ガンビット


「あいにくだが、カードは持っていると燃やしてしまうもんでね」

+ 日本語吹替声優
安原義人
『X-MEN(1992年アニメ版)』(テレビ東京版)
ふくまつ進紗
『X-MEN(1992年アニメ版)』(トゥーン・ディズニー版)
加藤将之
『エボリューション』
平田広明
『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』

マーヴルコミック『X-MEN』に登場するX-MENのメンバーの1人。初出は1990年の『Uncanny X-Men #266』。

本名はレミー・ルボー。身長185cm。体重79kg。
どこぞのイケメンタメキャラとかモケーレムベンベモビルスーツの特殊兵装とは関係無い。
赤い瞳を持つフランス系移民のキザな女たらしの風来坊。
軽口をたたく性格と、たまにとる非協力的な態度から白い目で見られることもあるが、根はいい奴である。
日本ではアニメ、ゲームの出演で有名となり、その戦闘スタイルから一躍人気キャラクターとなった。

アメリカの暗部に巣食う盗賊シーフギルドの出身で、一時期義賊として彼と共に盗みを働いていたストームの復帰と共に、
一緒に付いていく形でメンバーに加入した。X-MENのメンバーのローグとは恋仲であるが、
過去に関与したミュータント虐殺事件のことを知られたりしてギクシャク気味
(彼は知らされずに道案内をしただけで、虐殺が始まると止めようとしてこいつに返り討ちに遭い、半殺しにされていたのだが)。
ちなみに、この時に唯一助けることができた少女がマロウである。
おまけに変装したマグニートーにそのことを他のメンバーにもばらされ、裁判で決まった私刑として上半身裸で南極に置き去りにされてしまった。
それでも自力で生還しX-MENのピンチに颯爽と駆け付けるものの、ローグの猛反対に遭いチーム復帰は叶わず…。
このように原作通して何故か非常に扱いが悪く、いつも肉体的にも精神的にも酷い目に遭って(たまに本当に死んで)ばかりいる。
流石に不憫に思われたのか、その後別次元に飛ばされて単独主役シリーズを持った後帰還し、
能力を失い魔人アポカリプスの四騎士の一員になったりしたものの離脱。
サイクロップスに追放されたプロフェッサーXと共に旅をする中でローグと再会、よりを戻しているなど微妙に扱いがよくなってきている。
…と思ったらまたローグはマグニートーに取られたりユートピアを出て行ったりと扱いが微妙になっている。

近年の彼の迷走の歴史を簡潔にまとめると、
ローグとぎくしゃくしたりよりを戻したり→失明→荒れてローグとぎくしゃく→予知能力っぽいものを見せる
→やっぱりなかったことになって目も見えるように→能力を失う→アポカリプスに改造されて黒くなる
→元に戻ってケーブルを襲う→そろそろ善人に戻ってきてX-MENを離れ去っていくローグについていこうとして拒否られる
→自分探しの旅を始めた教授の護衛→ローグと再会してよりを戻す→ローグと一緒についにX-MENに戻る
→実は今でも黒くなれることが判明したけどみんなには内緒
→若手メンバーがリンボ界(魔界っぽい所)へ行った際に年長者として付いていくも暗黒面にのまれ黒くなって迷惑をかける
→元に戻って帰還するも暗黒面が消えてない←今ここ
簡潔にまとめるとか言ったが、スマン、ありゃウソだった。とは言えこれでも随分まとめた方ではあるのだが。
頑張れレミー。製作側から嫌われてるだけでファン人気は高いぞ。
……現在キャプテンアメリカ等のライターを務めるブルベイカー先生に「なんでこいつ人気あんの?」とか言われてたりするが。

とはいえアメコミには珍しい「オサレな雰囲気の細身のイケメンキャラ」だけあって女性人気は抜群に高く、
同じく女性人気の高いウルヴァリンの娘X-23とセットで近年は登場することが多い。
日本人のアメコミアーティストのタケダ・サナ女氏はガンビットのファンなのだとか。

自らの体の中に破壊エネルギーを持っており、様々な物体に溜め込んで爆破することができる。
彼は主にトランプのカードを爆弾に変えて相手に投げ付ける戦法を得意とする。
…が、どうやらこの破壊エネルギーは物体の質量に比例するものらしく、
トランプはあまり適していないらしい。
小石に爆破エネルギーをこめて攻撃した際に、
「この方が威力があるのが悲しい所だ」などとも発言している。
また棒術の達人でもある。その腕前は、銃弾を棒で弾いて防御できるほど。

アニメではケリー上院議員暗殺の犯人として、
未来からきた戦士ビショップに命を狙われる(真犯人はガンビットに化けていたミスティーク)。
また別のアニメ『X-MEN:エボリューション』ではマグニートーの仲間となっている。

『アルティメット X-メン』では能力を手品のように見せて金を稼ぐ、
その日暮らしのような生活をしていた。

映画でも登場すると言われつつ、
結局名前と姿が一瞬だけ出ている程度の扱いという原作通りの不遇っぷりだったが、
ウルヴァリンの誕生を描いたスピンオフ作品になんと、メインキャラとして出演。
破壊エネルギーを篭めたカードの投擲や、棒術と破壊エネルギーを組み合わせた衝撃波など、
原作通りの能力を見せ、最後にいい所を持っていくも微妙に扱いが悪い
美味しい役回りとなっている。ファン必見。
るろうに剣心』の鵜堂刃衛の外見のモチーフである。
同作の四乃森蒼紫が着用しているコートは、ガンビットが着用していたコートがモチーフ
(一応、明言はされていないが)。
ちなみにアニメで蒼紫を演じた安原義人氏は、
それ以前にテレビ東京で放送されたアニメ版『X-MEN』でもガンビットを演じていたりする。


「バン!お前は死んだ」


格闘ゲームにおけるガンビット

X-MEN VS. STREET FIGHTER』で初登場。
カードを相手に投げ付ける「キネティックカード」「トリックカード」「ロイヤルフラッシュ」といった独特の戦闘スタイルもしっかり再現。
実は上記の「ロイヤルフラッシュ」の際に上に放り投げる棒にも攻撃判定が存在。担当者曰く「遊び心で入れてみた」とのこと。
また「ケイジャンストライク」などのお得意の棒術技も使える。
前方または後方の壁際に飛んだ後、巨大な爆風を起こす超必殺技「ケイジャンエクスプロージョン」も強力である。

ガンビットステージBGM

ちなみに『MARVEL VS. CAPCOM 2』では、通称「ケイジャンバグ」と呼ばれる致命的なバグが確認されている。
やり方は、「スナップバック(MVC2で全キャラが持つ強制交代技)」を相手に当てた後、すかさず「ケイジャンストライク」を出す。
するとガンビットが遥か上空に飛んでいったまま戻ってこなくなるのである。
こうなると相手はタイムアップまでどうにもできず、体力勝ちしている時にこのバグを成功させるとそこでガンビット側の勝利が確定する。
イメージ的には、相手を巻き込まないバグ昇竜と言った所か。
だてに北極から上半身裸で帰還してないぜモナミ。

残念ながら家庭用PS2版では修正されてしまっている模様…いや、別に残念でもないか。


MUGENにおけるガンビット

ニコMUGEN動画ではM Ken氏製作のマスターガンビットが最も有名だろう。

+ kamekaze氏製作
  • kamekaze氏製作
『MVC2』仕様。

+ kong氏製作
  • kong氏製作
デフォルトAIが搭載されている。
貞氏による外部AIが公開されているものの、最新版未対応。

+ Dick Buckus氏製作
  • Dick Buckus氏製作
斑鳩氏による外部AIが存在する。

+ M Ken氏製作 MASTA GAMBIT(マスターガンビット)
  • M Ken氏製作 MASTA GAMBIT(マスターガンビット)
『MVC』+アレンジ仕様。
参考動画

出場大会

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出演ストーリー

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最終更新:2023年04月30日 09:22