古代王者 恐竜キング

【こだいおうじゃ きょうりゅうきんぐ】

ジャンル トレーディングカードアーケードゲーム
対応機種 アーケード(NAOMI)
発売・開発元 セガ
稼働開始日 2005年3月18日
1プレイ料金 100円
判定 なし
ポイント ムシキングと比べるとやや複雑なゲーム性
良くも悪くもムシキングとは別物
甲虫王者ムシキングシリーズ


概要

セガのキッズカードゲーム『甲虫王者ムシキング』の恐竜版として開発された。

タイトーから販売された『ダイノキングバトル』の稼働によって裁判沙汰になったため、予定より早めての稼働に至った。セガブースでは「類似品にご注意下さい」の警告文が張られるなど対策も取られたが、最終的には和解したため両方ともゲームセンターに並ぶ事もあった。

筐体はムシキングと同じであり、稼働当初はムシキングの内蔵ソフトとカードだけを取り替えて稼働している所もあった。 『甲虫王者ムシキング(以下、ムシキングと略)』『オシャレ魔女 ラブandベリー(以下、ラブ&ベリーと略)』と並んで「セガ三大アーケードカードゲーム」と呼ばれる事も多い。


ストーリー

恐竜が大好きな少年、リュウタは父の職場である化石発掘現場で謎の石板を拾う。
その石板から古代の恐竜たちが「恐竜を捕まえて世界征服を企むアクト団に襲われている」と助けを求める声が聞こえた。リュウタとその親友レックスは石板の力で中生代へ向かい、アクト団へと立ち向かう。

激闘!ザンジャーク編から(以下、激闘と省略)から
アクト団を倒したリュウタ達の前に新たな敵「宇宙海賊ザンジャーク」が現れた。Dキッズは再び恐竜を守るためにザンジャークに立ち向かう。


特徴

ゲームの始め方

  • 最初にゲーム開始の時に100円入れてカードをとるとゲームモードを選ぶ。人数の他、1人プレイだと物語を選び、2人プレイだと対戦形式を選ぶ。
    • ゲームモードを選ぶと恐竜カードをスキャンして使用する恐竜を決定した後、わざカードで恐竜にわざを覚えさせて強化を行う。恐竜カードをスキャンしなかったら「トリケラトプス」が登場する。
    • ムシキング同様じゃんけんによって戦うシステムを採用している。相手とじゃんけんをして、原則はじゃんけんで勝った方が相手を攻撃し、あいこの場合は、お互いの体力が少しだけ削られる。自分の恐竜の体力が0になると負けとなる。
      • また恐竜ごとにどれか1つ「必殺わざ」があり、他の手のわざよりも攻撃力が高い。
  • 対戦プレイ
    • 本作の対戦プレイはムシキングと同じく「筐体1台を2人で使用して遊ぶ」というスタイルを使っている。
    • 勝ち抜き戦ではムシキング同様初期は2頭VS2頭だけだった。1頭VS1頭と3頭VS3頭は激闘から。ムシキングと違って勝ち抜きでも対戦前に使用するカードを全頭分スキャンする。
    • 2007第1紀から導入されたタッグマッチではタッグ相性や合体わざはないが、上記の「支援効果」がある。また、交代に失敗した時のペナルティが「控えの恐竜にダメージ」になっている。
      • タッグマッチの交代条件は導入当初から「2回連続でボタンを押す」。また、2人プレイと同時に1人プレイにも導入された。
      • こちらも控えの恐竜は体力が回復し、テクニックが高いと回復量が多くなるのも共通している。
  • 目覚めよ!新たなる力!!(以下は覚新と略)からは「アクト団クイズ大作戦!」も導入された。これは3択の中からわざボタンを押して答え、クイズに正解すると敵を攻撃し、クイズに正解できなかったら攻撃を受けるというもの。必殺ふうじなどでわざを使えなくすると2択になる。
    • 1頭目は「恐竜カタカナクイズ」で、空欄になっている名称をヒントに全体の名称を当てる。2頭目は「恐竜物知りクイズ」で、恐竜の雑学を問う問題である。3回戦目は「恐竜シルエットクイズ」で、恐竜のシルエットを見て「何のシルエットなのか」を答える。

カードの種類

恐竜カード

  • 自分が使用する恐竜を召喚するカード。強さとテクニックはムシキングの数値を10倍にした数値になっている。ムシキングと同じく強さが高い恐竜はテクニックが低い。
  • ムシキングと同じ「必殺わざ」に加え、恐竜ごとに「炎」「水」「雷」「土」「草」「風」の基本の6つの属性がある。2006冬季限定から新たな属性「秘」が加わった。
  • 属性には相性があり「炎→風→草→土→雷→水→炎」の矢印の進行方向の属性に強くなる。秘属性は秘属性以外の全ての属性に強いが、かなり種が少なく、「エオラプトル」を除いて超わざが攻撃わざしかない。
    • 秘属性は「ディノニクス」「パキケファロサウルス」「テリジノサウルス」「メガロサウルス」「アパトサウルス」「クリオロフォサウルス」「パウパウサウルス」「エオラプトル」の8種で全種強さ2000。
  • ムシキングの「性格」に当たるシステム「バトルタイプ」は第4紀から登場。本作ではこのバトルタイプによるデメリットはない。 バトルタイプの説明は以下の通り。
+ バトルタイプ
  • 第4紀から登場
    こうげきタイプ 攻撃力が高くなる。
    あいこタイプ あいこで受けるダメージが少なくなる。
    まもりタイプ 体力が高くなる。
    • 2006雨季限定以前の恐竜カードをスキャンするとこれらのタイプになる。
  • 2007第1紀から登場
    ピンチタイプ 自分の体力が残り少ない時に攻撃力が上がる。
    そっこうタイプ カウント10でわざボタンを押すと攻撃力が上がる。
    カウンタータイプ じゃんけんで負けた直後に攻撃力が上がる。
  • 2007第3紀から登場
    とつげきタイプ あいこで相手に与えるダメージが増える。
    ハンタータイプ 相手の体力が少ない時に攻撃力が上がる。
    ゆうきタイプ 相手の必殺わざに負ける手の攻撃力が上がる。
    ふっかつタイプ あいこで倒れても体力わずか残して1回だけ復活できる。
    化石カードの恐竜だけが持つ。
  • 2007第4紀+から登場
    どくタイプ 攻撃した後に相手を「どく状態」にする事がある
    。この状態の恐竜は徐々に体力が減っていく。
    「ベノムファング」の毒と重ねると体力の減少が大きくなる。
    (超)アクト恐竜、ジャークアーマー恐竜とピアトニッキサウルスだけが持つ。
    デスタイプ 体力がわずかになるとカスタマイズしていなくても「デスファイア」が使える。
    ブラックティラノサウルスだけが持つ。
    • どくタイプに限り2007第1紀から敵限定で登場。
  • 激闘から登場
    かいしんタイプ たまにわざの攻撃力が上がる。
    あいこまもりタイプ 2回以上連続であいこの時ダメージを受けない。
    きょうかタイプ じゃんけんで勝ったわざの攻撃力が上がる。
    かいふくタイプ 回復系のわざの回復量が上がる。
    ラッキー7タイプ カウント7でわざボタンを押すとテクニックが上がる。
    こんじょうタイプ あいこになればなるほど攻撃力が高くなる。
  • 覚新から登場
    スーパータイプ フュージョンマークが出ている時にわざボタンを3つ同時に押すとスーパー恐竜になる。
    スーパー恐竜だけが持つ。
    あいこかいふくタイプ あいこになるとたまに体力が回復する。
    グーグータイプ グーを2回連続で出した直後に攻撃力が上がる。
    ひっさつタイプ 必殺わざの攻撃力の上昇が他の恐竜より高くなる。
    パーパータイプ パーを2回連続で出した直後に攻撃力が上がる。
    ぽか~んタイプ あいこになるとたまに相手のわざカードを使えなくする。
    チョキチョキタイプ チョキを2回連続で出した直後に攻撃力が上がる。
    よこくタイプ たまに予告したわざで勝つとよこく成功となってわざの威力が上がる。
  • ムシキングにおける「スーパーが付くタイプ」は2007年第1紀までに登場したバトルタイプのものがあり、元のタイプに「超」がつく。
  • 超こうげきタイプを除いて2007第2紀から2007年第4紀+に登場したテレビアニメ版の固有名詞付きの恐竜だけが持つ。超こうげきタイプだけサウロファガナクス、超まもりタイプだけ事実上の最終バージョンのティタノサウルス・コルバーチも持つようになる。
  • 化石カード
    • 通常版とは異なり化石の写真が掲載されたカード。通常版と異なりバトルタイプが全て「ふっかつタイプ」になっている。
    • 一部のわざカードも化石カードになっている。バーコードは通常版と同様。
  • (超)アクト恐竜
    • アクト団によって改造された恐竜のカード。アクト恐竜は「第6紀までに登場した強さ1000」の恐竜が選出されており、超アクト恐竜は「アクロカントサウルス」「アロサウルス」「ケントロサウルス」「カスモサウルス」「イグアノドン」「スコミムス」「ラジャサウルス」の7種が選出された。詳細は問題点にて。
  • ディノテクター恐竜およびジャークアーマー恐竜
    • アーマーゲージのパワーがたまるとディノテクターコードもしくはジャークアーマーコードのスキャンになり、それに応じるとディノテクターやジャークアーマーを装着する。バーコードのスキャンは任意であり、スキャンのタイミングも選ぶ事ができ、ゲージが満タンの時にじゃんけんに勝つと専用のわざが発動する。アーマーを装着している状態で使えるわざはディノテクターわざかジャークアーマーわざのみであり、カードのわざは使えなくなる。カード表面には装着時、裏面には通常時の姿が描かれている。
    • 属性は「ブロント」を除いて元となった恐竜と同じ。「ブロント」は水属性だが、「アパトサウルス」は秘属性。これは当時はアパトサウルスとブロントサウルスが同一種とみなされていた為。
  • スーパー恐竜
    • 1回勝つか負けるかするとフュージョンマークが現れ、そこでわざボタンを3つ同時に押すとエレメントフュージョンによってスーパー恐竜になる。この時はテクニック・攻撃力・防御力が2倍になる。じゃんけんに勝つか負けるかするか、あいこ系超わざを発動させると元に戻り、体力が半減してしまう。カスタマイズカードを除き、カード表面にはフュージョン時、裏面には通常時の姿が描かれている。
      • エレメントフュージョンと同じような「ジャークフュージョン」というシステムもあるが、これは「スーパーエオカルカリア*1」限定。
    • 基本の能力は「スーパートリケラトプス」を除いて同じ。通常版の「トリケラトプス」は強さ1400、テクニック700だが「スーパートリケラトプス」は強さが2000に引き上げられ、テクニックが300になっている。その代わりスティラコサウルスがスーパー恐竜になっていない。
    • 覚新第5紀では排出される恐竜カードが「ジャークアーマー版エオカルカリア」を除いてスーパー恐竜だった。
    • 秘属性のスーパー恐竜は「スーパーテリジノサウルス」1種だけとなっている。
  • たまごカード
    • 「カードをスキャンすると特定の恐竜のうちどれか1種が出てくる」という恐竜カード。属性別、色別、発掘地別の他、「アクト恐竜の卵」もあり、すべてのたまごカードに強さ2000の恐竜が入っている。「アクト恐竜の卵」以外は特殊効果のある恐竜は入っていない。秘属性の恐竜は「秘密のたまご」からしか出てこない。
    • 属性別や発掘地別のたまごは「サウロファガナクス」「セントロサウルス」「フクイラプトル」などのゲーム機から出てこない恐竜や固有名詞付きの恐竜は出てこない。

わざカード

  • ムシキングと同じく各すくみごとに1枚ずつ使用でき、恐竜1頭につき合計3枚まで使える。
  • わざカードは全ての恐竜が共通して使用可能な「属性なしわざ」と属性が一致しないと使えない「超わざ」がある。2006雨季限定までは攻撃力が上がるだけだったが、第4紀からはわざ次第でテクニックも上がるようになった。
  • わざカードのテクニックもムシキングの数値を10倍にしてある。
    • 「たまに発動する」とカードにあるわざは恐竜のテクニックが高いほど発動する確率が高くなり、特殊わざの効果も「かいふく」だと回復量が増えるなどと大きくなる。
  • また、ムシキングのわざを元にしたと思われるわざも少なくない。これは属性なしのわざ、超わざ問わず共通。秘属性の超わざにも当てはまるわざがある。
    • 「テイルスマッシュ」と「ローリングスマッシュ」、「カミカゼタックル」と「クロスダイブ」、「ダイノスイング」と「トルネードスロー」、「トリプルヘッドバット」と「バーニングバースト」、「バーニングダッシュ」と「G・G・ラッシュ」、「ライトニングスラスト」と「S・A・S」、「ビッグモールアタック」と「サブマリンアタック」、「トルネードブロー」と「ウチナートルネード」、「デンジャラスクロウ」と「ヘルクレススパイラル」、「フローズングライド」と「タツマキ」など。
  • 属性なしわざ
    • 全ての恐竜にカスタマイズできるわざ。ムシキングと同じく恐竜との相性が◎、○、△の三段階である。通常わざは各テクニックとすくみに1種ずつあり、合計9種。相性が◎のわざは「超必殺わざ」となる。第3紀までは攻撃わざだけだったが、第4紀からは他のわざでもカスタマイズ画面で「超必殺わざ」と表記されるようになった。ただし、使用時に「超必殺わざ」と表記されるのは「パワードレイン」「ベノムファング」などに限られる。
    • 特殊わざはムシキング同様、他の恐竜が助けてくれるわざが多いが、「パワードレイン」「わざポカ~ン」「ディフェンスアップ」など一部登場しないものもある*2。助けに来るのは恐竜だけでなく翼竜もある。
      • 2007年第2紀からはアクト団の特殊わざカードも登場した。それ以前にも敵専用のわざとして登場していたが。
  • 超わざ
    • 同じ属性の恐竜のみにカスタマイズできるわざカード。必殺わざにセットすると「超必殺超わざ」になる。表記のあるものを除いて1属性に1種。属性ごとに以下に分けられる。
      通常系超わざ 攻撃わざと同じ出し方のわざ。各属性に3種ずつある。
      2006雨季限定まで超わざはこれだけだった。第6紀で全てが登場。
      勝ち系特殊超わざ じゃんけんに勝つとたまに発動するわざ。第4紀で初登場し第6紀で全て登場。
      タッグマッチの支援効果にもなっていて、炎属性と水属性を除いて味方の恐竜に効果がある。
      このわざは登場してからは排出を終了する事はなかった。
      究極系超わざ じゃんけんで特定の条件を満たした後、セットされた手で勝つと発動する。
      上記の通常超わざよりも威力が高い。2007年第1紀で初登場し、激闘第3紀ですべて登場。
      各属性に2種ずつ。
      負け系特殊超わざ じゃんけんで負けると準備が整うわざ。
      次のじゃんけんでそれぞれの条件を満たすと発動する。
      デスファイアとダイノイリュージョンをエメラルドガーデンを除いて威力が低め。
      3種はダメージ以外にも特殊な効果がある。
      2007年第1紀に初登場し、2007第4紀で全て登場。
      あいこ系特殊超わざ じゃんけんであいこになるとたまに発動するわざ。
      たまにダメージ以外の追加効果が入る。
      激闘第1紀で初登場し、激闘第3紀ですべて登場。
      爆発超わざ じゃんけんで勝つとたまに発動するわざ。
      攻撃力が高いほど大ダメージになる追い打ちをする。
      覚新の第1紀と第2紀で全種が発登場。
      ディノコンボ カスタマイズする恐竜の必殺わざのすくみのわざとしてカスタマイズされる。
      4段階の攻撃で画面に出るわざボタンを素早く正確に押す必要がある。
      わざボタンを押すのが遅かったり、間違えたりするとその時点で攻撃が終わる。
      覚新第3紀で初登場し、覚新第5紀ですべて登場。本作最後の超わざ。
      • 覚新第5紀では排出されるカードがすべて超わざだった。また、カードの下側に登場人物が描かれていた。
  • 2007第1紀で上記の通常超わざ3つが1枚にまとめられた「トリプルスラッシュカード」も配布された。交換カードを店員に渡すかセガに送るかすると交換してもらえた。
  • 草属性と水属性のわざに限り、仲間を呼ぶわざがある。恐竜だけでなく、翼竜や首長竜や「オフタルモサウルス」も登場する。秘属性の超わざは「エオラプトル」を除いて属性なしの特殊わざ以外のわざをカスタマイズするとそれぞれ専用の超わざになる。
    • エオラプトルは各属性に合わせて各6種のフォームに変身する。変身した恐竜に合わせて基本的な6つの属性の超わざを使えるが、超わざは秘属性に差し替えられている。また、秘属性の中で唯一タッグマッチで支援効果を発動できる。
      • 炎属性は「サウロファガナクス」、水属性は「アマルガサウルス」、雷属性は「スティラコサウルス」、土属性は「ステゴサウルス」、草属性は「ランベオサウルス」、風属性は「メガラプトル」に変身する。ただし、色と模様は専用のもの。
  • 恐竜の属性の法則は以下の通り。わざカードの恐竜と秘属性の恐竜は除く。
    • 獣脚亜目はスピノサウルス科を除いて炎属性と風属性。主に炎属性はパワーのある恐竜、風属性はスピードのある恐竜と分けられている。
      • 参考までにティラノサウルス科は全種炎属性、名前に「ラプトル」がつく恐竜はわざカードの「ヴェロキラプトル」「オヴィラプトル」と秘属性の「エオラプトル」を除いて風属性。
    • 竜脚亜目とスピノサウルス科は全て水属性。
    • 角竜下目は雷属性。
    • 装盾亜目は土属性。
    • 鳥脚亜目は草属性。
    • 必殺わざとバトルタイプには特に法則はない。防御力に優れていたであろう「アンキロサウルス」やあまり戦いを好まなかったであろう「イグアノドン」がこうげきタイプに設定されたり、凶暴だったと推測されている「カルカロドントサウルス」がまもりタイプに設定されたり、比較的荒っぽい性格だったと推測されている「トリケラトプス」「アロサウルス」「スピノサウルス」があいこタイプになっている。
      • もっとも、ムシキングのように恐竜の習性や性格が影響すると、属性ごとの偏りが大きくなるだろうが…

キャラクターカード

  • ムシキングのライセンスカードに相当し、大会で優勝した商品としてもらえるが、激闘からはゲーム機からも排出されるようになった。大会の商品としてもらえるものはムシキングのグレイテストプレイヤーカードやグレイテストチャンピオンカードと同様、多く集めてセガに送ると「超恐竜王」と交換してもらえた。
    • 大会で優勝した時にもらえるカードは使用すると特殊な演出があるが、使える恐竜の属性が限られるというデメリットがある。
  • 使用するとカードの人物をプレイヤーキャラクターとして操作できる。使用しなかった場合は1Pはリュウタ一択になるが、激闘からは1人プレイに限りレックスとマルムも選択可能。
    • 対戦の場合、2Pはレックスになる。
  • 激闘以前のアクト団のキャラクターカードは期間限定で不要カードをセガに送ると交換してもらえるというシステムだった。また、それぞれのカードに使える属性が限定されていた。
    • ザンジャーク版のノーピスはこのキャラクターカード限定。

カスタマイズカード

  • 上記の「キャラクター」「恐竜カード」「わざカード」が一体化したカード。スキャンすると5枚分の効果になるが、他のカードと併用して使えない。

評価点

ムシキングと共通する点

  • 様々なカードを集めるコレクション性の楽しさ。レアカードは光るようになっている。
    • 恐竜にはショルダーネームも用意されている。「ティラノサウルス」なら「恐竜帝王」など。「トリケラトプス」は「暴君の好敵手」、「アロサウルス」は「究極のプレデター」、「スコミムス」は、「水辺のスナイパー」、「マイアサウラ」は「母なる癒し」、「パラサウロロフス」は「華麗なる雄叫び」など、推測される習性から決められているもの、「チンタオサウルス」は「アジアの歌舞伎者」、「パタゴサウルス」は「南米の巨漢」、「アクロカントサウルス」は「北米の畏怖」、フクイラプトルは「日本のエース」など、発掘地から決められているもの、「カルカロドントサウルス」は「地上の人食い鮫」、「サルタサウルス」は「煌く装甲」、「トロサウルス」は「長大な盾」、「アンキロサウルス」は「驚異のハンマーフック」、「カロノサウルス」は「万里の鶏冠」、「ディロフォサウルス」は「冠番長」などの身体的特徴から決められているもの、多様性に富んでいる。
      • カード裏に記載されている種名の由来から決められているものもある。「マプサウルス」は「大地の咆哮」、「ケティオサウルス」は「陸上の白鯨」、「エイニオサウルス」は「白亜紀のバッファロー」、「タルキア」は「盤石の賢者」、「オウラノサウルス」は「静かなる勇者」、「カルノタウルス」は「肉食の猛牛」など。
    • 2007第2紀と2007第4紀以降は「スーパー恐竜」「カスタマイズカード」「ディノテクター恐竜」「ジャークアーマー恐竜」を除いてカード裏にも記載されるようになった。
    • カードに体長の他、発掘地、生息時代、名前の意味*3が記載されている。ムシキングと違って大半のバージョンでカードの裏に記載されている。また、公式サイトの「恐竜博物館」でもカードの情報を見ることができる。
      • テレビアニメに登場した恐竜に限りテレビアニメの公式サイトでも見られる。
  • 「カードの希少価値が戦力の格差」という問題点も全体的に「強さが高い恐竜はテクニックが低い」という点と後述するテクニックの重要性により補われた。これにより強さの低い恐竜カードもムシキング以上に恩恵が大きくなっている。
  • ムシキングではテクニックの強化・弱体化が一切できないため、ステータスとしてはいまいち機能しておらず、ゲーム上では表記されなかった上、アダー完結編では廃止された。
    • その代わり、本作ではわざカードの強化量が強さに依存しない。ムシキングでは強さの低い虫程大きく強化されるようになっている。
      • また、本作には「究極必殺わざ」「タッグ相性」といったメリットはない。
      • 2006雨季限定までは属性なしの通常系わざカードの強化量が強さに依存した。
  • 恐竜の3Dモデリングの出来も相当なもので恐竜が好きな人にはたまらない。また、こちらでは雑誌で未登場恐竜の塗り絵コンテストが行われており、賞を取ったものはゲームで使用された。
    • ムシキングではわざ、ラブ&ベリーでは服を募集していた。

ムシキングと比較しての評価点

  • 上記のバトルタイプや特殊効果のある恐竜や属性によって、ムシキングと比べると戦略性に深みが出ている。「必殺わざ」「バトルタイプ」だけでなく、ムシキングになかった「属性」によって、ステータスの同じ恐竜が出ないようにしてある。
    • カード次第では「じゃんけんに勝つと攻撃できる」というルールを一時的にではあるが変える事ができる。
  • 大半の恐竜カードがバージョンごとにバトルタイプが複数用意されていて異なる性能になるため別のバージョンの同じカードを所持していて苦になることが少なくなっている。「トリケラトプス」だと「あいこタイプ」「カウンタータイプ」「ゆうきタイプ」「パーパータイプ」「ふっかつタイプ」の5種。登場バージョンが古い方がタイプの多様性が高い。
    • ただし、バトルタイプが違っていても表記される名前が同じなら、タッグマッチや2人プレイ限定の勝ち抜き戦では複数使えないのもムシキングと共通。
      • 表記される名前さえ異なれば別のカードとして扱われるので「固有名詞付き恐竜」「アクト恐竜」「超アクト恐竜」「ブラックティラノサウルス」「ディノテクター恐竜」「ジャークアーマー恐竜」「スーパー恐竜」はそれぞれ通常版の恐竜とは別カード扱い。
      • たまごカードは同じ恐竜が出てこないものの併用できる。3対3では3頭とも同じたまごカードにもできる。ただし途中で2頭目をスキャンする場合、1頭目のたまごカードで出た恐竜と同じカードは使えない。
  • ムシキングでは大半の虫は性格が1種につき1通り。性格導入前から登場していた虫は性格の有無があるが、バランスタイプと性格なしは事実上同じ。多くても3通り。また、性格なしのムシカードは「稼働してから2003秋第1弾」、「2007夏シャイニング」のシークレットカードの「ヘルクレスオオカブト」、「5周年コレクションカード」しかなく、付録カードなどにもなっていない。また、「2003秋第1弾」ではグーが必殺わざのムシカードが「ゴホンヅノカブト」「メンガタクワガタ」の2種だけ。
    • 性格導入後から登場した虫の中で性格が2通りあるのは「ヒメカブト」と固有名詞付きの「キング」「カブト丸」の3種だけで「アタックタイプ」「スーパーアタックタイプ」の2通り。
      • 「スーパーアタックタイプ版ヒメカブト」は雑誌付録。
      • 「スーパーアタックタイプ版キング」は2007年の雑誌付録だけで、それ以前は通常排出の「カブトムシ」と同じくアタックタイプ。
      • 「スーパーアタックタイプ版カブト丸」は実際にはカード化されず、『スーパーコレクション』にて没データとして残っている。一応、改造コードか解析データを用いて印刷したバーコードを使えば使用はできるため、解析データを用いて印刷したバーコードを使えばアーケード版でも使用できたと思われる。
    • 性格が3通りあるのは「ヒラタクワガタ」「パラワンオオヒラタクワガタ」「コーカサスオオカブト」の3種だけ。この3種は「性格なし」「アタックタイプ」「スーパーアタックタイプ」の3通りがある。ある意味では「カブトムシ」も該当するが。
      • スーパーアタックタイプの「ヒラタクワガタ」は雑誌付録。
      • 残りの2種は復活前後で変更された。「パラワンオオヒラタクワガタ」は2003秋は「アタックタイプ」で2005セカンド以降は「スーパーアタックタイプ」、「コーカサスオオカブト」2003秋から2004ファースト拡張パックは「アタックタイプ」、2006ファースト以降は「スーパーアタックタイプ」。
      • 「カブトムシ」は前述のスーパーアタックタイプ版の「キング」「カブト丸」が該当するが「キング」「カブト丸」は性格なしとバランスタイプ版はなく、固有名詞なしの「カブトムシ」もスーパーアタックタイプ版はない。
      • もっとも、「ヒラタクワガタ」と強さ・超必殺わざ・究極必殺わざが同じでディフェンスタイプの「スジブトヒラタクワガタ」も2007年公開の映画の前売り券特典で登場した為、これも含めれば「ヒラタクワガタ」は性格が4通りとなる。ただし、こちらは「キング」「カブト丸」等と異なり専用のショルダーネームを持ち、厳密には別種(属は同じ)である為、種小名や音声も異なる。なお、「超必殺わざ変更後のオオクワガタ」と「ホペイオオクワガタ」も同様の関係だが、こちらは生物学上は同一種(亜種関係)で性格も同じ。
  • わざカードにも特殊なデザインがある。効果は通常排出のわざカードと同じだが。
    • 上記の「トリプルスラッシュカード」の他にも、化石カードのわざカード、別冊コロコロコミックの「デスグラインド」の臭いつきバージョンなど、多岐にわたる。
  • ムシキングでは通常排出以外のわざカードは2005年の年賀状にバーコードが記載された「ヒャクレツケン」、「スーパーコレクション」付属の「タツマキ」「ローリングクラッチホールド」「ダ・ブエルタ」、「甲虫王者ムシキング パーフェクトガイド 2008」の「ヘルクレスオオカブト」とセットの「ヘルクレススパイラル」だけ。
    • アダー完結編の「昆虫カード」も「オッス!ムシキングッス!!」に登場した「かぶ太」だけ。
      • 「甲虫王者ムシキング ~ザックの冒険編~」ではメスクワガタの「クワ子」、「甲虫王者ムシキング 森の救世主*4」ではカマキリの「カマじい」、カナブンの「ぷん太」「プンプン」、ミツバチの「ビー」「ドクター・ゲン」、アゲハチョウの「マダムセラピー」、メスカブトムシの「ルリ」、カミキリムシの「ゴマダラ」、カメムシの「プー助」、ゲンジボタルの「ヒカル」など、「特殊わざで登場する虫」の固有名詞付き昆虫も登場していたが、ゲームには登場しない。
    • 通常排出の中でバーコードの違いがあるのは「フォレストグリーン以前」と「2007ファースト」の両方に登場したわざカードだけ。これらのカードはバーコードの色が変更されている。2007ファースト以降に登場したカードは緑バーコードだけとなっている。
      • ただし、「あせらせ」に限り2003秋まではアゲハチョウ、2004ファーストからはアオスジアゲハとなっている。これは意図的な変更で5周年記念カードでは両方排出された。
  • レアカードの種類が全体的に多い。ムシキングは金が6種、銀が7種、銅が11種だったのに対し、本作は「超アクト恐竜」「ディノテクター恐竜」「ジャークアーマー恐竜」「スーパー恐竜」を除いても2倍以上の種がある。
    • アダー完結編』になってからの新規追加も「ヘルクレスエクアトリアヌス」「改造コーカサスオオカブト」の2種しかされなかった。
      • しかも「改造コーカサスオオカブト」は本作における超アクト恐竜と同じ扱いで、新規追加とは言い難い。
    • 金、銀、銅とは別に2005セカンドではスペシャルレアの「ムシキング」、アダー完結編ではレインボーレアの「ニジイロクワガタ」も登場したが、他の中型甲虫と同じ強さだった。
  • わざカードの恐竜にも恐竜カードと同じ解説があり、2007第2紀からはショルダーネームも用意された。「ヴェロギラプトル」なら「リトルファイター」など。
    • ムシキングには特殊わざの虫に解説はない。アダー完結編になってから特殊わざの代わりとして登場した「昆虫カード」には解説があるが、ショルダーネームは『新甲虫王者ムシキング』の「お助けカード」まで待つ事になった。

賛否両論点

  • 「厳密には架空」の恐竜が多い。
    • 初期は「ミニキング」「アクト恐竜」、「超アクト恐竜」だけだったが、のちに「ブラックティラノサウルス」「ディノテクター恐竜」「ジャークアーマー恐竜」「スーパー恐竜」といった恐竜が登場した。
      • これらの恐竜はアクト団のわざカードで登場するメカと一緒に公式サイトの「恐竜博物館」では特別展示室で掲載されている。また、解説は古代博士ではなく別の人物が行っている。
    • ただし、これらは後述の「ミニキング」「チンタオ」を除いて実在した恐竜の強化及び改造形態である上、元の恐竜との外見上の変化はディノテクター恐竜とジャークアーマー恐竜を除いて色と模様だけ。大半はショルダーネームも同じ。
      • また、ディノテクターわざとジャークアーマーわざを除いてわざも同じ。ディノテクター恐竜とジャークアーマー恐竜を含めて『ムシキングバトル 合虫ガッツ!!』の虫や『新甲虫王者ムシキング』のマジンフォームやゴッドフォームと比べて「通常版との差」は小さい。
  • 激闘からは上記の「厳密には架空」の恐竜が目玉カード扱いになる事が多くなった。「マプサウルス」「ティタノサウルス」「アンキケラトプス」「ギガントスピノサウルス」「ランベオサウルス・マクニトゥリス」「アロサウルス・アロトクス」などの高い強さの恐竜も登場していたが、秘属性を除いてあまり盛大に取り上げられなくなった。
    • 秘属性の恐竜はそれなりに取り上げられていた。秘属性恐竜は「スーパーテリジノサウルス」を除いて「厳密には架空」の恐竜としては扱われない。公式サイトの「恐竜博物館」でも特別展示室ではない場所に掲載されている。
  • 「第1紀」と「第2紀」、「2007第1紀」と「2007第1紀+」、「2007第4紀」と「2007第4紀+」、「激闘第2紀」と「激闘第2紀+」のカードの絵は全く同じ。事実上の最終弾の属性なしわざカードもカード周りを除いて過去のバージョンの絵を使いまわしていた。
    • これはムシキングでも「2004セカンド」と「2004セカンドプラス」、「2005ファースト」と「2005ファーストプラス」、「2005セカンド」と「2005セカンドプラス」で同様の例が少なからずあったため、気になるかどうかは微妙だが。
      • 「2006セカンド」以降からはわざカードに限り「カードのデザインが全く同じ」もしくは「変更されているのは背景だけ」「向きを変えただけ」と言うケースも見られた。
      • 「2004ファースト」と「2004ファースト拡張パック」ではカードの絵を左右反転させただけだった。
  • バトルタイプ導入後のバージョンはバトルタイプなしの恐竜が一切使えない。ムシキングでは性格導入前のバージョンのムシカードを使うと性格なしになる。
    • バトルタイプのデメリットがない以上、バトルタイプなしの恐竜は劣化版になってしまうが…さすがに後述の「恐竜カードをスキャンしなかった時の恐竜」はバトルタイプなしにしてもよかったのではないか。
      • もっとも、「稼働当初からバトルタイプを導入する」の方が良かっただろう。ダイノキングバトルの訴訟沙汰で難しくなったのかもしれないが。
  • 前述したとおり2人プレイの「1VS1」「3VS3」は2008年の激闘からになっているが、ムシキングでは2006年に導入された事を考えるとタッグマッチと一緒に導入してもよかったのではないか。
    • 「稼働してからどれくらい経つか」で導入するタイミングを決めていたのかもしれないが。
  • 雑誌に恐竜カードが付録になる事があったが、ゲーム機から排出されるカードとバーコードが同じ恐竜カードが多い。流石にカードの絵は変えてあるが…
    • 初期のカード付録はコロコロコミックについていた「アクロカントサウルス」「アロサウルス」だが、ゲーム機から排出されるカードとバーコードが同じ。他にも雑誌付録になった「テレビアニメに登場する固有名詞付き恐竜のカード」や「ブラックティラノサウルス」もゲーム機から排出される恐竜カードが該当。
      • ムシキングでは雑誌付録に付いていたスーパーアタックタイプ版「ヒメカブト」「ヒラタクワガタ」とネブ博士スペシャル「グラントシロカブト」は色が変えてあった。これらのカードはゲーム機から排出される同種甲虫と一緒に使えない点は共通しているが。
    • DVDについていた「トルヴォサウルス」や2006年の恐竜博物館でもらえた「フクイサウルス」やマクドナルドのハッピーセットについていたスーパー恐竜も該当。2007第1紀稼働とともに行われた「トリプルスラッシュキャンペーン」のトリプルスラッシュカードに付属していた恐竜カードも「マイアサウラ*5」を除いてゲーム機から排出される恐竜カードの恐竜とバーコードは全く同じ。
    • トリプルスラッシュカードの恐竜カードは「「マイアサウラ」を除いて該当バージョンでゲーム機から出てくる強さ1400の恐竜」のため、草属性以外もこのバージョンで排出を終了した「アクロカントサウルス」「サルタサウルス」「カスモサウルス」「ケントロサウルス」「ネオヴェナトル」にすればもう少し高い評価を得られていたかもしれない。「カスモサウルス」と「ケントロサウルス」は直後のバージョンで復活したが。
      • ただし、ムシキングでもフィギュアや手帳についてくるカード、JALカードや「2006夏ネイチャー」で行われた20063Dキャンペーンのカードや「甲虫王者ムシキング パーフェクトガイド 2008」付録の「ヘルクレスオオカブト」や5周年記念キャンペーンでもらえるカードはゲーム機から排出される同種甲虫とバーコードは全く同じ。
      • この点を考えると、「トリプルスラッシュキャンペーンの恐竜カード」は「20063Dキャンペーンカード」に相当するカードと同じ扱いだったのかもしれない。「20063Dキャンペーン」のカードは日本の虫が対象だが、こちらも該当バージョンに収録されていない「ミヤマクワガタ」「ヒラタクワガタ」はない。
    • 一方、本作は「ジョバリア」「ゴジラサウルス」などの完全新規の恐竜カードが付録カードになる事があった。これはムシキングにはない。
  • 雑誌などに上記の「ジョバリア」を始め、強さ1600以上の恐竜カードがついてくることが少なくなかったため、高い強さのカード入手がムシキングより容易なため、人によっては希少価値を感じにくく感じる事がある。『7つのかけら』についてくる「サウロファガナクス」やハッピーセットのスーパー恐竜も強さ2000。
    • ムシキングではアダー完結編になってからの付録を除くと中型甲虫は『スーパーコレクション』付録の「ホペイオオクワガタ」とフィギュアについてくる「アトラスオオカブト」「コガシラクワガタ」「ミヤマクワガタ」「オオクワガタ」(後者2つは超必殺わざ変更前だけ)と上記の「20063Dキャンペーン」の「ムシキング」「オオクワガタ(超必殺わざ変更前)」、「5周年記念 オフィシャルカードホルダー」付属の「ムシキング」、大型甲虫は「甲虫王者ムシキング パーフェクトガイド 2008」付録の「ヘルクレスオオカブト」と「5周年記念プレゼントキャンペーン」でもらえるカードと「甲虫王者ムシキング 20th ANNIVERSARY BOOK」付属の「ヘルクレスリッキーブルー」だけ。「ゲーム機から排出されないムシカード」の過半数は小型甲虫。
      • しかも上記の「5周年記念 オフィシャルカードホルダー」「甲虫王者ムシキング パーフェクトガイド 2008」の発売と「5周年記念プレゼントキャンペーン」はアダー完結編になる直前の事であり、アダー完結編ではそれまでのカードが事実上弱体化した事から「アーケード版で強力なカードとして使える期間」は半年にも満たなかった。一応、「ムシキング」は「むしつかいのあかし」で強化できる上、他のムシカードもアダー完結編でも十分に戦力にはなる他、『スーパーコレクション』では引き続き使用できる。
      • アダー完結編の付録カードでは中型甲虫や大型甲虫のカードもある。これは通常排出のカードとステータスは異なる。
      • 「甲虫王者ムシキング 20th ANNIVERSARY BOOK」に至っては稼働終了から10年以上たってから発売された為「スーパーコレクション」でしか使えない。
    • 「ホペイオオクワガタ」を除く強さ140以上の甲虫はアダー完結編のカードを除き通常版のムシカードとバーコードは全く同じ。固有名詞付き甲虫は通常排出の「ムシキング」を除いて小型甲虫。
      • DS版の『GCへの道』では「ダークサイトネプチューンオオカブト」、『GCへの道2』では「ダークサイトネプチューンオオカブト」に加え「ムシキングジョニースペシャルネプチューンオオカブト」もパスワードで入手できるが、「スーパーコレクション」とアーケード版には登場しない。
    • 「ザックの冒険編」ではブルマイスターツヤクワガタの「ブルックス」、サタンオオカブトの「メリーゴーラウンド」、パラワンオオヒラタクワガタの「パラワン」、「森の救世主」ではオオクワガタの「チョロじい」、アクティオンゾウカブトの「ボッチ」、ヘルクレスオオカブトの「ヴィータ」など、「固有名詞付きの強さ140以上の虫」も登場しているが、カード化されなかった。
      • アダー完結編では「ムシキング」「かぶ太」を除く固有名詞付き甲虫を使用した場合に限り、上記の一部の固有名詞付き甲虫が敵として立ちはだかる事がある。
  • テレビアニメに登場した恐竜した固有名詞付きのレギュラー恐竜がディノテクター恐竜を除いて全種強さ1600、テクニック700になっているため、人によっては「ガブ」を除いて弱体化されているように感じる可能性がある。
    • また、「ガブ」「ティラノ」を除いて通常版の同種恐竜と必殺わざが変更されている。ディノテクター恐竜やスーパー恐竜も同様。
    • ジャークアーマー恐竜の「ギガス」「アルマトゥス」も元となった恐竜と必殺わざが変更されている。
      • ディノテクター恐竜の「ティラノ」「サイカ」との差別化の可能性もあったが、「マキシムス」は必殺わざが変更されていない。
  • 激闘からは「ジョバリア」「フクイラプトル」などのゲーム機から出てこない恐竜が敵として立ちはだかる事がある。それ以前でも「トリケラトプス*6」、テレビアニメが放送開始してからも「カルノタウルス」「パラサウロロフス」も敵として立ちはだかる事がある。
    • 一応、本作でも「ティラノ・スピノ・サイカを含む固有名詞付き恐竜」「ディノテクター恐竜」が敵として立ちはだかる事はない。これらの恐竜と対峙する特殊なストーリーモードが欲しかった人もいるだろうが…
    • ムシキングでは「スーパーアタックタイプ版のヒメカブト・ヒラタクワガタ」「ネブ博士スペシャルのグラントシロカブト」などのゲーム機から排出されない甲虫が敵として登場する事は原則なく、プレイヤー側と同じ虫を使用する「しろいはね」「さなぎきゅうしゅつ」のスペシャルステージの敵もステータスが元になっている通常版の虫で代用される。
      • 「スジブトヒラタクワガタ」「ホペイオオクワガタ」は「しろいはね」「さなぎきゅうしゅつ」でプレイヤーが使用した場合に限りスペシャルステージで敵として登場する。
      • 2匹とも該当する虫だと敵は2匹とも同じ虫になる。例を挙げると「ムシキング・(ムシカードなし含む)カブトムシ・キング・カブト丸」の中からいずれか2匹のタッグだと2匹とも「カブトムシ」になる。
  • アダー完結編では前述の「コミカライズ版に登場した固有名詞付き虫」が敵として立ちはだかる事があるが、カード化はされていない虫ばかり。
  • また、アダー完結編の「いせきの森」でも「もう1つの自分との闘い」という理由からプレイヤーと全く同じカードを使う敵が登場する。これはプレイヤーがどんなカードを使っても同じ。
  • カードが横向きになっているバージョンが少なくない。恐竜カードの中には「アルバートサウルス」「ゴンドナワティタン」「ペンタケラトプス」「ガストニア」「アナトティタン」「マジュンガサウルス」といったカードが横向きのバージョンでしか排出されないカードもある。
    • 化石カードと後述する「発掘地別のたまごカード」は全て横向きで、ディノテクター恐竜やジャークアーマー恐竜も覚新第1紀と覚新第2紀を除いて横向き。カードが縦向きになっているバージョンも対象カードだけ横向きになっている。
    • アーケードカードゲームのカードは縦向きのものが多いため、人によっては違和感を感じる。
    • 一方、横向きになっているおかげで「恐竜の全体像がわかりやすい」というメリットもある。カードが横向きのバージョンの雑誌広告では「横向きのおかげで恐竜の全体像が収まる」と掲載されていた事もある。
    • ムシキングでは横向きになっているカードは稼働開始から長らく「アクションフィギュア」の付録カードやライセンスカードの「ムシキングEdyカード」等に限られ、筐体から排出されるカードでは「ダイヤモンドブルー」が初となった。
      • その後も横向きになっているのは「フォレストグリーン」「2008第2弾夏レインボー」だけ。なお、上記のバージョンでもライセンスカードに限り縦向き。
  • 恐竜カードは実際に生きていた時を再現した風景のバージョンがあるが、なぜかカードが横向きのバージョン限定。
    • ムシキングのムシカードは「実際に生息している場所が風景になっている」バージョンでは「2008第2弾」を除いて縦向きになっている事を考えると、本作でも縦向きのバージョンでも入れてよかったのではないか。
    • また、該当バージョンの1つである2007第2紀の「パキケファロサウルス」のカードは頭をぶつけあう様子が描かれている。この頃は既に「首の骨が弱いため、同種間で頭をぶつけあっていた可能性は低い」と言われていた。
      • 「7つのかけら」の攻略本でも「パキケファロサウルス同士が頭をぶつけあうのは危険だった」「頭突きする時は胴体を狙っていたと思われる」と記載されている。
  • 属性なしのわざの通常系わざが各すくみと必要テクニックにつき1種ずつで、合計9種しかなく、ムシキングと比べて格段にレパートリーが少ない。
    • 通常系超わざも各すくみと各属性につき1種ずつ。合計18種で、属性なしのわざを含めても合計27種と少ないとは言えないかもしれないが。
      • また「エオラプトルを除く秘属性恐竜専用の超わざ」まで含むと48種。
    • そもそも属性なしの通常わざはすくみと相性早見表の相性でしか強化量が変わらないので、増やす意味があるかどうかは疑問だが。
      • この点はムシキングでも同じ上、超必殺わざの違いはとてもステータスとして機能していなかった。
      • これに加え「必殺わざの存在意義が薄い」「属性なしのわざがあまり優遇されていない」という問題点から通常系わざを増やすと「大乱闘スマッシュブラザーズfor Nintendo 3DS/Wii U」のカスタマイズパーツのように互換性が悪くなった可能性もある。
  • わざカードで描かれている恐竜が適切とはいい難い。
    • 属性なしの通常わざは2006雨季限定までは第2紀までの「テイルスマッシュ*7」「ダイノスイング」を除いて超必殺わざとして使える恐竜が使っていた絵だったが、「ダイノスイング」は第3紀まで相性が△になる恐竜が使っており、2006雨季限定でようやく超必殺わざとしてつかえる「チンタオサウルス」が使っているカードが出た。
      • 第4紀からは描かれる恐竜がランダムになってしまった。相性が「△」になる恐竜が使っているわざカードも少なくない。この点は後述の「決まり手となるわざが一定していない」というのもあるのかもしれないが。
    • そもそも本作では属性なしのわざがあまり優遇されていない。後述のテレビアニメや漫画でも使用頻度は超わざの方が高く、属性なしのわざを決まり手とするシーンはほとんどない。
    • 超わざも属性の相性関係で「効果はいまひとつ」になる相手を攻撃している超わざカードがやや多い。「超必殺超わざとして使っている恐竜かどうか」はディノコンボを除いて完全にランダム。流石に属性が合わない恐竜が使っているのはないが。
  • ムシキングのわざカードでは特殊わざと「スーパーコレクション」に付属された「ローリングクラッチホールド」「ダ・ブエルタ」を除いてすべて「超必殺わざ」「究極必殺わざ」として使える虫が使っている絵になっている。
  • 激闘からはカードの相性早見表とわざカードのテクニック表記、タイプチェッカーがなくなった。
    • これは属性なしのわざの人気がなくなった、上記の攻撃わざを除いて相性が◎ばかりといった点でメーカーは不要と判断したのかもしれないが…ムシキングでもよく使われていた「あいこやぶり」を始め、一部の特殊わざは相性が〇になる事がある。属性なしのわざの相性は見たいと思う人も少なからずいたと思われるし、載せないメリットもなかったはず。
    • エオラプトルを除く秘属性恐竜が超わざを使うのには必要だが、その場合は同じすくみならどのわざカードでも同じ。
    • 一応、属性なしの通常わざはテクニックも上がるようになっていたため、劣化版にはなっていなかった。超わざは超必殺超わざを除いてテクニックが上がらない。
  • テレビアニメが放送されてからの2007年第1紀からはテレビアニメに合わせて登場人物の設定が大きく変わった。
    • エドの年齢が高校生から成人になり*8、一人称が「ボク」から「オレ」になり、語尾に「ッス」を付けるようになった、ノラッティ~が一人称は「ワタシ」、語尾が「ア~ル」だったのが語尾が「ザンス」で一人称が「ミー」になった、ロトの服が大きく変わり、一人称が「オラ」から「ボク」になった、語尾がなくなったなどの違いがある。
      • 特にロトは2007第3紀からは服装も大きく変わり、大きく雰囲気が変わった。
    • リュウタも2007第4紀+まではソーノイダを本名で読んでいたが、激闘からはアニメの影響か「ぞいじじい」と呼ぶようになった。
  • テレビアニメで初登場した登場人物のゲーム出演がマルム、リアスとザンジャークくらい。
    • Dキッズの関係者も古代博士とリアスだけ。テレビアニメ版で登場したリュウタの母も登場しない。もっとも、それまで古代博士以外の家族が描かれていなかったため、無理に出すよりは良かったかもしれないが。
      • 上記の事情もあったのか、別冊コロコロコミックで連載された本作のコミカライズ版ではリュウタの母はリュウタを産んですぐ死んだ事になっていた。
  • テレビアニメや『7つのかけら*9』で先行登場した恐竜が少なくない。「ラジャサウルス」「シュノサウルス」「アンキケラトプス」「ガストニア」「ランジョウサウルス」「リリエンステルヌス」「メガロサウルス」「エオラプトル」などが該当する。
    • 「超アクトスコミムス」「超アクトイグアノドン」も『7つのかけら』で先行して登場した。「スーパートリケラトプス」「スーパーカルノタウルス」も間接的にではあるが先行登場。
    • わざカードも「アタックバースト」「ディフェンスバースト」「エメラルドガーデン」「ヒートイラプション」「サンダードライバー」などが先行登場している。「イナズマファランクス」も間接的にではあるが先行登場。
    • 『7つのかけら』で登場した「シャモティラヌス」がカード化されておらず、出番は敵が使ってくるだけ。2007第4紀+で新登場した恐竜カードに「7つのかけらで先行登場した恐竜が多い」「炎属性の恐竜がブラックティラノサウルスだけ」「敵として登場するシャモティラヌスがとつげきタイプ」である事を考えると、2007第4紀+で新規追加される予定だったと思われる。カード化されていないのはムシキングの「スーパーローリングクラッチホールド」「スーパーアタックタイプ版カブト丸」と同じく収録ミスである可能性が高い。
  • ムシキングでは「アーケード版以外」での先行登場はない。一応、上記のオリジナルの特殊なムシカードはあるが、前述の「ゲーム機から排出されない特殊なムシカード」に近く先行登場とはいい難い上、アーケード版には登場しない。
    • 『スーパーコレクション』では事実上の移植ではあるが、発売時にはアーケード版には登場していない虫やわざを敵が使用する事がある*10。これらは「スーパーローリングクラッチホールド」を除き、「5周年コレクションカード」までにカード化された。「スーパーローリングクラッチホールド」は上記の「スーパーアタックタイプ版カブト丸」と同じ手段を使えばアダー完結編以前でも使用できる。
      • 「スーパーローリングクラッチホールド」が没データなし使えるのは「アダー完結編」まで待つ事になった。
+ 詳細
  • 「森の民の伝説」は2005年4月から放送開始したにもかかわらず、登場した虫は「ムシキング*11」と「ヘルクレスリッキーブルー」の他は2004ファースト拡張パックまでに登場した虫だけ。「ムシキング」「アクティオンゾウカブト」「ギラファノコギリクワガタ」の超必殺わざもそれぞれ「トルネードスロー*12」「ガンガンスマッシュ*13」「ブルロック」のまま。
    • 特殊わざで登場する虫も2004ファーストまでに登場した特殊わざで登場する虫だけ。
  • 『GCへの道』はDS版を含め2004セカンドプラス、『GCへの道2』は2005セカンドプラスと、「わざカードのデザイン」を含めてそれぞれ発売時点の最新版より1つ前のバージョンがベースとなっている為、当時の最新版のカードはデータベースで閲覧できるだけで使用する事はできない。
    • 劇場版の「GCへの道」では2004セカンドプラスには登場していないムシやわざが登場するが、全て公開時にはアーケード版には登場している。
    • 『GCへの道』では攻撃力に伴う体力の強化が導入されておらず、「超必殺わざ」と「超必殺わざと特殊わざ以外の相性◎の必殺わざ」の強化量が同じ。
    • 『GCへの道2』では「すてみのいちげき」が弱体化されておらず、「コーカサスオオカブト」もアタックタイプのまま。
  • 「闇の改造甲虫」では「スジブトヒラタクワガタ」が初登場したが、ムシカードが前売券特典で配布されていた。
  • 第3紀からはムシキング同様に排出終了する恐竜カードが出てきたが、このバージョンの時点で排出終了するカードが強さ2000から1200まで及んだ*14。また、第3紀では「第1紀から登場していた強さ1600以上の恐竜」がティラノサウルスを除いて全種排出終了した。ムシキングよりも新規追加が多かったとはいえ、そこまで減らさなくてもよかったのではないか。
    • 超わざは2007第3紀、属性なしのわざは激闘第1紀から排出終了するカードが出てきた。
    • 排出終了したカードの復活は恐竜カードは第5紀、超わざは激闘第1紀、属性なしのわざは激闘第2紀から。
    • 「排出されないバージョンでもカードを使える」「敵が使ってくる事も普通にある」点はムシキングと共通している。
  • 激闘からカードの排出終了・復活の頻度が激増した。稼働末期で登場したわけではなくとも排出バージョンが1・2回しかない恐竜カードが少なくない。
    • 「アベリサウルス」「ネメグトサウルス」「モノクロニウス」「ピナコサウルス」「カロノサウルス」「スゼチュアノサウルス」などが該当。
    • もっとも、2006冬季限定から2007第1紀+では排出終了してから1・2バージョンで復活する恐竜カードもあった。「カルカロドントサウルス」「スピノサウルス」「エイニオサウルス」「ケントロサウルス」「シャントウンゴサウルス」「モノロフォサウルス」などが該当。逆もあった。
    • 「セントロサウルス」も第3紀のシークレットカードと事実上の最終弾だけ。なお、セントロサウルスは「ゲーム機から専用カードが出てくるので、その交換カードを店員と交換するかセガ本社に送り交換する。」というシステムだが、専用カードは交換するしか使い道がない上、交換カードも「セントロサウルス」1種だけ。直接排出されるシステムでも事足りたのではないだろうか?
      • その後のキャンペーンでは「交換するカードが複数種用意されている」「交換カードが複数枚」「ゲーム機から直接排出」「カスタマイズカードを2枚店員に見せるだけでもらえる」などに変更された。
  • ムシキングではすべてのバージョンで登場したカードはないのに対して、「ティラノサウルス」「トリケラトプス」が全てのバージョンで収録された。この2種は全てのバージョンでカード化されて当然かもしれないが。
    • ただし、ティラノサウルスは覚新の第1紀から第5紀まではスーパー恐竜だけが登場。
    • 特殊効果なしのトリケラトプスも覚新第4紀で排出終了。覚新第5紀はスーパー恐竜、覚新第6紀はディノテクター恐竜だけ。
    • なお、本作でも「全てのバージョンで排出されるわざカード」は属性の有無にかかわらずない。
    • ムシキングでは「スぺキオシスシカクワガタ」はロケテストが終了してからダイヤモンドブルーまでの全バージョンと「5周年コレクションカード第1弾」「2008第1弾」に登場し、全ての虫で最もカードのバージョン数が多い。また、「ムシキング」は2005セカンドで初登場してからは、「2007夏シャイニング」「5周年コレクションカード第2弾」「2008第3弾」を除く全バージョンに登場した。
      • ただし、「ヘルクレスオオカブト」は「2008第2弾」と「2008第4弾」を除いていずれかの亜種が排出された。
      • 「カブトムシ」も「夏シャイニング」と「5周年記念カード第2弾」と「2008第3弾」を除いていずれかの下位分類が排出された。
      • 「ヒラタクワガタ」も5周年記念カード第2弾と2008第3弾を除いていずれかの亜種が排出された。ただし、ホンドヒラタクワガタにあたる「ヒラタクワガタ」と「パラワンオオヒラタクワガタ」しか登場しておらず、原名亜種の「マナドヒラタクワガタ」は登場していないが。

問題点

ムシキングと比較しての問題点

  • ストーリーはあまり作りこまれていない。
    • ムシキングはストーリー重視で「人間の逃がした外国甲虫による生態系破壊」「ゴミの不法投棄」「砂漠化」といった考えさせられるテーマがあったが、本作は「Dキッズがアクト団やザンジャークに立ち向かっていく」というやや過度にシンプルな物語で、子供だまし感が強くシリアス味に欠ける。
      • 一応、上記に挙げていた別冊コロコロコミックに掲載されたコミカライズ版で「リュウタの母は生まれてすぐに死んだ」という点に対して違和感を感じる人が少なくはなっているかもしれないが…
    • 登場人物以外は3Dモデリングになっているのに対して、登場人物のグラフィックは一枚絵となっているため、物語に介入しているという雰囲気に欠ける。一部、全て一枚絵のシーンもあるが。
      • ムシキングで一枚絵になっているのはアダー完結編の昆虫カード「かぶ太」使用時の演出だけ。
    • 第4紀から2007第4紀+までの「アクト団のキャラクターカード使用時」を除いたストーリーモードはムシキングの「復活の森」「アダーの計画」同様戦闘前にサブタイトルが記載されるが、背景はどれも同じでサブタイトルの読み上げはしない。
      • ムシキングの「復活の森」「アダーの計画」のサブタイトルの背景は個別に用意されており、サブタイトルの読み上げはする。
    • 後述する「戦慄!オメガフェニックス」でさえシリアス味に欠け、クリア時のエンディングでもあまり感動しない。
      • 「エオカルカリア」は「ゴーマがアクト団から奪った」という設定があるが、あってないようなものでゲーム内では一切触れられない。
      • ただし、別の意味で緊迫感はある。詳細は後述。
    • 「ダイノキングバトル」の件で稼働が早くなってしまったというのもあったのかもしれないし、アーケードゲームにそこまで要求するのも酷かもしれないが…もう少し何とかならなかったのだろうか?
  • 2006雨季限定までのストーリーモードは最後までクリアしてもゲームオーバーと表示されるため、クリアした時の達成感をかなり感じにくかった。
    • ムシキングでは最後まで勝つと「つづく」と表示され、ちゃんと達成感を感じる事が出来る。
      • 2006セカンドからアダー完結編以前でも最後の敵を倒した時はちゃんと達成感を感じられ、スペシャルステージクリア時には「次は別のステージもやってみてね」で話が終わる。
      • アダー完結編での最後もしっかり「おしまい」と大きく表示される。
    • 第4紀からは本作でも「つづく」「おしまい」などと表示されるようになった。
  • 第6紀まではムシキングとの違いが乏しかった。
    • 第6紀までの1人プレイは「ムシキングと全く同じ攻略法で十分」といっても過言ではなかった。また、2006雨季限定までの特殊わざは全てムシキングと同じで、後述の「必殺よこく」を除いて助けに来る仲間を変えただけ*15な上、属性なしのわざカードの新規追加は第4紀まで行われなかった。1人プレイの場合、超わざもハードモードでしか使ってこなかった。
      • その為、ムシキングに慣れた人であれば故意にじゃんけんに負けない限り一方的に攻撃する事になりやすかった。上記の「ストーリーはあまり作りこまれていない」という点から、故意にじゃんけんに負けるメリットもほとんどにない上、雑誌などでもストーリーは取り上げられなかった。ムシキングでは「会話を記載するためだけに故意にじゃんけんに負けて戦闘を長引かせた」と思われるスクリーンショットがしばしば見られた。雑誌付録のDVDでも同じような場面が見られた。
    • 2006雨季限定までは属性の違いが「じゃんけんのすくみ」「相性の優劣」くらいだった。第4紀からはバトルタイプと特殊超わざの導入により、属性ごとに個性が出てきた。
    • 第4紀から第6紀の1人プレイはハードモードを除いて敵が特殊わざを使わない。2006雨季限定以前は使うのだが。
    • 2007年第1紀からは超わざを使わないのは物語の序盤の2頭目までに限られた他、一方的に攻撃するのはやや難しくなり、ムシキングと全く同じ攻略法では到底クリアできなくなった。その結果、未就学児にはややクリアが難しくなったかもしれないが…
  • ムシキング同様カード番号があるのだが、バージョンで番号が毎回変わるため、番号を設ける意味があるのかどうか怪しい。また、前述の「特殊効果のある恐竜」などは元になる恐竜とは別に番号が設けてある。トリケラトプスは第1紀では21なのに第2紀では11など。
    • 特殊効果のある恐竜などでも番号が一致しない。2007第2紀の「トリケラトプス」なら13なのに「ガブ」だと「AN01」、覚新第1紀なら「トリケラトプス」なら009なのに「ガブ(ディノテクター)」ならDT21、「マキシムス」ならJA05など。
    • ムシキングではバージョンを問わず番号が一定、アダーコレクションや雑誌付録のカードなどは通常版のカード番号の後ろにアルファベットや数字を付けている。ただし、「スジブトヒラタクワガタ」は「MOVIE」、「ホペイオオクワガタ」は「DS-SC」、「ムシキング」は「000」となっている。また、「ムシキング」の番号に伴い「キングトルネードスロー」は「000」。
      • 「カブトムシ」のアダーコレクションなら「015-A」、「小学一年生」~「小学四年生」付録の「キング」なら「015-S(1~4)」(数字は学年と同じ)、コロコロコミック付録の「カブト丸」なら「015-CORO」、「GCへの道2」限定「ムシキング研究所スペシャルカブトムシ」なら「015-MKSPL」など。
    • 2003夏限定~2003秋までにもアルファベットがある。
      • 「カブトムシ」なら2003夏限定は「015N」、2003秋第1弾は「015H」、2003秋第2弾はハイフンなしで「015A」。
    • 「パラレルコレクション」「オフィシャルバトル手帳」「アクションフィギュア」の付録カード、JALカード等の「通常とバーコードが全く同じカード」でも、通常版のカード番号の後ろにアルファベットを付けている。
      • 「カブトムシ」の「オフィシャルバトル手帳」付録は「015-SG」、「アクションフィギュア」付録は「015-TOY」、JALカードは「015-JAL」。ただし、20063Dキャンペーンのカードには何もついていない。
      • パラレルコレクションは「カブトムシ」なら「015-P」。前述した2003夏限定~2003秋の場合はそれぞれ「015N-P」「015H-P」「015A-P」となる。
    • アダー完結編の甲虫カードは「MC」をつけている。「カブトムシ」なら「MC015」など。
      • 特殊な甲虫カードは「MC」にアルファベットを付け加えている。「スーパームシキング」なら「MCSP000」、「ディグ専用コーカサスオオカブト」なら「MC004MKJ」、「改造コーカサスオオカブト」なら「MC004(形態を表す文字)」など。
    • 究極必殺わざのわざカードは通常版のカード番号の前にSPを付けている。「スーパートルネードスロー」なら「SP015」等。2003秋のカードに限りAがつき、「SP015A」となる。
  • 上記の通り同じ恐竜でも複数のバトルタイプが用意されているにもかかわらず、戦闘開始前でしかバトルタイプの確認ができない。
    • ムシキングでは戦闘中のステータス画面にも性格が表示されるため、確認ができる。ただし、「性格なし」の場合に限り「つよさ」とだけ表示される。
      • また、「GCへの道」「GCへの道2」でも強さの数字の色で確認ができる。
    • また、アダー完結編以前であれば「復活によってステータスが変更された虫」はステータス変更後は外見上での見分けがつく程度に光沢を付けている。
      • もっとも「GCへの道」「GCへの道2」ではムシカードのステータスは全てベースになっているバージョンの中で最新のカードのステータスに統一されている。これはアーケード版や「スーパーコレクション」で敵として登場する虫も同様。
      • 特に「パラワンオオヒラタクワガタ」「コーカサスオオカブト」はスーパーアタックタイプに変更されるまでのバージョンのカードはそれぞれ「ヒラタクワガタ」「アトラスオオカブト」を相似拡大したような姿で描かれている。
      • 「ヘルクレスオオカブト」も超必殺わざが「ローリングドライバー」の個体は「ヘルクレスリッキー」に近いグラフィックだったが、「ヘルクレススパライル」に変更されてからは原名亜種に近いグラフィックになった。これは当初は原名亜種の資料が用意できなかったためだが…
      • アダー完結編になってからの変更だが、「ノコギリタテヅノカブト」も超必殺わざが「サイドロックボム」の個体は「エアクスタテヅノカブト」に近いグラフィックだったが、「ソードアンドスフィア」に変更されてからは実物に近くなった。ただし「ヤイバ」は超必殺わざ変更前のカードだけになっている。
  • 第6紀までのカードをスキャンした時の「トリケラトプス」と恐竜カードをスキャンしなかった時の「トリケラトプス」は必殺わざと属性だけでなく 強さもテクニックもバトルタイプも外見も全く同じ で、カードの実用性が乏しい。
    • ムシキングではムシカードをスキャンしなかった時に出てくる「カブトムシ」はムシカードをスキャンした時の「カブトムシ」と比べて強さが120から100に引き下げられる*16、バージョンを問わず性格なしになる、タッグマッチではタッグを組む相手問わずタッグ相性が△になる、色が少し黒っぽくなるといった変更点がある。
      • 特に「どの虫と組んでもタッグ相性が△になる」はタッグマッチでは致命的。「グラントシロカブト」と全く同じステータスの為、唯一「超必殺わざ・究極必殺わざ」も同じ劣化版。
      • 後述の理由から「復活の森」「アダーの計画」では「続きのおはなし」までしかできない。
      • また、強さ100の虫ではこの「ムシカードなしのカブトムシ」を使用した場合に限りタッグ相性が△になる。これは強さ100の虫を含むタッグでは強さの合計が300を超える事が出来ない為。
  • 「同じ名称の恐竜カードは一度に使えない」という点からか、タッグマッチと1頭VS1頭を除く2人プレイで2頭目や3頭目の恐竜カードをスキャンしなかった時の恐竜が「アロサウルス」などの「トリケラトプス以外の恐竜」になる。この恐竜も第6紀までのカードを使った時と必殺わざと属性だけでなく強さもテクニックもバトルタイプも外見も全く同じ。
    • ただし、1人プレイの場合は自分でカードをスキャンしない場合は除く。
    • この点では上記の「第6紀までのトリケラトプス」のカードの実用性があると言える。もちろん2人プレイとタッグマッチに限られてしまう為、上記の「ムシカードなしで出てくるカブトムシ」同様、弱体化させる方がよほど得策だっただろうが…
    • ムシキングでは「ムシカードなしで出てくるカブトムシ」は使用できる数に制限がない。3VS3では3匹ともムシカードなしのカブトムシにもできる。
  • 別冊コロコロコミックのコミカライズ版の「ミニキング」と、「コロコロイチバン!」のギャグ漫画「最強古代王者決定ギャグ 俺たち恐竜キング!」の「チンタオ」がカード化されたが、「登場させない方がよかったのにムシキングに準じて無理矢理登場させた」感が強い。漫画の詳細は余談で行う。
    • 漫画でのデフォルメ化された姿を相似拡大させて登場する ため、明らかに他の恐竜と浮いている。その上、漫画では少し擬人化されて表情が豊かだったのに対してゲームでは表情が一切変わらない。
    • 「ミニキング」のカード裏の解説は体長、生息時代、発掘地が記載されていない。孵化したばかりの幼体である他、カード化後に発売された単行本ではすべて「?」だったし、カード化された時点では種が謎*17だからその点をリスペクトしたのかもしれないが。
      • また、単行本の表紙と「大きさを人間と比べた図」の代わりに記載された「カード裏の絵」では灰色で描かれているにもかかわらず、水色で登場する。
      • 最終回の1話前で種が判明した。しかし、その後に発売された『7つのかけら*18』の解説でも「種は不明」と記載された。発掘地と生息時代と体長と生物学上の分類も同様。ネタバレ防止の為だったのかもしれないが。
    • 「チンタオ」の方はカード裏の生息時代が「最強古代王者決定ギャグ 俺たち恐竜キング!…時代」、発掘地が「小学館「コロコロイチバン!」編集部」。名前の意味と体長は通常版の「チンタオサウルス」と同じなのに…
      • また、この漫画の主人公は「ティラノ」のはずなのにこちらだけがカード化された。アニメ版の「ティラノ」と名前が被るという理由だったのかもしれないが…。
      • その「ティラノ」の出番はカード裏の解説だけに留まった。案の定、解説が「主役はオレじゃねぇの?お前だけカードになってズルイぞ~!」。
    • 両者とも後述の「かぶ太」ほどではないものの、ステータスが通常版と大きく変更されている。「ミニキング」は種が不明の時点で出したから無理があっただろうし、同じにしたらネタバレになりかねないが。
      • ただし「チンタオ」はカード化と同時に漫画が連載終了した事を考えると、「ミニキング」も種が判明してからカード化しても良かっただろう。ムシキングの「かぶ太」も漫画の連載が終了してから2年程してゲームに登場した。
  • ムシキングでは「漫画に登場する固有名詞付き虫」の中でデフォルメ化された姿でカード化されたのは、アダー完結編で昆虫カードとして登場した「かぶ太」だけ。それでもゲームの仕様上*19、「ミニキング」や「チンタオ」ほどの違和感は無い。
    • 「キング」「カブト丸」などは通常版を元に「個体」としての特徴を反映しただけのグラフィックになっており*20、一切デフォルメ化されておらず、違和感は皆無。
      • 擬人化も言語能力だけの上にセリフはアダー完結編を除いて*21他の虫と同じ。もっとも、セリフが「アダー完結編を除いて他の虫と同じ」というのはアダー完結編を除いて虫のセリフが「ストーリーモードで敵として登場する虫」ばかりで、他の虫は一人称がなかったというのもあるだろうが。敵として登場する虫は一人称が大半は「俺」か「私」のため、もし一人称があれば「キング」「カブト丸」も漫画では一人称が「俺」でも「私」でもない*22のにこの一人称になっていた可能性もある。
      • ショルダーネームは全て「とくべつゲスト*23」に変更されており、カードの説明文は「種」ではなく「個体」としての解説になっているものの、 「生息地・体長」 は通常版と同じ。
      • ステータスもスーパーアタックタイプ版の「キング」「カブト丸」を除いて変更されていない上、スーパーアタックタイプ版の「キング」「カブト丸」もステータスの変更は性格だけ。
    • 『新甲虫王者ムシキング』でも同作のキャラクターである「タケゾー」「コジロー」がカード化されたが、カードの絵はデフォルメ化されているものの、ゲームでは「キング」「カブト丸」などと同じく通常版を元に「個体」としての特徴を反映したグラフィックとなっている。
      • ただし、超必殺わざは専用のわざになっている。
    • 同社のゲームではないが『百獣大戦アニマルカイザー』の固有名詞付き動物も上記の「キング」「カブト丸」などと同じく通常版を元に「個体」としての特徴を反映したグラフィックになっている。
      • もっとも、こちらは「固有名詞付き」は登場するのに「通常版」が登場しない種*24もいるが。
    • もっとも、「ミニキング」は「種が不明の恐竜」として出した、「チンタオ」はギャク漫画の恐竜と言う点もある上、両方ともゲームに出す事を想定しないでデザインした可能性もある。その為「キング」「カブト丸」などと比較するのはお門違いかもしれないが…
    • ムシキングの場合、種が不明だと「超必殺わざや属はどうするのか」という問題点がある。上記の「かぶ太」もアダー完結編でわざカードが廃止されていたゆえのカード化といえるかもしれない。
      • 一応、「かぶ太」のカードには「アロミリナ属」と表記はされている。ステータスには影響しないが。
      • ただし、通常排出である昆虫カードの「メスクワガタ」の学名の欄は「メスクワガタ」の英語にしただけの「Female Stag Beetle」、メスカブトのカードの学名の欄も同じく「Female Beetle」という「流石に学名を記載しない方がよかったのでは…」と思われる表記がある。これは性別は学名に影響しないためであるし「登場させない方がマシ」とまではいかないが…
      • また、アダー完結編で登場した「ムシキング・テリー専用キプルツヤクワガタ」は通常版の「キプルツヤクワガタ」とは別のカードとして扱われていたものの、他の虫と超必殺わざを共有していなかったにもかかわらず超必殺わざが「ジェネシス」になっている。「ジェネシス」「ミストクラッシュ」ともに超必殺わざになる虫は他にはいない。もっとも、「キプルツヤクワガタ」は「ムシキング・テリー」が使用する虫では唯一チョキが必殺わざであり、他に超必殺わざとして採用できる虫がいなかった他、登場時には「超必殺わざが共有されていたわざ」が「ダンガン」「サイドスクリュースロー」「トルネードスロー」「デビルスリーパー」「ハヤテ」「サイクロンホイップ」だけ*25だった上、亜種がないため新規追加も難しかったという事情も考えられるが。
  • タッグマッチは「タッグ相性」「合体わざ」といったシステムがなく、仲間の恐竜に直接介入するシーンも少ないため「2頭の恐竜が共闘している」という雰囲気に欠ける。
    • 支援効果も動作は字幕を含み「勝ち系特殊超わざ」と全く同じのうえ、仲間の恐竜の姿は映らない。
      • 炎と水を除いて味方の恐竜の姿を映すようにも出来たはずである。
  • ムシキングではタッグ相性により合体わざの動作だけでなく威力が変わるため、「仲間の虫に介入している」「共闘している」という雰囲気がある。
    • また、「復活の森」「アダーの計画」の「つづきのおはなし」では最後に「合体わざでアダーの甲虫を食い止める」シーンもある。この虫は「復活の森」ではコーカサスオオカブト、「アダーの計画」では「ムシキング」を使用していないとヘルクレスオオカブト、使用しているとアクティオンゾウカブトを食い止める。
      • このため「途中でどちらか片方が倒れている」「タッグ相性が△」のどちらかを満たしていると「さいごのおはなし」には行けない。特に「タッグ相性△」の場合は「相性の良いタッグで再挑戦してね」とゲームオーバー時にアドバイスされる。
    • もっとも、「タッグ相性」はどうするのかという問題もある。ムシキングと同じように「生物学上の分類がタッグ相性に影響する」「強さの合計値が3000以下でないとタッグ相性が悪くなる」というシステムだとタッグ相性をよくするためには属性の組み合わせがかなり限られてしまう。
+ ムシキングと同じく「生物学上の分類」「強さの合計」がタッグ相性に影響すると
  • 「目まででも同じであればタッグ相性が良い」というかなり大雑把な条件でも竜盤目は「炎・水・風」の3つの属性、鳥盤目は「雷・土・草」の3つの属性の中から選ぶしかない。秘属性の恐竜を含むタッグの場合、秘属性の恐竜は全種強さ2000である為、強さ1000の恐竜としか組めない。
    • しかも秘属性の恐竜の中で「鳥盤目」に分類されるのは8種中2種だけ。
    • 逆に「目が違う」という条件でも大して変わらない。しかもこの条件だと属性を同じにできるのが秘属性に限られる上、秘属性同士だと強さの合計が4000にしかならない。
  • 他の要素も候補に挙がるが、上記の「固有名詞付き恐竜」「厳密には架空の恐竜」に限られてしまうため、通常版の恐竜は肩身がかなり狭くなる。
    + 詳細
  • 「Dキッズの恐竜同士」でも相性が良いという設定を設けても、「Dキッズの恐竜」に該当するのは「ミニキング」を除いて強さ1600のため、「ミニキング」を含むタッグでないと強さの合計が3000に収まらない。
  • 「アクト団の恐竜同士」でも同様。アクト恐竜を除いて強さが1600以上の恐竜しかいないため、アクト恐竜を含むタッグでないと強さの合計は合計3000に収まらない。
    • それでも上記の「ミニキングを含むタッグ」よりは自由度が高いが…「ミニキング」は「アクトエイニオサウルス」と性格以外のステータスが全く同じため、「ミニキング」は肩身が狭くなる。
  • 「ザンジャークの恐竜同士」に至っては強さの合計を3000に収める事ができない。
    • この条件だとジャークアーマー恐竜以外は「スーパーエオカルカリア」とカスタマイズカードしかない。
  • ムシキングでも多くの属で「必殺わざが全種同じ」になっているためタッグ相性を◎にする場合は「必殺わざは同じ」もしくは「必殺わざがグーとチョキの組み合わせ」の2択になりやすい。属ごとの格差も大きく、タッグ相性が◎になる相手がいない虫も少なくはない。
  • また、前述した通り、「外来種による生態系破壊」という大人でも考えさせられる問題を暗示している事から「在来種(日本に生息している虫)だけでストーリーモードを進めたい」という人も多かろうが、そのような人に対してはこの問題点が顕著に出てくる。
  • これに加え、前述の「復活の森」「アダーの計画」では使えるムシカードに制限があった。
    • 特に「アダーの計画」では「ムシキング」を使わないと「ほんとうのさいごのおはなし」まで行けないため、強さ160以上の虫は「ムシキング」しか使えなかった。
+ 「ムシキング」での在来種の扱い
  • アダー完結編以前では「在来種が赤目甲虫として登場する」のは前述の「しろいはね」「さなぎきゅうしゅつ」のスペシャルステージだけ。しかも前述の理由から在来種が敵として立ちはだかるのは「プレイヤーが在来種を使った場合」に限られる。
    • ただし「アダーコレクション」は在来種もある。
    • アダー完結編では「アダーはポポを貶めるために仲間の虫を改造した」という理由から在来種も敵として登場するようになった。それ以前でも「ポポの冒険編」では赤目の在来種が敵としての登場することがあったが。
  • 「アダーの計画」「しろいはね」の序盤では「仲間とのトレーニング」という理由で在来種と戦うが、その場合はアダーは介入していないため、赤目にはなっていない。
    • 前述の「いせきの森」も同じく、虫の出身地問わず赤目ではない。アダーコレクションや「改造コーカサスオオカブト」では「いせきの森」には行けない。
  • ストーリーモードではないが「ネブ博士と戦う」「ブラック博士と戦う」「ブラックマスク」でもネブ博士、ブラック博士共に日本の虫は使わない。また「ブラックマスク」を含め「アダーコレクション」は使わない。
    • 「ネブ博士と戦う」は1匹目は「グラントシロカブト」、2匹目は「ゴホンヅノカブト」「エラフスホソアカクワガタ」「タイゴホンヅノカブト」のうちの1匹が選ばれる。
    • ブラック博士とブラックマスクに至っては強さ200の虫しか使わない為、後述の理由から在来種は使わない。
    • 甲虫王者ムシキング 対戦バトラーズターミナル』限定で戦える「ムシ王」は「カブトムシ」を使うが、その場合もアダーコレクションは使わない。
  • 「GCへの道」「GCへの道2」では日本甲虫を使う対戦相手も普通に登場するものの、赤目甲虫は「アダーコレクション」とは違う「ダークサイドネプチューンオオカブト」しか登場しない上、「ダークサイドネプチューンオオカブト」はストーリーモードでは対戦相手は使わない。
  • ただし、在来種同士のタッグの場合、強さ160の「ムシキング」を除いて全て強さが140以下のため、強さの合計が300を超える事はないので、「ムシカードなしのカブトムシ」を使わない限りタッグ相性△にはならない。
+ 「タッグ相性が◎」で必殺わざが同じになりやすいという問題点の詳細
  • 「必殺わざがグーの虫とチョキの虫の両方が登場している」という属は「ドルクス属」「オドントラビス属」「プロソコポイルス属」の3属だけ。しかも「プロソコポイルス属」でグーが必殺わざなのは「ハスタートノコギリクワガタ」だけ。「オドントラビス属」もグーが必殺わざなのは「ラティペニスツヤクワガタ」とアダー完結編で登場した「ガゼラツヤクワガタ」だけ*26。一応、「オドントラビス属」に対しては「在来種しか使いたくない」人に限り「日本に生息しておらず、今後の発見も期待できない」という理由から気にはならないかもしれないが…
    • 「ドルクス属」はどちらの必殺わざも同じくらいのため、強さの調整の自由度がかなり高いが、チョキが必殺わざの中型甲虫はロケテスト時点の「ヒラタクワガタ」しかいない。「ティティウスヒラタクワガタ」もグーが必殺わざ。
      • また、「パラワンオオヒラタクワガタ」や「アルキデスオオヒラタクワガタ」が強さが低めにされている事と「スマトラオオヒラタクワガタ」や「アンタエウスオオクワガタ」や「テイオウヒラタクワガタ」が登場せず、強さ200の甲虫が登場していない事から大型甲虫に恵まれておらず、強さの合計は360まで。「ダイオウヒラタクワガタ」もアダー完結編まで登場しなかった。
      • 特に「パラワンオオヒラタクワガタ」と「スマトラオオヒラタクワガタ」は「強さ200で登場したクワガタムシ3種よりも強いクワガタムシ」して名高く、よく非難される。その割には「百獣大戦アニマルカイザー」でも登場しないが…ムシキングでの冷遇感が影響した可能性もある。
    • また、「在来種同士のタッグ」という条件付きだと「必殺わざが異なるタッグでタッグ相性◎」にするためにはドルクス属しか使えない。
    • この属の場合、逆に「2匹とも外国甲虫のアダーコレクションにしてタッグ相性◎」にしたい場合は「アルキデスオオヒラタクワガタ」と「ティティウスヒラタクワガタ」のタッグしか使えない。
      • 「スツラリスオオクワガタ」「パラレリピペドゥスオオクワガタ」「タイワンヒラタクワガタ」などの外国産の小型甲虫は登場しない。「パリーオオクワガタ」もアダーコレクションが廃止されるまで登場しなかった。
    • 「在来種同士で2匹とも必殺わざがグーでタッグ相性◎」という条件付きの場合でもドルクス属しか使えない。それ以前に「必殺わざがグーの在来種」はアダー完結編で登場した「ルイスツノヒョウタンクワガタ」を除けばこのドルクス属しか登場していない。
      • その上、アダー完結編以前に限れば必殺わざがグーの在来種は「オオクワガタ」「コクワガタ」の2種だけで両者とも性格は同じ。この2種は性格なしのムシカードもある上、「コクワガタ」の方は固有名詞付き虫の「ジャンボ」もカード化されているが、それでもレパートリーは乏しい。
      • ドルクス属以外にも「クメジマカブト」「ヒサマツサイカブト」「ハチジョウノコギリクワガタ」「アマミミヤマクワガタ」「アマミマルバネクワガタ」「ヤエヤママルバネクワガタ」「ネブトクワガタ」「アマミシカクワガタ」などの「角や大顎の短い在来種」も多くいるが、「ミクラミヤマクワガタ」「オキナワカブト」しか登場せず、どちらも必殺わざがグーではない。
    • 「ハスタートノコギリクワガタ」は強さ120で、同属の虫が強さ200の虫と小型甲虫しか登場していないため、タッグ相性を◎にするためには小型甲虫としか組めない。「ギラファノコギリクワガタ」と組んで「強さの合計が300を超えてタッグ相性〇」にしても、いまいちメリットが乏しい。
      • 「コンフキウスノコギリクワガタ」や「ギラファノコギリクワガタの亜種」を強さ180で登場させるか、前述の「ハチジョウノコギリクワガタ」を「強さ100でグーが必殺わざ」で登場させるかすればこの点は対処できていた。
    • 「プロソコポイルス属の在来種同士」のタッグにしたいとなると、「ノコギリクワガタ」と固有名詞付き虫である「ジョー」のタッグしか使えない。このタッグだと先述の理由から2匹ともステータスが全く同じになる。
      • 一応、通常版の「ノコギリクワガタ」には性格なしのムシカードもある為、このムシカードなら「ジョー」と違う性格にできる。
    • 「ラティペニスツヤクワガタ」は同属の虫の中で強さの幅は広く、「必殺わざが異なる上でも強さの合計が300」にもできるが、登場したのが2007ファーストとかなり遅かったため「GCへの道」「GCへの道2」には登場しない上、アダーコレクションがない。
      • その前にも「キプルツヤクワガタ」「スティーブンスツヤクワガタ」が登場したが、大顎が短いのにチョキが必殺わざだった。
      • 「アルケスツヤクワガタ」も「強さ200で登場したクワガタムシ3種」を凌ぐ強さで*27、「超必殺わざの動作に挟むシーンがない」事を考えると「必殺わざがグーの大型甲虫」として登場させてもよさそうなのだが、必殺わざがチョキの中型甲虫だった。こちらも知名度の割には登場したのが2006セカンドと遅かったが…
      • また「ガゼラツヤクワガタ」も強さ120相当で登場した。そもそもアダー完結編ではタッグマッチは廃止されたが…それでも同じ属の虫をカスタマイズする方が相性が良い。
    • 「チョキが必殺わざの虫と同じ属」の「ミクラミヤマクワガタ」も前述の通り、大顎が短いにもかかわらずチョキが必殺わざ。「ペルーシワバネクワガタ」「ホーデンフタマタクワガタ」などは登場しない。
    • 「ミクラミヤマクワガタ」や「アマミミヤマクワガタ」を必殺わざをグーにして登場させていれば、同じく「ルカヌス属の在来種」である「ミヤマクワガタ」と組めば「必殺わざがチョキの虫とグーの虫」という条件付きでも「在来種同士でタッグ相性◎」のタッグにできていた。もっとも、そこまでした場合は「2匹とも必殺わざがチョキの在来種」という条件付きでのタッグにレパートリーが乏しくなったかもしれないか…
      • もっとも、「ミヤマクワガタ」が属する「ルカヌス属」の虫は「ミヤマクワガタ」の他には「ミクラミヤマクワガタ」の他には5周年コレクションカードになって登場した「ヘルマンミヤマクワガタ」しか登場せず、アダー完結編でも新規追加はされていない。「アマミミヤマクワガタ」の他にも「カンターミヤマクワガタ」「ヨーロッパミヤマクワガタ*28」「エラフスミヤマクワガタ」と言った種がいるが登場せず、亜種や固有名詞付き虫もカード化されなかった。「固有名詞付き虫」の場合は「森の救世主」に登場したミクラミヤマクワガタの「ミクロ」しか候補がいないが…
  • 「必殺わざがグーの虫とパーの虫の両方が登場している属」は「エウパトルス属」「キシロトルぺス属」だけ。しかもこの条件付きだと強さ140までの虫しか使えなくなる上、強さの合計は260まで。「在来種同士でタッグ相性◎」にもできない。
    • 「エウパトルス属」は強さ140の「ヒメゴホンヅノカブト」を除いて強さ120。
    • 「キシロトルぺス属」に至っては強さ100の虫しか登場しない。また、この属の「ヒメカブト」は唯一「強さ100・必殺わざがグー」のカブトムシだった。
      • ただし、「キシロトルペス属同士」のタッグは2005セカンドからは専用の合体わざが導入された。
    • しかもこれらの属で唯一グーが必殺わざだった「ゴホンヅノカブト」「ヒメカブト」は「新甲虫王者ムシキング」では必殺わざがパーに変更されたため「同じ属で必殺わざがグーとパーの組み合わせ」がなくなった。
    • 「ディナステス属」には「ティティウスシロカブト」、「アロミリナ属*29」には「サビイロカブト」や前述の「オキナワカブト」といった角の短いカブトムシも登場したが、パーが必殺わざであった。これらの虫を必殺わざがグーで登場させていれば、前者は「(亜種を含む)ヘルクレスオオカブト」「ネプチューンオオカブト」「サタンオオカブト」「ヒルスシロカブト」、後者は「ムシキング」といった強さ160以上の虫を含んで「必殺わざがグーとパーの組み合わせでタッグ相性が◎」にする事もできただろう。それでも「強さの合計が300を超えてタッグ相性が〇」にはできないし、「強さ120以上で必殺わざがグー」には出来ないだろうが…
      • 特に「ティティウスシロカブト」はカードの説明文に「世界一小さいシロカブト」と書かれている。ただし「ティティウスシロカブト」「オキナワカブト」や前述した「クメジマカブト」は「グーが必殺わざ・強さ120」で登場した「カンターゴカクサイカブト」よりは大きい。
    • 「クメジマカブト」の他にも「ガボンオオカブト」「エンガノオオカブト」「マヤシロカブト」「ヘルクレスレイディ」などの「パーが必殺わざの虫と属が同じ」で角の短いカブトムシもいるが、登場しない。
      • なお、「ヘルクレスレイディ」「マヤシロカブト」は「新甲虫王者ムシキング」で登場したが、結局必殺わざはパーだった。
      • 前述の「クメジマカブト」や「オキナワカブト」を必殺わざをグーにして登場させれば「(ムシキング・キング・カブト丸含む)カブトムシ」と組んで「必殺わざがグーの虫と必殺わざがパーの虫」という条件付きでも「在来種同士でタッグ相性◎」にできていた。
      • 「エンガノオオカブト」を必殺わざをグーにして登場させれば「コーカサスオオカブト」と組んで「必殺わざがグーの虫とパーの虫で属が同じ」という条件でも強さの合計を高くできた。
      • ただし「新甲虫王者ムシキング」では「マレーコーカサスオオカブト」が強さ200相当、グーが必殺わざで登場した。原名亜種の「コーカサスオオカブト」よりは角をやや曲げて短く見えるようにはしていたが…
    • また「パチェコヒメゾウカブト」「オオツノコブサイカブト」などの「グーが必殺わざの虫と属が同じ」で角の長いカブトムシもいるが、登場しなかった。
  • 「必殺わざがグーのカブトムシ同士」でタッグ相性◎にする場合、「ギアスゾウカブト」か「エレファスゾウカブト」のどちらかと「アヌビスゾウカブト」のタッグしか使えない。
    • 上記の「ヒサマツサイカブト」の他にも「スリーパーヒメゾウカブト」「ビルマゴホンヅノカブト」などの「グーが必殺わざのカブトムシと同じ属の角の短いカブトムシ」も多くいるが、登場しない。
      • 一応、「マルスゾウカブト」や「アクティオンゾウカブト」は「必殺わざがグーのカブトムシ」で強さの合計が300を超えてタッグ相性〇」にできる。
  • 「必殺わざがチョキのカブトムシ」「必殺わざがパーのクワガタムシ」はいない為、「必殺わざがパーの虫と必殺わざがチョキの虫でタッグ相性が◎」にはできない。「強さの合計が300を超えてタッグ相性が〇」も同様。
    • 「生物学上の分類と強さ以外も相性に影響する」というシステムを設けても、せいぜい「キング」と「ジョー」、「ムシキング」と「パプアキンイロクワガタ」くらいしか候補に挙がらない。
      • 「ザックの冒険編」では前述の「ブルックス」「パラワン」の他にもキプルツヤクワガタの「キップ」、セアカフタマタクワガタの「ゼニー」、「森の救世主」では前述の「ジョー」「ミクロ」の他にもヒラタクワガタの「ヤーマ」「弁慶」、パプアキンイロクワガタの「パンプキン」など、「固有名詞付きのチョキが必殺わざの虫」も多く登場しているが、カード化されたのは「ジョー」だけ。
+ タッグ相性〇で済ませる覚悟で「属だけ合わせて強さの合計を高くする」でも上記の「大型甲虫の種が少ない」「ゲーム機から排出されないカードの大半は小型甲虫」という点から制約が強い。
  • 「必殺わざが違う組み合わせ」は前述の通り強さの合計が360までの上「グランディスオオクワガタ」と「パラワンオオヒラタクワガタ」のタッグだけ。「クワガタムシのタッグで同属」のタッグは強さの合計は360まで。
  • 「2匹とも必殺技がチョキ」でも強さの合計が360までの上、強さの合計が360になるのは「マンディブラリスフタマタクワガタ」と「セアカフタマタクワガタ」のタッグだけ。「スーパーローリングクラッチホールド」をアダー完結編以前に正規の手段で使えるようにしてくれればまだ救いがあったのだが…
    • 「リノケロスフタマタクワガタ」は「必殺わざがチョキ・強さ200」で通用するため、このステータスであれば「マンディブラリスフタマタクワガタ」と組んで「強さの合計400で両方とも必殺わざがチョキ」でタッグ相性が〇にもできていた。
      • なお「リノケロスフタマタクワガタ」は「新甲虫王者ムシキング」で登場したが、極端に珍しいほど小型の個体が選ばれたため強さ140相当だった。
    • また、「ギラファノコギリクワガタの亜種」を強さ200で登場させてもよかっただろう。
  • 「強さの合計が380でタッグ相性〇」にできるのは「2匹とも必殺わざがグー」では「マルスゾウカブト」と「アクティオンゾウカブト」のタッグだけ。「2匹とも必殺わざがパー」でも「サタンオオカブト」と「ヘルクレスオオカブト」か「ヘルクレスリッキーブルー」のタッグだけ。
    • 「必殺わざがグーで強さ200」のクワガタムシにうってつけの「スマトラオオヒラタクワガタ」「テイオウヒラタクワガタ」の他にも「パラワンオオヒラタクワガタ」や「アルケスツヤクワガタ」も前述の通り強さ200で通用する。「アルキデスオオヒラタクワガタ」の他にも「エレファスゾウカブト」「ギアスゾウカブト」「セアカフタマタクワガタ」「ヘルクレスオキシデンタリス」「ネプチューンオオカブト」「モーレンカンプオオカブト」も強さ180で通用するため、この強さで登場させればまだ選択肢を増やせていた。そもそも「強さ160で登場した虫」のほとんどは強さが控えめに設定されているのだが…
      • 「アルケスツヤクワガタ」が強さ200で登場していれば「ブルマイスターツヤクワガタ」と組んで「強さの合計が380」でタッグ相性〇にできるため、必殺わざがグーとチョキのどちらでも十分に多様性を出せる。
      • また、「ヘルクレスエクアトリアヌス」をアダー完結編以前に登場させたり、「コンフキウスノコギリクワガタ」を強さ180で登場させれば選択肢を増やせていた。
  • 「強さの合計が400でタッグ相性〇」に至っては「ヘルクレスオオカブト」と「ヘルクレスリッキーブルー」のタッグだけ。
    • 「マルスゾウカブト」も強さ200で通用するため、このステータスで出せば「アクティオンゾウカブト」と組んで「2匹とも必殺わざがグー」で「強さの合計400」にできていた。「メガソマ属の強さ180の虫はどうするのか」という問題に対しては「ギアスゾウカブト」や「エレファスゾウカブト」や「ヤヌスゾウカブト」を強さ180にすればよかっただろう。
      • また「スマトラオオヒラタクワガタ」と「テイオウヒラタクワガタ」を両方とも「必殺わざがグー・強さ200」で登場させることも出来たはずである。
    • 「2匹とも必殺わざがチョキ」は上記の通り。
    • 「必殺わざがグーの虫とチョキの虫」に対しては前述のステータスで「スマトラオオヒラタクワガタ」と「パラワンオオヒラタクワガタ」を登場させるべきであったといえる。
      • また、「新甲虫王者ムシキング」で「タランドゥスツヤクワガタ」の亜種の「レギウスツヤクワガタ」が必殺わざがチョキで強さ200相当で登場している為、このステータスで登場させれば「タランドゥスツヤクワガタ」と組んで「必殺わざがグーとチョキで強さの合計400」でタッグ相性〇にできた。ただし「タランドゥスツヤクワガタ」は「必殺わざがグーで登場したクワガタムシ」では「アルキデスオオヒラタクワガタ」に次いで体長が大きいものの、体長が10cmに満たないため、強さ200にして良かったかどうかは微妙だが…
  • 「必殺わざがパーの虫とグーの虫」の場合、カブトムシは大型甲虫が「ディナステス属」「メガソマ属」「カルコソマ属」しかおらず、この属の大型種は属ごとに必殺わざが偏りやすい上、「他の属の大型種」の今後の発見も期待できないため、どうしても自由度が低くなる。
    • ただし、「新甲虫王者ムシキング」では前述の通り「マレーコーカサスオオカブト」が必殺わざがグーで強さ200相当で登場している。このため、「マレーコーカサスオオカブト」をこのステータスで登場させ、原名亜種の「コーカサスオオカブト」も強さ200で登場させればよかったかもしれない。
      • 「コーカサスオオカブト」は「世界一高い戦闘能力を持つカブトムシ」の一種と呼ばれる程で強さ200で十分に通用しうる強さである。もっとも、ムシキングに限らず「百獣大戦アニマルカイザー」や「どうぶつの森シリーズ」などの「ヘルクレスオオカブトと共に登場する作品」では二番手として扱われる事が多いためか、「新甲虫王者ムシキング」でも原名亜種は強さ180相当のままだった。
    • 前述の「パチェコヒメゾウカブト」は「必殺わざがパー・強さ120」で通用しうるため、このステータスで登場していれば「アクティオンゾウカブト」と組んで「必殺わざがグーの甲虫と必殺わざがパーの甲虫の組み合わせ」の条件付きで「強さが300を超えてタッグ相性〇」にもできるが、「ハスタートノコギリクワガタ」と「ギラファノコギリクワガタ」同様、メリットは乏しい。「強さの合計が300でタッグ相性◎」の方がいいだろう。
      • 「マルスゾウカブト」を強さ200にするのであれば、代わりに「エレファスゾウカブト」や「ギアスゾウカブト」を強さ180にすればよい。また、「強さの合計が280」でもタッグ相性◎にはなる為、「強さの合計が320でタッグ相性〇」よりはいいだろう。
  • 防御関係の性能の強化手段がやや少ない。
    • 本作には「通常系のわざカードによる攻撃力の強化に伴って体力が上がる」というシステムがなく、体力をあげる手段が一切用意されていない。防御力も同様。代わりに第4紀からはテクニックが上がるようにはなっているが…
      • ムシキングでは「わざカードによる攻撃力強化に伴い体力が上がる」というシステムは本作稼働時には導入されていた。アダー完結編では防御も上がるようになった。
    • 「自分の防御力を上げる」「相手の攻撃力を下げる」「体力を回復する」という特殊わざはある。特に回復系のわざはムシキングより格段に多く、多様性に富んでいる。またムシキングと違って「相手の攻撃を完全に無力化する」「相手の防御力を下げる」「自分のテクニックを上げる」「相手のテクニックを下げる」というわざもある。
      • 特に防御力を上げる「ディフェンスアップ」はムシキングの「まもりアップ」の言語を変えただけのわざ名。英語版ではどちらも「Defense Up」になっている。
    • 通常系のわざカードを使っても体力が上がらない為か、大会でも属性の有無を問わず特殊わざ以外のわざカードを使っている人は少なかった。
  • 「かいふく」「サウラのいやし」などの一部の属性なし特殊わざには使用できる回数に制限が設けられている。「ディフェンスアップ」「アタックアップ」などは回数に制限を設けるべきではあったが、「かいふく」などは制限が必要だっただろうか?
    • ムシキングでは回数制限があるのは「まもりアップ」「こうげきダウン」の2種。
  • 恐竜カードの説明が不十分ぎみ。
    • 覚新以前の恐竜カードには強さとテクニックしか記載されておらず、ステータスがかなり分かりにくい。しかも本作では攻撃力が強さと比例しない。
    • 覚新ではようやくカスタマイズカードとたまごカードを除いて各わざの攻撃力が記載されたが、体力や防御力といったステータスは掲載されなかった。
      • ムシキングやダイノキングバトルでは稼働当初から体力と各わざの攻撃力がカードに記載されている。
    • 図鑑としての情報量もやや不十分ぎみでわざカードの恐竜を含み生物学上の分類*30や体重の表記がない。
      • ムシキングでは流石に体重の評価はない*31が、タッグマッチ導入前から学名が記載されていたため、「属」までならわかるようになっている。ただし、こちらはアダー完結編の昆虫カード含めて「属の上位分類」までは記載されていない。これはカブトムシとクワガタムシに焦点を当てていたためであろうが…
      • 上記の「ダイノキングバトル」では生物学上の分類や体重も掲載されていた。
    • 「アフロヴェナトル」などの一部のカードは誤表記がある。この恐竜は生息年代はジュラ紀中期であったと考えられているが、白亜紀と記載してある。また、「カマラサウルス」が体長12メートルとやたら控えめに記載されている。
      • ただし、誤表記はムシキングにもある。「ヘルクレスオオカブト」の生息地が原名亜種の「ヘルクレス・ヘルクレス」が生息していないブラジル一カ国*32しか記載されていない、「アルキデスオオヒラタクワガタ」が短歯型にもかかわらず体長100㎜と記載されている、「オキナワカブト」が体長72mmと現実離れした体長で記載されている、「コーカサスオオカブト」は復活後でもジャワ島に生息している原名亜種に近いグラフィックにもかかわらず出身地にスマトラ島しか記載されていない、「スーパードラゴンアタック」の相性早見表が左から4番目の部分*33が「?」になっていないなど。
    • また、本作以外でもでも図鑑含みよくある事だが、「ティラノサウルス*34」といった正しいとは言えない発音のまま表記されてしまっているカードも多数存在する他、「ティタノサウルス・コルバーチ」が本作稼働時には「ティタノサウルス」と別種と扱われていたにもかかわらず、「ティタノサウルス・コルバーチ*35」表記になっている、「ネドケラトプス」が「ディケラトプス」という当時は廃止された学名になっているなど。
      • こちらもムシキングにも「メンガタクワガタ」「ラティペニスツヤクワガタ」「セアカフタマタクワガタ*36」「ヘルクレスリッキーブルー*37」「パリーオオクワガタ*38」「アゲハチョウ*39」、新甲虫王者ムシキングになってからも「ジュダイクスミヤマクワガタ」「コーカサスオオカブト*40」「ギラファケイスケレッド*41」「カブトハナムグリ」といった同様の例がある。
    • 2005年にしては珍しく「植物食恐竜」を「草食恐竜」と表記している。
    • これらの問題点は攻略本とは別の「恐竜大百科」などでも同様。生物学上の分類を記載してある図鑑もあるが、かなり大雑把な解説で済まされている。
  • 必殺わざの存在意義が薄い。
    • ムシキングでは必殺わざと他のわざの攻撃力の差が2倍だったが、本作ではバトルタイプが必殺タイプの恐竜を除いて必殺わざと他のわざの攻撃力の差が1.5倍程度になっており、攻撃力の差を実感しにくい。また、カード次第で必殺わざ以外の手が必殺わざより攻撃力が高くなる事も珍しくない。
    • 必殺わざで勝っても特殊な演出がある場合があるが、その特殊な演出も攻撃前限定。
    • 必殺わざで勝った時もわざカードの属性の有無にかかわらず「わざカードのすくみの手でじゃんけんに勝つと使える」というわざカードのうち「通常系のわざカードなどの攻撃系のわざ」をカスタマイズしている時でないと「必殺わざだ!」というセリフがなく、それらのわざカードを使用していないと他のわざと同じ。超必殺わざや超必殺超わざもわざ発動前の演出は必殺わざ以外のわざとは異なるが、攻撃の映像は変わらない。一応、上記のあいこ系特殊超わざ使用時でもそのセリフはある。
      • しかも2006雨季限定までは対戦前のカスタマイズ評価でしか「超必殺超わざ」という表記はなかった。
    • 通常わざも必殺わざ専用の攻撃が用意されていない。
    • 上記の点から必殺わざで勝っても爽快感が薄く、相手の必殺わざを受けても危機感を感じにくく、必殺わざに負ける手を出してもリスクが少ない。このため必殺わざが判断基準になりにくく、こういった点と後述する「初期は超必殺超わざを使える恐竜が限られていた」といった点からか、テレビアニメや漫画などでは「決まり手」となるわざが一定していない。
    • ムシキングではわざカードなしの時でさえ必殺わざの時に特殊な演出が入り、必殺わざの時は専用の攻撃、超必殺わざであればエフェクトがやや派手になる、究極必殺わざであればエフェクトがかなり派手になるといった点があった。そのため、『甲虫王者ムシキング 森の民の伝説』では「アースクエイクスロー*42」を使用した「ヘルクレスオオカブト」を除いて超必殺わざと究極必殺わざ*43が決まり手になっており、必殺わざ以外の攻撃が通常わざだった。これは多くの漫画でも同様のため、決まり手となるわざが一定だった。
      • このため、必殺わざの手は「超必殺わざ」「究極必殺わざ」「特殊わざ」以外の技にするメリットが皆無という事もあってか、「アダー完結編」「新甲虫王者ムシキング」でのわざカードの廃止を問題視しない意見も見られるほど。また、「アダー完結編」のEXノーマルを除いて「わざカードなしで超必殺わざ・究極必殺わざが使える」という点から、「超必殺わざ・究極必殺わざと特殊わざを一度に使用するのが楽になった」点もある*44
    • ただし、上記の「たまごカード」はこの点によって実現したと言っていいかもしれない。
  • バトルタイプに攻撃系のタイプが多い。
    • 特に2007第1紀から2007第4紀+のカードは超あいこタイプと超まもりタイプとふっかつタイプを除いて全て「特定の条件下で攻撃力が上がる」バトルタイプ。また、「特定の条件下で攻撃力が上がる」タイプは「こうげきタイプ」の劣化版と間違われやすい。実際には「こうげきタイプ」よりも攻撃力の増加が大きいのだが。
    • ムシキングでは「(性格なし含む)バランスタイプ」「(スーパー含む)アタックタイプ」「(スーパー含む)ディフェンスタイプ」の甲虫の数の差はあまりない。
      • もっとも、バトルタイプが多くあるので比べるのは不適切かもしれない。本作までも第6紀までは差が小さかった。
      • また、ムシキングでもスーパーアタックタイプは上記の「スーパーアタックタイプ版のカブト丸」を除いても9種だったのに対し、スーパーディフェンスタイプは1種だけとアンバランスだった。もっとも、スーパーディフェンスタイプの虫を増やすと攻撃力の低い虫が増えて、対戦にかかる時間が長くなりすぎるという理由かもしれないが…
      • その他、「強さ200のディフェンスタイプ」は2003秋までのストーリーモードで敵限定として登場するだけだった。
  • 激闘から登場したゲームモード「激闘!ザンジャーク!!」ではムシキングの2005ファーストから2005年ファースト+の「アダー登場編4」と同じくジャークアーマー恐竜3頭を相手にするが、ザンジャーク側は最初は通常のタッグマッチと同じく2頭しか登場せずに1頭を倒すと増援が来るというシステムになっている。また、プレイヤー側の増援も倒されそうになるまで登場しないうえ、ザンジャークの恐竜は倒れそうになっても交代はない。
    • ムシキングの「アダー登場編4」では戦闘前に相手側の虫とプレイヤーの虫と増援をすべて確認する。戦闘に出ている虫が倒されそうになった時に控えの虫が送り込まれ、自動的に交代しそのまま攻撃を受ける。これをどちらか片方の虫が全て倒れるまで繰り返す。
    • もっとも、「激闘!ザンジャーク!!」の増援は自分でカードをスキャンするわけではないから無理があるだろうが…

単体のゲームとしての問題点

  • 超わざが属性一致するわざしか使えないのにもかかわらず、 属性の影響が一方的になっている
    • ポケットモンスターシリーズ」なら同じポケモンでもさまざまなタイプのわざを使えるので不利な相手でも対処がある程度効くが、本作では1種の恐竜の使えるわざは1つの属性の超わざか属性なしのわざに統一されており、不利な属性が相手だとそれだけでハンデになる。「少し有利不利になる」「じゃんけんで勝った時のわざ*45しか効果がない」「戦い方次第では十分に押し切れる」程度の影響にとどめてはいるが…
    • 物語の途中で使用カードを変える事は出来ない上、1人プレイだと各物語の終盤では敵の属性がある程度固定されるものの、その他の敵恐竜がほぼランダムに出てくる。タッグマッチを除いて対策もしにくい。
    • しかも本作の1人用モードはプレイヤーがカードをスキャンしてから敵のカードを確認するシステムになっている。これは2007第4紀+までは「アクト団のキャラクターカードを使うと物語がかわる」という点もあったかもしれないが。
      • ムシキングでは敵のカードを確認してからスキャンする。ただし、アダー完結編ではカードで物語が変わる為、プレイヤーのカードスキャンが先になった。
    • タッグマッチの味方も自分でカードをスキャンする場合を除いて選ぶ事ができず、弱点となる属性が同じになる事もある。
    • どちらか片方でも超わざを使っていなければ属性による有利不利は出ないが、それだとムシキングとの最大の違いを否定する事になる。
      • 秘属性だと「有利」もしくは「有利でも不利でもない」にしかならないが、秘属性の恐竜は希少価値が最高レベルで、付録カードなどにもなっていない。
  • ムシキング以上に強さの調整がめちゃくちゃ。
    • 「ギガノトサウルス」「トロサウルス」「アンキロサウルス」「シャントゥンゴサウルス」「アロサウルス」などの強さ2000でも通用するはずの恐竜が強さ1600以下に設定されている一方、「サイカニア」「カルノタウルス」「アマルガサウルス」などが強さ1800以上に設定されている。
      • 一部、ムシキングの「オウゴンオニクワガタ」などと同様、外見の派手さから強さを高くした可能性もある恐竜や「タランドゥスツヤクワガタ」のように「それぞれの強さ・属性ごとに適切な恐竜が他に見当たらなかった」と思われる恐竜や「ネプチューンオオカブト」「パラワンオオヒラタクワガタ」などと同じように「登場させるタイミングが悪かった」と思われる恐竜もいるが。
    • 強さ2000で通用するはずの恐竜以外にも「サウロぺルタ」「チンタオサウルス」「アクロカントサウルス」「セントロサウルス」「ディロフォサウルス」「パタゴサウルス」「ゴジラサウルス」「エドモントサウルス」なども低めに設定された。
    • 強さ1600以下で登場した恐竜にも高めの強さに設定された恐竜が多い。「シャモティラヌス」「ゴンドワナティタン」「ウダノケラトプス」「ノドサウルス」「フクイサウルス」「フクイラプトル」などが該当。
      • 特に「ゴンドワナティタン」「フクイサウルス」「フクイラプトル」は「わざカードの恐竜*46」を除くとカードに記載されている体長がそれぞれの属性の恐竜中で一番小さいにもかかわらず強さ1000になっていない。
    • この点からか強さによる「大型」「中型」「小型」という分け方はされていない。
    • ムシキングよりもテクニックの重要性は増しており、強さの低い恐竜でも使うメリットが大きくなってはいるが、それでも強さが高い恐竜の方が使うメリットが全体的に大きく、公式大会では強さ2000の恐竜カードばかり使われていたうえ、本作では恐竜カードに制限を設ける大会が「たまごカード限定」くらいしか開かれなかった。
      • ムシキングでは「小型甲虫限定」「中型甲虫限定」「強さの合計が300まで」など、使えるムシカードの強さに制限を設けている大会がしばしばあった。
    • もっとも、「限られた恐竜の中から選出してゲームに出さなければいけない」「初期の内は何年続くか想像がつかない上、ダイノキングバトルの訴訟沙汰で調整時間の確保が難しかった」「知名度も考慮して選ぶ必要もあるため、知名度の高い恐竜を優先的に出さなくてはいけない」「ステータスが同じ恐竜を少なくする必要がある」「絶滅動物ゆえ学説が二転三転する」といった点からこの点の強さの調整は難しい面もあるが…ムシキングでも強さの調整がめちゃくちゃな虫が多かったため、その失敗を繰り返したという雰囲気が強い上、本作が稼働した後にもあまり改善されなかった。
      • 特に竜脚亜目は「種」というよりは「亜目」として恐竜に限らず「海生動物を除いた動物(淡水生動物含む)」と比べると体が大きいため*47強さの設定が強さの調整が難しい…が「ヴルカノドン」「ベルサウルス」「エウロパサウルス」「プテラオサウルス」などを登場させるという手もあったはずだが登場しない。結局、本作に登場する水属性の恐竜の中でカードに表記されている体長が10m未満なのは「イリテーター」「ゴンドナワティタン」の2種だけ。
      • 炎属性も前述の竜脚亜目程ではないものの他の恐竜と比べて大きい恐竜が多い。ただし、稼働当初から「アレクトロサウルス」「エオティラヌス」「ヘレラサウルス」なども登場させればよかったと思われる。
  • 特に「ギガノトサウルス」「アンキロサウルス」は体格だけでなく、同じ強さ・属性で登場し、のちに超アクト恐竜になった「アクロカントサウルス」「ケントロサウルス」、超アクト恐竜に加えてスーパー恐竜にもなった「ラジャサウルス」よりも人気や知名度も高いのに超アクト恐竜やスーパー恐竜にもなっていないため、実在する恐竜に終点を当てている作品では異例に扱いが悪い。実際に「ギガノトサウルス」はカードに「ティラノサウルスを凌ぐ大型肉食恐竜」と書かれている。
    • トリプルスラッシュキャンペーン仕様カードはあるが、バーコードは通常排出のカードと同じ。
    • また「アンキロサウルス」は実際には「サイカニア」と強さを逆にするべきであっただろう。
      • その他「エウオプロケファルス」は土属性の中では最大級ではあるものの、「アンキロサウルス」よりは小柄で図鑑でも「アンキロサウルスを相似縮小したような恐竜」と記載されているにもかかわらず、強さ2000と「アンキロサウルス」と比べるとえらく高く設定されていた。もっとも、他に「土属性・強さ2000」で登場させられる恐竜がいなかったし、実際には「両方とも強さ2000」にするべきだったのだろうが…
    • ただし「本作で知名度が大きく上がった」と思われる恐竜も見られる。「サイカニア」「カルノタウルス」「サウロファガナクス」などが該当。
    • 一応、上記で語られた通り、ムシキングのように「目玉カードである高い強さの恐竜カードの新規追加が行われなくなる」という事はなかった。
      • ムシキングでは「ヘルクレスリッキーブルー」が登場してからは大型甲虫の新規追加が1年半に1回になってしまった。
  • 一部、ステータスが同じ恐竜カードがある。「ほぼ同じステータスの恐竜カードを併用できる」というメリットはあるが。
    • 第3紀でシークレットカードになっていた「セントロサウルス」と第6紀までの「エウセントロサウルス」はどちらも「強さ1200・テクニック900・まもりタイプ*48、雷属性、必殺わざがグー」で、「7つのかけら」と事実上の最終弾での通常排出の「セントロサウルス」と激闘!ザンジャークの「エウセントロサウルス」はどちらもそっこうタイプ。「ゲーム機から直接排出されない」点を考えると、ムシキングの「ホペイオオクワガタ」などと同じ扱いだったのかもしれないが…「エウセントロサウルス」よりも先に登場した上、「強さ1200・必殺わざがグーの恐竜」にはあいこタイプやこうげきタイプの恐竜が登場していない。
      • ただし「7つのかけら」の「エウセントロサウルス」にはそっこうタイプがない。
    • 2007第4紀+までの「ガブ」と「アリノケラトプス」もバトルタイプ以外のステータスが全く同じ。しかも「ピンチタイプ」と「超ピンチタイプ」の違いのため、「アリノケラトプス」の方は劣化版になっている。
    • カウンタータイプの「シャントウンゴサウルス」はテクニックの関係で超カウンタータイプの「パラパラ」の劣化版ではないが、カードに攻撃力が記載されていないバージョンのカードしかない。
      • もっとも、「セントロサウルス」「固有名詞付き恐竜」は前述の理由で「1人用モードだと敵として登場しない」事を考えると、出す意味がなかったとは言い切れない。それだったらバトルタイプを変える方が良かっただろうし、激闘からは「セントロサウルス」は1人プレイで敵として登場するようになったが。
  • それでもムシキングと比べて格段に劣化版は減っている。アダー完結編以前のムシキングでは前述の通り「超必殺わざの違いがステータスの差別化になっていない」事もあり、「事実上は全く同じステータス*49」の虫が多く、タッグマッチ限定で「同属の虫の有無」、中型甲虫限定で「究極必殺わざの有無」で劣化版が多い。
    • 特に「バランスタイプ」と「性格なし」は事実上同じため、上記の理由で劣化版になっている虫が多い。
      • これらの虫は2005セカンドプラスまでに登場した虫であれば「性格なしのムシカード」とそれ以降のバージョンで新規追加されたカードが登場しない「GCへの道」「GCへの道2」に限り劣化版になっていない虫もいる。「GCへの道」「GCへの道2」はタッグマッチは通信対戦限定の上、発売時にはアーケード版にすら「中型甲虫の究極必殺わざ」がなかったが。
      • また、フォレストグリーンまでに登場した虫であれば「スーパーコレクション」を含んで大半がアダーコレクションの有無でも差別化はされている。その代わり2007ファーストから5周年記念カードまでに登場した虫の中に「アダーコレクションの有無」で劣化版になった虫もいるが。
    • 特にフォレストグリーンから5周年コレクションカードまでで新登場した虫には上記の「事実上全く同じステータス」になっているという理由から「これだったら排出終了したムシカードの復活の方が良かったのでは?」「いっその事アダー完結編になるまでは登場させない方が良かったのでは?」と思われる虫も多い。
      • 特に「パプアミツノカブト」「バックレイコフキカブト」「パンカブト」「ドウイロクワガタ」は登場させるならアダー完結編以降にする方が良かっただろう。他に「ヒサマツサイカブト」「タイワンカブト」「アマミマルバネクワガタ」「パチェコヒメゾウカブト」「スリーパーヒメゾウカブト」「ビルマゴホンヅノカブト」「ミヤシタシロカブト」「タイワンヒラタクワガタ」「エンガノオオカブト」「ガボンオオカブト」「ペルーシワバネクワガタ」「ネブトクワガタ」「グラディアトールメンガタクワガタ」「ホーデンフタマタクワガタ」「クメジマカブト」など、もっと属の面での差別化の効きそうな甲虫もいるが、ムシキングには登場しない。「メタリフェルホソアカクワガタ」「サバゲノコギリクワガタ」「ガゼラツヤクワガタ」もアダー完結編まで登場しなかった。
      • また「必殺わざを変える」「強さを高く設定する」「性格を変える」「同属の虫を出す」といった差別化の効いたはずの虫も多い。
      • 後述する「ニジイロクワガタ」もこの点からアダー完結編になってから登場させた可能性もある。この虫は同属の虫が見つかっていないが…知名度を考えると、固有名詞付きの虫も出す事は出来たであろう。
+ 究極必殺わざの有無で劣化版になっている虫
  • 「ネプチューンオオカブト」「ギガスサイカブト」「ティティウスヒラタクワガタ」「フェモラリスツヤクワガタ」「ヘルクレスオキシデンタリス」の5種が該当し、「アヌビスゾウカブト」も劣化版気味。上記の手段を使って「スーパーローリングクラッチホールド」を使用できるようにした場合に限り「コガシラクワガタ」「ラコダールツヤクワガタ」も究極必殺わざの有無で劣化版になる他、「アルケスツヤクワガタ」も劣化版気味になる。ただし、「フェモラリスツヤクワガタ」「アヌビスゾウカブト」はタッグマッチに限り十分な差別化はされている。
    • 特に「ティティウスヒラタクワガタ」は究極必殺わざの有無で「オオクワガタ」「ホペイオオクワガタ」の2種もの劣化版となる為、「ほぼ同じステータスのムシカードを併用できる」というメリットも3vs3と「2匹とも通常排出にしかないバージョン(アダーコレクションなど)や外国甲虫にしたい」という時に限られる。
      • 『アダー完結編』では「ブルマイスターツヤクワガタ」に「ティティウスヒラタクワガタ」をカスタマイズした場合に専用の合体わざが発動するようになったが逆の組み合わせでは発動しない、『新甲虫王者ムシキング』では2015セカンドと早期に登場したにもかかわらず、後のバージョンには一切収録されていない為に激闘編バージョンからの稼働となった台湾版では没データ扱いと「アダー完結編」以降も散々な扱い。
    • 「ラコダールツヤクワガタ」「アルケスツヤクワガタ」「ネプチューンオオカブト」「ヘルクレスオキシデンタリス」はタッグマッチでは劣化版ではないものの、いまいち差別化ができていない。
    • 「ギガスサイカブト」「コガシラクワガタ」「ラコダールツヤクワガタ」はステータスが同じ虫は性格なしのムシカードに限られるため、アダーコレクションの有無で差別化はされている。また「ギガスサイカブト」はカブトムシ限定大会に限り劣化版になっていない。この点は「アヌビスゾウカブト」も同様。
    • 「ネプチューンオオカブト」「アヌビスゾウカブト」はアダー完結編、「ギガスサイカブト」「ヘルクレスオキシデンタリス」は新甲虫王者ムシキングで究極必殺わざを使えるようになった。
      • また「ネプチューンオオカブト」は新甲虫王者ムシキングでは大型甲虫に昇格された。
+ 同属の虫の有無で劣化版になっている虫
  • 「エラフスホソアカクワガタ*50」「ヒルトゥスヘラヅノカブト」「ムナコブクワガタ*51」「フェイスタメルシワバネクワガタ*52」「バックレイコフキカブト」「マンディブラリスミツノサイカブト*53」「ドウイロクワガタ」「パンカブト」など。
    • 「マンディブラリスフタマタクワガタ」も「強さの合計300まで」の大会に限り「性格なしのギラファノコギリクワガタ」の劣化版になる。
    • 上記の「ギガスサイカブト」「コガシラクワガタ」は究極必殺わざだけでなく「同属の虫の有無」の両方で劣化版になっている。
      • 前述した通り「ギガスサイカブト」はカブトムシ限定大会、「コガシラクワガタ」は「GCへの道」「GCへの道2」に限り劣化版になっていない。また、アダーコレクションの有無でも差別化はされてはいる。
    • この中には上記の「属の面での差別化の効きそうな虫」が出ていれば結果的に「同属の虫を出す」という手段を使う事になり、劣化版にならなかったであろう虫も多い。
    • 特に「バックレイコフキカブト」は同属の虫の有無だけでなく「2007夏シャイニング仕様カード」の有無で「グラントシロカブト」「ティティウスシロカブト」の2種もの虫の劣化版となっている他、「性格なしのノコギリタテヅノカブト」の劣化版でもあるだけでなく、タッグマッチを除いても「ムシカードなしのカブトムシ」と超必殺わざと究極必殺わざ以外が全く同じ。そもそもアダー完結編以前では唯一「ヒナカブト族」の為、属の上位分類の「族」の時点で同じ虫がいないのだが…
      • その為、タッグマッチ以外では「ムシカードなしのカブトムシ」でも事足りてしまうため、「同じステータスのムシカードを併用できる」という利点も3VS3で「3匹ともアダーコレクションにしたい」という場合だけ。
    • 「ドウイロクワガタ」に至っては5周年コレクションカード第2弾で初登場した為、同属の虫の有無だけでなくアダーコレクションの有無で「メンガタクワガタ」「プラティオドンネブトクワガタ」の2種もの劣化版となっている。「属・超必殺わざ・究極必殺わざ以外のステータスが同じ」虫が3種もいる為、3VS3でも立場がない。「アダー完結編になってからは一切排出されず、ルールの変更によりそれまでのカードも弱体化された」「強さ100のためとても戦力にならない」「日本にもオセアニアにもいない為ライセンスカードで強化出来ない」という理由から、アダー完結編でも劣化版のままになってしまった。この虫に至ってはどうやっても他の虫の劣化版になるだろうが…
      • 事実上全く同じステータスの「性格なしのコクワガタ」と「プラティオドンネブトクワガタ」はアダー完結編になってからはライセンスカードで強化できる。
    • 「カンターゴカクサイカブト」「ティティウスシロカブト」「クロパプアサンボンヅノカブト」「ヘルクレスオキシデンタリス」なども劣化版ではないものの、事実上同じステータスの虫がいる。
      • 特に「ヘルクレスオキシデンタリス」は登場する前に排出終了していた「ネプチューンオオカブト」と全く同じステータスの為、アダー完結編以前で究極必殺わざを使えるようにしたうえで「ネプチューンオオカブト」を復活させるべきであったであろう。
      • 「クロパプアサンボンヅノカブト」も同様。唯一の同属である「サンボンヅノカブト」とのステータスの違いが超必殺わざ、究極必殺わざだけ。亜種関係にあるため、流石にこれは超必殺わざと究極必殺わざも同じにしてよかったのではないか。
    • 「(「ヤイバ」含む)ノコギリタテヅノカブト」「ウォレスノコギリクワガタ」「デリカトゥスマルバネクワガタ」「ストリアータツヤクワガタ」「オキナワカブト」なども劣化版ではないものの、いまいち差別化が出来ていない。
    • 「アダーの計画」の「ほんとうのさいごのおはなし」では「ムシキング」が必須の為、「アダーの計画」の「ほんとうのさいごのおはなし」に限り「ムシキング」とタッグ相性が◎になる「(キング・カブト丸・性格なし含む)カブトムシ」とさばくの森に行くのに必須の「パプアキンイロクワガタ」以外の虫は使うメリットがほぼなくなる為、これらの虫と「超必殺わざ・究極必殺わざ以外が同じムシ」も劣化版になってしまっている。なお、「サビイロカブト」は2006DSまでは「超必殺わざ・究極必殺わざ以外が同じ虫」が登場していない。
      • 前者は「ヒルトゥスヘラヅノカブト」に加え「タイゴホンヅノカブト」「ヒシガタタテヅノカブト」、後者は「エラフスホソアカクワガタ」に加え「性格なしのスぺキオシスシカクワガタ」が該当する。
      • 「オキナワカブト」も2006DS以前では登場はしていないものの、「サビイロカブトを除く強さ100・必殺わざがパーの虫」も上記の「カブトムシ」のほぼ下位互換。
  • アクト恐竜、超アクト恐竜の扱い
    • アクト恐竜は事実上の最終弾で登場したカードと「7つのかけら」に登場する恐竜を除いて除いて通常版の同種恐竜とステータスが全く同じ。事実上の最終バージョンで登場したアクト恐竜カードと「7つのかけら」に登場するアクト恐竜でも元の恐竜との違いはバトルタイプだけ。もっとも、これは「アダーコレクションに該当するカード」だったのかもしれないが。
      • アダーコレクションと違って勝ち抜き戦やタッグマッチで「通常版の恐竜カード」との併用は可能。
      • また、敵として登場するのが2007第1紀になってから。しかも2007第4紀+まではアクト団のキャラクターカードを使わないと敵として登場しない。
    • 超アクト恐竜は強さが引き上げられているが、すべて通常版の強さが1400の恐竜で強さが2000を超えておらず、同じ強さ・必殺わざ・属性の恐竜との違いが乏しい。例えば「超アクトアクロカントサウルス」と「ティラノサウルス」はバトルタイプ以外のステータスは全く同じ。「超アクトケントロサウルス」と「ステゴサウルス」もバトルタイプや後述の「テクニック」と「攻撃力」の違いはあるものの、あまり変わらない。対象外は他に「強さ1800・必殺わざがチョキ・風属性」の恐竜がいない「超アクトアロサウルス」くらい。
      • なお、別冊コロコロコミックのコミカライズ版に限り「超アクトティラノサウルス」が登場した。
  • 同じ強さの恐竜でもテクニックに違いがある。
    • 2007第1紀から2007第4紀プラスまでに初登場した恐竜は第6紀までに登場した恐竜と比べると、同じ強さでもテクニックが100高い。また、激闘から登場した恐竜は逆にテクニックが100低い。
      • 一部、 属性・必殺わざ・バトルタイプ・テクニックが同じ 恐竜もいる。2006冬季限定までの「パキリノサウルス」と激闘3紀の「ペンタケラトプス」など。その分攻撃力の増減があるのだが、カードに攻撃力が記載される前のバージョンのカードしかないので強さの関係で劣化版に間違われやすい。
      • 「ブラックティラノサウルス」「ティタノサウルス・コルバーチ」に至ってはテクニック0。属性なしの攻撃わざは必要テクニックが200のわざでもテクニック不足になるはずが、相性が◎になる。
      • 逆に「ノドサウルス」などにテクニック800のわざカードを使った場合や「ダスプレトサウルス」などにテクニック500のわざカードを使った場合も同様。テクニックは足りているのに相性が△になる。テクニック499や799にしておくという手はなかったのか。
  • 登場した恐竜のラインナップ
    • 「エウストレプトスポンディルス」「ティタノサウルス・コルバーチ」「ズニケラトプス」「パノプロサウルス」「ランジョウサウルス」「ネメグトサウルス」「ルゴプス」「プロサウロロフス」「アグスティニア」「メトリアカントサウルス」などの知名度の乏しい恐竜も登場する一方、「ヘレラサウルス*54」「ブラキオサウルス」「ファヤンゴサウルス」「ハドロサウルス」「アラモサウルス」などが登場しない。「エドモントサウルス」も事実上の最終弾まで登場しなかった。
    • 「ブラキオサウルス」は体長が約21メートルを超えるものの、体長は25メートル程度で体格差はあまり大きくはないため出しても問題はなかったと思われる。知名度も強さ2000で登場した「アンぺロサウルス」「ティタノサウルス・コルバーチ」より高いため、強さ2000で出すべきであったといえる。一応、「アクト団クイズ大作戦」で名称だけ登場するが。
      • また、上記の「カマラサウルス」同様、体長を控えめにして出すことも出来たと思われる。体長21メートルでも「カマラサウルス」程の違和感はない。
    • 本作に登場する恐竜は体長約21メートルを超える恐竜が草属性の超わざで登場する「セイスモサウルス*55」「スーパーサウルス」の2種だけで、体長は約40mと表記されている。
      • 現在、上記の「記載された体長が21メートルを超える恐竜2種」は体長33メートルほどと推測されているため、ブラキオサウルスとの体格差は小さくなっている。
    • ただし、この問題点はムシキングでも見られた。「ヒルトゥスヘラヅノカブト」「ムナコブクワガタ」「キプルツヤクワガタ」「バックレイコフキカブト」「パプアミツノカブト」「ティティウスヒラタクワガタ」「マンディブラリスミツノサイカブト」などの知名度の低い甲虫が登場する一方、「スマトラオオヒラタクワガタ」「アンタエウスオオクワガタ」「ヨーロッパミヤマクワガタ」「リノケロスフタマタクワガタ」「サイカブト」などが登場しない。「ニジイロクワガタ」「メタリフェルホソアカクワガタ」もアダー完結編まで登場しなかった。
      • 「新甲虫王者ムシキング」でも「エラフスホソアカクワガタ」「アルキデスオオヒラタクワガタ」「ヘルクレスエクアトリアヌス」などの知名度・人気の高い虫の一部が登場しない。
    • わざカードの恐竜にも「ミクロラプトル」「オルニトミムス」「プロトケラトプス」「ガルゴイレオサウルス」「ヒプシロフォドン」「アルゼンチノサウルス」「エラスモサウルス」「イクチオサウルス」「モササウルス」などの登場しない有名種がやや多い。「ガルゴイレオサウルス」は恐竜カードでもよかったかもしれないが。
      • もっとも、「アルゼンチノサウルス」は草属性の超わざ、「エラスモサウルス」「イクチオサウルス」「モササウルス」は水属性の超わざでしか出せず、登場したら登場したで「使った恐竜は攻撃に参加しない」というわざが増えてしまう可能性もあるが。
  • アクト団の幹部の中で最強として扱われる事の多い「ノーピス」があまり優遇されていない。別冊コロコロコミックのコミカライズ版やテレビアニメ、「7つのかけら」ではかなり優遇されていたのだが。
    • 第6紀までは「ロアが風、ロトが雷、ウサラパが草、エドが土、ノラッティ~が炎、ノーピスが水」と敵として立ちはだかるアクト団が恐竜の属性に依存していた。そのため1頭目でいきなり最強のメンバーのはずの「ノーピス」が立ちはだかる事がある。特に2006雨季限定までは敵として立ちはだかる恐竜が第1紀にカード化された恐竜に限られていたため、最初の敵がウサラパとノーピスの2択だった。
    • 2006年雨季限定までは最初の敵が強さ1000の恐竜しか出てこないようになっていたが…第4紀から第6紀は最初の敵が強さ1600までになっていた事や、ムシキングでも2006ファーストからは強さ120が最初の敵になる事がある点を考えると、この点は強さ1000から1200でもよかったのではないか。
      • なお、第4紀から第6紀までのストーリーモードは1頭目から3頭目が強さ1000から強さ1600のため、先に進むと強さが下がっていくようになる事もある。
    • 2007第1紀から2007第4紀+までの物語もノーピスの出番は前編の最後だけで、後編は後述の「アクト団診断モード」を除いて登場しない。
    • 激闘からはテレビアニメの影響か、「アクト団クイズ大作戦」の最後で低確率で登場するだけになった。
  • 秘属性の恐竜とジャークアーマー版の「エオカルカリア」のテクニックが高すぎる。
    • これらの恐竜は2007第3紀までに登場した秘属性の恐竜とスーパー恐竜・ジャークアーマー版「エオカルカリア」は強さが2000の上にテクニックが1000になっている。しかもスーパーエオカルカリアはとジャークアーマー恐竜の「エオカルカリア」は テクニックは高いのに攻撃力も体力も他の強さ2000の恐竜と同じ
      • ただし、属性なしの通常系のわざカードはテクニック200のわざカードでないと相性△になる。
    • 一方で激闘で初登場した秘属性の恐竜はテクニックが200になっている。これらも攻撃力の差はあり、こちらは攻撃力が表記されているバージョンのカードもある。
    • 「エオラプトル」は テクニック3000 と、過度に高い。その代わりにカード化された恐竜で一番攻撃力が低いが、テクニックとは釣り合っていない。しかもフォームによって必殺わざが変わるため、覚新になってから登場したにもかかわらずカードに攻撃力が掲載されてなく表記が3つとも「???」になっている。
  • ディノテクター恐竜は各属性につき事実上1種で多様性に乏しい。事実上の最終バージョンで固有名詞なしのディノテクター恐竜が出たが、違いはバトルタイプとカードの解説だけで、外見まで同じ。
    • 一応、ディノテクター恐竜は「固有名詞の有無」で別カード扱いの為、タッグマッチや勝ち抜き戦では個別に使用可能。
    • また、ディノテクターわざは全て動作が「属性の力をまとって体当たり」、わざ名もすべて「アルティメット+(属性の英名*56)」でいまいち味気ない。事実上1属性に1つなのだから、もう少し多様性を出せなかったのか。
  • ジャークアーマー恐竜も5種で多様性に乏しい。炎属性が2種あるが、代わりに草属性と風属性がいない。
    • テレビアニメ版ではザンジャークの恐竜は「クリオロフォサウルス」とわざカードの恐竜を除いてジャークアーマーがあった。ただし、ジャークアーマーわざはゲームに登場したジャークアーマー恐竜しか使わない。
      • ただし、ジャークアーマーわざは多様性がある。
  • ディノテクター恐竜とジャークアーマー恐竜はそれぞれディノテクターやジャークアーマーを装着すると 「わざカードを一切使っていない」 状態になってしまい、ディノテクターわざやジャークアーマーわざを使えない時は無味乾燥な戦いになる。デメリットを設ける必要があっただろうが…デメリットを「テクニックが下がる」などにできなかったのだろうか?
    • テレビアニメではディノテクターとジャークアーマーを付けた状態でもわざカードのわざを使える。
      • もっとも、わざカードのわざを使いたければディノテクターやジャークアーマーを装着しなければいいだけの話ではある。少しゲーム進行に支障は出るが、「戦慄!オメガフェニックス」の増援を除いて装着なしで戦い続ける事もできる。
  • スーパー恐竜は全部で44種登場したが後述の「スーパーエオカルカリア」を除く「スーパートリケラトプスを含む強さ2000」「強さ1000」「スーパーテリジノサウルス」「エースとパラパラ以外の固有名詞付き恐竜」を除いて全種 属性と必殺わざが同じ になっているため、やや多様性に乏しい。「スーパーエオカルカリア」も「スーパーティラノサウルス」「スーパーアリオラムス」「スーパーティラノ」を除く炎属性のスーパー恐竜と必殺わざと属性が同じになっている。
    • 「スーパートリケラトプス」「スーパーティラノサウルス」もそれぞれ「スーパーガブ」「スーパーティラノ」と属性と必殺わざが同じだが、これは「属性と必殺わざが同じ」スーパー恐竜が少ないため、特に問題にはならないだろう。
  • たまごカードの問題点
    • 超わざと使うときは属性別のたまごカードを除いて複数の属性の超わざを用意する必要があるため、やや利便性に欠ける。
      • もちろん超わざを使わないのであればその限りではないが。
    • 属性別のたまごを除いてカードスキャンしたら属性が開示される。1人プレイだと問題はないが、2人プレイだと先にスキャンした方はやや不利になる。1台のゲーム機を共有する以上、避けられないが。
    • 「アクト恐竜の卵」は強さ2000の「超アクトアクロカントサウルス」も入っているが、他の恐竜が全てアクト恐竜。たまごカードはどの恐竜も出てくる確率は同じため、7分の6の確率で上記の強さ1000のアクト恐竜が出てくる。このカードが出た時は敵限定で「超アクトケントロサウルス」「超アクトアロサウルス」「超アクトカスモサウルス」も強さ1800で登場していたのだから、これらも入れる事は出来なかったのか。
    • 発掘地別では「全ての属性が入っている」というのが北米のたまごだけ。
      • 発掘地に依存する以上、ある程度は仕方ないが「アジアのたまご」にも水属性と雷属性が入っていない。水属性は「シュノサウルス」「ネメグトサウルス」「オピストコエリカウディア」、雷属性では「ウダノケラトプス」も入れる事ができた。
      • 「ヨーロッパのたまご」も炎属性と雷属性がない。雷属性は無理があるが、炎属性は「トルヴォサウルス」がポルトガルからも発掘されている。もっとも、カードの発掘地の欄にはアメリカしか記載されていないが。
      • なお、今作で「発掘地にヨーロッパの国がある」炎属性の恐竜は事実上の最終弾で登場した「メトリアカントサウルス」1種だけ。
      • 雑誌付録の「北米のたまご2」も水属性がない。「アラモサウルス」や「ブラキオサウルス」を登場させればよかったはずだが…
    • 色別は「赤い恐竜の卵」「青い恐竜の卵」「緑の恐竜の卵」の3種があり、全属性が出るようにするためにはやむを得なかったのだろうが、「それっぽい色」の恐竜がある。詳しい解説は以下の通り。
      • 「赤い恐竜のたまご」に「少し赤みがかかった程度」の茶色の「マジュンガサウルス」「オピストコエリカウディア」やオレンジ色の「ディケラトプス」「アケロウサウルス」「プロサウロロフス」がある。一方「シャントウンゴサウルス」「アンキロサウルス」「セントロサウルス」がない。
      • 「青い恐竜のたまご」も同様。灰色が強い「アルティリヌス」が入ってる一方、「エイニオサウルス」が入っていない。草属性の恐竜は「ブラキロフォサウルス」だけにしてよかったと思われるが…。
      • 「緑の恐竜のたまご」も「パラサウロロフス」「チンタオサウルス」「サルタサウルス」が入っていない。
  • 最初は超わざが各属性につき1つだった。これも上記の「ダイノキングバトルの件で稼働が早くなった」という点も関係しているのかもしれないが。
    • このため、初期は超必殺超わざを使える恐竜が限られ、稼働してから全ての恐竜が超必殺超わざを使えるようになるまで1年以上かかった。
    • ゲームのポスターなどでプレイヤーの恐竜が「トリケラトプス」になっているにもかかわらず、超必殺超わざを使えるようになったのは第5紀から。しかも対象カードは直接攻撃ではなく「攻撃力を強化し、体力も少し回復する」という効果の「エレクトリックチャージ」。通常系超わざの「サンダーバズーカ」は第6紀になってやっと登場*57
      • 「トリケラトプス」に関しては強さと属性が同じ「カスモサウルス」と必殺わざを逆にすれば、第3紀から「ライトニングスラスト」を超必殺超わざとして使えるようになっていたのだが…
    • また、後述のテレビアニメでは「エレクトリックチャージ」「サイクロン」が攻撃わざになっている。この頃は既に通常超わざが3種揃っていた*58
    • 英語版では2006雨季限定以前の物語でも通常系超わざ3種を使えるようになっている。
  • 超わざの問題点
    • 「デスファイア」は発動すれば「パウパウパワー」などで無効化しない限り一撃で相手を倒してしまう。「相手から攻撃を受けた後、たまに使えるようになる」「直後のターンで勝たないと発動チャンスがなくなる*59」といった点はあるが、それでもやや過剰に強い。
      • また、事前に「アースバリア」を使っていた時も体力1で踏みとどまる。
    • 「ボルケーノバースト」と「フレアソード」が完全に同じ効果になっている。すくみが違うのでその点の差別化はされており、重ね掛けする事もできる。
    • 「ショックウェーブ」も「必殺ふうじ」と同じくやや過剰に強い。「必殺ふうじ」と違ってテクニックが高いほど発動する確率が高くなるようになってはいるが。
    • 「ブリッツカウンター」は準備が整うと「じゃんけんで負けたほうが勝った方を攻撃する」というわざ。威力は低いものの、相手からしたら「 じゃんけんに勝っても負けてもあいこ*60でもダメージを受ける 」というえらく一方的な状況になる。その上、このわざを使った方はカウントが0になるまでボタンを押さなかったら*61攻撃ができるようになる。
    • 「ラッシュスパイン」は「体の針を相手に向かって発射する」というわざだが、針のない「ノドサウルス」などでも使用できる。使用できないよりは良かっただろうが。
    • 草属性の超わざはいくら何でも仲間を呼ぶわざが多すぎる。
      • 上記の通常系超わざと「ツ―プラトンクラッシュ」は仲間を呼ぶだけで使った恐竜は一切攻撃に協力しない。もっとも、属性なしのわざにも少なくなく、「ベノムファング」「百列ビンタ」「アクトダイズ」などが該当。
      • 仲間を呼ばないわざは上記の「勝ち系特殊超わざ」「負け系特殊超わざ」「爆発系特殊超わざ」に該当する「ネイチャーズブレッシング」「エメラルドガーデン」「ソーンウィップ」の 3種だけ でパーのわざにはない。「ネイチャーズブレッシング」は「自分の体力を回復する」効果しかないため、純粋に自分だけで攻撃するわざの登場は2007第4紀+の「エメラルドガーデン*62」が登場するまで待つ事になった。また、ディノコンボもお助け恐竜を呼ぶわざになっていて、なぜか首長竜の「ムラエノサウルス」も登場。
    • 「ダイノイリュージョン」は上記の「ブリッツカウンター」と同じような出し方だが、こちらは相手の攻撃を無効化するだけで攻撃に全く使えない。
  • わざカードを使っていない状況での攻撃の動作が秘属性を除いて全て同じ。
    • 本作は噛みつき系のわざが「ダイビングプレス」「ダイノスイング」「ビッグファイアボム」「フライトブレイズスピン」「バーニングダッシュ」と秘属性のメガロサウルスが使う「サイキックバインド」とピアトニッキサウルスに攻撃させる「ベノムファング」くらいで肉食恐竜でも牙を使う攻撃が少ない。恐竜の食性に合わせて通常わざを変えるという事も出来たはずだが…。
    • ムシキングではカブトムシとクワガタムシで通常わざの動作が異なる。このシステムも本作稼働時には導入されていた。
  • 草属性と風属性は使用する人物が少なめで冷遇感がある。前述の「ジャークアーマー恐竜がいない」というのもあるが。
    • 「草属性を好んで使う」といえる人物はマルムだけ。そのため、覚新第5紀の草の超わざカードではウサラパとリアスで埋め合わせされていた。
      • 強いてあげれば上記の「チンタオ」を解説している「ティラノ」が当てはまるが。
      • ウサラパはテレビアニメで「ティラノ」をパートナー恐竜としていたため、テレビアニメからは炎属性の恐竜を使うイメージが出てきた。激闘第3紀で水属性の恐竜カードに描かれているためリアスも水属性のイメージが強い。
    • 風属性はレックスとロアだけ。覚新第5紀の風の超わざカードはアクトロイドで埋め合わされた。
    • なお、上記の「リアス」と「アクトロイド」のキャラクターカードはない。
  • 一部の属性なしわざカードの問題点
    • 「あせらせ」の存在意義がムシキング以上に乏しい。
      • ストーリーモードでの存在意義に加え、本作では「カウント10でわざボタンを押すと発動する」わざが「必殺よこく」しかなく、この点では「わざふうじ」の劣化版気味。ムシキングでは「カウント10でわざボタンを押すと発動する」わざは他に「あいの力」「すてみのいちげき」がある。
      • 「そっこうタイプ」「ラッキー7タイプ」の能力向上を封じる事はできる。これは「わざふうじ」での代用はできない。
      • また、すくみの違いでも「わざふうじ」との差別化はされている。
    • 「必殺よこく」が「カウント10でわざボタンを押して勝つとどの手で勝ってもタペジャラが追撃する」「負けてもペナルティがない」というムシキングの同名のわざよりも「すてみのいちげき」に近くなっている。必殺わざでなくとも結果は同じため、わざ名に違和感がある。
      • ムシキングの「必殺よこく」では追撃は必殺わざで勝った時だけで、必殺わざ以外で負けるとダメージが大きくなる。
      • このため、英語版ではわざ名が「Quick Strike」になっている。ムシキングの必殺よこくは「Confusion」(錯乱)。
    • 「始祖鳥の守り」もやや過度に強い。「どく」「わざが使えなくなる」「能力ダウン」などを打ち消すだけでなく、その時に体力も回復するため、場合によっては頻繁に回復が起こる。例えば相手が「わざポカ~ン」をカスタマイズしているとあいこの度に回復が起こる。
      • 一方、これらのわざをカスタマイズしていない相手だと使い物にならないという弱点はある。
    • わざカードの恐竜には一部不適材不適所と思われる点がある。
      • わざカードの恐竜には小さすぎる恐竜や大きすぎる*63恐竜、恐竜ではない中生代の爬虫類が選ばれているが、明らかに恐竜カードとして出しても構わないはずの「クリオロフォサウルス」「パウパウサウルス」「ピアトニッキサウルス」「ゼグノサウルス」もある。
      • 上記の恐竜はゼグノサウルスを除いてのちに恐竜カードになった。
  • 覚新で登場したわざカード「アクトグルメ」の問題点
    • アクトロイドが恐竜に餌を与えて体力を回復させるというわざ。「恐竜によって回復量が違う」「好物だと多く回復するが、好物でないと回復量が少ない」のだが、餌の好みがかなりわかりにくい。
    • また、この「アクトグルメ」は本作では最後の属性なしわざカードとなった。
  • 2人で対戦の時はムシキング同様1台のゲーム機を共有する為、 故意過失問わず 相手の手元が見えやすい。
    • じゃんけんが勝敗にかかわる為、大問題。推奨される対策もムシキングと同じく 「タオルで手元を隠す」
  • 第6紀までは1人プレイでヒントを出すのが「アクト団のキャラクターカードを使った時」を除いて古代博士がヒントを出していたが、2007第1紀からリアスだけになってしまった。一応、後述の「戦慄!オメガフェニックス」に限り、Dキッズの3人が出す。
    • 第6紀まではアクト団のキャラクターカードを使った時はソーノイダがヒントを出していたのだが、撤廃されてしまった。一応、ソーノイダのキャラクターカードを使った場合を配慮した可能性もあるが…ソーノイダのキャラクターカードは激闘になるまではなかったし、後述する「アクト団診断モード」でもソーノイダは敵として立ちはだかる事もあるし、ヒントを出すキャラクターはテレビアニメからタルボーンヌを登場させるという手も使えたはず。
    • 激闘からキャラクターにかかわらずは登場時の恐竜名言及とカスタマイズの評価は*64全てリュウタが行うようになった。また、1人プレイでも敵の恐竜に対してそのようなセリフが入るようになった他、キャラクター問わず属性なしわざカードのも同様の声が入った。
      • もっとも、その頃は恐竜が通常版だけでも80種を超えており、キャラクターカードの属性の制限が撤廃されたため、「全員が恐竜全種の言及をする」というのが声優の労働やデータの量を考えると難しくなったのかもしれないが…「声を入れない」方が良かったかもしれない。
    • ムシキングでは通常はポポが登場時甲虫名を言及しカスタマイズの評価をする。ヒントもポポが出すが、「(甲虫の)ムシキング」を使用した場合に限りムシキングがヒントを出す。また、「アダーコレクション」のカードを使用した場合は登場時の虫名言及とカスタマイズの評価はアダーが行う。アダー完結編からはヒントは廃止された。
  • 2007年第4紀+までの1人プレイはアクト団キャラクターカードを使うと「アクト団診断モード」という物語があったのだが、激闘からはどのキャラクターカードを使っても根本的な物語が同じになった。
    • キャラクターカードによる物語の変更は戦闘前のセリフと「激闘!ザンジャーク!!」の増援が変わるくらい。一応、「ノーピス」はアクト団版とザンジャーク版での違いがある。
    • ムシキングでは本作で激闘になると同時期にアダー完結編になり、甲虫カード(ムシカード)によって物語が変わるようになっていたのだが…
  • 激闘以前のアクト団のキャラクターカードは使える属性が限られていたため、激闘で登場したキャラクターカードの劣化版になってしまっている。
    • 激闘以前のキャラクターカードだと「ウサラパ」が「ティラノ」、「ノラッティ~」が「スピノ」を使う事はできない。「エド」は「サイカ」を使える。
      • 前述の恐竜カードの解説はそれぞれのアクト団の3悪人の解説になっている。ただし、掛け声は全てソーノイダの声。
    • 同じく激闘以前の「ノーピス」も「ブラックティラノサウルス」を使えない。こちらも恐竜カードの解説はノーピスが行っている。
  • 「アクト団クイズ大作戦!」は難易度の調整が全くできない。問題の難易度は完全にランダム。(ここでは可読性を考慮して漢字を使っているが、実際のゲームでは多くが平仮名とカタカナで表記される)。
    • 一応、時間経過でヒントが出る。
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  • 1頭目の「恐竜カタカナクイズ」は表示されている部分だけで全体がわかってしまう問題ばかり。以下がその例。
    • 「背中に大きな板 尻尾に棘 ステゴ〇〇〇〇 グー ミテゴサウルス チョキ キテゴサウルス パー ステゴサウルス」
    • 「2枚のとさかが特徴 リリ〇〇〇テルヌス ララエンステルヌス リリエンステルヌス キキエンステルヌス」
  • 一応、そうでない問題もある。以下がその例。
    • 「体に棘、尻尾にハンマー サイカ〇〇 グー サイカニア チョキ サイカニト パー サイカニモ」
  • 2頭目の「恐竜物知りクイズ」は恐竜の雑学だが、難易度の差が激しく「子供だましレベル」「子供だましとは言えないレベル」「大人でもわかりかねないレベル」の問題がランダムで出題される。もちろん個人差もあるが。以下がその例。
    • 子供だましレベル
      • 「リリエンシュテルヌスのが生きていた時代は次のうちどれ? グー 雪 チョキ 新学期 パー 三畳紀(これが正解)」
      • 「肉食恐竜ティラノサウルスが食べていたのは? グー 氷 チョキ 肉(これが正解) パー 酒」
      • 「トリケラトプスのような草を食べる恐竜と何という? グー 肉食恐竜 チョキ 草食恐竜(本来なら植物食恐竜だがこれが正解) パー 翼竜」
      • 「一番古いと言われている恐竜は次のうちどれ? グー エオラプトル(これが正解) チョキ うさぎ パー くじら」
    • 子供だましとは言えないレベル
      • 「恐竜は次のうちどれ? グー 爬虫類(これが正解) チョキ 鳥類 パー 哺乳類」
      • 「日本の有名な怪獣から名前が付けられたのはどれ? グー ゴジラサウルス(これが正解) チョキ モスラサウルス パー ゴルゴサウルス」
      • 「魚を食べていたと言われているのは次のうちどれ?」 グー スコミムス(これが正解) チョキ パキリノサウルス パー スティラコサウルス
      • 「恐竜の胃から大量の石を発見。何のため?」 グー 大好物だった チョキ 歯を磨くため パー 食べ物を消化するため(これが正解)
      • 「アンキロサウルスは次のうちどれに分類される?」 グー ツノ竜 チョキ ヨロイ竜(これが正解) パー トゲトゲ竜
      • 「ディノニクスは何で攻撃していた? グー 角 チョキ 爪(これが正解) パー 板」
      • 「次のうち実は恐竜でないのは?」 グー ティラノサウルス チョキ タペジャラ(これが正解) パー エイニオサウルス
    • 大人でもわかりかねないレベル
      • 「サウロロフスのとさかは何でできている? グー 爪 チョキ 筋肉 パー 骨(これが正解)」
      • 「サウルスの意味は? グー ドラゴン チョキ 獣 パー トカゲ(これが正解。ただし一部の図鑑では「竜」「爬虫類」などと記載される事もある。)」
      • 「ラプトルってどういう意味か知ってる*65? グー トカゲ チョキ ツノ パー 泥棒(これが正解)」
    • このような問題がランダムで出てくる。
  • 3頭目の「シルエットクイズ」は選択肢は名前のみの表記。難易度調整により「選択肢の中に全体像が映るかどうか」を選べるようにできなかったのか。
    • 一応、時間経過で徐々に色がわかるようにはなる。
  • 3頭目を除いて本作の登場人物の問題が出題されることが稀にある。
  • 間違えても正解は表記されない。一応「シルエットクイズ」では正解かどうかを問わず問題のシルエットの真横から見た図が表記される。
  • 覚新で導入された「唯一ゴーマと対決できる」「1人プレイで唯一スーパー恐竜と対峙する」物語である「戦慄!オメガフェニックス」はキッズアーケードゲームでなくとも難易度が過度に高い。ムシキングの「ヘルクレスエクアトリアヌスブルー」と同じく、最終ボスではあるのだが…
    • ゲームでは1頭と戦うように見えるが、形態は「エオカルカリア」「スーパーエオカルカリア」「エオカルカリア(ジャークアーマーΩ)」の3つもある上に、形態を変えるたびに体力が全回復するため、事実上は3頭と戦うのと変わらない。
    • そのエオカルカリアも「スーパーエオカルカリア」はテクニック2000、他の形態はテクニックが1000になっている。ゲーム上の強さの表記は2000のままだが事実上強さ2000なのは「エオカルカリア」だけ。「スーパーエオカルカリア」は 常時ジャークフュージョン状態となるため強さが4000 になる。「エオカルカリア(ジャークアーマーΩ)」に至っては 強さが事実上7000を超えている。 ジャークアーマーわざは「アースバリア」などを使わない限り、受けたら即倒される。
      • 救済措置として倒れそうになるとディノテクター恐竜か秘属性の恐竜の増援が2頭まで入る、ヒントがかなり簡単になるが、それでも難易度が高すぎる。
    • また、このモードでは使用できるキャラクターがDキッズの3人だけで古代博士も使えない。これらはカードなしでも使えるため、キャラクターカードの意味が乏しくなる。
      • 上記の大会で優勝した時にもらえるカードの「特殊なエフェクト」はこのモードでもある。
      • このモード限定でアダー完結編のライセンスカード同様「キャラクターカードで恐竜の強化が出来る」という救済措置を設けてよかったのではないか。

総評

多様な超わざ、ディノテクターやジャークアーマー、エレメントフュージョンといった奥の深さを増したゲームシステムによって『甲虫王者ムシキング』とは異なる面白さの追及に成功する事ができた。
一方で、稼働が早められた経緯もあってか細かな粗がかなり多く、とても良作とは言い切れない。 結果として、本作稼働時期には頭角を現し始めていた競合アーケードカードゲームに打ち勝つことができずに人気の維持ができず、ゲーム史においても『甲虫王者ムシキング』と『オシャレ魔女 ラブandベリー』の影に埋もれてしまいがちになった。


余談

  • ムシキング同様漫画やテレビアニメにもなった。劇場版にはなっていない。
    • ムシキングと違ってオリジナルの世界観のものは「最強古代王者決定ギャグ オレたち恐竜キング」だけ。
  • 別冊コロコロコミックのコミカライズ版は稼働開始してすぐに連載され始めたのもあり、第6紀までの設定に準拠している。それ以降に登場したわざも「デスファイア」しか登場しない。また、ゲームに登場したわざの強化版のオリジナル超わざが多く登場する。
  • テレビアニメはテレビ朝日のニチアサキッズタイムで放送された。ゲームと違って舞台は現代。また、問題点でも触れた「ストーリーはあまり作りこまれていない」「子供だまし感が強くシリアス味に欠ける」という原作のためか、全体的にコミカルでギャク調の雰囲気が強い。
    • また、こちらも「甲虫王者ムシキング 森の民の伝説」の影に埋もれてしまいがち。
    • 第一期はDキッズが相棒の恐竜たちとともに、世界中にちりばめられている恐竜カードを回収し、アクト団から恐竜を守るために戦うという物語。
    • 第ニ期「翼竜伝説」はDキッズがアクト団と協力してザンジャークにさらわれた両親を求めて時空を超えた冒険をする。
      • 「翼竜伝説」はコロコロイチバン!でコミカライズ化された。ただし、制作上の都合*66「ザンジャークがいつの間にかコスモストーンを6つ手に入れている」などとアニメよりも簡略化されており、登場人物も「アクト団が一切登場しない*67」「Dキッズとザンジャーク以外の登場人物がDキッズの両親しか登場しない」などと大幅に減らされている。その代わりテレビアニメが終わってから登場したゴーマが登場。
      • このアニメの影響か、ニチアサキッズタイムの番組に「8月頃に最終回」の番組が少なからず出てきた。
  • 「翼竜伝説」と同じ雑誌「コロコロイチバン!」に掲載されたギャク漫画「最強古代王者決定ギャグ オレたち恐竜キング」は擬人化された恐竜がキャラクターになっており、恐竜以外のキャラクターは登場しない。首長竜や翼竜などすら登場しなかった。
    • また、単行本化はされていない。
  • 玩具化もされており、アドバンスピコ・ビーナ用絵本ソフトやLCD液晶ゲームにもなった。稼働初期は『スピンアタッカー』という駒形のおもちゃも販売された。他にもフィギュアにもなっており、フィギュア単体だけでなく食玩として販売されているのもあった。
  • 本作の恐竜の3Dモデリングは色を除いて『ドラえもん のび太の恐竜2006 DS』と共用された。発売時に登場していた恐竜のグラフィックは全て本作の使いまわしで、のちに登場した恐竜も使いまわされ、スタッフロールに「恐竜キングチーム」とある。
    • こちらが発売された時の最新バージョンは第3紀で登場恐竜は36種。
  • 海外でのタイトルは「DINOSAUR KING」。日本語以上にダイノキングバトルに名前が近くなってしまう。
    • ゲームソフトに限らず、海外版ではタイトルが直訳になっていない作品は珍しくない。「どうぶつの森」は「Animal Crossing」、「わがままファッション ガールズモード」は「Style Svaly」など。
    • ムシキングの方は「MUSHIKING」。
      • なお、海外版では2007第4紀+以前の物語でもそれ以降に登場したバージョンのカードを使用できるようだ。
  • ムシキングの後発にもかかわらずNAOMI仕様なのは、初期ロットがダイノキングバトルが出てくると情報をキャッチしたセガが前倒しで世に送り出した事で台数が全く足らず、ムシキングの筐体を流用した為。
    • 先陣はゲームショーでのお披露目だが、先手を打たねばならない案件でもある。
  • 稼働終了告知が未だにされていない。もう最後の更新から10年以上経つのだが… 『ファミ通』の2011年の『セガ大特集』 や同社のソーシャルゲーム「ぷよぷよクエスト」で「甲虫王者ムシキング」と「オシャレ魔女 ラブ&ベリー」は取り上げられたが、本作は取り上げられなかった事などを考えると、メーカーから忘れられてしまったのだろうか?
    • 流石に公式サイトのお便りや「超恐竜王」カードの交換の受付は終了している。これも10年以上前に終了したため、10年以上放置状態となっている事に変わりはないが。
      • ネットフリックスでテレビアニメが視聴できるようになっていたり、コロコロオンラインの「コロコロノスタルジー」で本作を取り上げた記事が再掲載されたりしているあたり、関連企業は覚えているようだ。
  • ゲーム外の展開では、1番有名なのは何故かサンリオピューロランドで行われた「ダイノミュージアム」。ハローキティのお膝元と異色。
    • その他、全国各地の恐竜関連のイベントとタイアップ等があり、参加者に限定カードが配布されるイベントもあった。
  • 「ダイノキングバトル」との裁判沙汰の時にタイトー側から「ダイノキングバトルは恐竜キングと違ってビームとか火を吹くとかはありません!リアルなバトルならダイノキングバトルです!」という発言が出ていた。
    • まだ事態が解決していない、一時期ムシキング等がタイトーから消えダイノキングバトルがデビューする、そのデリケートな時期の事である。
    • この問題発言は公式ではないとしても差別化や売りを聞かれた時にスラスラと営業や店舗スタッフから出ていたという事は、内部での勉強会やプレゼン等で出たとみられる。
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  • キッズカードゲーム
  • 2005年

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最終更新:2024年04月16日 18:02

*1 コロコロイチバン!のコミカライズ版に限り「バリオニクス」が使っていた。

*2 ムシキングのロケテスト版における「魔法」に近い。

*3 後述の「厳密には架空」の恐竜は種とは異なる名称の意味も記載されている。

*4 「ぴっかぴかコミックス」限定の表記ではあるが、原作や他の漫画との区別を付けるためにこう呼ばれる事が多い。

*5 マイアサウラは2007第1紀で排出を終了して、2007第3紀で復活する半年間は排出されなかった。そのためピンチタイプのマイアサウラはゲーム機からは出てこない。

*6 「マキシムス」ではなく通常版。

*7 これだけ第1紀では超必殺わざとして使える恐竜がいなかった。

*8 年齢はテレビアニメの公式サイトの登場人物で触れられている程度。

*9 発売時のバージョンは2007第4紀。

*10 敵として登場する「マンディブラリスフタマタクワガタ」に限り、超必殺わざが変更前の「クロスダイブ」の個体も登場する。

*11 2004セカンドプラスまではOPムービーにしか登場しない。

*12 動作は「キングトルネードスロー」に近くなっている。究極必殺わざも同様の為、ある意味では先行登場と言えるかもしれないが。

*13 「小学一年生」に掲載されたコミカライズ版に限り「サマーソルトプレス」に差し替えられていた。

*14 強さ1000の恐竜カードの排出終了は2007第1紀から。

*15 ミツバチがヴェロギラプトル、カナブンがタペジャラ、ナミアゲハがクリオロフォサウルスに差し替えられている。なお、「あせらせ」は2004ファースト以降のカードではアオスジアゲハに差し替えられた。

*16 その分テクニックは引き上げられる。

*17 漫画でも「何の赤ん坊だ?アーケオケラトプスでもないしカスモサウルスでもない」「種類はわからない」というセリフがある他、カードの解説からしても種が不明の恐竜として登場させていた事が窺える。それゆえに分類が「角竜下目」までしかわからない程度にデフォルメ化されている。

*18 単行本の最終巻にゲームで使える恐竜暗号が掲載された。

*19 アダー完結編以前の「特殊わざ」では呼び出した虫も戦っている所に直に登場したが、アダー完結編では呼んだ虫の画像がカットインで表示されるように変更された。もっとも、「人間がカブトムシの着ぐるみを着て、腕を4本に増やしただけ」のような体型で描かれていたため、この変更がないと出せなかっただろうが…

*20 「キング」は通常版の「カブトムシ」の角に絆創膏を付けただけ、「カブト丸」は通常版の「カブトムシ」に角に印象を入れて体を青くしただけといった具合。

*21 アダー完結編では専用の物語とセリフが設定された。

*22 キングは「僕」、カブト丸は「拙者」。

*23 アダー完結編で登場した敵限定の固有名詞付き甲虫のショルダーネームは個別に設定されている。

*24 「タヌキ」「カバ」「シロナガスクジラ」などが該当。亜種も含めれば「バーバリライオン」「ニホンオオカミ」「マサイキリン」など。

*25 前述の「スジブトヒラタクワガタ」「ホペイオオクワガタ」も同様だが、これらとは仕様が大きく違う。前者は「新甲虫王者ムシキング」で変更され、後者は「新甲虫王者ムシキング」には登場しなかった。

*26 「タランドゥスツヤクワガタ」は「メソトプス属(オオツヤクワガタ属)」に分類される。混同を防ぐ為に正式和名は「タランドゥスオオツヤクワガタ」になっており、「合虫ガッツ!」に限り正式和名になっていた。

*27 アダー完結編では「ブルマイスターツヤクワガタ」や「新甲虫王者ムシキング」で強さ200相当で登場した「インターメディアツヤクワガタ」を差しのけて「オドントラビス属世界最大」として取り上げられた。

*28 ムシキングよりも先駆けて「百獣大戦アニマルカイザー」に登場した。もっとも、ヨーロッパの甲虫は「新甲虫王者ムシキング」になるまで登場しなかった上、「新甲虫王者ムシキング」でも原名亜種は登場せず、「シュダイクスミヤマクワガタ」しか登場しなかった。

*29 稼働途中から「カブトムシ」とその亜種は新たに設けられた「トリュポクシルス属」と扱われるようになり「サビイロカブト」とは別の属になったが、相性の関係から学名の変更はされなかった。

*30 「パキリノサウルス」「シャントウンゴサウルス」「ダケントルルス」「タペジャラ」などはショルダーネームに生物学上の分類が用いられている。「ダスプレトサウルス」にも暗示ではあるが用いられた。

*31 「エレファスゾウカブト」のカードには「世界一重いカブトムシ」と記載されているが、数値での体重の記載はない。

*32 「百獣大戦アニマルカイザー」では出身地の欄が原名亜種のいるドミニカになっている。また、アダー完結編のEXノーマルに限り出身地が原名亜種のいるドミニカになっている。

*33 強さ140のムシカードに該当する部分。「オオクワガタ」も(フィギュアの付属品と20063Dキャンペーンのカードを含む)2006夏ネイチャー以前のムシカードであれば究極必殺わざとして使える。もっとも、公式サイトに記載されていた攻略情報の「中型甲虫の究極必殺わざ」の回でもこの点は記載されておらず、「5周年コレクションカード第1弾」のカード裏の説明文でしか言及されていない。

*34 学名は「Tyrannosaurus」のためティランノサウルスが正式な表記となるが、発音しづらいためか使われない。本作の英語版でもとても「ティランノ」には聞こえず「ティラノ」に近い発音になっている。

*35 しかもテレビアニメと「7つのかけら」では「ティタノサウルス」は登場しないのにこちらは登場する。英語版では「Isisaurus」表記に訂正されている。

*36 学名が「ヘクサトゥリウス パリー」の為「パリーフタマタクワガタ」が正確で英語版では「Parry Stag-beetle」に訂正されている。なお、「セアカフタマタクワガタ」の方が特段使われやすいわけでない。

*37 「ヘルクレスオオカブト」の亜種の一つの「ヘルクレスリッキー」の上翅が青白い個体(全亜種でごくたまに見られる)を指す為、元になった個体は実在するが、生物学の分類にはない為ムシキング以外で通用する名称ではなく、厳密には架空の存在で「ヘルクレスエクアトリアヌスブルー」も同様。なお、英語版では「Blue Hercules beetle」に訂正(「ヘルクレスエクアトリアヌス」「ヘルクレスオキシデンタリス」は登場タイミングの関係上、英語版では登場しない)されている。ただし、当時はムシキングと無関係のフィギュアなどでもこの名称が使われた。「百獣大戦アニマルカイザー」では上翅が青白い原名亜種が「ブルーヘラクレス」として登場する。

*38 以前は学名が「ドルクス パリー」だったが、稼働時には既に学名が「ドルクス リツセマエ」に変更されていた。カードの説明文に「リツセマオオクワガタとも呼ばれている」と記載されてはいる。こちらも登場時期の関係上、英語版には登場しない。

*39 5周年コレクションカードでは「ナミアゲハ」に訂正され、アダー完結編からはゲーム上でも「ナミアゲハ」表記に訂正された。

*40 学名が「カルコソマ キロン」に変更されたため「キロンオオカブト」の方が正確なのだが、知名度の関係か未だにこちらの方が使われやすい。もっとも、学名が振られたタオルでも「カルコソマ コーカサス」のまま(このタオルはカブトムシも「アロミリナ ディコトマ」のまま)だったが。なお、「百獣対戦アニマルカイザー」ではそれぞれ「カルコソマ キロン(和名はコーカサスオオカブトのまま。英語版でも「Caucasus beetle」表記。)」「トリュポクシルス ディコトムス」表記だった。

*41 ギラファノコギリクワガタの亜種ケイスケの(分類問わず黒いクワガタムシ全般で見られる)赤化個体を差す為、生物学上の分類にはない名称。

*42 ヘルクレスリッキーブルーは使用しなかった。

*43 もちろんアーケード版で究極必殺わざを使える虫に限られるが。

*44 例を挙げると、「必殺わざがパーの虫」は「かいふく」と「超必殺わざ・究極必殺わざ」を一度に使う事が出来ないという欠点があったが、わざカードが廃止された事によって「わざカードなしで超必殺わざ・究極必殺わざを使える」という仕様になり、一度に使えるようになった。

*45 じゃんけんマークが属性になっているわざで勝った時に効果が出る。

*46 ピアトニッキサウルスを除く。「フクイラプトル」は「ピアトニッキサウルス」より小さい。

*47 ショルダーネームも「カマラサウルス」が「雄々しき巨漢」、「アンぺロサウルス」が「難攻不落の巨躯」、「ティタノサウルス」が「隆盛の巨人」、わざカードの恐竜であるセイスモサウルスも「メガトンモンスター」など、体の大きさを表したものが多い。強さ1000のオピストコエリカウディアでさえ「草原の横綱」。

*48 「セントロサウルス」はカードにバトルタイプは記載されていない

*49 超必殺わざ以外が全く同じステータスの虫が該当。属は事実上タッグマッチ限定のステータスではあるが「同属の虫が登場しない」メリットはない。

*50 アダー完結編になってから同属の虫が登場した。また、性格なしのムシカードと「アカアシクワガタ」「パプアキンイロクワガタ」が登場しない「GCへの道」「GCへの道2」に限り強さ・必殺わざ・性格が同じ虫が登場しないため、劣化版になっていない。

*51 ムシカードでも前述の通りゲームに表記される名称さえ異なれば同時に使用できるので一応、「チャン・G」と組めばタッグ相性◎になる…が、同時期に「ジャンボ」もカード化された。「ムナコブクワガタ」と性格導入後の「コクワガタ」は「属・超必殺わざ・究極必殺わざ」以外が全く同じステータスの上、「コクワガタ」は「ゲーム機から排出されないムシカードの虫」とアダー完結編になってから登場した「ダイオウヒラタクワガタ」を除いても同属の虫が9種もいる。

*52 「フォルスターフタマタクワガタ」が登場しない「GCへの道2」に限り唯一無二のステータス。「GCへの道」は登場バージョンの関係上、登場しない

*53 同じステータスの虫が「マキシムスマルバネクワガタ」「パリーオオクワガタ」しかいないため、カブトムシ限定大会に限り唯一無二のステータス。また、「パリーオオクワガタ」に限り「アダーコレクションの有無」での差別化はされている。

*54 本作では三畳紀の恐竜は風属性の「リリエンステルヌス」「ゴジラサウルス」と秘属性の「エオラプトル」だけ。

*55 当時はディプロドクスとは別種と扱われていた。

*56 草属性に限り「リーフ(葉)」。もっとも、直訳しようものなら「アルティメットグラス」になり、かなり違和感のあるネーミングになってしまう。

*57 雷属性は通常系超わざが3種揃うのが最も遅かった。

*58 第6紀のカードとカード一覧の裏側にテレビアニメ化の告知があった。

*59 あいこでも力が抜ける。

*60 あいこやぶり使用時を除く。

*61 両方ともボタンを押さなかった場合は除く。また、タッグマッチではこの手段だと交代ができなくなるというデメリットがある。

*62 草属性は上記の「勝ち系特殊超わざ」「負け特殊超わざ」が登場するのが最も遅かった。そのためか、テレビアニメ第一期の最終回では「ネイチャーズブレッシング」を攻撃わざにしていた。

*63 恐竜カードの恐竜はカードに記載されている体長が約4mから約21mの恐竜が選出されている。

*64 ザンジャークのキャラクターカードを使い、対応した恐竜カードを使った場合を除く。

*65 しかもこれだと回答は「知ってる」「知らない」の2択。「どんな意味?」と表記するべきである。

*66 当時のコロコロイチバン!は2ヶ月に1回のペースで発行されていた。

*67 1コマだけティラノサウルスが登場。