「我が名はファランクス
赤き魔物を倒した者である
無敵の魔物となった今 魔天を砕いて
人界にゆき 新たな魔界としよう」
カプコン制作のアクションゲーム『デモンズブレイゾン』の
ラスボス。
「紋章戦争」末期、天竜
ソムロとの戦いで傷ついた“
赤き魔物”を
背後からの不意打ち騙し討ちで破り、
大いなる力を秘めた紋章(ブレイゾン)の刻まれた
六つの魔石を奪い取って“白き王”を名乗った卑劣漢。
さらには、人界との境界である魔天を紋章の力で破壊して魔界と人界を繋げ(これによって
人界は死滅)、
二つの世界の王として君臨した。
その後、さらなる力を得るためにわざと“赤き魔物”を解放。
“赤き魔物”は魔石を取り戻すにつれて力を強めていき、遂にはファランクスを打ち倒すが……
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真EDルートネタバレ注意! |
「おめでとう。
これで貴様は私を倒したわけだ…。
抜け殻のな!!
ついに ついに手に入れたぞ。
究極にして万能の力『無の紋章』を!」
目論見通り六つの紋章を超える「 無の紋章」の力を得るも、最後には“赤き魔物”に敗れ去る
(ただしこれはあくまで真EDルートでのことであり、通常ルートでは「無の紋章」を得ることなくあっさり倒されてしまう)。
ちなみに上述の狡賢さは戦い方にも表れており、
第一段階では周囲を高い壁に鋭いトゲで囲った上でバウンドする弾で追い詰め、風圧で吸い込み&吹き飛ばして串刺しにしようとし、
第二段階では戦場をレッドアリーマーの苦手とする水で満たし体力と機動力を奪いつつ空中から爆撃・急襲したり、
最終形態では足場を破壊し、唯一の弱点となる顔を頻繁に腕で隠すなど、実際に戦ってみると猶更その性格の悪さが良く分かることであろう。
果てしなき闘争を続けるこの世界の魔物としては珍しく、王となってからは 秩序によって二つの世界を統治していた。
そのことが魔物達には窮屈だったらしく、真ED後の隠しルートではファランクスを倒した“赤き魔物”に喝采を送る者もいた。
「俺は前から『秩序』ってやつが嫌いでね。実はせいせいしてるのさ。魔物はやっぱり 好き勝手に自由に生きるのが一番さ!」
“白き王”の名前通り、本来は白い膚をした 翼竜のような姿の魔族である。
真ルートでは一度敗れた後、「無の紋章」の力を得て禍々しい 大蛇のような姿と化す。
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なお、真EDの後に表示されるパスワードを入力すると、レッドアリーマーも「無の紋章」を使うことができる。
ファランクスのように全く別の姿になるわけでない(むしろ外見はレジェンドアリーマーの色替えに過ぎない)が、他の変身の能力を全て使いこなせる。
容量や
ゲーム上の都合もあっただろうが、過去の自分を「
抜け殻」と称して新たな力を求めたファランクスと、
自身の培ってきた力を最大限に発揮するアリーマーとの対比とも取れる描写である。
「フハァ。これが『無』のパワーか。
今や全てのものがあまりにも小さく弱い。
もう貴様に用はない。消えよ!赤き魔物よ。」
MUGENにおけるファランクス
OMEGAPSYCHO氏による「無の紋章」モードのものが存在する。形式的には
ボーナスステージに相当する。
原作とは異なりファランクスの
弾を打ち返すゲームとなっており、
吐いてくる弾に打撃を当てれば跳ね返すことができ、それがファランクスに当たればダメージとなる。顔以外に当たってもダメージは通る。
その代わり、本体を直接攻撃すると技によっては効かなかったり反撃されたりすることも。
また、有効な攻撃でもダメージが一定化され、
トキの
スマイルビームで即死しない反面、
いっしょにとれーにんぐの
飛び道具など本来ノーダメージの攻撃でもダメージを与えられる
(とれーにんぐはNokoがあるため残念ながら勝つことはできないが)。
AI殺しな上に、
プレイヤー操作でもキャラによっては足場の一部が崩壊した落とし穴で即死する2ラウンド目が
無理ゲーと化すが、
ビックバイパーのように空を飛べるキャラだとむしろ楽勝の部類だったりする。
ただし、画面上部まで上がると即死ダメージのビームを撃ってくるため注意。
撃つまでに間があり(「DIE!」と叫んだら砲撃準備の合図)画面下部にいれば当たらないので、通常キャラで穴を越えるために2段ジャンプする分には問題ない。
ちなみに、スタート地点付近に留まっていると背後からトゲ付きの
壁が迫ってくるが、壁が消えてからスタート地点に戻ると……?
出場大会
出演ストーリー
プレイヤー操作
ファランクスは
赤き魔物と戦うことで
自らの力をよびさまし
無の紋章を手にいれたが
予想を超える赤き魔物の
力の前に敗れ去った
赤き魔物は再び
全ての紋章を集めたが
その力を使って
無敵となることを
赤き魔物は
のぞまなかった・・・
最終更新:2022年08月15日 18:32