イエロースーパーメガフォースレンジャー


日本の『スーパー戦隊シリーズ』のリメイク作品であるアメリカの特撮番組『パワーレンジャー』シリーズの1つである、
『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』に登場するヒーロー。
変身者はジア・モランという少女。『海賊戦隊ゴーカイジャー』のゴーカイイエローを原典としている。
ちなみにパワレン関連の公式では『Super Megaforce Yellow Ranger』と呼称されているが、
日本で放送された字幕版では項目名の表記が使用されているため、本項目でもそれに従って記載する。

主な武器はスーパーメガセイバー(ゴーカイサーベル)とスーパーメガブラスター(ゴーカイガン)。
また、レジェンダリーモーファー(モバイレーツ)を用いて、歴代のパワーレンジャーの能力を使う事が可能。
固有ゾードはスーパーメガホイーラーゾード(ゴーカイトレーラー)。

スーパーメガフォースの戦士の中ではかなり出番に恵まれており、
格ゲー『Power Rangers Battle for the Grid』においてプレイアブルとして登場したり、
アプリゲーム『パワーレンジャー: レガシーウォーズ』の『ストリートファイター』コラボイベントの広告用の短編で登場し、
グリーンレンジャーリュウと共にベガと戦ったりしている。

+ 『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』について
ディズニーからサバンに版権が戻った『サムライ』においてパワーレンジャーは2シーズン制に変化したが、
その次回作で第20シーズン作品である本作は、第1シーズンが『天装戦隊ゴセイジャー』をベースにした『メガフォース』、
第2シーズンが『ゴーカイジャー』をベースにした『スーパーメガフォース』という、
ゾードン編以来となる変則的な形式を取っており、ゴーカイジャーの形態がゴセイジャーの形態の上位互換という設定になっている。
また原典では前日譚であったレジェンド大戦が、こちらでは最終決戦となっており、流用と新撮を混ぜたもので、
メガフォースの5人とシルバースーパーメガフォースレンジャー(ゴーカイシルバー)で参戦という形になっている。

また、敵の設定もゴセイジャーの敵であるモンス・ドレイクに相当するマルコー率いる部隊が、
『ゴーカイジャー』の宇宙帝国ザンギャックに相当する「ウォースター帝国」の先遣隊に過ぎないとされるなど、
『ゴセイジャー』が原典の敵は本隊が到着するまでの尖兵として扱われている。
唯一ヴラック(ブレドラン)だけは第2シーズンまで生き残っており、
皇帝の実子で兄のヴェッカー(ワルズ・ギル)より優れた能力を持ちながら、
年功序列が強いせいで次席に甘んじているという設定にされた。よくできた弟~!!!

第2シーズンは『ゴーカイジャー』ベースのためレジェンド回もあり、目を見張る展開がある一方で、
ヴラックを第2シーズンまで生かしておきながらザンギャック組と接触もさせず、ドラマ性を掘り下げないで退場させるなど、
原作映像の流用前提が原因と思われる雑な展開も見られており、アメリカでの評価は賛否両論だったという。
その雑っぷりの分かりやすい例として、『メガフォース』ではブラックだったジェイクは『スーパーメガフォース』では一人だけグリーンに色が変わり、
当然本人もツッコんだのだが「使えば分かる」と一蹴されて終わったり、
『メガフォース』でブルーのノアが頭脳担当だった(これは『ゴセイジャー』も同様)のだが、
『ゴーカイジャー』の頭脳担当はグリーンであるハカセだったため、
原典ならハカセが新兵器を開発するエピソードを、グリーンとイエローの精神が入れ替えられる話と統合し、
ジェイクとノアの精神が入れ替えられ、グリーンの姿のノアが開発する、というあまりにも力業の手段が取られている。
他にも『ゴセイジャー』の追加戦士であるゴセイナイト(ロボナイト)も生死不明で途中退場したのだが、
最終決戦にて、わざわざ新撮映像で説明も無く参戦しているという突っ込み所も。
ただ、レジェンダリーモード(ゴーカイチェンジ)に関して言えば日本同様に非常に人気が高く、グッズも多数作られている。

なお、流用の都合でダイレンジャーをはじめとしたパワレン化されていない戦士も多数登場したが、
それらは全て「地球外のパワーレンジャー」という設定になっている。
この内、パワーレンジャー・スーパーソニック(地球戦隊ファイブマン)はコミックで身の上や変身者が描かれている。

残念ながら日本において吹替はされていないがもし実現したらジア・モランはM・A・O女史*1になるとファンの間ではもっぱらの噂
字幕版がCSで放送された事がある。


MUGENにおけるイエロースーパーメガフォースレンジャー

chuchoryu氏の製作したコンプゲー用のキャラが存在。
キャラ単体も某所で公開されている。
スーパーメガセイバーを振り回しながら攻撃するためリーチは長く、
特に回転しながら切り込む突進技が強力。
超必殺技では連続ヒットする斬撃を放つ他、
メガゾードを呼び出し画面外からパンチさせる
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会

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*1
原典『ゴーカイジャー』のゴーカイイエローことルカ・ミルフィ役の市道真央女史は同作でアフレコ経験を積んだ事で声優業に興味を持ち、
アニメゲームアテレコ等声の出演においては「M・A・O」名義で活躍するようにもなり、
古巣たるニチアサにも『宇宙戦隊キュウレンジャー』や『仮面ライダーゼロワン』等で声優として出演している
(特に前者はVシネ作品にてルカとラプター283(キュウレンジャー)が共演した結果、
 一人で「ルカ・ミルフィ:市道真央」「ラプター283の声:M・A・O」と2つの名義がクレジットされるという異例の事態にもなっている
(一応『救急戦隊ゴーゴーファイブ』にて顔出し出演していた宮村優子女史が敵幹部の一人を声優としても担当した際、
 「闇村悠之介」の別名でクレジットされたという先例はある他、
 アニメでなら平田広明氏他と粗忽屋だとか、小西克幸氏と神永レオとかいった例はいくつかあるが。
 え、『ガンダム00』の「ナレーション:古谷徹」と「リボンズ・アルマーク:蒼月昇」?何の事かな?)。

なお、戦隊メンバーがアフレコ経験を生かして声優業に進出するケースはさほど珍しいものでもなく、
『ゴーカイジャー』の追加戦士であるゴーカイシルバー/伊狩鎧役の池田純矢氏も同様に声優業を行っている他、
当wikiに担当キャラがいる声優に限っても『電子戦隊デンジマン』のデンジグリーン/緑川達也役の内田直哉氏、
『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャブルー/サイゾウ役の土田大氏、
激走戦隊カーレンジャー』のレッドレーサー/陣内恭介役の岸祐二氏、
『電磁戦隊メガレンジャー』のメガブルー/並樹瞬役の松風雅也氏、
『特捜戦隊デカレンジャー』のデカイエロー/礼紋茉莉花(ジャスミン)役の木下あゆ美女史、
ならびにデカピンク/胡堂小梅(ウメコ)役の菊地美香女史、
『獣電戦隊キョウリュウジャー』のキョウリュウブルー/有働ノブハル役の金城大和氏等が挙げられる。
気のせいか男性はやけにブルーが多い。まあ池田氏が出演している『マジェスティックプリンス』も主人公はシンケンブルーだし。
あと金城氏のキャラに無言の腹パンをかましたのもゲキブルーである(その後残念ながら引退されてしまったが)

それと女性はやけにイエローが多い気がする。まあ前述の『キュウレンジャー』も敵の女幹部の一人はイエローバスターだし
これには作品の性質上、敵幹部や味方側の着ぐるみキャラを声優が演じる事でアフレコ現場等で交流が生まれやすい環境も理由としてあり、
実際に土田大氏は追加戦士枠のニンジャマン役の矢尾一樹氏に誘われて声優業に転身している他、
菊地美香女史も番外戦士枠のデカマスター/ドギー・クルーガー役の稲田徹氏の紹介で声優業に進出している。
また、上記のM・A・O女史とイエローバスター役の小宮有紗女史はそれぞれ別々のアイドル作品に出演した事もあり、
小宮女史が出演した『ラブライブ!サンシャイン!!』のスピンオフ作品『幻日のヨハネ』にて共演した際はネットが賑わった。
この他、戦隊メンバー以外でも、日髙のり子女史が声優転向前のアイドル時代に『バトルフィーバーJ』にてサポートメンバー役で顔出し出演していた事があり、
同作で長期的にアフレコに慣れた(当時はTVドラマも音声は別撮りするのが当たり前だったので、変身しない役でも普通にアフレコした)事で、
後にアニメ声優に抜擢された際にも大いに役立ち、その後の声優業にも貢献したとも言えるが、これは結構特例かもしれない。
他にも『超新星フラッシュマン』及び『超獣戦隊ライブマン』に出演した中田譲治氏や、『五星戦隊ダイレンジャー』に出演した西凜太朗氏のように、
戦隊で俳優として悪役を演じた後に声優に転向した人物もいる。

とはいえ、『パワーレンジャー』シリーズでは基本原典での演者を吹替声優として呼ぶ事はほぼ無いのであるが、
例外として『デカレンジャー』のパワレン版『S.P.D』に限っては『デカレンジャー』キャストがそのまま吹替を行っている。
また韓国オリジナルの『獣電戦隊キョウリュウジャーブレイブ』では金城氏が、ブレイブキョウリュウブラックの吹き替えを担当している。
おまけにデカグリーンの演者は次回作の『ミスティックフォース』(≒『マジレンジャー』)にも吹替声優として出演し、
EDトークにて『S.P.D』で演じたグリーンレンジャーの話をするというボケをかましている

ちなみに仮面ライダー等だと基本的に敵幹部も人間態持ち(あるいは間違いなく人間)のため顔出しで俳優が演じる事もあるのか、
戦隊シリーズのような声優業への進出はあまり見られない。
同じく当Wikiで例を挙げるにしても、小田井涼平氏、萩野崇氏、加藤和樹氏、村上幸平氏、戸谷公人氏、岩永洋昭氏、山本匠馬氏等と数える程度である。
いや結構いるじゃねえかと言われそうだが、この中で継続的に声優業ができているのはプリキュアや遊戯王シリーズに出た事もある山本氏ぐらいであり、
小田井氏は「ガノタだった縁で出演オファーが来た」という企画もの的な流れで、
その後スーパー銭湯等でドサ周りしていた事を思うと声優として成功していたとは言えない。
萩野氏や村上氏はアニメやゲームにおいて井上敏樹氏が脚本やシナリオを担当した際のよしみでの出演という形であり、
戸谷公人氏は父親が声優の戸谷公次氏であり、2022年まで父が在籍していた青二プロダクションに所属していたが、
声優らしい仕事といえば実写ドラマ作品の『聖☆おにいさん』にて電話の向こうで声だけの出演の他、
事務所の先輩であった緑川光氏と一緒にNHKEテレの高校講座に出演したぐらいである。
岩永氏も声優デビュー作がアニメ映画という所謂ゲスト声優に近い扱いながら、その後TVシリーズ放送時にも続投しているものの基本この役のみである
(一応この他にも『ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン』に出演している)。
ライダーに限定しなければてらそままさき氏とか、霞のジョー役の小山力也氏とかもいるが、
彼らはどちらかと言えば吹替分野で頭角を現してたので…(上述の内田氏等もどちらかと言えばその口)。
あと川岡大次郎氏も該当するのだが、出演作品がマイナーすぎて認識してもらえなさそうなんですよお禿様


最終更新:2024年04月28日 14:49