ウリンガ


特撮『ウルトラマンレオ』に登場する宇宙人。
29話「運命の再会!ダンとアンヌ」に登場。別名「超能力星人」。

URYYYウリー」という宇宙人の捨て子の真の姿。
理由は不明ながらウリーは生まれて間もなく地球に捨てられてしまったらしく、
ウルトラセブンことモロボシ・ダンと恋仲だった友里アンヌに似た女性に拾われて育てられていた。
普段は130cmの人間態「ウリー」として暮らしていたが、
本来60mの大きさの彼は無理をして小さくなっている窮屈さにやがて耐え切れなくなり、
次第に持て余した超能力で暴れるようになり、やがてダンと激しい念力合戦を繰り広げた末に、
ついに元の姿のウリンガと化して暴れ始めた。

人間態のままでもダンと互角の念力を行使できるが、本来の姿になるとさらに念力の出力は増す。
さらに体のトゲは取り外して武器として使える他、耳から放つ緑色の破壊光線や、
目から放つ無重力光線などの能力を持っている。
超能力こそ強力だがその反面精神年齢は子供のため戦闘技術は拙く、その強さは極度に超能力に依存しており、
格闘攻撃は軽々とレオに見切られていた他、レオを狙って放った無重力光線を背後に隠していたパラボラで反射されたり、
空中に投げ出されて上手く着地できずに倒れたりするなど、戦闘経験の浅さも目立ち、
何より、超能力を使用するには発動前に一瞬の精神統一が必要なため、隙の無い密度の高い戦いだと大規模な能力は使えなくなる。
また、精神統一のためのアンカリング(自己暗示)かどうかは不明だが、鼻を擦る癖がある。

超能力を駆使するウリンガに格闘戦主体のレオでは圧倒的に不利で、念力で石油コンビナートを投げるなどして翻弄するも、
レオにウリンガが超能力を発動させるのに精神統一が必要だと見抜かれて接近戦に持ち込まれるや否や、
超能力を使う隙を与えられずに一気に追い詰められ、暴れた理由を悟ったレオによりウルトラマントでウリーの姿に戻された。
その後ウリーはアンヌ似の育ての母親の地球人と共にレオによって、窮屈な思いをする事のない所で暮らせるように宇宙に運ばれて行った。

なお、ウリーの育ての母はアンヌと同じひし美ゆり子女史が演じているものの自身がアンヌである事を否定していたが、
一方で地球を去る際に涙目でダンを見つめるなど意味深な演出も見られており、
本当に他人の空似だったのか、何かしらの思惑があって他人の振りをしていたのかは視聴者の解釈に委ねられている
(ちなみにダンは再び地球防衛の任に付いた時に真っ先にアンヌに会おうとしていたが彼女の消息は不明だったと言う)。
『ULTRASEVEN X』では最終回でダンと再会しているけどな!
同回は『レオ』の「日本名作民話シリーズ」と呼ばれる作品群の1つで『狐のくれた子』を原作としているとのことだが、
実際には民話ではなく古典歌舞伎『葛の葉』と大映の時代劇映画『狐のくれた赤ん坊』を複合して作られたシナリオだと考察されている。

+ 考察?
公式が認めている訳ではないが、このウリンガこそが後のウルトラマンゼロではないかという噂がファンの間で実しやかに囁かれている。
銀河伝説』は『ウルトラマンメビウス』から少なくとも1万年は経過しており、ゼロは5900歳なので普通に考えれば別人と思われるのだが、
ウリーがよく行っていた鼻をこする仕草をゼロも癖としてよく見せていた他、
そもそも何故ゼロは当初自分がウルトラセブンの息子と知らなかったのかという謎も明かされていないなど不自然な点があり、
(ウルトラ一族的には比較的同年代に当たるウルトラマンタイガは普通に自分の家族を知っているためなお不自然)、
ウリンガが光の国に連れられて後天的にディファレーター光線でウルトラマンと化し、さらにアンヌが本当に育ての母親だったとすれば……?

とまあ、割と辻褄の合う描写が多いものの、ウリンガも他のウルトラ怪獣同様ベリュドラに取り込まれていたため考察の域は出ない。
ところがベリュドラはのべつまくなし吸収しまくっちゃった結果、
明らかにこいつが含まれているのはおかしいという怪獣を何匹も入れちゃってるので矛盾も結構あって……


MUGENにおけるウリンガ

カーベィ氏の製作したキャラが公開中。
ふうりん氏提供のスプライトを用いて作られており、動きは「OPTPiX SpriteStudio」で作られている。
ガード不可の「ふきとばし」や地上の相手にのみ当たる「念力」などの超能力技で戦う性能をしており、
超必殺技はいずれも1ゲージ消費で「電撃」「石油タンク」「必殺念力」の3つ。
AIもデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会

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最終更新:2024年04月03日 00:07
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