こどもの樹


午後の日A「いっそ今すぐにでも、巨大奇獣『こどもの樹』を送り込むか…?」
午後の日B「しかし、まずは上に確認を取らねばならんだろう……」
午後の日C「私も同じ意見です」

NHK製作の特撮ドラマ『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』に登場する奇獣。別名「巨大奇獣」。
第9話「なま身の自分に賭ける」に登場。

岡本太郎氏が1985年に製作した彫像「こどもの樹」*1をモチーフとしており、
白い樹状の体からカラフルな子供の顔が生えている。
第9話では実物同様の木のような姿をしていたが、各種ファンブック掲載のイラストや後述の映画版では、
二本足のオーソドックスな怪獣体型にアレンジされている。

「巨大奇獣」の名の通り、作中で確認されている奇獣達の中では最大級の巨体を誇る。
劇中では午後の日のタローマン打倒計画の一案としてホログラム映像で紹介されるが、
強力なため使用に許可が必要という理由から断念され、それ以降本編での出番は無かった。

その後、特番『帰ってくれ タローマン』で幻の劇場版という体の新作『奇獣大集合 タローマン大統領』にてようやく登場。
元の作品の造形とは違い着ぐるみで、飛び出している顔の一部は手足としての役割を持っている。
また、全身の顔それぞれに別々の意思があり(一応、てっぺんの赤い顔がまとめ役)尚且つ全ての顔から光線を発射することが出来る。
ナレーション曰く「べらぼうな数の顔を持つので1人で10人分の強さ」とのこと。
舞台となる「奇獣島」に迫る世界艦隊を撃退するために開催された奇獣島大統領選挙に立候補し、タローマンと共に最終選考に残った。
当初は全身の顔からの光線で普通に戦っていたが、まともな戦いより命懸けの遊びを優先したタローマンによって勝負はだるまさんがころんだ*2に突入。
次第に全身の顔の制御が取れなくなり、崖から落ちてしまい敗退した。
その後はタローマンの傘下に加わり、奇獣と何故か紛れ込んだガ・ダーン達の大行進にも参加している。


MUGENにおけるこどもの樹

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
作中の奇獣を網羅してしまい、行き詰まった、行き詰まってしまった氏にふうりん氏がスプライトを贈ったのだった。

当時は劇中で活躍が無かったため、午後の日同様に技はカーベィ氏のオリジナルである。
そして自力で一切動けない。ハイパーアーマーと長距離に届くビーム持ちのため戦えなくはないが、
その背の高さが仇となり、超必殺技以外では安置が存在するピーキーなキャラとなっている。
AIもデフォルトで搭載されている。

その後同じくふうりん氏とカーベィ氏によって『タローマン大統領』版のこどもの樹も公開された。
それに伴って上記のこどもの樹はデフォルトカラーが劇中同様にホログラム風の色合いに変更され、ファイル名も変更となった。
こちらは移動やジャンプが可能な一般キャラの仕様で作られている。
通常技攻撃のパンチや光線技の他、奇獣島にいた奇獣達をストライカーとして呼び出すことが可能。
超必殺技では自動で攻撃を行う太陽の塔をストライカーとして呼び出す。
こちらもAIがデフォルトで搭載されている。

出場大会

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*1
1985年に渋谷区に開館した児童館『こどもの城』のモニュメントとして設置された本作品。
2012年に設備改修のための予算が膨大という理由でこどもの城は閉館されたものの、都の方針で樹の解体は免れた。
その後、跡地に病院を移転する企画や複合施設としてのリニューアルなど、様々な跡地の利用策が提案されたもののいずれも断念され、
コロナ罹患者の隔離病棟として一時的に病床を利用して以降活用検討会が設置されるものの、劇中の午後の日達のように一向に方針がまとまっていない。

*2
ただし、音頭は「なんだこれは」。
この際の声は本編で使用された岡本太郎氏の肉声や奥本宏幸氏による声真似ではなく、エフェクトがかかったロボットのような声になっている。


最終更新:2023年09月08日 23:53