トードマン





 長所:理科が得意
 短所:音痴
 好き:三段跳び
 嫌い:スネークマン

「オラが怒れば、雨を呼ぶケロ!」

CAPCOMのアクションゲーム『ロックマン4 新たなる野望!!』に登場する8大ボスの一体。
元々はコサック博士が水不足の農地に人工の雨を降らせるために開発した農作業ロボットだったが
Dr.ワイリーに改造され、人工の雨の代わりに酸性の雨を降らせる「レインフラッシュ」を使うようになった。
また「蛇に睨まれた蛙」という諺にちなんでか、スネークマンが大の苦手。

ロックマンシリーズ全体を見ても数少ない「回避不能の全体攻撃」を持つボスキャラクターである…が、
腰を降り始めてから発動するまでの動作が遅く、その隙にロックバスターでも撃ち込めば簡単にレインフラッシュ発動を中断する上、
それ以外攻撃らしい事をしない(一応接触ダメージはある)その行動パターンのため、満場一致で ロックマンシリーズ最弱ボス とされている。
どれくらい弱いかと言うと、ロックバスターを適当なタイミングで撃つだけ(移動もジャンプも不要)でノーダメージで勝ててしまう程。
これはトードマンの、
「こちらが何もしない場合、棒立ち→レインフラッシュの行動を繰り返す」
「レインフラッシュの腰振り中はロックマンが攻撃をしてもジャンプ攻撃をしてこない」
「攻撃発動前に攻撃が当たるとレインフラッシュを中断する」
という行動パターンを利用したものである。

では普通に攻略すればどうかと言うと、トードマンはロックマンの攻撃に反応してロックマンの位置に向かってジャンプしてくるので
適当にバスターを連射しながら左右に行ったり来たりを繰り返しているだけで倒せてしまうのである。 やはり最弱の座は揺るぎなかった。
弱点はドリルボム(『4』)・リングブーメラン(『ワールド4』)だが、上記の理由でバスターのみで十分倒せる。

ただし、性質上攻撃を絶やさないことが重要になるため、チャージショットで戦おうとするとチャージ完了までの時間が意外とシビアで、
レインフラッシュの発動を阻止できず食らってしまいやすいという罠もある。
「本作で初登場したチャージショットをボス戦で試したい」というプレイヤー心理を利用した、ちょっとした初見殺しである。
たとえ最弱ボスと呼ばれていてもただ弱いだけでは終わらないというロックマンボスとしての意地……かどうかは定かではないが、
ともかくチャージショットの試し撃ちは別のボスでやるのが無難だろう。

入手武器はレインフラッシュ。上記の通り画面全体に満遍なく攻撃でき、雑魚なら一撃で破壊可能。
また、メットールなどのガードをする敵にも貫通してダメージを与え破壊する事が出来る。その分燃費が非常に悪いが、性能から考えれば致し方ないだろう。
弱点ボスに使う以外にも、雑魚の一掃手段としてステージ攻略でその真価を発揮する。
発射から攻撃判定発生までにラグがあるが、無効とする敵がほぼ皆無かつ一撃で倒せる敵もそこそこ居る火力の高さが特徴。
更にもう1つの特徴として、持続時間が非常に長い点も挙げられる。
約1秒間雨が降り続け、その間ずっと攻撃し続けてくれるので、レインフラッシュを撃ちながら進軍する事で、敵が画面に映った瞬間撃破する事もできる。
『ロックマンワールド4』では性能が更に上がり、中ボス以上の敵には1度に2ヒットする他、
ファラオマンステージの流砂を止めたり、ナパームマンステージの炎のトラップを消火出来るようになった。
+ レインフラッシュ最
なんと『ロックマン4』ではレインフラッシュで ワイリーを消し去る事が可能
最終ステージの一つ前、ワイリーマシン4号を撃破し脱出するワイリーに対してレインフラッシュを使用すると、
バシュッと軽い音を立てて雑魚敵と同じエフェクトでワイリーが消滅する
ただし、それをやってしまうと ゲームが進行しなくなり、完全に詰みの状態になる (対処方法はリセットボタンを押すか電源を切る事のみ)。
ロボット三原則を破った代償は重かった…

そのあまりの弱さや攻撃の際に腰を振る独特の動きと前述の最凶説が相まってコアなファンに人気が高く、
かつては「トードマンファンクラブ」なるサイトも存在した。
ニコニコでもコアなファン達によって『ロックマン4』の8大ボスの中では動画が特に多く作られている。
苦手であるはずのスネークマンと共演したり、蛙繋がりで東方の蛙とコンビを組む事もあるようだ。

公式でも『ロックマンロックマン』のロールちゃんの追加コスチュームで、どことなくトードマンを思わせる蛙のレインコートが手に入るなどネタはそこそこ。
他にも『ロックマンワールド5』にトードマンにそっくりなカニ型ロボット「ビーナス」が登場する。

また、『ロックマンエグゼ』シリーズにも登場。こちらではずんぐり雨蛙ではなくレインコートを思わせるデザインとなっている。
代表的な攻撃は相手を追尾する音符を放つ「ショッキングメロディー」。
自身は水属性なのだが、この攻撃は相手をマヒさせる電気攻撃となっている。
『ロックマンエグゼ5 チームオブカーネル』では支援用ナビとしてリベレートミッションで使用可能。
「味方一人に5マス先までリベレートさせる力を与える」という一風変わった能力を持つが、前方向への突破力に乏しいカーネル軍では超貴重な戦力になる。
さらにこれはバリアや穴を超えても適用されるので、強引な荒業で最高難易度のリベレートミッションをわずか 4フェイズ で終わらせる事も出来る。
余談だが、トードマンより オペレーターの緑川ケロの方が人気がある

+ オラがもし…あいつと同じ立場なら…オラがもし…戦闘用として作られていたら…
有賀ヒトシ氏の漫画『ロックマンメガミックス』及び『ギガミックス』でも登場。
頭頂部の2つの目のような部分は前照灯と設定され、足回りは水田などの泥の上でも歩きやすくなっているなど、農業用ロボットらしくアレンジされている。
語尾に「~だべ」と付けるなど訛りがかった喋り方が特徴的で、設定画には麦わら帽子を被りながら農業に勤しむ姿も描かれている。
またゲーム版では不明だったレインフラッシュの出処も設定され、背中の両肩の付け根付近2か所に散布ポッドの射出口が追加されたが、
味方まで巻き添えにしかねなかったためか、『復活の死神』では全く使わなかった(後に『光る明日へ』での一斉攻撃シーンで雨だけど日の目を見た)。
『復活の死神』ではコサック博士を連れ去ったスカルマンを、ロックマンと他のコサックナンバーズと共に追う。
反乱を起こしたスカルマンの心情を一番に理解し、孤独を味わったスカルマンを察していた。
またコサック博士がさらわれたことを聞いた瞬間にショックで倒れるなど、仲間思い、親思いの性格が強調されている。


「いらねえって言われていたら…オラもああなっていたかもしれないだ…」

アメリカで放送されたアニメ『MEGAMAN』では外見こそ日本のものと大差無いが、
何故かデデデ大王に似た口があり、背中には小型のミサイルが収納されている。
余談だが、目が四つで肌が緑色で体系も似ていた事から『ドラゴンボール』のグルドと呼ばれた事もあった。


MUGENにおけるトードマン

やはり愛されキャラである故か多数製作されており、Laspacho氏による『MVC』風の手描きドット、
ファイアマン.EXEを製作しているNeontiger氏(原作準拠でmetaタイプとcopyタイプの2キャラが存在)、アフロン氏によるものが存在する。
ここでは主にアフロン氏のものについて解説する
参考動画(Laspacho氏製)

アフロン氏が製作したトードマンは氏曰く、
「触れた人間を一瞬で跡形もなく蒸発させる恐るべき兵器レインフラッシュを装備したトードマンがロックマン史上最弱ボスなわけがない」
と原作での屈辱を晴らすかの如くDr.アフロン氏らしい魔改造が施されている。

常時AI起動でプレイヤー操作は一切出来ない代わりに、
歴代『ロックマン』シリーズに登場した8大ボスの特殊武器と戦闘パターンをラーニングしている。
それはトードマンというより『3』のドクロボットの気がしないでもないが、気にするな!
なんとその数61体 (本人含む)。各ボスのモーションに対して足りないスプライトは全て手描きで追加されている。
元のトードマンの本体のスプライトの枚数が8枚なのに対して、
ダメージモーションを除いた本体のスプライトの総数が 433枚 と言えば、その凄さが分かってもらえるだろう。

ナンバリングタイトルのボスの他にも『ロックマンワールド5』に登場したスペースルーラーズに『ロックマンワールド2』のクイント
『ロックマンワールド1・3・4』『10』に登場したロックマンキラー、更に『7』のブルースや『9』のフェイクマンまでラーニングしている凝りっぷり。
頭から弱点武器のドリルを生やしたり、タップマンのようにクルクル回転する様子は見ているだけで和む事請け合い。
ただし、攻撃力の方も完全再現のため、油断していると 和んでる間に瞬殺される ので要注意。

その後の更新によって、相手の勝利が確定するラウンドでKOされるとティウンティウンする事無くその場を飛び去り、
「ワイリーマシーン10号」ならぬ「トードマシーン」に乗って再び襲い掛かるようになった。
マシーンの体力を減らし、第二形態を破壊すると「トードカプセル」に乗り込み最終決戦となる。
このカプセルを破壊しトードマンがジャンピング土下座を行う事によって、ようやくKO扱いとなるのである。
プレイヤー操作

出場大会

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プレイヤー操作

R-9cで色々と戦う動画(part49、アフロン氏製)
単発!良キャラ発掘絵巻(part119、アフロン氏製)
トードマン討伐 (アフロン氏製)


最終更新:2022年11月05日 08:12
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