でお披露目された内容は「巨大な龍を召喚して突撃させる」という豪快なものであったが、宿儺の解に切り刻まれ消滅した。
しかし宿儺の注意を引き虎杖の逆転の1手に繋げることに成功している。


装備

  • 大鉈(仮称)
第2部で手に入れた大鉈型の呪具。
ビジュアルは七海が装備していた大鉈と同じで、正体は七海の十劃呪法が呪具化したもの。ナタミン
そのためこの鉈による攻撃は、十劃呪法と同じ効果を発揮する。
分厚い幅広の刀身を生かして小型の盾のようにも使える。


【作中での活躍】


初登場

前日譚である『呪術高専』にも(1コマだけだが)登場している古参キャラ。
夏油が高専に現れ「百鬼夜行」の予告を行った際、召集された準1級以上の術師に混じってちゃっかり参戦していた。

本編での初登場は26話。
七海と共に真人のアジトに突入し、改造人間の群れを掃討する任務に当たっていた。
途中で七海が別件のため離脱することになり、大量の相手を単独で引き受けることに難色を示すが、1級推薦の話を持ち出されたことでやる気を見せた。

がんばるぞーっ!! おー!!


その後ついに七海から推薦を受ける希望が叶い、昇級査定期間に入った。


渋谷事変

七海・伏黒と共に七海班として渋谷の(とばり)内部へと突入。
五条悟が封印されたという情報を伝えに来た虎杖悠仁と合流する。

逼迫する状況の中、一旦諸々の手続きを済ますため帷の外に出る決断をした七海と別行動を取り、虎杖・伏黒と共に帷の中に残ることに。
別れ際に「2人を頼みます」と託され、尊敬する七海から初めて頼られた感動を噛み締めるのだった。

その後は後輩2人と共に渋谷駅周辺の「術師を入れない帳」の解除に動き出す。
渋谷Cタワー屋上で帳の要を守っていた呪詛師を発見し、猪野はオガミ婆とその孫のタッグと交戦する。
術式を発動し「獬豸」による追尾弾で孫相手に優勢に戦いを進めていくが、オガミ婆は奇遇にも「死者の情報を口寄せする」降霊術を発動。
オガミ婆が孫の身体に降ろしたのは、かつて五条をも追い詰めた術師殺し・伏黒甚爾の肉体だった。
その只者ではない貫禄に警戒心を強め、切り札である「竜」を繰り出そうとするも、
目にも留まらぬ速さで覆面を奪い取られ、技の発動を中断されてしまう。
その事実に反応する間もなく凄まじい勢いの殴打を顔面に叩き込まれ、なす術なく敗北。
気を失った猪野はそのままタワーから打ち棄てられてしまうのだった。

地上にいた伏黒と虎杖によって間一髪で救出され、家入の治療を受けて一命を取り留めたものの、かなりの重傷を負ったため戦線に復帰することはなかった。

人外魔境新宿決戦

渋谷事変後の動向は不明だったが、222話にて再登場。
五条に「七海についての話がある」との事だった。
その後は、日下部脹相らと共に出陣。
日車の術式によって死刑が宣告された宿儺を奇襲する形で登場し、その際に上記の七海の術式を宿した呪具を用いて戦っていた。



ここいらで追記修正して ボチボチ俺も 1級wiki籠りになっちゃうぞ

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最終更新:2024年04月30日 17:03

*1 特級・1級相当の実力者がゴロゴロ湧く劇中では分かりにくいが、そもそも一般的な術師は2級・準1級で頭打ちとなるのが普通なため、2級・準1級の術師が特別弱い訳ではない。