京楽春水






「…良い子になろうとしなさんな
 貸しがあろうが 借りがあろうが
 戦争なんて始めた瞬間から どっちも悪だよ」



 身長:192cm
 体重:87kg
 誕生日:7月11日
 好きなもの:酒饅頭、酒、女
 嫌いなもの:抹茶、仕事、争い事

週刊少年ジャンプで連載されていた漫画『BLEACH』の登場人物。読みは「きょうらく しゅんすい」。
上流貴族「京楽家」の次男で、フルネームは京楽 次郎 総蔵佐 春水(きょうらく じろう さくらのすけ しゅんすい)だが、本項目では項目名の表記で記載する。
担当声優は 大塚明夫 氏。

登場時点で護廷十三隊の八番隊隊長で、後に劇中で護廷十三隊総隊長に就任するほどの実力者だが、
常に飄々として軽薄な振る舞いばかりで、酒と女が好きで仕事をサボり気味という、
隊長らしからぬ自由人である。
しかし総隊長である山本元柳斎に「誰よりも思慮深く真実を見通す力に長ける」と評されるほどの観察眼を備えている。
その評価通りいざという時になると冷静で的確な判断を見せ、外面に隠された素の性格はシビアなリアリストである事が分かる。
また、上記の台詞通り「貸しがあろうが借りがあろうが 戦争なんて始めた瞬間からどっちも悪」という自論を持ち、
茶渡泰虎と戦ったのように臨戦態勢になる前に戦う意義がないと警告することもあるが、
対峙した者は汲むべき事情があろうが、私怨や恩義があろうが感情に左右されずにビジネスライクに戦う。
一方で、千年血戦篇では黒崎一護が修練の末に下手すると現世に戻ってこれなくなる事態になった際は、
現世の一護の友人達に責められるのを承知で直にこの事実を伝え、彼らが尸魂界に入れるように取り計らうなど、
必要とあらば非常な決断も取れる一方で、必要が無ければ他者に犠牲を強いることは無く、
当事者だけでなくその関係者にも配慮できる人格者である。

上記の通り、敵対した相手にはそれがどんな立場であれ、殺意や迷いなど個人的な情に流される事が無い性格だが、
唯一の例外として綱彌代時灘だけは本気で嫌悪している。

戦闘能力

二代目総隊長に就任するだけあって、その戦闘能力は隊長の中でもトップクラス。
強大な戦闘能力を持つコヨーテ・スタークですら、2対多数の状況だったとはいえ、始解で倒せた程。
一方で、後述の能力があまりに特殊なためか、アニオリでは草冠宗次郎の初手不意打ちにより瀕死の重傷を負ったり、
星十字騎士団のロバート・アキュトロンの攻撃で右目を失ったり、
霊王宮での親衛隊のリジェ・バロの暴走態に追い詰められたりと、防戦に転じた際は敗北か劣勢の場面が多い。

  • 斬魄刀「花天狂骨(かてんきょうこつ)」
尸魂界でも希少な二刀一対の斬魄刀で、開放すると青龍刀のようになり、
風を竜巻のように放つ「不精独楽」などの技を使用できる。
しかし、この斬魄刀の真の力は、
「花天狂骨が発する霊圧領域に踏み入ったものは京楽を含め全て強制的に花天狂骨が提示する「遊び」のルールに従わせる」
ことにある。
遊びの内容によって変則的な攻撃・防御・回避が可能で、斬魄刀の中でも特に多彩な効力を持つが、
欠点として一度に発動できる遊びは1つで、さらに「遊び」の内容は花天狂骨が決めるため、
京楽自身ですらある程度の指向性は持たせられるものの完全には制御・関与できない。

+ 「遊び」詳細
  • 【嶄鬼(たかおに)】
「高い所へいった方が勝ち」というルールを課し、相手より高い所にいれば攻撃力が上がる。

  • 【影鬼(かげおに)】
「影を踏んだ方が勝ち」というルールを課し、影を踏んだ者は相手の影の中に潜んだり、
影から斬魄刀のみ突き立てて攻撃するなどの行動が可能。

  • 【艶鬼(いろおに)】
「相手と交互に色を口にし、その色の付いている場所を攻撃できる」というルールを課す。
攻撃力は自分の身体(衣服含む)にある指定した色の面積の広さに比例して上昇する。
また、指定以外の色の部分を攻撃してもダメージは入らない。
例えば自身が全裸の時に「肌色」と言って攻撃すれば、掠り傷程度の一撃でも致命傷となるが、
逆に同じ状態で「白」と言って白色の部分に攻撃した場合、致命傷になる一撃であっても掠り傷程度にしかならない。

  • 【だるまさんがころんだ】
「鬼が目隠ししてかけ声と共に振り返り、動いた人を捕まえる」ルールを課す。
鬼は参加者から必ず見える場所に居なければならず、発動中は鬼の放った霊圧での攻撃が必ず見えるようになる。
参加者は鬼に見られる前に鬼に触れば勝ちとなり、鬼の放った霊圧の軌道上を最短距離で移動できるようになる。
鬼は参加者が自身に触れる前に参加者を見付けることができれば勝ちとなる。

  • 【影送り】
影を強く見つめて別の場所へ残像を移す遊びをモデルにした能力。
相手に自身の影を見せることで、残像を残して瞬間的に移動する。
一瞬でも影の端を目にしてしまうと術中に陥り、遊びが続いている間は全て相手の影法師を見ることになる。
相手が強い霊圧を持っているほど残像も強く残り、より惑わしやすくなる。

  • 【指斬り】
指切りげんまんを元にした互いが嘘をつけなくなる尋問用の能力。
嘘を重ねる度に対象にペナルティが課され、一度目の嘘で指が動かなくなり、二度目の嘘で全身の骨が砕かれたように麻痺し、
三度目の嘘で針千本飲まされたような激痛が臓腑を襲う。
花天お花が京楽以外との指切りを嫌がるため滅多に使用できないらしい。

  • 【隠れんぼ(仮)】
対称を隠す能力。実は……?

詳しい能力が明かされていなかった時期のゲーム作品では、解号のイメージからか風を操る能力の斬魄刀として描写されていた。

  • 卍解「花天狂骨枯松心中(かてんきょうこつからまつしんじゅう)」
刀そのものには変化は無いが、能力の性質が激変して花天狂骨原案の心中劇を現実化する。
上記の始解の能力の強化版である、いわば「大人のごっこ遊び」である演劇を具象化する能力。
この技を使用すると、京楽は女に、敵は恋人の男性に見立てられ、
敵は「男と女は愛しあっていたが、男(相手)は女(京楽)に傷を負わせてしまい、その念から男も病気にかかってしまう。
その末に、二人は入水心中を選ぶが、男が怖じ気づいたため、女はその男の喉を切ってしまう」
という劇の筋書きを強制的にその身に反映させられて殺されてしまう。
欠点は京楽自身も劇の筋書きが反映されるため一歩間違うと自滅しかねない能力*1であることに加えて、
効果範囲内の対象は敵だろうが味方だろうが無差別に巻き込んでしまう点である。


MUGENにおける京楽春水

+ Mot Thanchanok氏製作
  • Mot Thanchanok氏製作
『黒衣ひらめく鎮魂歌』のドットを用いたキャラだが、仕様は通常の格ゲーと同様。
技も『黒衣』から一部変更されており、霊圧で押し潰す技や不精独楽・嶄鬼といった原作技が追加されている。
特に浮竹十四郎と共に繰り出す3ゲージ消費の「大風波万籟」は、『黒衣』同様即死級のダメージを叩き出す凄まじい大技。
DLは下記の動画から

+ Websta氏製作
  • Websta氏製作
現在は入手不可。
上記のもの以前(2011年)に存在していた、同じく『黒衣ひらめく鎮魂歌』ドットの京楽。
こちらは技構成がMot Thanchanok氏のものと似通っているが、全体的に火力が低くエフェクトが桃色、
霊圧攻撃の代わりに『黒衣』の花神嘆渦を搭載、瞬歩の代わりに影鬼による攻撃とワープを搭載、2ゲージ当身の艶鬼搭載、
不精独楽や1ゲージ技が空中で使用可能、ストライカーで浮竹を出せるなどかなりの違いがある。
追加技のモーションこそ同じだが記述もかなり違うため、Mot Thanchanok氏が1から再現したのかもしれない。

+ Vovan 99氏製作 『JUS』風ドット
  • Vovan 99氏製作 『JUS』風ドット
JUS』風ドットを用いたMUGEN1.0以降専用のちびキャラ
ちびキャラながらコンボ性能は高く、風を飛ばす攻撃など攻撃範囲の広い技も完備。
超必殺技ではチャドの霊圧が消えた時のような斬撃で相手を攻撃する技の他、卍解「花天狂骨枯松心中」がある。
AIもデフォルトで搭載されている。
DLは下記の動画から

出場大会

  • 「[大会] [京楽春水]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
例として、締めの喉切りは入水自殺から逃げた男への制裁であったため、相手が逃げなかった場合そのまま心中する可能性が高い。


最終更新:2024年03月29日 02:03