登録日:2023/05/10 Wed 00:55:01
更新日:2023/10/04 Wed 18:00:29
所要時間:約 7 分で読めます
解説
龍風混成 ザーディクリカ SR 光/水/火文明 (7) |
クリーチャー:ディスペクター/クリスタル・コマンド・ドラゴン/エンジェル・コマンド/メルト・ウォリアー 6000 |
EXライフ(このクリーチャーを出す時、自分の山札の上から1枚目をシールド化する。このクリーチャーが離れる時、かわりにそのシールドを墓地に置く) |
W・ブレイカー |
このクリーチャーが出た時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の手札または墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。それを唱えた後、墓地のかわりに山札の下に置く。 |
自分のターンの終わりに、そのターン自分が呪文を唱えていれば、相手のパワー5500以下のクリーチャーを1体破壊し、その後、カードを1枚引いてもよい。 |
パワー6000のW・ブレイカーとコスト7にしては低めのステータスではあるが、
コマンドに
ドラゴンと
種族で恵まれており、文明も
火・
水・
光の三色と優秀。
更に以下の三つの能力を有している。
まずはディスペクター共通のEXライフで除去耐性が付与される。
一度限りとはいえ除去を免れるのは結構強力で、ことザーディクリカの場合は後述する毎ターン発動可能な効果もあって場を離れづらくなるEXライフとの相性は良好。
最大の特徴となるのがcipによる呪文踏み倒しで、コスト7以下の呪文1枚を墓地か手札のいずれかからノーコストで詠唱できる。
踏み倒し系の呪文とは無類の相性を誇り、手札より展開できる《
ドラゴンズ・サイン》《
ナウ・オア・ネバー》や
リアニメイトの《
襲来、鬼札王国!》《
灰燼と天門の儀式》などで踏み倒した後、墓地に送られた呪文をcipで再発動する事で連続して踏み倒しを行える。
更に2体目以降のザーディクリカを呼び出せればcipで次々と展開していけるなど、爆発的な展開力を秘めている。
更には踏み倒しに拘らずとも、コスト7以下という範囲の広さを活かして《
ドンドン火噴くナウ》で基盤を整えたり、《
ロスト・Re:ソウル》で全
ハンデスしたりと幅広い動きを実現してくれる。
そして最後に、自分のターンで呪文を唱えていればターン終了時に5500火力を放って1枚ドローできる効果。
cipの呪文踏み倒しをシナジーしており、召喚すれば最低でも一回は発動できる仕様になっている。
パワー5500以下の破壊は《
とこしえの超人》を始めとした小型メタクリーチャーに加え、あの《
切札勝太&カツキング -熱血の物語-》が射程圏内に入る火力なので意外とバカにならない。
1枚ドローについても同様で、手札から呪文を踏み倒した際には手札消費を補ってくれる。
総じて展開力・除去・手札補充に秀でた器用万能な性能であり、ディスペクターの中でもかなり評価が高い。
特に【
5Cコントロール】においては《
天災 デドダム》と組めば5色を網羅できるマナ基盤としての優秀さもあって、
デッキ自体がザーディクリカに引っ張られて新たなデッキタイプ【
5Cザーディクリカ】が誕生したほど。
相性の良いカード
クイーン・アマテラス P(VR) 水文明 (8) |
クリーチャー:ナイト/サムライ/オリジン 7000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札を見る。その中からコスト6以下の、クリーチャーではないカードを1枚選び、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。山札をシャッフルし、その後、そのカードを手札からコストを支払わずに使う。 |
《
蒼狼の始祖アマテラス》の
転生版。
cipでデッキからコスト6以下のクリーチャー以外のカードをノーコストで使える効果を持ち、山札の下に埋もれた呪文でも引っ張り出せるため、ザーディクリカの欠点でもあった呪文再利用の難しさを解消できる。
ドラゴンズ・サイン R 光文明 (5) |
呪文 |
S・トリガー(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ唱えてもよい) |
光の、コスト7以下の進化ではないドラゴンを1体、自分の手札から出す。次の自分のターンのはじめまで、そのクリーチャーに「ブロッカー」を与える。(「ブロッカー」を持つクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をそのクリーチャーに変更してもよい) |
解説でも触れた踏み倒し呪文。
普通に召喚するより2マナ軽く踏み倒せる上に
ブロッカーも付与するため、
S・トリガーもあって受けに強く出られる。
関連カード
混成秘伝デュアルスタック R 光文明 (6) |
呪文 |
G・ストライク(この呪文を自分のシールドゾーンから手札に加える時、相手に見せ、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。このターン、そのクリーチャーは攻撃できない) |
アタック・チャンス:光のディスペクター(自分の光のディスペクターが攻撃する時、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい) |
相手のクリーチャーを3体まで選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、それらはアンタップしない。 |
ザーディクリカが描かれている混成勢力の秘伝呪文。
光文明のディスペクターであるザーディクリカも当然アタック・チャンスの条件を満たしていて、相手クリーチャー3体をフリーズできる。
龍素記号Sr スペルサイクリカ SR 水文明 (7) |
クリーチャー:クリスタル・コマンド・ドラゴン 6000 |
W・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト7以下の呪文を1枚、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。そうしたら、唱えた後、墓地に置くかわりに自分の手札に加える。 |
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の山札の一番下に置く。 |
ザーディクリカの素材となったクリーチャー。
cipでコスト7以下の呪文を踏み倒せる効果はサイクリカ譲りのものであり、元ネタは手札からの踏み倒しには対応していない代わりに墓地から回収する事ができた。
ザーディクリカの登場後はすっかり出番を奪われた…というわけでもなく、水文明単色である事を活かしてアナカラー系のデッキに入れられたり、破壊時に山札の下に戻る効果で《幻想妖精カチュア》と組み合わせてcip能力を使い回したりといった差別化に成功している。
血風聖霊ザーディア P 光/火文明 (9) |
クリーチャー:エンジェル・コマンド/メルト・ウォリアー 5500 |
シンパシー:エンジェル・コマンドおよびメルト・ウォリアー |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、相手のクリーチャーをパワーの合計が5500以下になるよう好きな数選び、破壊する。その後、自分の山札の上から1枚目を、裏向きのまま自分のシールドに加える。 |
ザーディクリカの素材となったクリーチャー。
ターン終了時の5500火力はこちら譲りだが、元ネタではパワーの合計で参照していたのでやや自由度は高かった。
初出は
コロコロコミックの付録だった事に加え、ザーディクリカの収録時点で16年も前のカードだったために知名度がやや薄く、ザーディクリカの合体元として初めて知った決闘者も少なくなかった。
その件で古参プレイヤー達にジェネレーション・ギャップを感じさせたとか
イラスト
ザーディアの身体をベースとして、首から上にはサイクリカの頭部がモザイク状に合成されている。
背中からはサイクリカの巨大な両椀に加えて水色の触手らしき物も生えており、不気味さと神々しさが調和したデザインとなっている。
ちなみに20周年記念のイラスト違いでは、胸にXXのローマ数字が刻まれている。
余談
- 後に王来MAX最終弾で再録された際には、イラストレーターの藤ちょこ氏によってデザインがアレンジされ、なんと擬人化&女体化を果たした。
青髪に金色の着物を羽織った女性として描かれており、かなり秀逸なアレンジとして仕上がっている。
追記・修正は既存のデッキを乗っ取ってからお願いします。
- 殿堂入りしそうでしなかった印象 -- 名無しさん (2023-05-10 09:05:09)
- ザーディよりネバーのほうが電 -- 名無しさん (2023-05-10 13:26:06)
- 最初はサイクリカ自体の印象が強かったから面食らったけど、今では水晶系と炎熱系の融合感が美しくてすごい好きな1枚だな -- 名無しさん (2023-05-10 15:28:56)
- ところで冒頭のセリフは元ネタあるの?ググってもそれらしきものがヒットしないけど -- 名無しさん (2023-05-27 21:27:04)
- ↑多分ザーディアのフレテキ「天上の炎を司る番人。その試練を乗り越えた者は、禁忌の力を手にする事ができるらしい。」を改変したやつだと思う -- 名無しさん (2023-08-07 00:00:20)
最終更新:2023年10月04日 18:00