ふたば系ゆっくりいじめ 803 雨の日はゆっくり遊ぼう

雨の日はゆっくり遊ぼう 32KB


虐待-普通 パロディ 理不尽 家族崩壊 親子喧嘩 同族殺し 駆除 野良ゆ 赤子・子供 ゲス れいぱー 都会 虐待人間 独自設定 ぺにまむ 単なる虐殺ものです。



 ・俺設定あり。
 ・死なないゆっくりがいます。
 ・虐待というより虐殺です。





「ゆゆう゛…」
「ぜまいよお゛お゛…」
ここはある公園の公衆便所。
比較的他の公衆便所と比べて広い構造であるがあまり清潔とは言い難く、ゆっくりからもゆっくりできない感じがする場所だ。
トイレの裏にお家を作るゆっくりもいるがそのような地道な作業は自身がゆっくりする事しか興味がないゆっくりにはめんどくさがってやらないものも多い。
おうちがあるだけで熾烈な争奪戦を繰り広げる事になるし、人間に見つかりやすくなる事から忌避するのもいる。
このように雨の日は公園の遊具やこのような人のあまり来ない公衆便所に避難するゆっくりも多かった。
それに野良なりたては天候を察知するなど出来る訳無くおうちに戻れず避難するゆっくりも多い。
そうでなくても今この地域には台風が直撃しており、ヤワなゆっくりのおうちではダメになってしまう事が多かった。
そうなれば必然的にゆっくりのお家より丈夫な場所に逃げ込むのは仕方のない事だった。
その結果が男女双方の公衆便所にぎゅうぎゅう詰めになったゆっくり達だった。

「ゆう゛う゛う゛う゛!!?
づめでね!まりさのからだがとげちゃうよ!!」
「ちゅびゅ…れりゅ…」
「ゆう゛う゛う゛ち゛ゅめちゃいよおお!!!」
「まりさははやくおぼうしよこしてね!
かわいいれいむとおちびちゃんがぬれちゃうからね!!」
「ゆうううまりざのおぼうじどらないでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!?」
「にゃにいっちぇるりょ!きゃわいいれいみゅぎゃぬれちゃうでしょ!!ばきゃ
にゃの?ちにゅの?」
「おちびちゃんはおかあさんのおぼうしにはいってゆっくりしてね!」
「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛がえじでえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」
「ゆっくりできないクズがいるんだぜ!まりさがゆっくりせいっさいするんだぜ
!!」
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」

「まりさぁ、ここはとかいはじゃないわ…」
「がまんしてほしいんだせ…。
あめがやむまでのしんぼうなんだぜ…」
「ゆゆう、まりさはとってもとかいはでたのもしいわ」
「ゆ、おだててもなにもでないんだぜ!」


「むきゅ…けほけほ…」
「おちびちゃん、だいじょうぶ?
ごめんねおとうさん、ゆっくりさせてあげられなくて…」
「むきゅ、だいじょぶよ!
おちょうさんのおきゅちのなきゃはとっちぇもできゅりゅわ!!」
「ゆゆう、ありがとねおちびちゃん!
あめさんやんだらいっしょにおさんぽしようね!!」

「さ、れいむのおちびちゃんはおかあさんのおくちにはいってね!」
「「ゆっきゅりりきゃいちちゃよ!!」」
「あきゃあしゃん!まりしゃもいれちぇね!」
「ゆ?まだいたの?
れいむのおくちはれいむにそっくりなおちびちゃんたちでいっぱいだよ。あまあまももってこれないくずなまりさそっくりなまりさはどこかにいってしんでね」
「きょんなきゅずぎゃいみょうちょなんちぇれいみゅはじゅきゃちいよ!」
「きゅずのびゃんじゃいでおきょあしゃんのおきゅちにはいりょうなんちぇ…おお、あわりぇあわりぇ」
「ごめんねおちびちゃんたち。あめさんがどこかいったられいむのどれいのにんげんからあまあまをよこしてあげさせようね」
「おきゃあしゃんまりしゃをみちゅちぇにゃいでえ゛え゛え゛!!?」
「うるざいよ!!ゆっくりできないクズはゆっくりじねえ゛え゛!!!」
「ゆぶう゛!!?」



「んほおおおおおおおとかいはなまりさねえええ!!!
ありすがたっぷりあいしてあげるわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「ゆがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛れいぱーだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「とってもとかいはなおぼうじねええええええ!!!」
「やめじぇえええ!!!れいむはれいぶだよおおおおおおおお!!!」
「なにいっでるの!!そのとかいはなおぼうじがれいぶのわげないわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「ちがう゛う゛う゛う゛ごれはれいむのじゃなぐでえ゛え゛え゛え゛!!!」
「んほおおおおおおおもうどっぢでぼいいわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」

「いみゃのうちにれいみゅはにげりゅよ!!」
「まっちぇおにぇえしゃん!!」
「までえ゛え゛え゛え゛え゛!!?れいぶをだずげろお゛お゛お゛お゛お゛!!!」
「んほおおおおおおずっぎりい゛い゛い゛い゛!!!」
「やじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!ずっぎりい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」
「…ふぅ、さぁにがいぜんめよおおおおおおお!!!」
「…ゆ、ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」


とまぁこんな感じで人間がいなくても勝手にゆっくりは殺し合ったり騒いだりしていた。


「そこまでだッ!!」
すると、いきなり何処からかそんな声がした。
公衆便所にいるゆっくりの殆どがその声のする方向を見た。
そしてその声のした方向にはレインコートと傘を持った人間が立っていた。

「ゆゆ?どうしてにんげんがここにいるの!?」
「くずなにんげんはれいむとおちびちゃんにあまあまよこしてね!なかったからさっさとどこかいってね!!」
「むきゅ、ここはぱちぇたちでいっぱいよ!!はやくどこかいかないといたいめみるわよ!!」
「んほおおおおおおおれいむもがわいいわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!とがいはにあいじであげるわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛まりざあ゛あ゛あ゛だずげでえ゛え゛え゛え゛ッ!!!?」
「…………………」
レインコートを着た人間は好き勝手言うゆっくり達に無言でワンタッチ傘を向けて、開いた。
「ゆわああああああああ!!?おみじゅしゃんはゆっきゅちできにゃいいいい!!?」
「なにずるのおぉ!!?ゆっくりできないにんげんはあまあまおいてしんでね!!」
結果水滴が飛び散り、それがぎゅうぎゅう詰めのゆっくり達に降り注ぐ。
それにより死に至るゆっくりはいなかったが今は雨でゆっくりできない状況にな
っているゆっくり達にとって水というのはとてもゆっくりできないものだった。
当然様々な罵倒がレインコートの人間に浴びせられる。
しかし、人間は通常ならビキィ!となる罵倒に対して歯を見せて笑っていた。
そして、
「ヒィイイイイイイイイヤアッハアアアアッ!!!!」
人間は奇声を放つとおもむろにレインコートを脱ぎ捨てた。
脱ぎ捨てられたレインコートをおもむらに被った赤ちぇん数匹は「わがらないよおお!!?」と叫びながら水を吸ったレインコートの水をどんどん吸収していき、レインコートから逃げる事も出る事も叶わず身動きできないまま永遠にゆっくりした。
レインコートを脱ぎ捨てた人間は裸同然の姿で鍛えられた身体から湯気が立ち上っていた。
「レッディイイイイイスアァアアアンドォジュエンドルメ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エンンンン!!!」
レインコートを脱ぎ捨て、ありのままの姿を表した人間は台風の轟音よりも遥かに強い声量で叫ぶ。
「これからお前等を殺す!!嬲り殺したり蹴り殺したり踏み殺したり殴り殺したり色々遊び殺したりするから死にたくなければ逃げるがいいイイイイイイ!!!」
人間はそういうとジャンプし、着地した。
男子トイレの奥…ぎゅうぎゅう詰めのゆっくりの中に…。
「ぷぎゅううううううううう!!!?」
「へびゅッ!!!」
人間の着地地点にいたゆっくりがいい感じで潰れる。

「ゆぎい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
「ありずのどがいはなおちびじゃんがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!?」
「さぁ逃げれ!!俺が飽きるまで逃げ切れば助かるかもしれんぞお゛お゛お゛お゛ッ!!!」
人間は明らかに脳内麻薬がドッピュドッピュ出て最高にハイだといった表情を浮かべていた。
「ゆっぐりできないにんげんはじねえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」
すると成体サイズのまりさが体当たりを仕掛けてきた。
しかし人間はそれを難無くキャッチし、
「俺がまりさでまりさが俺でッ!!!」
両手で抱えて額をぶち当てた。
「ゆッ!!?」
断末魔を上げて四散するまりさ。
残ったのは金髪の付いた部分と帽子、そして顔面餡子まみれとなった人間だけだった。

「俺のキャパシティに耐え切れなかったか…好きなんだけどな入れ替わりもの」
人間はどうでもよさげにまりさを放り投げると顔に付いた餡子を顔全体に塗りたくる。
「ゆ、ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「どぼぢでごんなごどずぶのお゛お゛お゛お゛!!?」
「わぎゃらないよお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」
人間のあまりの異常性に錯乱するゆっくり達。
「楽しいからさ!!さぁ遊ぼうぜ!!!何する?ゆっくりする?永遠に。む~しゃむ~しゃする?俺がお前等を。さぁどんな風に死にたいか言ってくれ!!全て無視するから!!」
テンションが高まりすぎて完全にキ○ガイの域に到達している人間に皆恐怖する。
「うおっしゃら゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!!!」
人間は持っていた傘をゴルフのクラブのようにフルスイングする。
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「とぎゃいはッ!!?」
「ぶぎゅう゛う゛う゛!!?」
赤ゆっくりを薙ぎ払い、成体れいむの顔面ど真ん中に命中する。
何だか傘から破滅的な音がしたが気にしない。
成体れいむはそのまま吹き飛び壁のオブジェと化した。
「む、むきゅ!に、にげるのよおおおおおおお!!?」
れいむがオブジェとなって公衆便所の彩りになった瞬間、一匹のぱちゅりーの叫
びを皮切りにゆっくり達が人間から背を向け、出口へと跳ね出す。
「やらせはせんよ!!ここを通りたくば俺を倒すか命を差し出せ!!オススメは後者だぜェ!!!」
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「むっぎゅう゛う゛う゛う゛ん!!?」
ゆっくり達を蹴り上げる人間にそれをもろに喰らう逃げるように促したぱちゅりーとその周辺の数匹。
ぱちゅりーは天井にぶちあたり生クリームのシャンデリアになり、他の数匹も野良としては致命的な負傷だった。
「まりさはゆっくりするんだぜえ゛え゛え゛え゛え゛!!!」
「どいてね!れいむがゆっくりできないでしょ!!」
「おきゃあしゃんまっちぇ…ゆぴゃあ!!?」
我先に我先にと出口へ急ぐゆっくり達。
親のおくちの中に避難していなかった赤ゆっくりが筆頭にぱちゅりー種等も多く潰れていく。

「アルプス一万じゃ~く!!こやりのう~えで!!!」
一方人間は愉快に歌を歌いながらゆっくりを血祭りならぬ餡子祭りにしていく。
「ゆっぎゅりでぎにゃい゛い゛い゛い゛い゛!!!」
「どぼぢでごんなごどずるのお゛お゛お゛お゛!!?」
「ありずはいながぼのでいいがだだずげでくばざい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!?」
「んっほおおおおおおおお!!!ゆぎゅべ!!?」
人間の振り下ろす拳、手刀、足の一回一回が数匹のゆっくりの命を奪っていく。
だがそれでもいかんせんゆっくりの数が多い。
人間の猛攻から逃げ延びて出口へと辿り着いたゆっくりがいた。
だがゆっくり達は忘れていた。何故自分達がここにいるのかを。

「ゆう゛う゛う゛う゛あめじゃんはゆっぐじざないでどごがいっでね゛!!!」
「はやぐいぐんだぜ!!まりざがゆっぐぐぢでぎないだろうがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

今尚台風は猛威を振るい、ゆっくり達を追い詰めている。
この公衆便所から出れば即座に雨の餌食になってしまうだろう。
だが逃げなければゆっくりできない人間に殺される。
二つに一つ。
まさに前門の虎、後門の狼…いやこの場合は四面楚歌というべきだろう。
「まりしゃはゆっきゅちちゅるんだあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
すると一匹の赤まりさが公衆便所から飛び出す。
そして、
「あんよぎゃうぎょきゃ…な…も…ちちゃ…った…」
一分もかからず行動不能になり、ただのグズグズの饅頭に成り果てた。

「おちびちゃんはれいむがまもるよ!!」
ついさっきの赤まりさを末路を見ておきながら親れいむは自分の子供を口に入れて跳ね出す。
確かに成体は赤ゆっくりに比べて雨に対する耐久性は高いだろう。
だが雨が降る以前から湿気で水分を多く含んだ饅頭皮に普段より強い雨を耐え切れる程の強度はなかった。
そもそも逃げれたとしても行くあてもなくさ迷って結局ゆっくりできなくなるだけだった。
「あんよがうごかないよお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」
「ゆう゛う゛う゛!!?れいみゅのあんよがにゅれちぇきちゃよ!おきゃあしゃんははやきゅゆっきゅちちにゃいでしゅしゅんでにぇ!!」
「ごべんね…おちびじゃん…」
「ゆぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?あんよきゃうぎょきょないよ゛お゛お゛お゛!!?ちね!!きゃわいいれいみゅをきょんなめにあわちぇるなんちぇおみゃえなんきゃおやじゃないよ!!」
「ゆっきゅちできにゃいきゅずはちねえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」
口の中の二匹の赤れいむが親のれいむを罵る。
死ね死ね騒がしいがそんな事言わずともそのれいむはいずれ死ぬというのに喧しい。
まぁその後すぐに自分達も後を追う事になるが…。

「さぁさぁ早く逃げないと追い付いちゃうぜぇ♪」
「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛どうじでにんげんがこっぢいるのお゛お゛お゛!!?」
いつの間にか人間は出入口付近にまでやって来ていた。
体中からは餡子やカスタードや生クリーム、チョコクリームの甘ったるいニオイが充満している。
男子トイレは人間が暴れて屍々累々だ。
生きているのもいるがそのどれもが色濃く恐怖の相を浮かべていた。

「さぁどうするどうする?俺に殺されるか雨に溶かされるか本日のご注文はどっち!?」
「ゆわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
「ちいいんぽおおおおおお!!!」
「じにたぶないよお゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」
「わがら…わがらないよお゛お゛お゛お゛お゛!!?」
目の前の恐怖に負け、文字通り死の雨へと飛び込むゆっくり達。
「ゆ、ゆおおおおおお!!!」
「ゆっぐりじねえ゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!」
まともな思考が出来ず自ら死地へと向かうゆっくり達。
結果はどちらも同じだった。
「えーそれでは体力テストのハンドボール投げを開始致します」
人間がそう呟くと、襲い掛かろうとしたゆっくりれいむを掴み、
「はなしてね!ゆっくりでき…」
「どっせえええええええいいッ!!!」
思い切り雨の中の逃亡を選択したゆっくりに向け投げ始めた。
一方その頃、
「ありすののこしてくれたおちびちゃんはまりさがぜったいにまもるよ!!」
雨の中の逃亡を選んだまりさは帽子の中に赤ありすと赤まりさを入れて一生懸命跳ねる。
水溜まりを回避し、出来る限りの最善を尽くして雨の吹き込まない公園にある遊具への逃亡をはかる。
それでもまりさのあんよはふやけていく。
おそらく逃げ切れてもまりさは死ぬだろう。
まりさはそれを覚悟してそれでも子供だけでも助けようとしたのだ。
しかし、
「できないいいいいいいいい!!?」
いきなりれいむの声が後方から響く。
そして何かがまりさの身体を掠めていった。
「ゆぎゅう゛ッ!!?」
それはまりさが聞いた声の持ち主のれいむだった。
れいむはそのまま落下の衝撃でやわな皮が破れて永遠にゆっくりした。

「あっちゃー大当りとはいかないか…」
人間が公衆便所から呟く。
あのまりさにれいむを投げ付けたが頭頂部に命中しただけでまりさを絶命させるには至らなかった。
「まぁいいや。次だ次」
「はなじでえ゛え゛え゛え゛!!!
ありずはびんなにどがいはなあいをぷれぜんとじなぐちゃならないの!!
だがらじにだぐない゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!?」
「じゃあまずあのまりさに都会派な愛をプレゼントしてあげてね♪」
人間は次のを投げようと泣き叫ぶありすを掴んだ。
この時点でありすの末路は決まり切ったものだった。


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「ゆぎゅ…おちびちゃんは…まりざが…」
自分と同じ質量の掠めたまりさは転んで顔面から地面に突っ込んだ。
まりさはそれでもすぐに復活し、駆け出そうとする。
一刻も早く雨風をしのげる場所へ行かなければならないのだ。
だが、
「ゆゆ!?まりさのおぼうしさんがないよ!!?」
まりさは気付いた自分の大事なお帽子が頭の上にない事を。
そしてその中にいた我が子がいない事に…。
「ゆゆうう!!?
おちびじゃんはどごお゛お゛お゛お゛!!?」
まりさは半狂乱で辺りを見回す。
すると、
「おちょおしゃ…」
「ときゃいはじゃ…にゃいわ…」
びしょびしょになった帽子とその中でずぶ濡れになって死の一歩手前になっている赤まりさと赤ありすがいた。
「ゆう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛おちびじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!!」
まりさは自分の身体を省みず我が子のいる所へ跳ねていく。
まりさの跳ねた後には餡子の道が出来ていた。
「おちょおしゃ…」
「ありしゅの…きゃらじゃ…うぎょきゃ…」
「だいじょうぶだがらね!!
おどおざんがだずげであげるがだね!!」
泣け出されたショックで赤ゆっくりの身体は存分に水を吸い、もはやどう見ても
助からない。
だがまりさはそれを認めない。
もはやあんよの皮は破け、餡子が流れ出ている。
この家族は誰一匹も助からない。
まりさはそれに気付かず、気付いていたとしても認めずずぶ濡れのお帽子を拾おうとする。

「たしゅけ…「いやあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」ぴゅぎィ…!」
そんなまりさの目の前に綺麗に投擲されたありすが落下した。
ちょうど、帽子の真上に。
ただでさえぐずぐずだった赤まりさ達はありすの下敷きになり潰れた。

「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!?」
ありったけの絶望が込められたまりさの絶叫が響く。
「いぢゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
赤ゆっくり二匹を踏み潰したありすが泣き叫ぶ。
落下したのがあんよで、その下にいた赤ゆっくり二匹がクッションになり、ダメージが比較的軽微で済んだのだ。
だがそれでもあんよは潰れ、カスタードは漏れていく。
「あ゛…あ゛…ありずのとがいはなあんよが…ぺにぺにが…」
冷静さを取り戻したありすは今度は自分のあんよとぺにぺにが潰れたショックで呆然とする。
投げられる前の言動からわかる通り、このありすはれいぱーの気質があったのだろう。
れいぱーからすればぺにぺにが破壊されるという事は人生の終わりを意味していた。

「ゆひッ…あれェ…やったよォ…ありずががえってぎだぁ…」
「ゆ?」
変な声がしたのでありすは見てみるとそこにはよだれを垂れ流し、虚ろな瞳のまりさがゆひゆひ笑っていた。
だがそのまりさには帽子がないからありすにはまりさだとはわからなかった。

「いなかものはこっちこないでね!!ありすはいまとてもおこってるからさっさとどこかいってね!!」
イライラを隠しもしないありすは目障りな帽子のないゆっくりに喚き散らす。
しかしまりさはそんなものを気にもせずゆひゆひ笑い続ける。
「ありずぅ…おちびじゃんがじんじゃったよ゛ぅ…」
おそらく我が子を失ったショックで壊れてしまったのだろう。
まりさは目、口から水を流している。
身体も精神も両方とも壊れてしまったようだ。
「だからぁ…まだづくらないどねぇ…」
「ゆ?」
まりさが狂った笑みを浮かべながら言った言葉をありすは理解出来なかった。
まりさはそれに構わずありすに対してす~りす~りし始めた。
雨でグズグズな身体で。
「ひぎい゛い゛い゛い゛い゛ッ!!?
いだい゛い゛い゛!?やべなざい、ごのいながもの!!
ゆっぐりできないでしょお゛!!」
当然水を吸って今にも溶けそうな身体がすっきり目的のすりすりに耐え切れる訳無く、傷付いて皮が破けてカスタードが漏れ出す。
「やべでえ゛え゛え゛え゛!!ありずずっぎりじだぐない゛い゛い゛い゛い゛!!!」
ありすは叫ぶ。
だが狂ったまりさには届かない。

「なにいっでるの!!
ありずだってごんなにぬれぬれじゃないがぁ!!」
まりさはありすの漏れたカスタードを潤滑油により一層激しく身体をこすりつけ
る。
もはやまりさ自身も餡子を撒き散らして身体が崩れていく。
だがまりさはそれでも笑いながらす~りす~りをし続ける。
「やじゃあ゛あ゛あ゛!!?
ありずはまだまだだくざんのどがいはのあいをあげないといげないの゛お゛ッ!!!
ごんなどごろでじにだぐない゛!!ずっぎりざれだぶない゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」
「んほおおおおおおおずっぎりいいいいいいい!!!」
こうしてありすとまりさは互いのカスタードと餡子が混ざり合ってグズグズになるまで愛し合ったのだった。



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「よおし、男子トイレはこんなもんだな」
返り餡まみれな人間は男子トイレを簡単に確認した後、女子トイレの方向を見て笑う。
そこには女子トイレの方に固まっていたゆっくり達がいた。
男子トイレの阿鼻叫喚の叫びを聞いて身を震わせている。
もしかしたら自分達は狙われないかも…とそんな有り得ない希望を抱いて寄せ集まっていた。
雨の中を逃げる事も叶わず、さながら虎のいる檻に放たれた豚のようなものだった。
「さて、し~し~漏らしてする命乞いのセリフは考えってくっれったかなぁ~♪」
黒い餡子まみれの顔に白い歯が見える。
台風で吹き荒れる天候の中人が来る訳もなく、女子トイレにいるゆっくりも男子トイレにいたゆっくりと同じ末路を遂げるしかなかった。
「さぁ、ゆっくりしていってね!!」
「「「「ゆっくりしていってね!!……やじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?ぐるな゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」」」」
どんな心境であろうとも挨拶には挨拶で返してしまうのがゆっくりの悲しい性だった。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



もはや殆どのゆっくりが死に絶え、餡子等の甘ったるいニオイが充満する男子ト
イレ。
その中の個室のドアがキイイィ、と動く。
そこから出て来たの成体のゆっくりまりさとゆっくりありすの二匹だ。

「ゆ…とりあえずなんとかなったんだぜ…」
まりさは呟く。
ゆっくりできない人間は入口の方にいる。
今はとりあえず安全だと判断する。
このまりさは元飼いゆっくりだった。
人間が姿を現したと同時にありすと一緒に個室のドアの裏手に隠れて嵐が過ぎるのを待っていたのだ。

「ゆううう…まりさぁ…こわいよぅ…」
隣にいるありすがまりさに寄り添いながら言う。
今現在男はゆっくりの投擲に夢中になっている。
逃げるなら今だ。
だが男は出入口にいる。
窓から逃げようとしても高さが足りないし、流石にまりさでも台風の中逃げ出すのは危険過ぎる。
何か濡れずに済む方法は…とまりさは辺りを見回す。
するとあるものを見つけた。
それは人間が着ていたレインコートだった。

中にいた子ちぇんは逃げようとしたゆっくりに潰されたらしく、ぺちゃんこだ。
「ありす、これをきていけばおそとにでてもぬれずにすむよ!」
まりさはこれを使って脱出するつもりのようだ。
「とってもとかいはなかんがえねまりさ!!」
ありすもそれを理解し、まりさを讃える。
念の為に屍となっているゆっくりの飾りを頭とあんよに付けて脱出の準備を整えた。
「これでなんとかなるんだぜ!」
「まりさはとってもとかいはね!!」
とかいはの一つ覚えのように言い続けるありす。
もし人間が戻って来たら全部台なしになるのだが運よく人間の意識は女子トイレの方にいるゆっくり達に向けられていた。
「ゆっくりしていってね!!」
人間の叫びが聞こえ、その直後再び阿鼻叫喚の渦が発生した。
だがまりさ達には正確に届かず、言わずにすんだ。
悪運はあるようだ。

今が逃げ出すチャンスとまりさは判断する。
これが失敗したらもうゆっくり出来ない。
そう考えたまりさはありすに告げたのだった。
「ありす…もしいきてでられたら…まりさといっしょにゆっくりしてほしいんだぜ!」
まるでハリウッド映画のヒーローにでもなったかのようなタイミングでの告白だった…。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「ゆっくりにげるんだぜ!
そしていっしょにゆっくりするんだぜ!!」
「わかったわまりさ!
ずっといっしょにとかいはにすごしましょう!!」
合羽を被り跳ね出すまりさ。

「ゆぎょお゛お゛お゛お゛お゛!!?」
「わがだないよぼお゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!?」
ゆっくりの悲鳴をバックにまりさとありすはもはや地獄と化した公衆便所からゆ
っくりの悲鳴を聞きながら奇跡の生還を遂げたのだった…。
しかし、この後のまりさとありすの運命は悲惨な末路を辿ってしまう事になるのを…まだ二匹は知らなかった…。
詳しくは『元銀バッジまりさの末路』にて書かれているので気になる人はそちらを見て欲しい…。



―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



「ゆぴぃ…ゆるしてくだばいぃ…。
おちびじゃんはうまれだばがりなんでぶぅ…」
「ふ~んふんふんそれは可哀相だね(棒読み)」
「ゆびゅう゛う゛う゛う゛う゛!!?」
「ちゅぶう゛う゛う゛う゛う゛!!?」
餡子を分けた姉妹であるれいむ二匹を一つに戻しながら人間はゆっくりの処刑場と化したトイレに最後に残ったまりさの言葉に相槌打つ。
その口の中にはまりさの子供がいるのだろう。
今や生きているゆっくりはこいつ等だけだ。
「ぱちゅりーののごじでぐれだだがらぼのなんでぶう゛う゛…だがらゆるじでぐばばい゛い゛…」
「ふうん…で、君はどうしたいの?」
人間は餡子まみれになった手で、顔で、身体で問い掛ける。
白い歯が否応なく餡子まみれの顔と対称的で記憶に残ってしまう。

「ゆ…?」
人間の言葉にまりさは呆とする。

「だってさ…今までの俺の行動を見て助けてくれる可能性なんて皆無なのわからないかな?それなのに命乞いなんて…むしろ殺してくださいって言ってるようなものだよ」
「ゆ、ゆあ゛あ゛…やじゃあ゛…たずげでえ゛…」
「なら君は俺が君を助ける事で俺に対して何の利益があるかを説明しなくちゃな…出来なきゃ…」
人間は口から下が別れて真っ二つになって死んでいるれいむをまりさに見せる。
「これの仲間入りだ」
にんまりと愉快そうに笑って告げた。

「さぁ、俺がお前達を見逃したらどんないい事があるのかな?ちなみに俺はお前達を殺すのがとってもゆっくり出来るから殺した方がいいんだよ」
人間は断言する。
このままだとまりさは家族もろとも殺される。
だが目の前の人間を満足させるような理由はまりさには思い付かなかい。

「はいじゃあ10言い終わるまでの間に答えないと殺すからな」
「ゆゆうどうじよう゛う゛う゛う゛う゛う゛!!?」
時間制限を設けられて尚更に動揺して混乱するまりさ。
すると、
「むきゅ、だいじょうぶよおきゃあしゃん!!」
まりさの口の中からまりさではない声がした。
「ゆ、おちびちゃん?」
まりさは何故か自信満々な子ぱちゅりーに疑問を抱く。
「ぱちぇにまかちぇてにぇ!!
しょうしゅればみんにゃたちゅきゃるわ!!」
まりさは考えた。
自身では確かに解決方法が思い付かない。
なら聡明だった(実際は子猫を舐めてかかってお持ち帰りされて嬲り殺された程度のけんじゃな)ぱちゅりーの子供なんだ。
きっと何とかしてくれる筈だ。
そう判断してまりさは口からぱちゅりーを出した。
この時点で既に本来なら十は数え終わる程度の時間は過ぎていたが人間は面白そ
うなのでまだ数えずにいた。

「それじゃ行くよーー。いーち…」
「むきゅ、ぱちぇはとっちぇもゆっきゅりできりゅゆっきゅりにゃのよ!!とっちぇもちちぇきでだりぇよりもあちゃまがいいにょよ!!だきゃら…」
「にー、じゅーう!!」
「かいゆっきゅりにしゅれば…」
「あ、もう時間切れだからアウトね♪」
何だか自慢を言っているだけっぽかったので人間は途中をカットして終わらせた。
そして子ぱちゅりーをまたまりさの口の中に逃げられないように捕まえる。
「むぎょおおおおおお!!?おがじいわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!にのちゅぎはしゃんでじょうぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
人間に右手で捕まれながらも文句を言う子ぱちゅりー。

それに対し、
「何言ってんの?俺は10言い終わるまでって言ったんだよ。だから10って言っただけだよ。誰も1から10までちゃんと数えるなんて言ってないよ。馬鹿なの?死ぬの?」
「むぎゅう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛!!!?ぞんなのへりぐづよ゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
もっともな叫びを上げる子ぱちゅりー。
だが人間は平然と、
「そうだね。だからお前は屁理屈で死ぬの。よかったね」
「むぎょおおおおおおおおおお!!?」
じたばたと子ぱちゅりーは暴れるがそんな程度では人間からは逃げられなかった。

「おねがいします!!まりざはどうなっでもいいからぞのごだげはゆるじでぐだざい゛い゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」
一方親まりさは自らの命を条件にぱちゅりーの助命を嘆願する。
しかし、
「ふーん、けどこのぱちゅりー一匹でこの先生きていけるの?だってまだ子供だぜ。大方れいぱーにでもすっきりされて終わりだよ。だったらここで死んだ方が幸せだし俺も楽しい」
と一刀両断した。
「ぞれでぼいいがだはなじでぐばざい゛い゛い゛い゛い゛い゛!!!」
「わかった。ほい」
人間はあっさりと子ぱちゅりーを解放した。
洋式便器の中に…。
「むぎゅう゛う゛…」
まともに着地出来なかったのだろう子ぱちゅりーは痛みに喘ぐ。
「おちびちゃんだいじょうぶ!!?」
まりさは子ぱちゅりーが落っこちた洋式便器に跳ねて行くが便座の上に中々乗る
事が出来ない。
しょうがないので人間はまりさを便座に乗せてやった。

「むきゅううううう!!?おとうしゃんたちゅけちぇええええええ!!!」
「まっててねおちびちゃん!!いまたすけるよ!!」
まりさが自身の子供を助けようとする。
しかし、
「どうしてはいれないのおおおおおおおおお!!?」
バスケットボール程の大きさのまりさは便座に引っ掛かって中に入れない。
よって子ぱちゅりーには届かない。
しばらく頑張れば無理矢理入れるだろうが人間はそれを待ってやる理由など無か
った。
「それじゃ楽しいウォータースライダーを満喫するといい」
人間がそう言ってトイレの水を流した。ただし小で。

「むぎょおおおおおおお!!?
ちゅめちゃいわあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
耐えられなくはないけど辛い、という何ともちょうどいい案配の水流が子ぱちゅ
りーに襲い掛かる。
「ゆあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
それを見たまりさの悲痛な絶叫が響く。
だが何も出来ない。
ただ見ているだけしか出来ないのだ。

「むぎぃ…」
水流が弱まり、子ぱちゅりーは何とか耐え切ったようだ。
「おちびちゃんよくがんばったよ!!
おとうさんがいまたすけてあげるからね!!」
何とか耐え切った子ぱちゅりーを褒めるまりさ。
その素晴らしい親子愛に人間はうんうんと頷いて再び小で流す事にした。
「むぎょおおおおおおおおおおおおおおお!!?」
「おちびじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!?」
再び水流が子ぱちゅりーに襲い掛かる。
「むぎゅ!?ごぼべ!?たしゅげ!?」
「ゆ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!?」
未だに便座に邪魔されて中に入れず尻をふりんふりんするしか出来ないまりさ。
舌を伸ばせば子ぱちゅりーを助けられるかもしれないのだがまりさはそれに気付
く様子がない。
それとも無意識に水を忌避しているのかもしれない。
それはさておき何とか今回もぱちゅりーは耐える事が出来たようだが既に身体は
ボロボロだ。
水に弱いのにも程がある。
なまじ耐えれるから余計に苦しむ羽目になっている。

「むぎゅう゛…ぼうやべで…」
今の子ぱちゅりーの状況ではあと一回耐えられればいい方だろう。
と、言う訳で人間は間髪入れず再び小で流した。

「むびょおおおおおおおお!!?」
遂に限界を迎え、水の貯まっているところへ落っこちる子ぱちゅりー。
だが水流は子ぱちゅりーを流せる程強くはなく、眼をまんまるになる位大きく開
いて水の中へ沈んで行く。
仰向けとなり、便座に引っ掛かっている親のまりさと視線が合う。
ここまで来るともう舌を伸ばしても届かないだろう。
「おちびじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ん!!?」
人間からは流された後はまりさが邪魔になって見えないが逆にそれが人間にとっ
て想像力を掻き立てていた。
だがそれでも実物を見たくなったようで、まりさを掴んで便座から離す。
「おねがいじばぶ!!!
おじびじゃんをだぶべべぶだばい゛い゛い゛!!!」
するとまりさは人間に文句を言うでもなく助けを乞うた。
自分では無理でも人間ならば助ける事が可能だと判断したのだ。
だが、
「じゃあ俺がこのぱちゅりーを助ける事でどんないい事があるのか言ってみろ」
笑いながら告げた。
それは無邪気な童のようであった。
「ゆ、ゆううううううううううう!!?」
まりさは戸惑いの叫びを上げる。
いきなりそんな事言われても答えられる訳がない。
だが言わなければ子ぱちゅりーは助からない。
…実際は何をしても助からないという事にまりさは気付いていなかった。
それに誰が好き好んで汚い公衆便所の便器に手を突っ込みたがるものか…。

それに気付かないまりさは必死に何か言おうとしている。
だが何も思い浮かばない。
一方、子ぱちゅりーの方は底の方で微動だにせず髪の毛をわさわささせるだけだった。
苦しそうにしているがそれだけしか出来ない。

「ゆ、ゆっくりしていってね!!」
「うん?ならはやくゆっくりさせてね」
まりさのとっておきの挨拶を人間は馬耳東風といわんばかりに受け流す。
「ゆ、ゆううううううう!!?」
渾身のゆっくりしていってねが全く無意味だった事でまりさは動揺を隠せない。
そうこうしている内にぱちゅりーがガボ、と一際大きい泡を吐き出した。
その結果ぱちゅりーの表情が今までの比にならない位苦悶に満ちたものとなった。
そしてもはや泡すら出て来ない口を動かす。
「“もっとゆっくりしたかった”…か」
人間は口の動きでぱちゅりーが何を言いたかったかを理解する。
「おぢび、お、おおおおちびじゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛んんん!!?」
錯乱するまりさ。
実に滑稽だ。
「うっさい」
だが人間には耳障りだったらしく便座をどかし、中へまりさを叩き込む。
「おひ、おひびじゃんいばたぶべぶばばね!!」
邪魔だった便座がどき、便器の中へ入れたまりさは水が入った部分に近付き下を延ばして子ぱちゅりーを助けようとする。
もう子ぱちゅりーは死んでいるのにまだ認めようとしない。
そんなまりさに人間は、
「飽きたし終わらせよ」
大で流してあげる事にした。
「ゆぎゅべえ゛え゛え゛え゛え゛!!?」
今までよりも強い水流がまりさに襲い掛かる。
流石にまりさを一度で流し切れる程トイレの水流は高くは無かった。
「ゆぴい゛ぃ…」
だがダメージは甚大だ。
まりさの身体は水を吸ってぶよぶよだ。

「おじび…じゃんが…」
まりさは子ぱちゅりーが流された事がショックなようだ。
「おねがいじばぶ…まりざを…ごろじでくだばい…」
だからこんな事を人間に言ったのだ。
しかしわからないものだろうか。
そんな事を言えば…、
「断る。頑張って生きろ」
「ゆ?」
絶対に殺してくれなくなるという事に…。
「ゆ?ゆ?」
まさか殺さないなんて答えが来るのが予想外だったのだろう、まりさは動揺していた。
「だって今お前を殺さない方が俺には楽しめそうだからね♪」
そんなまりさに構わず人間は告げる。
「ゆ、ゆうううう!!?ごろじでえ゛え゛え゛え゛え゛!!!おぢびじゃんがあえばいなんべぼうやばあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」
ショックだったのか半狂乱しながらまりさは泣き叫ぶ。

「そんな事ないよ。生きていればきっといい事があるさ」
そんなものはない。
少なくともこのまりさには…。
それを承知で人間はまりさを生かしておいてやる事にした。
「それじゃ、元気でな」
「まっでえ゛ぇ゛!!?
ごろじでえ゛!!まりざをごろじでよお゛お゛お゛!!!」
泣き叫ぶまりさ。
「ゆ、ゆうううう!!?
うごいでね!!まりざのあんよざんうごいでね!!!」
人間の後を追おうとしても既にあんよは限界を迎えており、微動だにしない。
「それじゃ~ね~♪」
人間はまりさから背を向けたまま手を振り、去って行った…。
「ごろじでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛!!!だれがばりざをごろじべよ゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛お゛!!!」
まりさは泣き叫ぶが、その声は外の台風に掻き消されていった…。



END



おまけ(ゆっくりが出て来ない蛇足なので注意して下さい)

「ううう……」
公衆便所でゆっくりの殺戮を思う存分楽しんだ人間は今ベッドで横になっていた。
「なぁ、あんた馬鹿だろ?」
そんな人間の側には一人の男性がいた。
「台風の日に水着で歩き回るなんて馬鹿以外の何者でもないよ」
男はそう呟く。
「うるざい…合羽がいつの間にか無くなってたんだから仕方ないだろ…」
顔を真っ赤にしながら気持ち悪そうに人間は答える。
「いや、合羽あっても無くても馬鹿に間違いはないから。
ほら、林檎すったの作ったから食べなよ」
「う、うう…食べさせて…」
「自分で食え」
そう言ってベッドで眠る人間にすった林檎を入れた容器を渡した。

「ううう、つれないな…。いつも野菜送ってやってんじゃないか…少し位有り難がってよ…」
不満げに人間は起き上がる。
「ああ…毎日山盛りの人参スティックを三食食っても一向に減らない素晴らしい量を送ってくれたよな…」
男は眉間にシワ寄せて言っていたが人間は気づくそぶりも無かった。
「だろ。一人暮らしの従兄弟の身体の心配をする素晴らしい親戚じゃないか」
一人暮らしでは到底食いきれないような人参の量を送っといてむしろ誇らしげに
言う人間。
一瞬、こいつにその人参全部ねじ込んでやろうかと男は思ったがすぐに思い直す。
「ま、あの犬小屋にいるゆっくり達に渡せばいっか…」
犬小屋にいる四匹のゆっくりにあげればすぐに人参も終わってくれるだろう。
同僚もゆっくりは小さい頃は食欲旺盛だと聞くし。と考えていた。

「それじゃ、電話の子機置いとくから何かあったらそこから連絡してくれ」
男はそう言って部屋から出て行く。
「おお、ありがとうな」
人間もそれに答える。
男はドアを閉める前に人間の方へ向き、
「これに懲りたら身体には気を付けろよ。まだ嫁入り前なんだからな姉さん」
そう、従姉妹である彼女に告げたのだった…。



END



あとがき
銀バッジまりさの末路の番外編として書いていたのに変な方向に…どうしてだ…。
ちなみに、わかりにくいかもしれませんがゆっくりの最初の台詞のみのところで出て来たゆっくり達はしっかり末路が書かれています。
説明すると長くなるので割愛しますが無理やり一つになった姉妹はまりさの帽子を奪ったれいむの子供っという感じになっております。
ので生き残りはまりありカップルと子ぱちゅりーの親まりさのみとなりますのでご了承ください。
それでは、今回このSSを読んで頂き誠にありがとうございました。



過去に作ったSS

ふたば系ゆっくりいじめ 293 おかざりがないとゆっくりできないよ!
ふたば系ゆっくりいじめ 311 きゃわいきゅっちぇぎょめんにぇ!!
ふたば系ゆっくりいじめ 347 れいむはしんぐるまざーでかわいそうなんだよ!!
ふたば系ゆっくりいじめ 397 大好きだよ
ふたば系ゆっくりいじめ 447 おきゃあしゃんのおうちゃはゆっきゅちできりゅね!
ふたば系ゆっくりいじめ 521 元銀バッジまりさの末路 上
ふたば系ゆっくりいじめ 543 元銀バッジまりさの末路 中
ふたば系ゆっくりいじめ 630 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 上
ふたば系ゆっくりいじめ 631 かいゆっくりじゃなくてごめんね!! 下
ふたば系ゆっくりいじめ 669 おうちのなかでかわれなくてごめんね!!
ふたば系ゆっくりいじめ 677 元銀バッジまりさの末路 下
ふたば系ゆっくりいじめ 750 あまあまおいてさっさとでてってね!!



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感想

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  • 実は女でしたオチって時々あるけど別に面白くもなんともないよね
    ゆ虐SSにおいて人間なんか別に男でも女でもオカマでもなんでもいいし -- 2011-09-09 22:17:46
  • れいむゲスばっか -- 2010-08-02 11:26:16
  • トイレでゆ虐って衛生的にちょっとなあ・・・。話しは面白かったです。 -- 2010-07-11 12:32:53
  • ぶちまけた餡子やクリームは片づけたのだろうか?片づけたのならば大変だっただろう。
    広めの公衆便所に床一面、折り重なるように居る大量のゆっくり…数百㎏~1t以上あったんじゃねぇか? -- 2010-07-07 07:13:02
  • やっぱり「人間」としか描写しない時点でオチは読めてまいますな
    (1箇所だけ「男」になっちゃってたみたいでしたが)
    お話自体はゆっくりできました -- 2010-04-30 22:45:36
最終更新:2010年02月06日 14:38
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