東海桐花

登録日:2024/03/07 Thu 22:48:20
更新日:2024/03/08 Fri 02:33:57
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心弱き者は

(あずま)にいらんのじゃ
(あずま) 海桐花(とべら)は、webサイト『ジャンプ+』連載の漫画『魔都精兵のスレイブ』の登場人物。

●目次

【プロフィール】

所属:魔防隊総隊長→魔防隊九番組隊員
身長:155cm
誕生日:11月21日
血液型:A型
人気投票:20位(第2回)

【概要】

九番組隊員。
東風舞希の母にして、日万凛八千穂の祖母。
一人称は「此方(こなた)」。

祖母ながら容姿は中学生程度の少女所謂ロリババア
セーラー服を普段着ているが、その他スクール水着をはじめ様々なコスチュームを持っており時々着ている。
ギャンブルなども好む豪快な性格。

月夜野ベルが魔防隊に入隊したあたりまでの長い間、総組長を務めた経験もある女傑。

能力は生命力を司る『東の星霜(うたかた)』。

豪放磊落だが、魔都と人間を殺戮する醜鬼が初めて日本に出現した数十年前の実際の時代を知っているためか、強くなることを至上とする苛烈な一面の持ち主。
「桃による対抗策の確立前」「魔防隊設立前」ということを加味すると、彼女の若かった頃を描写すると『アカメが斬る!』並みに血生臭いことになるのかもしれない…。

名前は鬼を退けるという魔除けの花からきている。

【人物】

◆豪胆

基本的に豪快で細かいことは気にしない性格。
一見性格こそ違うが、その豪胆さは娘の風舞希に受け継がれている。

総組長を務めた時代はきちんと雑事もこなしていたが、総組長を辞めた後はヒラ組員としてのびのびと活動してる。
権力欲が強いわけではなく、あくまで海桐花の目標は「東家を強くすること」に注がれており、東家当主に豪壮さを求めている。

『東の晩餐』開始の際には、特に意味は無いが歌って踊って場の雰囲気を盛り上げるなどノリがよい面も。

現在は若い頃に出来なかった青春を謳歌しているようで、時には自分の正体を隠して若い女子と友達となって一緒に遊んでいる。
機械音痴の風舞希よりも、携帯端末やSNSは使いこなしている。

◆「東は強大たるべし」

数十年前に魔都が出現して魔防隊が出来る前の醜鬼による蹂躙と殺戮をよく知っている世代のためか、「心弱き者は(あずま)にいらんのじゃ」とする実力第一主義であり、東家当主として東家を強くすることを至上としてきた。

その甲斐もあってか魔防隊や東家は強くなってきており、元々名家だった東家の地位はより強大なものとなった。
現在でも武術・格闘術の達人を東家に招いては鍛錬をつづける戦闘訓練などが日々行われている。

が、現在では子供同士でも執拗に競わせてしまい親族の確執が増し子供達もコンプレックスで歪んでしまう者がでるなどの負の側面も出てきていた。
そのため、新たに東家当主となった風舞希には苦言を呈されてねじ伏せられ、方針を改めさせられた。

海桐花当人としても実力主義を徹底しており、新当主である風舞希が自分より強くなって己を叩きのめしたことには満足し笑みを浮かべ、風舞希が当主となるならば東家はこれからも強く在り続けると確信したので「当主として好きにやってみぃ」と潔く任せた。
普段自分に忠実にふるまってくれていた風舞希の芯の強さを見ることができた喜びもあったとのこと。

ただ、風舞希からついでに「いい年をして学生服で外をうろつくのも控えていただきたいがそこは目をつむりましょう」と言われたことに対しては「お前も魔防隊の服を大胆に改造してるじゃろう」と唯一不満に思っている。
結局似た者親子。

◆対人関係

長年、一番組組長を務めていた冥加りうとは長年魔防隊にいた間柄であり、仲がよい。

娘の風舞希との仲は良好で、釣りに行くこともある。
よく肩もみや腰もみを風舞希に命じているが、風舞希も嫌がらず自主的にすることもある。

「時間停止&時間巻き戻し」という最上級の能力に目覚めた孫の八千穂を溺愛しており、八千穂の「のじゃ」口調は彼女の影響。

一方で、能力もここ一番でのメンタルも弱かった“心の弱い”日万凛に対しては成果を出すことを望んでスパルタだったので恐れられていた。
海桐花としては能力を扱いきれず心が折れていた日万凛を苦々しく思っていた様子。実際のところ七番組での日万凛は、二度死んでいた所を八千穂に助けられるなど、危険な魔防隊の仕事にこだわるには実力不足は当初否めなかった。
『東の晩餐』後は日万凛が結果を出したり能力の可能性を見せたりしたこともあり、日万凛に対して自身の能力の使い方を改めて丁寧に指導するなど関係は改善している。

和倉優希に対しては「海桐花でいいぞ坊主」と言うなど若い男に甘い一面も。
『東の晩餐』にて日万凛が真価の素養を引き出した後は日万凛を認めつつ、優希が日万凛の彼氏だと思ったため、八千穂や麻衣亜には彼氏がいないのか孫である日万凛に子作りを命じ自分もレクチャーに参加しようとしたり(風舞希により阻止)、その夜にはスクール水着を着て優希をからかおうとしたりした。
小説『魔防隊日誌』では東家を訪れた人型のままの優希に体術訓練をしており、ボロボロになっても泣き言も言わず根気を見せる優希を評価。
横浜決戦にてスレイブとしての高い潜在能力も見せた優希を改めて気に入り、「日万凛がモタモタしとったら東家でゲットをサポートしてやるか」と考えている。


【戦闘能力】


生命力を奪ったのじゃ

能力名『東の星霜(うたかた)』。

他者から生命力を吸い取ることができ、自身の傷を治療する他、普段の海桐花は花々から生命力を吸収することで若返っており、今は中学生程度の肉体になっている。
この能力をコピーした日万凛に対しては能力の扱い方について「花が持つ生命力を感じ取って、それをすくいとるイメージ」とアドバイスしている。
小説『魔防隊日誌』での本人によれば、「化けているわけではなく、能力を使い実際に若くなっているので、能力解除する攻撃をくらったとしても、姿は若いまま」とのこと。優希は「寿命がないのではないか」と想像している。

生命力の放出も自在に出来るので吸収のしすぎで自滅することも無く、吸収した生命力を黄金のオーラ状の武器や己の鎧にして攻撃する技も持つ。
時間をかければ一定範囲から複数の相手を選択して生命力を吸い尽くす技を持ち、直に触れれば相手から一瞬で全ての生命力を吸収して殺してしまうことも可能。


他人を若返らせることはできないようだが、余剰に蓄えた生命力を他者に分けることで成長促進や治療にも応用できる。

組長の出雲天花をして「人か魔か…」と言わしめ東家の子供達にも恐れられている。
過去、東京都港区芝公園に大量の醜鬼が夜出現した際には、犠牲者を出すことなく単身で醜鬼達を全滅させたことも。
が、現在は緩んでいるため全盛期より衰えており、『東の晩餐』にて風舞希に組み伏せられた際には「総組長の時の母なら今の攻撃など余裕で対応できた」と言われている。
その後は本人も鍛え直し、八雷神空折の奇襲にも対応するなど全盛期に近い実力を取り戻しつつある。


◆技

  • 金弓箭(きんきゅうせん)
小説『魔防隊日誌』に登場。
あらかじめ貯蔵した生命力を元にして、何百本もの黄金の矢を出現させ攻撃する。


【活躍】

◆過去

数十年前、日本に魔都につながるゲートが出現。一匹でも人間数十人をあっさり殺戮する怪物『醜鬼』が日本に現れるようになる。
“桃”による対策がのちに確立され、魔都防衛特殊隊こと魔防隊が設立。
東海桐花と冥加りうは長年魔防隊に所属し、日本の安全のために貢献してきており、長い間総組長を務め魔防隊を導いてきた。

総組長が山城恋に代わる少し前の、海桐花が総組長を務めていた時には、優秀な能力を持つ月夜野ベルを魔防隊にスカウトしている。

◆東の晩餐

友人でもある一番組の冥加りうが組長を辞したこともあって、自身も東家の当主を次代へ変えることを決め、当主を決めるバトルロイヤル『東の晩餐』を開催。

『東の晩餐』では、長年結果を出せなかった日万凛が能力の将来性を見せつつも、九番組組長である風舞希が勝利して決着。
新当主になった娘の風舞希に自身のこれまでの方針をダメだしされ敗北するも、素直に娘の成長を喜んで、今後の東家を風舞希に任せて潔く身を引いた。

◆横浜決戦


横浜にて、二番組組長上運天美羅が多くの人々を守った末に、八雷神空折に敗北して吸収されてしまう。
総組長山城恋によって緊急招集され、孫娘の麻衣亜と共に横浜に駆け付ける。

空折との戦いでは、彼女の大半の分身を引き付け、麻衣亜の時間稼ぎの元、大技を発動。
空折の分身たちを一撃でほとんど倒してしまった。


心弱き追記修正は(あずま)にいらんのじゃ。


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最終更新:2024年03月08日 02:33