聖戦士 Holy Knight

体力に優れ、あらゆる武器の使用に長けた職業です。
能力アップに1.5倍の経験点を必要とする特殊職業。
体値10以上で11クリティカル
物を壊す等の判定時に+2のボーナス
神話や宗教に関する知識の判定時に+2のボーナス
初期装備:ロングソード(AT4)を始めとする近接武器各種
オススメ装備
 ※基本的には魔戦士と同じです。

種族別初期能力値

種族
人間 6 5 6
エルフ 8 5 3
ドワーフ 4 5 8
小人 5 7 4
獣人 6 2 8

キャラメイク

 親父 :「聖戦士ってのはどんなクラスなんだろうな。」
 ドミトリー(以降ドミ) :「なんですか、親父さん。藪から棒に。」
 親父 :「すまんすまん。ドミトリーは聖戦士だったろう?ひとつ、聖戦士についての解説を任されてくれんか?」
 ドミ :「構いませんよ。聖戦士とは、教会の刃。異教徒共と化け物共を浄化することが最大の使命です。」
 親父 :「いや…そりゃお前さんの(キャラ設定の)話だろう。そうではなく…。」
 ノアーニ(以降ノア) :「ただいま…あら、どうしたの?」
 親父 :「ああ、おかえり。実はな…(カクカクシカジカ)」
 ノア :「ふぅん…ドミトリーのいうことで大体合ってると思うけれど。」
 親父 :「え?」
 ドミ :「そうでしょう、そうでしょう。異端なるモノ共に”救済”を…。」
 親父 :「ノアーニ…お前は牡鹿亭では数少ない常識人だと思っていたが…。」
 ノア :「あのねえ…つまり、聖戦士は戦闘が仕事ということよ。」
 親父 :「ほう?」
 ノア :「魔戦士なら【魔力感知】や【下位古代語】があるし【破魔の指先】や【賢者の瞳】も使えるじゃない。
      でも、聖戦士が使える技能は、基本的には練気弾と回復系だけなのよ。
      追加の戦士技能こそ習得可能だけど、そのどれもがまず間違いなく戦闘用だしね。
      聖職者と同じ【神話知識】はあるものの、それを活かせるほど心に振るのも難しいわね。」
 親父 :「なるほど。魔戦士は戦う以外にも活躍のチャンスがあるが、聖戦士では厳しいわけだ。」
 ノア :「はっきり言ってしまえば、聖戦士には回復技能以外には特徴的な取り柄がないということね。」
 親父 :「おいおい、自分でそこまで言わんでも…。」
 ドミ :「しかし、神の名の下に、文字通りの刃を振るえることが我々の真髄です。」
 ノア :「そうね。戦士と同等の武器が使えることは聖職者にはない利点ね。(神云々はともかく)」
 親父 :「近頃は聖職者も多少は火力を出すことが可能にはなったが、戦士には敵わんしな。」
 ノア :「それに、聖職者は使える魔法が幅広い分、聖戦士よりも遥かに精神力(心)が重要。
      と、なると、技に振っている余裕はない上に、体がなければメイスも火力は出せない。」
 親父 :「その点、聖戦士なら、技さえ確保すれば、あとは武器があれば良いってわけだ。」
 ドミ :「彼ら(聖職者)には彼らの役目がありますから。
      彼らにはできないことをするのが、僕らのような”刃”の務めです。」
 ノア :「それでいて回復も担当できるということが、私がいう”取り柄”ということね。
      とはいえ、実際にはそこまで単純な話でもないのだけれど…。」
 親父 :「回復が取り柄と何度も言ってるが、そのためには精神力(心)は高いに越したことはないな?」
 ノア :「あと、そもそも”戦士”は前衛で味方を守る壁になるのも重要な仕事だから、生命力(体)も大事よ?」
 ドミ :「戦士同様、体10以上で命中判定のクリティカル値-1の常時効果も得られますからね。
      刃を研ぎ澄ますためにも、可能ならば体10は是非ほしいところです。可能ならばですが…。」
 ノア :「理想形はそうなるわね。このあたりの詳しい話は戦士からも聞いた方がいいと思うわ。
      それから、さっき、戦う以外の出番は厳しいと言っていたけれど…。
      力仕事やら肉体労働やらの体判定にも、戦士と同じように判定ボーナスはつくのよね。」
 親父 :「そういや、そうだったか。何せ聖”戦士”だもんな。」
 ノア :「体(生命力)が高ければ、戦士役として申し分ない上に、戦闘以外にも役割を持てる望みがあると思うわ。
      (私はそういった安定した型からは外れた特殊な例外だったりもするけれど。)」
 親父 :「ふむ、調査解錠系の技や、知識系の心ほどではないにせよ、体判定も全くないわけではないしな。」
 ドミ :「しかし戦闘では技は何より重要ですよ。せっかくの刃も当たらなければ”救済”には至りませんから。」
 ノア :「ええ。技だけは確保しないと、聖”戦士”である意味は、ないでしょうね。」
 親父 :「なるほどなあ。聖戦士は能力値の割り振りのバランスが極めて難しいということか。
      これに関しては魔戦士と共通する部分もあるが…まあ魔戦士の解説は魔戦士に任せておくとしよう。」
 ドミ :「しかし、魔戦士…魔術、か…なんと悪魔的な…いずれは全ての魔術師達と魔戦士達にも”救済”を…。」(ぶつぶつ
 ノア :「………。」
 親父 :「………。」
 ドミ :「おっと、そろそろお祈りの時間です。僕はこれで失礼を…。」
 ノア :「え、ええ、いってらっしゃい。」
 親父 :「お、おう、お疲れさん。」

作成例


【近接型】原則として最初のうちはメイルブレイカー(AT3、命中+2、800sp)の使用が前提。
ドワーフ 4/8/10
 MP確保を成長前提とするなら最適解。
ドワーフ 5/7/10
 戦士としての効率を追求しつつも最低限のMPは確保する割り振り。
ドワーフ 4/11/7 or 4/10/8 or 4/9/9 または 小人5/9/7
 体10は諦め、技重視でメイルブレイカーは使わない火力追求型。
※基本的には心を切って序盤は【癒身の法】が1~2回だけ使える程度のただの戦士として立ち回るのが安定。
 そのため、心の初期値が低いドワーフが圧倒的に有利で、最低でも心が6になってしまう人間は不利。
 (心が高くなるということはその分だけ他のステータスが低くなるということなのだから。)
 エルフは言うに及ばず、心以上に技的に獣人も問題外。小人は初期振りで体を10にできない点が厳しい。

【遠距離型】原則としてロングボウ(AT4、1000sp)を始めとする長弓の使用が前提。*1
人間 7/9/6 または小人 7/9/5
 MPをある程度は確保し回復役も多少なりこなす後衛火力。
エルフ 9/9/3
 エルヴンロングボウは比較的安価で強いが、それを買える前に死亡するリスクも高い。
人間 9/7/6 または小人 9/7/5 またはエルフ 11/7/3
 更にMPを確保。技的にフェイント要員だが当面は安価なショートボウでも良いのは利点。しかしここまでやるなら素直に心特化の聖職者で良いのでは…。
※先述の「特殊な例外」とは主にこれらの遠距離型のことを指す。
 後衛ゆえに体(HP)は低めでも構わないことが大きな利点で、回復&火力という聖戦士ならではの持ち味を活かせる。
 …のだが、前衛(壁役)は絶望的に厳しくなることが戦士枠として致命的。というか、もはや戦士枠には入れない。
 その上、標準的な聖職者以上に戦闘外での役割も持ちにくく、本当に戦闘でしか出番がなくなる可能性が高い。
 他の面子次第でもあるが、PT全体のバランスをよく考えて参加させないと、決して低くはない確率で全滅や詰みを招き得る。
最終更新:2021年02月28日 20:56

*1 スリンガーグローブ(10000sp)があれば投石紐でも構わないし、そちらなら将来的には基礎AT6の武器もあるが…。