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*バーサスヒーロー 格闘王への道 【ばーさすひーろー かくとうおうへのみち】 |ジャンル|2D格闘|~|~| |対応機種|ゲームボーイ|~|~| |発売元|バンプレスト|~|~| |開発元|不明|~|~| |発売日|1992年8月7日|~|~| |定価|3,980円|~|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~| |ポイント|''ファミ通レビュー13点''&br()薄すぎる内容&br()糞BGM&br()超もっさりアクション&br()意味不明な設定|~|~| |>|>|CENTER:''[[コンパチヒーローシリーズリンク>コンパチヒーローシリーズ]]''|~| **概要 ガンダム、ウルトラマン、仮面ライダーのSDキャラが大活躍するコンパチヒーローシリーズのひとつ。~ 空前の格闘ゲームブームに便乗しようと、バンプレストが世に送り出した格闘ゲーム『バーサスヒーロー 格闘王への道』。~ 騎士ガンダム、ガンダムF91、ウルトラマンタロウ、ウルトラマングレート、V3、BLACK RXが所狭しと戦う格闘ゲーム…なのだが、その実態はあまりにもお粗末なものだった。  **あらすじ 宇宙で一番強いヒーローは誰だ?平和を脅かす悪と戦い続ける正義のヒーローたちであったが、密かに誰が本当に一番強いのか心の中ではいつかその答えを出したいと思っていた。~ 正義の味方といえども、それはそれ、自分なりにプライドがあるのだ。そして、宇宙のある場所でヒーローたちが集まり会議が行われた。~ そこではヒーローの中のヒーロー、「格闘王」を決める異種格闘技大会開催決定の決議が満場一致で採択されたのだ。~ 試合はシングル戦やタッグマッチ、果ては団体戦と様々な形式がとられ、まさにヒーローナンバー1を決めるにふさわしい、豪華な内容となった。~ 会議の後、すぐさまヒーローたちは自分の得意な格闘技を研くために修行を開始、いよいよ壮絶なバトルが始まる!! (以上、説明書より抜粋) **内容 プレイヤーは通信対戦かCPU戦かを選び、更にタッグマッチ・シングルトーナメントのどちらかを選び、ヒーローを戦わせる。~ 戦闘画面ではHPバーの中央にゲージバーがそれぞれ表示され、時間経過とともに貯まっていく(全部貯まったらまた0になる)。攻撃をヒットさせるたびにたまっていき、満タンになったらセレクトボタンを押し、必殺技を放つことが出来る。 **問題点 -操作性が悪すぎる。 --ヒーローたちは''1歩歩くのに1秒かかる''というかなりもっさりした動きで、''ボタンを押しても動くまでにタイムラグがある''始末。 --SDキャラだけあって手足のリーチがあきれ返るほど短い。こればかりは仕方ないが…。 ---ジャンプなどしようものならたちまち返り討ちに遭う。 --さらに、''攻撃が命中するたびに処理落ち''するため、ただでさえこのようなクソ戦闘が''フリーズしまくり、ゲームテンポを更に絶望的に遅くしていく。'' -投げ技はそこそこ派手で使いやすいものの、立ち技は殴り蹴りしかない。 --そのため、''ひたすら連打しまくるだけの単調なゲームになりがち''であり、通信対戦ではさらに両者の連打によりゲームテンポが地獄と化す。 -キャラの使う格闘スタイルが意味不明。 --グレートのプロレス、V3のカンフーなどは百歩譲って許容するとして、なぜに''どう見ても洋モノの騎士ガンダムが胴着を着て黒帯を締め''、RXがムエタイ衣装に身を包む必要があったのか。 --タロウが使うのは忍術。原作中でも分身の術や手裏剣光線を出していたが、実際は主人公はボクサーを目指していなかったか? --F91に至っては''相撲''である。ガンダムの中でも小型でスピード感あふれる戦いが魅力的なF91が、''マワシを締めて張り手で戦う''。…ここまでいくと''ツッコむ気も失せる''。相撲をやらせるならZZ辺りにしろと。 ---必殺技もヴェスバーで射殺するというものであり、相撲の設定が台無し((コンパチヒーローが最初に登場したゲームも、剣や銃で相手を滅多打ちにする相撲ゲームだったが。))。 -人選も全体的に作品自体の人気なのか製作者の趣味なのか、理解に苦しむところ。もっともF91・ウルトラマンG・RXは「当時の最新作、または近年の作品だから」((ただしガンダムは『0083』、ライダーは『真・仮面ライダー 序章』が最新作。))という理由が窺えなくもないが…。 --なぜこういうノリの作品なのに、少林寺拳法を使う設定のスーパー1やレオ、空手の達人である2号ライダーなどが登場しないのだろうか? -必殺技が''「槍を投げる」「ビーム砲で射殺」「バイクで轢く」''など、格闘技のスタイルを無視しまくった代物。 -ステージは各キャラクターの格闘技に準じたモノがそれぞれ有るが、土俵ステージではいくらはみ出しても一向に関係なく戦闘は続き、''土俵の外の谷に突き落とさないと終わらない''。相撲のルールを勘違いしている。 --裏を返せば''土俵際まで追い込んで投げ技を出せばその時点で勝利確定。'' -''BGMがやたらビリビリうるさく、格好よさの欠片もない。'' --SEも時代のレベルを鑑みてもみすぼらし過ぎるとしか言いようがない出来。 **評価点 -一応、キャラのグラフィックは良好。  --ダメージを喰らって涙を流したりするグラフィックは今見ても非常に可愛い。 -技のコマンド入力が非常に簡単。 --そのせいで滅茶苦茶単調なゲームになっているが。 -タッグバトルシステムという独自のシステム。 --プロレスのタッグマッチのように、キャラをチェンジしながら戦える。 --2人用ではなんと3対3で戦える。これは珍しい。 **総論 古く悪き粗製乱造時代のクソキャラゲーとしか言いようがない。~ ストーリーなどあってないようなもので、バカゲーと言うにもモッサリアクションとクソ音源がすべてを台無しにしている、いわばネタにもしにくいような駄作である。~ ファミ通レビューではあの『[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]』(20点)をも下回る&bold(){(4・3・4・2)}の''13点''という''誠実な低得点''を示したことからも、その凄まじさは十分伝わるだろうと思われる。7年後にPS『[[修羅の門>修羅の門 (PS)]]』が発売されるまでは''事実上の最底辺''であった。この後に『[[ガソバルガー>元気爆発ガンバルガー]]』や『[[デス様>デスクリムゾン]]』といった擁護不可能なゲーム((後者はその後、様々な話題を提供し「愛されるクソゲー」となるに至ったが。))が次々同点を叩き出したことを考えれば、このゲームのクソ振りを理解出来るだろう((ファミ通クロスレビューでは3点が事実上の最低点であり、2点が出ることなど早々ない。))。~ バンプレスト改めバンナムは、2013年に『HEROES` VS』というコンパチヒーローシリーズの格闘ゲームを発売したが、そちらにあって本作にないものはタッグバトルシステムくらいのものであり、よほどタッグバトルがやりたい人以外はこんなゲームに手を出す必要もないだろう。
*バーサスヒーロー 格闘王への道 【ばーさすひーろー かくとうおうへのみち】 |ジャンル|2D格闘|~|~| |対応機種|ゲームボーイ|~|~| |発売元|バンプレスト|~|~| |開発元|不明|~|~| |発売日|1992年8月7日|~|~| |定価|3,980円|~|~| |分類|BGCOLOR(lightsalmon):''クソゲー''|~|~| |ポイント|''ファミ通レビュー13点''&br()薄すぎる内容&br()糞BGM&br()超もっさりアクション&br()意味不明な設定|~|~| |>|>|CENTER:''[[コンパチヒーローシリーズリンク>コンパチヒーローシリーズ]]''|~| **概要 ガンダム、ウルトラマン、仮面ライダーのSDキャラが大活躍するコンパチヒーローシリーズのひとつ。~ 空前の格闘ゲームブームに便乗しようと、バンプレストが世に送り出した格闘ゲーム『バーサスヒーロー 格闘王への道』。~ 騎士ガンダム、ガンダムF91、ウルトラマンタロウ、ウルトラマングレート、V3、BLACK RXが所狭しと戦う格闘ゲーム…なのだが、その実態はあまりにもお粗末なものだった。  **あらすじ 宇宙で一番強いヒーローは誰だ?平和を脅かす悪と戦い続ける正義のヒーローたちであったが、密かに誰が本当に一番強いのか心の中ではいつかその答えを出したいと思っていた。~ 正義の味方といえども、それはそれ、自分なりにプライドがあるのだ。そして、宇宙のある場所でヒーローたちが集まり会議が行われた。~ そこではヒーローの中のヒーロー、「格闘王」を決める異種格闘技大会開催決定の決議が満場一致で採択されたのだ。~ 試合はシングル戦やタッグマッチ、果ては団体戦と様々な形式がとられ、まさにヒーローナンバー1を決めるにふさわしい、豪華な内容となった。~ 会議の後、すぐさまヒーローたちは自分の得意な格闘技を研くために修行を開始、いよいよ壮絶なバトルが始まる!! (以上、説明書より抜粋) **内容 プレイヤーは通信対戦かCPU戦かを選び、更にタッグマッチ・シングルトーナメントのどちらかを選び、ヒーローを戦わせる。~ 戦闘画面ではHPバーの中央にゲージバーがそれぞれ表示され、時間経過とともに貯まっていく(全部貯まったらまた0になる)。攻撃をヒットさせるたびにたまっていき、満タンになったらセレクトボタンを押し、必殺技を放つことが出来る。 **問題点 -操作性が悪すぎる。 --ヒーローたちは''1歩歩くのに1秒かかる''というかなりもっさりした動きで、''ボタンを押しても動くまでにタイムラグがある''始末。 --SDキャラだけあって手足のリーチがあきれ返るほど短い。こればかりは仕方ないが…。 ---ジャンプなどしようものならたちまち返り討ちに遭う。 --さらに、''攻撃が命中するたびに処理落ち''するため、ただでさえこのようなクソ戦闘が''フリーズしまくり、ゲームテンポを更に絶望的に遅くしていく。'' -投げ技はそこそこ派手で使いやすいものの、立ち技は殴り蹴りしかない。 --そのため、''ひたすら連打しまくるだけの単調なゲームになりがち''であり、通信対戦ではさらに両者の連打によりゲームテンポが地獄と化す。 -格闘スタイルの選定が意味不明で、キャラ及び作品の性質から的確なものを考える、という意識が感じられない。また人選も全体的に作品・キャラ自体の人気なのか製作者の趣味なのか、理解に苦しむところ。 --グレートのプロレス、V3のカンフーなどは百歩譲って許すとして、なぜに''どう見ても洋モノの騎士ガンダムが胴着を着て黒帯を締め''、RXがムエタイ衣装に身を包む必要があったのか。 ---なぜこういうノリの作品なのに、少林寺拳法を使う設定のスーパー1やレオ、空手の達人である2号ライダーなどが登場しないのだろうか?もっともF91・ウルトラマンG・RXは「当時の最新作((ただしガンダムは『0083』、ライダーは『真・仮面ライダー 序章』が最新作。))、または近年の作品だから選ばれやすい」という理由が窺えなくもないが…。 --タロウが使うのは忍術。原作中でも分身の術や手裏剣光線を出していたが、実際は主人公(の人間体)はボクサー志望のはずだったのに…。 --F91に至っては''相撲''である。ガンダムの中でも小型でスピード感あふれる戦いが魅力的なF91が、''マワシを締めて張り手で戦う''。…ここまでいくと''ツッコむ気も失せる''。相撲に当てはめるならZZ辺りを選ぶのが的確なのでは? ---必殺技もヴェスバーで射殺するというものであり、相撲の設定が台無し((コンパチヒーローが最初に登場したゲームも、剣や銃で相手を滅多打ちにする相撲ゲームだったが。))。 -必殺技が''「槍を投げる」「ビーム砲で射殺」「バイクで轢く」''など、格闘技のスタイルを無視しまくった代物。 -ステージは各キャラクターの格闘技に準じたモノがそれぞれ有るが、土俵ステージではいくらはみ出しても一向に関係なく戦闘は続き、''土俵の外の谷に突き落とさないと終わらない''。相撲のルールを勘違いしている。 --裏を返せば''土俵際まで追い込んで投げ技を出せばその時点で勝利確定。'' -''BGMがやたらビリビリうるさく、格好よさの欠片もない。'' --SEも時代のレベルを鑑みてもみすぼらし過ぎるとしか言いようがない出来。 **評価点 -一応、キャラのグラフィックは良好。  --ダメージを喰らって涙を流したりするグラフィックは今見ても非常に可愛い。 -技のコマンド入力が非常に簡単。 --そのせいで滅茶苦茶単調なゲームになっているが。 -タッグバトルシステムという独自のシステム。 --プロレスのタッグマッチのように、キャラをチェンジしながら戦える。 --2人用ではなんと3対3で戦える。これは珍しい。 **総論 古く悪き粗製乱造時代のクソキャラゲーとしか言いようがない。~ ストーリーなどあってないようなもので、バカゲーと言うにもモッサリアクションとクソ音源がすべてを台無しにしている、いわばネタにもしにくいような駄作である。~ ファミ通レビューではあの『[[ガイアセイバー ヒーロー最大の作戦]]』(20点)をも下回る&bold(){(4・3・4・2)}の''13点''という''誠実な低得点''を示したことからも、その凄まじさは十分伝わるだろうと思われる。7年後にPS『[[修羅の門>修羅の門 (PS)]]』が発売されるまでは''事実上の最底辺''であった。この後に『[[ガソバルガー>元気爆発ガンバルガー]]』や『[[デス様>デスクリムゾン]]』といった擁護不可能なゲーム((後者はその後、様々な話題を提供し「愛されるクソゲー」となるに至ったが。))が次々同点を叩き出したことを考えれば、このゲームのクソ振りを理解出来るだろう((ファミ通クロスレビューでは3点が事実上の最低点であり、2点が出ることなど早々ない。))。~ バンプレスト改めバンナムは、2013年に『HEROES` VS』というコンパチヒーローシリーズの格闘ゲームを発売したが、そちらにあって本作にないものはタッグバトルシステムくらいのものであり、よほどタッグバトルがやりたい人以外はこんなゲームに手を出す必要もないだろう。

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